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23 信頼されたい
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ローゼリアからの手紙を何度も読み返しているうちに朝食の時間となってしまい、ヘンリックは部屋で朝食を摂ってから執務室へと向かった。
いつもなら早い時間から執務室にいるヘンリックだったが、今日は定時に出仕をしたのでほとんどの者が既に席に着いて仕事に取りかかっていた。
「義兄上はどうした?」
普段はヘンリックよりも早い時間に出仕し、仕事を始めているはずのエーヴェルトが今日は執務室にいなかった。
「フォレスター様は妃殿下の執務室にいらっしゃいます。夜会の準備の件で問題があったようで、昨夜からあちらに詰めていらっしゃるそうです」
夜会の準備については王太子妃であるローゼリアの主導で進めていた。兄妹であっても担当が違うのだからエーヴェルトがあちらの執務室に詰めているというのはおかしな話であった。昨夜からというのは緊急性を要する問題が起きてしまったのだろうか?
「様子を見てくる」
そう言ってヘンリックは自分の執務室を出て、三部屋隣にあるローゼリアの執務室へ向かう。
王太子妃の執務室に入室しようとしてドアの前まで来ると、向こうからドアが開いて部屋の中から文官服を来た者と鉢合わせをした。急いでいる様子の彼は、ヘンリックの顔を見ると慌てて頭を下げる。
「おっ、王太子殿下、申し訳ありませんっ」
「あ、ああ」
文官はヘンリックに咎める様子が無い事を認めると、慌てたように足早に何処かへ去って行ってしまった。
ローゼリアの執務室に入ってまず目に入ってきたのが、一番奥の窓際に置かれた大きな机を使っているローゼリアの姿で、彼女は机一杯に書類を広げて何か計算をしているようだった。
他に部屋にいるのは、それぞれの席について書類を見ている文官が二人と、応接セットのソファに座って書類の確認をしているエーヴェルトだった。
エーヴェルトの服は昨日のままで、いつもは整えられている髪も乱れ気味になっている。普段は余裕の表情を浮かべて落ち着き払っている彼にしては珍しい様子で、頭をポリポリと掻きながら舌打ちをしたのだった。
「……まずいな、ロゼ。大広間のすぐそばの化粧室と不浄、休憩室周りの警備がやけに手薄だ。何か仕掛けられているかもしれないから、当日は大広間からは極力出るな。社交は父上に任せて僕も途中から警備の応援に回る」
「承知しました。フォレスターの騎士団の中には男爵や子爵の令息がいますから、密かに彼らを警備に回して頂いてもよろしいかしら?」
「そうだな、ロゼから父上にその旨を認めた手紙を至急送って欲しい。それと彼らは招待客として紛れ込ませたいから、急だが招待状も同封してくれ」
そう言われたローゼリアは紙に何かをサラサラと何かを書いていくと、それを一人の文官に向かって見せる。
「レイフ、フォレスター公爵への手紙と招待状の手配をお願いしてもよろしいかしら? 招待状はこちらの者たちの名前でお願い」
「はい、承知致しました」
ローゼリアに声を掛けられた文官は立ち上がり、ローゼリアから書類を受け取る。
いつもよりも早口で喋るローゼリアの様子からも、何かが起きている事がヘンリックにも分かった。
ヘンリックをちらりと見たローゼリアが手を止めて書類を机の上に置く。
「一度休憩にしましょう。……申し訳ございませんわね殿下、このような状況ですので何もお構いできませんわ」
ちらりとヘンリックを見たローゼリアは、そう言いながらもベルを鳴らして侍女を呼び、お茶を用意するようにと指示をした。
「いや、義兄上がこちらだと聞いたので様子を見に来た。何か問題があったのか?」
ヘンリックの問いにエーヴェルトは書類を見たままの姿勢で答える。
「昨晩、担当の者が調理場にて夜会で使う食材の確認をしたところ、何者かが発注を変えたらしい事が分かりました。なので夜会で使う全ての物品の確認をこちらでしているのですが、いくつかの物品の発注内容が変えられていました。今は警備の見直しをしようと、こちらにある警備の計画書の原本と、騎士団に渡した写しを見比べていましたら騎士団にある方の人員配置が書き替えられていました。予定よりも少ない人数で進められていたようです。今から王宮騎士の増員は難しいので、フォレスターで何とかします。食材の発注はただ今王都に人行かせて直接確保する予定です。人を何人も介して起きた事なので、今回は王太子妃の執務室の者たちで直接発注をし直しているところです。犯人探しにつきましては夜会が終わりましたら進めます」
