586 / 840
4 聖人候補の領地経営
775 侯爵令嬢の失望
しおりを挟む
775
「え? ……領地での、し……施策でございますか?」
思いもかけない質問に、マーゴット伯爵は硬直していた。彼は自領にほとんど行くことがなく、領地に関する書類などろくに読まずにサインするだけ。実の所、侍従の方が領地のことにはよほど詳しい。だが、侯爵令嬢の前で、侍従に自分の領地について聞くわけにもいかず、かといって彼自身が話せることは何もなかった。マーゴット伯爵の詩歌や美辞麗句、貴族的趣味に関する話題やゴシップ以外の語彙力は、著しく低かったのだ。
「ええ、私も領地でのお仕事って具体的にはあまり知らなかったのですけれど、メイロードはとてもいろいろなことをしているのよ。領内中の道路を整備したり、〝誘致〟って言ってたかしら……必要な技術を持った人や工房に好条件を提示して、領内に呼び寄せたりもしているのですって。
それに、あちこちに学校を建てたり、小さな子供たちのための育児支援施設と併設の幼稚園という場所も作っているの。そこで子供たちに文字や計算を教えながら、仕事に忙しくて子供たちの世話ができない人たちを助けているのですって。
ご存知? 街の人たちには、子供の面倒を見てくれる乳母や手伝いがいないのよ。そんなこと、私考えてもみなかった」
貴族の常識しか知らなかったアリーシアにとって、このマリス領でメイロードとともに庶民の生活に触れながら暮らすことは驚きの連続だった。やんごとなき侯爵令嬢は、おそらくこんな機会がなければ一生パレスの社交界しか知らずに暮らしていたかもしれない。
「それにメイロードは本当に料理が上手なの! 毎日メイロードが作ってくれる食事は初めて食べるものばかり。いまは〝地方料理研究会〟っていうのを、領地のあちこちの街に作って、地物の素材を使ったいろいろな料理を考えて教えたり、その作り方も公開しているんですって。この間作ってくれた地元名産のキノコの〝あひーじょ〟は絶品だったわ~」
「はぁ……そうなのでございますか」
社交界ではしゃべりすぎなぐらい饒舌に人々の間を泳いでいるマーゴット伯爵、だがその姿と違い、どうにも歯切れが悪く口数の少ない様子に、アリーシアは不思議そうに聞く。
「確かマーゴット伯爵家はお金を貸したりするお仕事をしてらっしゃるのよね。それじゃ、領地の方々をそのお仕事で助けていらっしゃるのかしら?」
「いえ、そんなことはございません。利子は誰でも平等に支払うべきもの。特別扱いなどはいたしませんね」
下手な口約束などしないよう、マーゴット伯爵は幼いときからこれだけは叩き込まれていた。
「それじゃ、マーゴット伯爵は領地の方たちのために、便宜は図らないのね……」
アリーシアはさらに不思議そうに聞く。
「メイロードは少額融資というのを領民たちを対象に始めたそうなんだけど、こうしたこともしていないのかしら!」
「少……額……融資? で、ございますか……いや、それは……」
メイロードは100ポルを限度とするとする少額融資を始めていた。この融資に利息はなく、面接での事業計画が認められれば、年齢性別に関係なく、即時融資が可能というものだ。
「貧しい人たちは、何かを始める一歩を踏み出すためのお金がないのですって。そういう人たちに、仕事を始めるための資金を用意してあげれば、貧しい人たちが減り、いずれは税収も増え、結果的に領地のためのなるのだとメイロードは言っていたわ」
「利子がない?」
「ええ、でも与えるんじゃなくて貸すの。返還されたお金は新たな人へ貸し付けられるそうよ」
「いやそれでは利益が……」
「メイロードが、そんな目先の利益のために、少額融資をするわけがないでしょ。全部領民のためなの!」
アリーシアは少し残念そうな顔になっている。
メイロードは屋台や飲食店で生計を立てようとする人たちのために、料理研究会で集めた各地の料理の作り方を詳しいレシピに起こして公開したり、商人としての最低限の知識が学べる無料の勉強会も定期的に行なっている。
この街に活気があり、たくさんの商店や屋台があるのも、このメイロードの政策があるからなのだった。
