【完結】俺の教育係は、甘くて意地悪なエリート【α】――未熟御曹司【Ω】の恋レッスン

砂原紗藍

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【第三章】本能と理性の狭間

3.本能が名前を呼ぶ夜 ※R-18

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冬馬の胸に顔を埋めると、鼓動の音が近くで響く。

「……律、俺はαだ。止まれなくなる」

冬馬の声が、必死に理性を保とうとしているのがわかる。

「……いい、から……」
「っ、……律」

顔を上げた瞬間、唇がすぐに塞がれた。
最初は軽く触れるだけのキスだったけど、すぐに息を奪うくらい深くなった。

「ん……っ」

舌が入ってきて逃げられない。
息をつく暇もなく、冬馬がまた唇を重ねる。

手が背中をなぞって、腰に触れた瞬間――身体が思わず反応した。

「……っ」 
「律……敏感すぎる……」

冬馬が、耳元で掠れた声で囁く。

「ヒートだから……」
「わかってる。だから余計に……抑えるの、きつい」

顔を逸らそうとしたのに、そっと顎を持ち上げられてしまった。

「律。こっち向いて」
「……見なくていい……」
「見たい。お前が……今どんな顔してるのか」

真剣な顔で言われて、もう何も言えなかった。

「律のフェロモン、律の全部が……俺のαを刺激してる」

冬馬の瞳が、完全にαの色に染まっている。

「冬馬……」
「ん」
「俺……初めてで……」

恥ずかしいのに。でも、隠せない。

「……冬馬がいい」

自分でも何を言っているのかわからない。
でも、もっと冬馬を感じたい。

「そんなこと言われたら……俺だって平気じゃいられない」

冬馬の声が低くなって、触れている手に力が入ったのがわかった。

「律……」
「冬馬……」

お互いの名前を呼び合って。
冬馬が、優しく俺の身体に触れてくる。

「……もう、止まれない。ごめん」

そう言うと、冬馬は体中を触ったり、胸に口づけを落としてきた。

「んっ……ああっ……」

声が、勝手に出る。
いつもなら絶対に出さないような声。

「冬馬……っ、やだ……こんな、声……」
「いい。律の、全部を知りたい」

冬馬が俺の唇を奪う。深くて、激しいキス。
息ができない。でも、離したくない。

「はぁ……はぁ……」
「律……」

冬馬の指が、丁寧に俺の体を開いていく。

「……あっ……」
「痛いか」
「……っ、少し」
「ごめん。でも、すぐ……気持ちよくなるから」

冬馬が優しく囁く。
その言葉通り、徐々に痛みが引いていく。
代わりに、快感が強くなっていく。

「あ……っ、冬馬……」

頭が、真っ白になる。

「もっと……」

思わず、自分からそんなことを言ってしまう。
冬馬の瞳がさらに色濃くなって、体ごと覆いかぶさってきた。

「律……痛かったら、すぐ言えよ」
「……わかってる」

信頼はしてる。でも、ちょっと怖い。
冬馬の手が俺の体を優しく撫でて、腰を掴む。

「っ……あぁっ」

体が、繋がる。 
深くて甘い快感に、思わず声が出てしまう。

「……律、大丈夫か?」

冬馬が、心配そうに俺の顔を覗き込む。

「……っ、だい、じょうぶ……」
「嘘つくな。顔、泣きそうだ」
「泣いて、ない……」
「……ごめん。動くぞ」

冬馬が、ゆっくりと動き始める。
呼吸も痛みも、全部彼に溶かされていく。

「んっ……あ、ああっ……」

冬馬の動きが徐々に速くなり、快感が波のように押し寄せる。

「あっ……! 冬馬……っ、待って……!」
「待てない。律が……可愛すぎて」

冬馬は、優しく俺の唇を封じるように口を重ねた。

「……んっ……」

キスをしながら、冬馬が動く。
身体が熱い。でも、それは苦しい熱さじゃない。
冬馬と繋がっている、温かさ。

「冬馬……冬馬……っ」
「……律……」

頭の中が真っ白で、何も考えられない。
全身に広がっていく快感に、息が震える。

ただ、この腕の中でなら、何も怖くなかった。
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