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5.
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ーナーナンー
「ナーナンさん」
ユウトが大したこともない話を聞かせるために甘えたような声を出すが
「いや、駄目だ」
絶対にだめだ
「なんでそんな頑なに?」
「変態の話は代償がある」
「代償?」
「ああ、余計な知識という代償が!」
過去、私はそのせいでしばらくは小さな男の子をまともに見れなかった。
「それはそうだが」
ユウトは私の言っていることは間違いではないと納得してくれた
「余計な知識…もしかして」
ルクディンが泡まみれで近付いてきた。何故そんなにモコモコになっているのだ?
「うわ~、羊さんみたいだね~」
アーノロウティがそう言って泡まみれのルクディンに抱きつき埋もれていく
「あっ、もっと泡立てますか?」
モコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコ
巨大な高さ2メートルの泡山が出来上がった。
「このぐらいでいいでしょう。で、先程の余計な知識とはエルフの神官戦士、ミルマの事ですか」
エルフの神官戦士ミルマ、正式名称がこれだが世間一般的には背徳神官のミルマ(まだいい方)とか小棒好き神官ミルマ(直接的)などと呼ばれたりもする
「ああ、酒場を横切ったときに絡まれた」
思い出すだけでも悪夢
「それだけの物をお持ちなら、彼女にとってはターゲットですからね」
ルクディンが私の胸を見ながら言う
「本人にないもので妬まれるとは」
「ない故に、でしょうね」
小さい身長(130cm)に小さい胸(ささやか?)でスレンダーな(イカッ腹ではない救い)体型だから自分にない
母性がありそうな程よい身長(自分より高ければいいらしい)に嫉妬し、母性を感じさせる胸(自分より大きければいい)をほしがり、抜群なスタイル(決して自分には出来ない括れ)に嫉妬の炎を燃やして絡み酒
「一回絡まれたら」
「ひたすら小さな男の子の良さを聞かされる」
「「そんな地獄を味わい」」
ルクディンと言葉が重なる
「「次の日からしばらく小さな男の子をまともに見れない呪いをもらう」」
二人して同じことを言えた。ならばルクディンは同じ被害者だな、握手ができた♪
「そんなひどい人物なのに神官なのか?」
ユウトが当然の疑問を聞いてくる
「それでも神官なんだ…」
「それでも神官なんです…」
ユウト、アーノロウティ、クルファとミルファよーく聞いて覚えておいてくれ
その前に頭を洗っておこう。この泡、髪大丈夫?
ダメ、そうか…じゃあ髪用のシャンプーを
「話は後で髪を洗うのか?」
「うん」
アーノロウティのおかげで寒くはないが、いつまでも裸でいるわけにはいかないだろう?
「アーノ椅子を」
「はい!」
アーノロウティが四つん這いになる。色々と見えるぞ?
それとユウトは多分椅子を用意してほしいのであって、椅子になってほしいわけでは…ないよな?
「違う、用意してほしいのであってなってほしいわけではない…座るけど」
座るのか…そうなのか、それで椅子はどうするのだ?
「ほいっと♪」
あっ土魔法で出すのか…汚れるがまた洗えば…何で真ん中部分空いている?
「これが椅子なんですか?」
クルファが疑問に思うのも分かる横から見ると凹の形だ
座り心地は土だし変な形でかなり悪そうだな
「アーノ……まあいいけど」
そう言ってユウトは上に、なんの素材かわからない板を乗せる
「板を乗せるならば、こんな変な形にしなくてもいいのでは?」
ユウトにそう聞くが「アーノの悪ノリだ」と返された
悪ノリ…椅子となってこれを出すのが悪ノリ…つまりこれは椅子だけど普通の椅子ではないと…考えるのはやめるか
「ナーナンさん、座ってくれ頭を洗わせてくれ」
「あ~」
ユウト、アーノロウティが足りないような声を出しているぞ、もっと座っていたらどうだ?
いいのか、そうか…
でだ椅子へどうぞ、としているがその板何なのだ?
「これはなんの素材だ?」
土の椅子から持ち上げる、軽いな
「プラだよ」
ぷら?あっもう少し観察を
ユウトに取られてもとに戻され再びさあどうぞと、わかったわかった。大人しく座るよ
…ザパー、ニュッ……ペチャシャカシャカシャカ
モコモコモコと泡立ちいいな♪
「痒いところあるか?」
いや、ないがそれより後ろからでも視線が突き刺さるな。好きなのはわかったから少し遠慮してくれ
ああ~、誰かに洗ってもらうのは意外と気持ちいいものなのだな
……ん?
なんだ、もう終わりか?
ザパー……ポタポタ
「ふー、なかなか気持ちよかったぞ、ありがとうな」
そう言ってクルファと交代、クルファもしっかり洗ってもらうと良い。その後ミルファな
順番に頭を洗っていき、ユウトはアーノロウティにお返しで洗ってあげていて私達(ルクディンも含め)体を洗っている最中途中で気配を感じたし、馬鹿なのか堂々とやってきた
「おうおう、美女がこんな所で体を洗ってますぜカシラ!」
「オッホ、いいねいいね。いらんのが混じってるが大小様々で美味しくいただけそうだ!」
「おいおい兄ちゃん、俺らもまぜてくんねぇか?」
はぁ、彼らは自信があって来たのだろうけど…相手が悪すぎる。相手の実力も分からないとか…ってユウトなんで敵に近づく?