「マーゴット伯爵がいつもパレスにいらっしゃるのは、それもまた領地のためなのかと思っていましたけれど、そうではないのかしら? あなたからマリス領とは別の領地運営の様子をお伺いできるかと思ったのですけれど、マーゴット伯爵領について、あまりご存知ではないみたい」
「いや……それは……」
アリーシアは〝パレスの貴公子〟がどうやらメイロードのように才気煥発な人物ではなかったことに気づき、すっかり興味を失ってしまった様子だ。
「私も似たようなものですけれど、これからはもっとしっかり考えるつもりです。パレスにいるとなかなか気づくことができませんでしたけれど、ここへきてわかりましたの。
私もメイロードのように、領民や家の者に敬愛される貴族になりたいのです。とてもメイロードのようにはできないとは思いますけれど、メイロードは、私にその気持ちがあるのなら大丈夫だと言ってくれましたしね」
「領民に……ですか……」
領地とは祭りや式典があるときだけ帰る田舎者たちが住む場所ぐらいにしか考えていないマーゴット伯爵は、いままで領民に好かれたいなどと思ったこともなく、社交界の次世代の華、侯爵令嬢アリーシアから、そんな言葉が出てきたことに、戸惑うしかなかった。
笑顔で立ち上がったアリーシアは、マーゴットに挨拶をした。
「晩餐をご一緒しようかと思っていたのですけれど、荷造りもありますので、今回はこれで失礼いたしますわね。私はメイロードが帰ってきたら、おじいさまのいるドール侯爵領へ向かいます。ちゃんと領地を見ておかなければ、何もできませんものね」
「……」
「では、私は出かけます。メイロードに幼稚園の子供たちへの読み聞かせを頼まれているので。さようならマーゴット伯爵、良い旅を。ごきげんよう」
せめてドール侯爵家と親しくなりたいと考えていたマーゴット伯爵だったが、図らずも侯爵令嬢をがっかりさせてしまい、先手を打たれて得意な社交術が使える会食すらできなくなってしまった。
「何だということだ! こんな子供に黙らされるなんて! 領地運営? なんなんだそれは?」
地団駄を踏む主人を見ながら、家令のドーソンは軽くため息をついていた。
「え? ……領地での、し……施策でございますか?」
思いもかけない質問に、マーゴット伯爵は硬直していた。彼は自領にほとんど行くことがなく、領地に関する書類などろくに読まずにサインするだけ。実の所、侍従の方が領地のことにはよほど詳しい。だが、侯爵令嬢の前で、侍従に自分の領地について聞くわけにもいかず、かといって彼自身が話せることは何もなかった。マーゴット伯爵の詩歌や美辞麗句、貴族的趣味に関する話題やゴシップ以外の語彙力は、著しく低かったのだ。
「ええ、私も領地でのお仕事って具体的にはあまり知らなかったのですけれど、メイロードはとてもいろいろなことをしているのよ。領内中の道路を整備したり、〝誘致〟って言ってたかしら……必要な技術を持った人や工房に好条件を提示して、領内に呼び寄せたりもしているのですって。
それに、あちこちに学校を建てたり、小さな子供たちのための育児支援施設と併設の幼稚園という場所も作っているの。そこで子供たちに文字や計算を教えながら、仕事に忙しくて子供たちの世話ができない人たちを助けているのですって。
ご存知? 街の人たちには、子供の面倒を見てくれる乳母や手伝いがいないのよ。そんなこと、私考えてもみなかった」
貴族の常識しか知らなかったアリーシアにとって、このマリス領でメイロードとともに庶民の生活に触れながら暮らすことは驚きの連続だった。やんごとなき侯爵令嬢は、おそらくこんな機会がなければ一生パレスの社交界しか知らずに暮らしていたかもしれない。
「それにメイロードは本当に料理が上手なの! 毎日メイロードが作ってくれる食事は初めて食べるものばかり。いまは〝地方料理研究会〟っていうのを、領地のあちこちの街に作って、地物の素材を使ったいろいろな料理を考えて教えたり、その作り方も公開しているんですって。この間作ってくれた地元名産のキノコの〝あひーじょ〟は絶品だったわ~」
「はぁ……そうなのでございますか」
社交界ではしゃべりすぎなぐらい饒舌に人々の間を泳いでいるマーゴット伯爵、だがその姿と違い、どうにも歯切れが悪く口数の少ない様子に、アリーシアは不思議そうに聞く。