「私の執務室からも人をやった方がいいか?」
「いいえ、少人数で動きたいので、私がこちらに詰める事をお許しいただければ充分です。王家への陳情書もまた溜まってきていますし、殿下はそちらの処理をお願い致します」
その時ドアが開いて、先ほどヘンリックがすれ違った者とは違う文官が現れた。
「妃殿下っ、市場にて食材の確保が全て出来ました!」
文官の言葉にエーヴェルトが声を上げる。
「よし、よくやった! 残りは花と酒が何とかなれば大丈夫だな。酒にアテはあるが花が無ければあの中庭のバラを使うか? そういえば用意する食器類も準備が出来ているかはまだ見ていなかったな。戻って来たばかりで悪いが食器類の確認してもらえるか?」
「はいっ」
エーヴェルトに指示で、食材を確保した文官は再び執務室から出て行った。
ふう、と一息ついてエーヴェルトはソファの背もたれに寄り掛かかった。
「これで何とかなりそうだな。……このような細かな嫌がらせをよくも思い付くな。よほどロゼに失敗をさせたいらしい。僕も直接備品類の確認をしたが、置き場が点在していて移動にかなりの時間を取られた。ロゼ、次からは事前にどこかに纏めて置いておいた方がいいだろう。それと昨夜から詰めているレイフとミカルは仮眠を取っただけだから今日は早めに帰らせてやって欲しい」
「もちろんですわ。お兄さまも今日はあまり寝ていらっしゃらないからお疲れなのでは?」
ローゼリアが心配そうな表情でエーヴェルトを見る。ローゼリアと目が合ったエーヴェルトはそれまでの眼光の鋭さを消してにこりと笑った。
「僕は一日くらい寝なくても大丈夫さ。次はもう失敗したくないからね」
「……次?」
ヘンリックの呟きにローゼリアとエーヴェルトの動きがぴたりと止まった。
「今回の夜会は妃殿下のお披露目を兼ねたものです。我々は昨年のデビュタントの時からずっとしくじっていますから、これ以上の失敗はしたくないという意味です」
エーヴェルトの口調はどこか棘々しさがあった。あまり眠っていないせいか今朝の彼は感情を取り繕う事をしていないようだった。
ローゼリアのデビュタントの日、エスコートをしたくないという子供じみた理由からヘンリックは当日になって体調が悪いからと夜会に参加をしなかった。
そしてそれ以降もローゼリアとの参加を避けるように、彼女が参加する夜会には当日に執務を多く詰め込んだり、そうでない時は何度も調子が悪い等と何かと理由をつけて、前シーズンの途中まではローゼリアと一緒に夜会に参加をしてこなかったのだ。
シーズン途中からは夜会へ共に参加をするようになったが、入場が終わってからはいつも別々に行動をしていた。
なのでローゼリアは婚約者にエスコートされない令嬢と陰で言われていたのだ。
ローゼリアがどれだけ美しいカーテシーを見せても、隣にヘンリックがいないだけで貴族たちの目は厳しいものとなっていた。いくら結婚式で仲が良さそうに見せても、普段の不仲を知っている貴族たちはローゼリアの価値を低く見ていた。
あれだけ冷遇をされているのなら、廃妃になるのは時間の問題だと思われているのだ。
「……今度の夜会は、必ず参加をする」
ヘンリックはぽつりとそう言ったが、ローゼリアもエーヴェルトも無言だった。
もうあの頃とは違うのだと頭では分かってはいても、王太子の婚約者としての彼女の顔と彼女の家に散々泥を塗ってきた事実を消す事は出来ないし、ヘンリックが変わったのはごく最近で、彼には信頼を積み上げる時間も実績もなく、今はまだ信頼をされていないのだ。だから今回の事もローゼリアはヘンリックに相談をせずにエーヴェルトと対応に当たっていたのだろう。
自分が変わったという事をヘンリックは全ての人に見せていかないといけない。
だから今度の夜会はヘンリックにとっても、ローゼリアと共に歩いていく為の第一歩として重要な夜会でもあるのだとヘンリックは改めて思うのだった。
いつもなら早い時間から執務室にいるヘンリックだったが、今日は定時に出仕をしたのでほとんどの者が既に席に着いて仕事に取りかかっていた。
「義兄上はどうした?」
普段はヘンリックよりも早い時間に出仕し、仕事を始めているはずのエーヴェルトが今日は執務室にいなかった。
「フォレスター様は妃殿下の執務室にいらっしゃいます。夜会の準備の件で問題があったようで、昨夜からあちらに詰めていらっしゃるそうです」
夜会の準備については王太子妃であるローゼリアの主導で進めていた。兄妹であっても担当が違うのだからエーヴェルトがあちらの執務室に詰めているというのはおかしな話であった。昨夜からというのは緊急性を要する問題が起きてしまったのだろうか?