「君たちも混ざりたいのか?」
ユウトがあそこにだけ泡をつけた状態で、賊に無警戒で近づき言った言葉に疑問を持つ
付き合いがまだそんなに無いとはいえ、賊に私達を売るような人物ではないと分かっているし、負ける要素は無いからだ。
ならば何故?
「「「……」」」
賊共もこの切り返しは予想してなかったのか辺りは一瞬静かになった
「おっ…おおう、混ぜてくれるならば嬉しいね!」
「はっ話のわかる兄ちゃんじゃねえか」
「おおお、たまらねえ早くやりたいぜ!」
「グヘヘヘへ!」
「楽しみだ!」
ガヤガヤと騒がしくなる、う~ん何か隠れていたっぽい連中も出てきて全部で8人もいた。ユウトもこれ以上いないとわかったのか、静かにするようになだめた
「それじゃあ……」
「「「「「「「「…ゴクリ」」」」」」」」
「テメエら!」
「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」
「ケツを出せ!」
「「「「「「「「は?」」」」」」」」
「俺が楽しませてやる!」
ふふふ、そういうことか。まったく頭が悪いというかズレているというかなんというか…ユウトを理解するにはまだまだ時間がかかりそうだ
「ふっふざけんじゃねえ!」
「カッカシラ、こいつのあそこの泡、先程よりも盛り上がってます!」
「どっちもいける変態だと!?」
おっと!?
いやいやそんな?
「なんだ、俺が楽しむところに混ざりたいんだろう?」
ユウトがヤレヤレと、両手の平を上に横に肩まで上げて首を横に振る。
何だろう、すごく相手を馬鹿にしているように思える
「ちげーよ馬鹿!」
「そっちの姉ちゃん達と楽しみてえんだよ!」
「俺は小さい子にパパと呼んでほしい」
「俺はそっちでも」
……変態がいるぞ!
「今なら泡付きで簡単にイン出来るんだが?」
ユウト……本気か?
「もういい、やっちまうぞ!」
「「「「「「……………」」」」」」
「ん?どうした。お前ら」
……本当にいつの間に、アーノロウティが賊の首を斬り落としていた。
「ナーナンさん」
ユウトが大したこともない話を聞かせるために甘えたような声を出すが
「いや、駄目だ」
絶対にだめだ
「なんでそんな頑なに?」
「変態の話は代償がある」
「代償?」
「ああ、余計な知識という代償が!」
過去、私はそのせいでしばらくは小さな男の子をまともに見れなかった。
「それはそうだが」
ユウトは私の言っていることは間違いではないと納得してくれた
「余計な知識…もしかして」
ルクディンが泡まみれで近付いてきた。何故そんなにモコモコになっているのだ?
「うわ~、羊さんみたいだね~」
アーノロウティがそう言って泡まみれのルクディンに抱きつき埋もれていく
「あっ、もっと泡立てますか?」
モコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコ
巨大な高さ2メートルの泡山が出来上がった。
「このぐらいでいいでしょう。で、先程の余計な知識とはエルフの神官戦士、ミルマの事ですか」
エルフの神官戦士ミルマ、正式名称がこれだが世間一般的には背徳神官のミルマ(まだいい方)とか小棒好き神官ミルマ(直接的)などと呼ばれたりもする
「ああ、酒場を横切ったときに絡まれた」
思い出すだけでも悪夢
「それだけの物をお持ちなら、彼女にとってはターゲットですからね」
ルクディンが私の胸を見ながら言う
「本人にないもので妬まれるとは」
「ない故に、でしょうね」
小さい身長(130cm)に小さい胸(ささやか?)でスレンダーな(イカッ腹ではない救い)体型だから自分にない
母性がありそうな程よい身長(自分より高ければいいらしい)に嫉妬し、母性を感じさせる胸(自分より大きければいい)をほしがり、抜群なスタイル(決して自分には出来ない括れ)に嫉妬の炎を燃やして絡み酒
「一回絡まれたら」
「ひたすら小さな男の子の良さを聞かされる」
「「そんな地獄を味わい」」
ルクディンと言葉が重なる
「「次の日からしばらく小さな男の子をまともに見れない呪いをもらう」」
二人して同じことを言えた。ならばルクディンは同じ被害者だな、握手ができた♪
「そんなひどい人物なのに神官なのか?」
ユウトが当然の疑問を聞いてくる
「それでも神官なんだ…」
「それでも神官なんです…」
ユウト、アーノロウティ、クルファとミルファよーく聞いて覚えておいてくれ
その前に頭を洗っておこう。この泡、髪大丈夫?