「確かマーゴット伯爵家はお金を貸したりするお仕事をしてらっしゃるのよね。それじゃ、領地の方々をそのお仕事で助けていらっしゃるのかしら?」
「いえ、そんなことはございません。利子は誰でも平等に支払うべきもの。特別扱いなどはいたしませんね」
下手な口約束などしないよう、マーゴット伯爵は幼いときからこれだけは叩き込まれていた。
「それじゃ、マーゴット伯爵は領地の方たちのために、便宜は図らないのね……」
アリーシアはさらに不思議そうに聞く。
「メイロードは少額融資というのを領民たちを対象に始めたそうなんだけど、こうしたこともしていないのかしら!」
「少……額……融資? で、ございますか……いや、それは……」
メイロードは100ポルを限度とするとする少額融資を始めていた。この融資に利息はなく、面接での事業計画が認められれば、年齢性別に関係なく、即時融資が可能というものだ。
「貧しい人たちは、何かを始める一歩を踏み出すためのお金がないのですって。そういう人たちに、仕事を始めるための資金を用意してあげれば、貧しい人たちが減り、いずれは税収も増え、結果的に領地のためのなるのだとメイロードは言っていたわ」
「利子がない?」
「ええ、でも与えるんじゃなくて貸すの。返還されたお金は新たな人へ貸し付けられるそうよ」
「いやそれでは利益が……」
「メイロードが、そんな目先の利益のために、少額融資をするわけがないでしょ。全部領民のためなの!」
アリーシアは少し残念そうな顔になっている。
メイロードは屋台や飲食店で生計を立てようとする人たちのために、料理研究会で集めた各地の料理の作り方を詳しいレシピに起こして公開したり、商人としての最低限の知識が学べる無料の勉強会も定期的に行なっている。
この街に活気があり、たくさんの商店や屋台があるのも、このメイロードの政策があるからなのだった。
「マーゴット伯爵がいつもパレスにいらっしゃるのは、それもまた領地のためなのかと思っていましたけれど、そうではないのかしら? あなたからマリス領とは別の領地運営の様子をお伺いできるかと思ったのですけれど、マーゴット伯爵領について、あまりご存知ではないみたい」
「いや……それは……」
アリーシアは〝パレスの貴公子〟がどうやらメイロードのように才気煥発な人物ではなかったことに気づき、すっかり興味を失ってしまった様子だ。
「私も似たようなものですけれど、これからはもっとしっかり考えるつもりです。パレスにいるとなかなか気づくことができませんでしたけれど、ここへきてわかりましたの。
私もメイロードのように、領民や家の者に敬愛される貴族になりたいのです。とてもメイロードのようにはできないとは思いますけれど、メイロードは、私にその気持ちがあるのなら大丈夫だと言ってくれましたしね」
「領民に……ですか……」
領地とは祭りや式典があるときだけ帰る田舎者たちが住む場所ぐらいにしか考えていないマーゴット伯爵は、いままで領民に好かれたいなどと思ったこともなく、社交界の次世代の華、侯爵令嬢アリーシアから、そんな言葉が出てきたことに、戸惑うしかなかった。
笑顔で立ち上がったアリーシアは、マーゴットに挨拶をした。
「晩餐をご一緒しようかと思っていたのですけれど、荷造りもありますので、今回はこれで失礼いたしますわね。私はメイロードが帰ってきたら、おじいさまのいるドール侯爵領へ向かいます。ちゃんと領地を見ておかなければ、何もできませんものね」
「……」
「では、私は出かけます。メイロードに幼稚園の子供たちへの読み聞かせを頼まれているので。さようならマーゴット伯爵、良い旅を。ごきげんよう」
せめてドール侯爵家と親しくなりたいと考えていたマーゴット伯爵だったが、図らずも侯爵令嬢をがっかりさせてしまい、先手を打たれて得意な社交術が使える会食すらできなくなってしまった。
「何だということだ! こんな子供に黙らされるなんて! 領地運営? なんなんだそれは?」
地団駄を踏む主人を見ながら、家令のドーソンは軽くため息をついていた。
336
あなたにおすすめの小説
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。