日本語教師日誌

藤堂Máquina

文字の大きさ
60 / 85

6月18日

しおりを挟む
6月18日

今日の授業は三つ。
体験授業と現地授業、そしてレギュラーの授業の三つである。
体験授業はブラジル人の学生であり、文法や読解、漢字など満遍なくほしいと言っていた。
日本で勉強するのが目的なようでかなり気合の入っている学生である。
これから週に3回ほど授業を受けたいと言っていたため、いつから始まるかは分からないものの、始まれば忙しくなるかもしれない。
私の授業の多くはかなり緩いものなのだが、時折こう言った学生もいる。
「まじめ」と言ったら、他の学生がまじめじゃないみたいに聞こえるので、言葉を変えるが、要するに「堅い」学生である。
これだけ堅く勉強できるなら、学校にでも行けばいいと思うのだが、飽くまでオンラインで勉強しようとするのはなぜなのか私には分からない。
2コマ目は現地の学校で、今日は2時間のうちの70分ほどを漢字に使った。
前回までで、漢数字の一から七まで教えていたため、今日は八から十、百、千まで教えた。
本当は万と円まで教えるつもりだったのだが、時間がかかり過ぎたのと、学生の負担を考えてもう少しあとにすることにした。
そして次回はそこまで、漢数字のテストをすることを伝えた。
いつも大人しい学生なのだが、テストをすると伝えた時はみんな挙動が変わる。
文句を言わないものの、出題形式を聞いてきたり、苦い表情を見せたり、とても人間らしい動きを見せてくれるためオンラインで教えている教師としては嬉しい。
今日は残りの時間は聴解の練習に使ったのだが、思った以上に出来が良くて驚いた。
もう少しできないと思っていただけに見直したと言えよう。
根拠もなく、できないと決め付けていた訳ではなく、カタカナが中々読めなかったり、ひらがなも拗音や促音が入ると読めない部分があるため、早い学生たちではないと思っていたのだ。
しかし学生たちはいい意味で裏切ってくれたために、これも私にとっていいニュースであった。
この調子で漢字のテストの出来も良いと嬉しいのだが、そう期待し過ぎてもかわいそうである。
また、現在は平日に2コマ、土曜日に1コマと、計2クラスを担当しているのだが、学校側から新たにもう1クラス担当しないかと言われた。
収入の面から言うとありがたいことなのだが、状況が状況だけにいつまでここで仕事ができるか分からないことなどを伝えた。
学校としては長く滞在してほしいようで、できるだけの手伝いをしてくれるという条件で、私が7月からのクラスを担当することになった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく… なお、スピンオフもございます。

処理中です...