ダメ、そうか…じゃあ髪用のシャンプーを
「話は後で髪を洗うのか?」
「うん」
アーノロウティのおかげで寒くはないが、いつまでも裸でいるわけにはいかないだろう?
「アーノ椅子を」
「はい!」
アーノロウティが四つん這いになる。色々と見えるぞ?
それとユウトは多分椅子を用意してほしいのであって、椅子になってほしいわけでは…ないよな?
「違う、用意してほしいのであってなってほしいわけではない…座るけど」
座るのか…そうなのか、それで椅子はどうするのだ?
「ほいっと♪」
あっ土魔法で出すのか…汚れるがまた洗えば…何で真ん中部分空いている?
「これが椅子なんですか?」
クルファが疑問に思うのも分かる横から見ると凹の形だ
座り心地は土だし変な形でかなり悪そうだな
「アーノ……まあいいけど」
そう言ってユウトは上に、なんの素材かわからない板を乗せる
「板を乗せるならば、こんな変な形にしなくてもいいのでは?」
ユウトにそう聞くが「アーノの悪ノリだ」と返された
悪ノリ…椅子となってこれを出すのが悪ノリ…つまりこれは椅子だけど普通の椅子ではないと…考えるのはやめるか
「ナーナンさん、座ってくれ頭を洗わせてくれ」
「あ~」
ユウト、アーノロウティが足りないような声を出しているぞ、もっと座っていたらどうだ?
いいのか、そうか…
でだ椅子へどうぞ、としているがその板何なのだ?
「これはなんの素材だ?」
土の椅子から持ち上げる、軽いな
「プラだよ」
ぷら?あっもう少し観察を
ユウトに取られてもとに戻され再びさあどうぞと、わかったわかった。大人しく座るよ
…ザパー、ニュッ……ペチャシャカシャカシャカ
モコモコモコと泡立ちいいな♪
「痒いところあるか?」
いや、ないがそれより後ろからでも視線が突き刺さるな。好きなのはわかったから少し遠慮してくれ
ああ~、誰かに洗ってもらうのは意外と気持ちいいものなのだな
……ん?
なんだ、もう終わりか?
ザパー……ポタポタ
「ふー、なかなか気持ちよかったぞ、ありがとうな」
そう言ってクルファと交代、クルファもしっかり洗ってもらうと良い。その後ミルファな
順番に頭を洗っていき、ユウトはアーノロウティにお返しで洗ってあげていて私達(ルクディンも含め)体を洗っている最中途中で気配を感じたし、馬鹿なのか堂々とやってきた
「おうおう、美女がこんな所で体を洗ってますぜカシラ!」
「オッホ、いいねいいね。いらんのが混じってるが大小様々で美味しくいただけそうだ!」
「おいおい兄ちゃん、俺らもまぜてくんねぇか?」
はぁ、彼らは自信があって来たのだろうけど…相手が悪すぎる。相手の実力も分からないとか…ってユウトなんで敵に近づく?
「君たちも混ざりたいのか?」
ユウトがあそこにだけ泡をつけた状態で、賊に無警戒で近づき言った言葉に疑問を持つ
付き合いがまだそんなに無いとはいえ、賊に私達を売るような人物ではないと分かっているし、負ける要素は無いからだ。
ならば何故?
「「「……」」」
賊共もこの切り返しは予想してなかったのか辺りは一瞬静かになった
「おっ…おおう、混ぜてくれるならば嬉しいね!」
「はっ話のわかる兄ちゃんじゃねえか」
「おおお、たまらねえ早くやりたいぜ!」
「グヘヘヘへ!」
「楽しみだ!」
ガヤガヤと騒がしくなる、う~ん何か隠れていたっぽい連中も出てきて全部で8人もいた。ユウトもこれ以上いないとわかったのか、静かにするようになだめた
「それじゃあ……」
「「「「「「「「…ゴクリ」」」」」」」」
「テメエら!」
「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」
「ケツを出せ!」
「「「「「「「「は?」」」」」」」」
「俺が楽しませてやる!」
ふふふ、そういうことか。まったく頭が悪いというかズレているというかなんというか…ユウトを理解するにはまだまだ時間がかかりそうだ
「ふっふざけんじゃねえ!」
「カッカシラ、こいつのあそこの泡、先程よりも盛り上がってます!」
「どっちもいける変態だと!?」
おっと!?
いやいやそんな?
「なんだ、俺が楽しむところに混ざりたいんだろう?」
ユウトがヤレヤレと、両手の平を上に横に肩まで上げて首を横に振る。
何だろう、すごく相手を馬鹿にしているように思える
「ちげーよ馬鹿!」
「そっちの姉ちゃん達と楽しみてえんだよ!」
「俺は小さい子にパパと呼んでほしい」
「俺はそっちでも」
……変態がいるぞ!
「今なら泡付きで簡単にイン出来るんだが?」
ユウト……本気か?
「もういい、やっちまうぞ!」
「「「「「「……………」」」」」」
「ん?どうした。お前ら」
……本当にいつの間に、アーノロウティが賊の首を斬り落としていた。
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