「様子を見てくる」
そう言ってヘンリックは自分の執務室を出て、三部屋隣にあるローゼリアの執務室へ向かう。
王太子妃の執務室に入室しようとしてドアの前まで来ると、向こうからドアが開いて部屋の中から文官服を来た者と鉢合わせをした。急いでいる様子の彼は、ヘンリックの顔を見ると慌てて頭を下げる。
「おっ、王太子殿下、申し訳ありませんっ」
「あ、ああ」
文官はヘンリックに咎める様子が無い事を認めると、慌てたように足早に何処かへ去って行ってしまった。
ローゼリアの執務室に入ってまず目に入ってきたのが、一番奥の窓際に置かれた大きな机を使っているローゼリアの姿で、彼女は机一杯に書類を広げて何か計算をしているようだった。
他に部屋にいるのは、それぞれの席について書類を見ている文官が二人と、応接セットのソファに座って書類の確認をしているエーヴェルトだった。
エーヴェルトの服は昨日のままで、いつもは整えられている髪も乱れ気味になっている。普段は余裕の表情を浮かべて落ち着き払っている彼にしては珍しい様子で、頭をポリポリと掻きながら舌打ちをしたのだった。
「……まずいな、ロゼ。大広間のすぐそばの化粧室と不浄、休憩室周りの警備がやけに手薄だ。何か仕掛けられているかもしれないから、当日は大広間からは極力出るな。社交は父上に任せて僕も途中から警備の応援に回る」
「承知しました。フォレスターの騎士団の中には男爵や子爵の令息がいますから、密かに彼らを警備に回して頂いてもよろしいかしら?」
「そうだな、ロゼから父上にその旨を認めた手紙を至急送って欲しい。それと彼らは招待客として紛れ込ませたいから、急だが招待状も同封してくれ」
そう言われたローゼリアは紙に何かをサラサラと何かを書いていくと、それを一人の文官に向かって見せる。
「レイフ、フォレスター公爵への手紙と招待状の手配をお願いしてもよろしいかしら? 招待状はこちらの者たちの名前でお願い」
「はい、承知致しました」
ローゼリアに声を掛けられた文官は立ち上がり、ローゼリアから書類を受け取る。
いつもよりも早口で喋るローゼリアの様子からも、何かが起きている事がヘンリックにも分かった。
ヘンリックをちらりと見たローゼリアが手を止めて書類を机の上に置く。
「一度休憩にしましょう。……申し訳ございませんわね殿下、このような状況ですので何もお構いできませんわ」
ちらりとヘンリックを見たローゼリアは、そう言いながらもベルを鳴らして侍女を呼び、お茶を用意するようにと指示をした。
「いや、義兄上がこちらだと聞いたので様子を見に来た。何か問題があったのか?」
ヘンリックの問いにエーヴェルトは書類を見たままの姿勢で答える。
「昨晩、担当の者が調理場にて夜会で使う食材の確認をしたところ、何者かが発注を変えたらしい事が分かりました。なので夜会で使う全ての物品の確認をこちらでしているのですが、いくつかの物品の発注内容が変えられていました。今は警備の見直しをしようと、こちらにある警備の計画書の原本と、騎士団に渡した写しを見比べていましたら騎士団にある方の人員配置が書き替えられていました。予定よりも少ない人数で進められていたようです。今から王宮騎士の増員は難しいので、フォレスターで何とかします。食材の発注はただ今王都に人行かせて直接確保する予定です。人を何人も介して起きた事なので、今回は王太子妃の執務室の者たちで直接発注をし直しているところです。犯人探しにつきましては夜会が終わりましたら進めます」
「私の執務室からも人をやった方がいいか?」
「いいえ、少人数で動きたいので、私がこちらに詰める事をお許しいただければ充分です。王家への陳情書もまた溜まってきていますし、殿下はそちらの処理をお願い致します」
