【完結】俺の教育係は、甘くて意地悪なエリート【α】――未熟御曹司【Ω】の恋レッスン

砂原紗藍

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【第四章】つがいの契約

2.契約の儀式 ※R-18

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冬馬の瞳が、完全にαの色に染まっている。

「いいか?」

頷くと、冬馬は俺の服を丁寧に脱がせ始める。

ちょっと怖い……けど、逃げたいわけじゃない。

冬馬の手のひらがゆっくりと胸元をなぞる。
優しいのにどこか焦った感じで、身体がびくっと震えた。

「あ……っ」
「律、気持ちいいか?」
「……っ、聞くなって」
「でも、知りたい」

冬馬の手が、さらに深く触れてくる。

「んっ……ああっ……」

声が止まらない。

顔を背けると、冬馬の指が俺の身体を開いていく。

「っ……」
「力抜いて」
「……わかってる」

深く息を吸うと、冬馬の指が中を探るようにゆっくりと動き出す。

「んっ……ああっ……」
「律、可愛い声」
「出してない……っ」
「嘘。めちゃくちゃ出てる」

冬馬が少し意地悪そうに笑う。

「冬馬……っ、もう……」
「もう?」
「……いい、から」
「律……本当に、いいんだな?」

しっかり頷くと、冬馬は俺の額に優しくキスを落とした。
そしてそのまま身体を重ねてきて、繋がる。

「ああっ……!」
「っ……律、大丈夫か」

冬馬がすぐに顔を覗き込む。

「……平気」
「嘘つくな。顔、歪んでるぞ」
「……ちょっと痛いだけ」
「すぐ、慣れるから」

冬馬はそのまま動かず、じっと俺の身体が馴染むのを待ってくれる。
痛みがゆっくりと薄れ、熱に変わり始める。

「……動いて、いい」
「わかった」

冬馬がゆっくりと腰を動かし始める。

「冬馬……身体……熱い」
「それ、気持ちいいってことだ」

冬馬が穏やかに笑う。

「律……もっと、気持ちよくしてやる」

動きが少しずつ深く速くなり、身体の奥に甘い衝撃が走る。

「あっ……! 冬馬……っ……」
「ここがいいのか?」
「っ……! そこ、だめ……!」
「だめじゃない。すごい反応してる」

同じ場所を狙うように、冬馬が意地悪く突く。

「ああっ……やっ……」
「律、可愛い」

そう言いながら冬馬がキスをしてきて、唇を塞がれたまま動かれる。

「んんっ……あ、ああっ……」

頭の中が真っ白で、もう何も考えられない。

「冬馬っ……冬馬……!」
「……律……」

お互いの名前を呼び合う。

「律……もう、限界だ……」

冬馬の声が震える。冬馬の動きがさらに激しくなる。

「……っ、俺も……」
「一緒に……いくぞ」
「冬馬……ああっ……」

弾けた瞬間、世界が白く霞んだ。
身体が震え、冬馬にしがみついていた。

「はぁ……はぁ……」

冬馬が抱きしめて、背中を優しく撫でる。

「律……好きだ」
「……俺も」

小さく答えると、冬馬が嬉しそうに笑った。

「……律、印を刻むぞ」

首筋に冬馬の息がかかり、自然に身が強張る。

「……っ」
「力を抜け」

優しく囁かれ、深呼吸して力を抜く。
その瞬間――

「っ……!」

鋭い痛みが走り、冬馬の歯が首筋に食い込んだ。
痛みはすぐに熱へと変わり、身体に広がっていく。

「っ……冬馬」

名前を呼ぶと、冬馬がゆっくりと離れる。

「……っ」
「律、大丈夫か?」
「……平気」

でも指先は震えている。
首を触ると、少し血が滲んでいた。

「冬馬の……印」
「ああ。これで、お前は完全に俺のものだな」

冬馬が満足そうに笑うから、顔が熱くなる。

「律、愛してる」

真剣な目で言われ、胸がいっぱいになる。

「……俺も」

小さく答えると、冬馬がキスをする。
深くて、優しいキス。

「ん……」

冬馬と正式につがいになった実感が、じわじわ込み上げてくる。

しばらく抱き合ったまま、微かな汗がひんやり肌に残る。

「首、痛いだろ」
「……ちょっと」
「すぐ治る。数日で痕も薄くなるから。でも、完全には消えない。それが、つがいの証だ」
「……そう」
「律、今はどんな気分だ?」

――身体が、軽い。心も穏やかだ。

「冬馬のこと、前よりもっと……」

言いかけて、止まる。

「もっと?」
「……何でもない」
「嘘つくな。もっと、何だ?」

冬馬が口元を緩めて覗き込む。

「……好きになった」

小さく答えると、冬馬の表情が柔らかくなった。

「俺もだ」

ぎゅっと抱きしめられ、痛いほどなのに嫌じゃない。

「律、お前を離したくない。誰にも渡したくない」
「……っ、冬馬」
「ん?」
「……ずっと、そばにいて」
「ああ。そばにいる」

冬馬が髪を撫でる。
その手つきが心地よくて、まぶたが重くなる。

……このまま、眠ってしまいそう。​​​​​​​​​​​​​​​​

「おやすみ、律」
「……おやすみ」

これから始まる、つがいとしての生活。
不安もあるけれど、冬馬と一緒なら、大丈夫。
そう信じて、深い眠りについた。
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