その時ドアが開いて、先ほどヘンリックがすれ違った者とは違う文官が現れた。
「妃殿下っ、市場にて食材の確保が全て出来ました!」
文官の言葉にエーヴェルトが声を上げる。
「よし、よくやった! 残りは花と酒が何とかなれば大丈夫だな。酒にアテはあるが花が無ければあの中庭のバラを使うか? そういえば用意する食器類も準備が出来ているかはまだ見ていなかったな。戻って来たばかりで悪いが食器類の確認してもらえるか?」
「はいっ」
エーヴェルトに指示で、食材を確保した文官は再び執務室から出て行った。
ふう、と一息ついてエーヴェルトはソファの背もたれに寄り掛かかった。
「これで何とかなりそうだな。……このような細かな嫌がらせをよくも思い付くな。よほどロゼに失敗をさせたいらしい。僕も直接備品類の確認をしたが、置き場が点在していて移動にかなりの時間を取られた。ロゼ、次からは事前にどこかに纏めて置いておいた方がいいだろう。それと昨夜から詰めているレイフとミカルは仮眠を取っただけだから今日は早めに帰らせてやって欲しい」
「もちろんですわ。お兄さまも今日はあまり寝ていらっしゃらないからお疲れなのでは?」
ローゼリアが心配そうな表情でエーヴェルトを見る。ローゼリアと目が合ったエーヴェルトはそれまでの眼光の鋭さを消してにこりと笑った。
「僕は一日くらい寝なくても大丈夫さ。次はもう失敗したくないからね」
「……次?」
ヘンリックの呟きにローゼリアとエーヴェルトの動きがぴたりと止まった。
「今回の夜会は妃殿下のお披露目を兼ねたものです。我々は昨年のデビュタントの時からずっとしくじっていますから、これ以上の失敗はしたくないという意味です」
エーヴェルトの口調はどこか棘々しさがあった。あまり眠っていないせいか今朝の彼は感情を取り繕う事をしていないようだった。
ローゼリアのデビュタントの日、エスコートをしたくないという子供じみた理由からヘンリックは当日になって体調が悪いからと夜会に参加をしなかった。
そしてそれ以降もローゼリアとの参加を避けるように、彼女が参加する夜会には当日に執務を多く詰め込んだり、そうでない時は何度も調子が悪い等と何かと理由をつけて、前シーズンの途中まではローゼリアと一緒に夜会に参加をしてこなかったのだ。
シーズン途中からは夜会へ共に参加をするようになったが、入場が終わってからはいつも別々に行動をしていた。
なのでローゼリアは婚約者にエスコートされない令嬢と陰で言われていたのだ。
ローゼリアがどれだけ美しいカーテシーを見せても、隣にヘンリックがいないだけで貴族たちの目は厳しいものとなっていた。いくら結婚式で仲が良さそうに見せても、普段の不仲を知っている貴族たちはローゼリアの価値を低く見ていた。
あれだけ冷遇をされているのなら、廃妃になるのは時間の問題だと思われているのだ。
「……今度の夜会は、必ず参加をする」
ヘンリックはぽつりとそう言ったが、ローゼリアもエーヴェルトも無言だった。
もうあの頃とは違うのだと頭では分かってはいても、王太子の婚約者としての彼女の顔と彼女の家に散々泥を塗ってきた事実を消す事は出来ないし、ヘンリックが変わったのはごく最近で、彼には信頼を積み上げる時間も実績もなく、今はまだ信頼をされていないのだ。だから今回の事もローゼリアはヘンリックに相談をせずにエーヴェルトと対応に当たっていたのだろう。
自分が変わったという事をヘンリックは全ての人に見せていかないといけない。
だから今度の夜会はヘンリックにとっても、ローゼリアと共に歩いていく為の第一歩として重要な夜会でもあるのだとヘンリックは改めて思うのだった。
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