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番外編
☆仕返し☆①
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正式に伴侶になってからというものの、毎日毎日飽きもせず俺はルシアンに身体を貪られている。
俺も若いし、正直気持ちがいいから嫌ではないんだけど、前戯長くてねちっこいのがちょっと不満だ。
それなのに毎朝フェラで起こしてくるし……。
元々そこまで自慰をすることもなく淡白だったのに、絶対生産量が増えたと思う。
何の生産量かなんて、言わなくても分かってもらえると思うけど、とことんルシアンの都合の良い身体に作り替えられている気がして、少しだけムカつく。
だから今日はリベンジしてやろうと思って、色々準備したんだ。
日中はルシアンは仕事があるから別行動だし、俺は比較的自由だから色々やろうと思えば出来る。
見てろよ、ルシアン!
◇◇◇
「ああっ……。はっ、はぁっ……。ケ、ケイ、もうおやめください……!」
いつも俺の身体を好き勝手しているルシアンを、セインに頼んで拘束してもらっている。
毎日毎日いやらしいことばっかりされてれば、羞恥心も振り切れていくものだ。
じゃなくても、俺はまだ18歳のピチピチの若者なのだから!
「今日は、ルシアンには手出しはさせないからな。そこで大人しく喘いでな!」
俺は服を着たままだけど、ルシアンの服はセインに魔法で消してもらった。
仰向けで両手を万歳の様に上に固定して、足は軽く開かせてある。
いつも無駄にキラキラしている王子様が、情けない格好だな。
いつもルシアンが俺にするように、ねっとりと耳を舐めた。
わざと音を立てるように、チュクリと舌を穴に捻じ込めば、ビクリと体が跳ねあがり小さく喘ぎ声が聞こえる。
俺は知っているんだぞ?
ルシアンがわざと俺を辱めるために、いやらしい音を立てたりしていることを。
羞恥心が煽られて興奮するから嫌じゃないけど、やり返しても良いよな?
「ルシー、キモチイ?」
耳に舌を這わせながら少し低い声で訊ねると、顔を真っ赤にして頷いた。
――あぁ、可愛いな。
「いつもルシーに、気持ちよくしてもらってるから、今日は俺がルシーを気持ちよくしてやるな?」
「ケイ、ケイに触りたい……」
「だぁめ。たまには俺に翻弄されるのもいいんじゃないか?」
耳をピチャピチャと舐りながら、指を体に滑らせる。
俺よりも発達している筋肉は、ルシアンが仕事の合間に鍛練を欠かしていないことの証明であり、そんな真面目なところも好ましい。
騎士たちの様にムキムキではなく、いわゆる細マッチョといった体型なのだが、俺はこのくらいの方が好きみたいだ。
あんまりムキムキ過ぎたらちょっと、せっかくの綺麗系のイケメンには似合わない気がするしな。
それでも、筋肉の付きにくい俺からしたら、十分筋肉質で羨ましい限りだ。
少し盛り上がった胸筋をそっと指で押して弾力を確かめる。
耳を舐めていた口を移動させて、目を見開いて俺のすることに注目しているルシアンの唇を塞いだ。
「は、あぁっ、んぅっ……。ケ、ケイ……」
「チュっ……。んむっ、ピチャピチャ……。ルシー、キモチイイね?」
ねっとりと舌を絡ませ、お互いの唾液が混ざり合うくらい口腔内を蹂躙する。
いつもはされるがままだけど、今日は俺が上だから主導権は渡さない。
舌を吸ったりしながら、手のひらはルシアンの胸筋を揉みしだいている。
指先でクルクルと乳輪をなぞってやれば、下半身がフルフルと震え出した。
「なあ、ここもキモチイイだろ? 俺も知らなかったんだけど、男でも気持ちよくなれるらしいね?」
ルシアンによって、性感帯に変えられてしまった俺の乳首は、執拗な愛撫を受けた翌日は服に擦れて痛かったり、下手したら感じてしまって困りものなのだ。
俺の可愛い乳首ちゃんをそんな目に合わせたんだから、ルシアンにも同じように乳首で感じるようになってもらいたいじゃん?
「ここをね、触ったり舐めたりしたら、とっても気持ちがいいんだよ? ルシーがいつも俺にしてくれるじゃん? ルシーにもこの気持ちよさ、知ってもらいたいな?」
今日の俺は、女王様さながらだ。
いつもとは違った甘えた口調で攻めるつもりだ。
恐怖と期待、それから興奮……。
ルシアンからはそんな感情が読み取れる。
まだ柔らかい乳首を指で転がすように撫で擦る。
もう片方は、ふにふにと指で挟み込んで、芯を持つまでシコシコと擦る。
俺は、まだ立ち上がっていない乳首をふにふに指で挟まれるのが好きだ。
まだ快感を拾っていないそこに急に与えられる刺激……。
ピリピリとしたような快感が全身に走り抜ける感覚が堪らない。
もちろん指で転がされるのも好きなんだけど、ルシアンはどっちがお好みかな?
「ねえ、ルシーは、おっぱいをこうやってナデナデされるのと、ふにふにされるの、どっちが好き?」
いやらしく聞こえるように、普段は使わない言葉を選んで訊ねる。
「ね、教えて?」
鼻息荒く、目を見開いて俺を見つめる姿が堪らなく可愛い。
俺はゆっくり自分の着ている夜着を脱いだ。
パンツはまだ脱がないけど、それ以外は裸だ。
「俺はね、どっちもすきだけど、初めはこうやって指でふにふにされるのが好きかな。あっ、んんっ……」
ルシアンに見えるように、自分の指でそっと両方の乳首をふにふにと刺激する。
思わず小さな喘ぎ声が漏れたけれど、ルシアンを煽ることは成功したらしい。
「ケイ、お願いです! その愛らしいケイの果実を私に可愛がらせてくださいませんか?」
興奮を隠せず、恨めしそうに俺を見つめるルシアン。
まだまだ俺のリベンジは始まったばかりなんだから、このくらいで音を上げられては困るぞ?
「だから、だめだってば。ルシーは今日はされる側なんだから、我慢して?」
自分の乳首から手を離すと、ルシアンの逞しい胸筋に擦り付けた。
乳首で肌をなぞるようにすると、俺も気持ちがいい。
ルシアンの乳首に俺の乳首を擦り付けクルクルと動かすと、お互いのものがこすれ合って興奮する。
まるで痴女だなと頭の片隅で苦笑しつつ、いつもやられっぱなしの相手を翻弄するのは堪らなく気分がいい。
「俺のおっぱいと、ルシーのおっぱいがキスしてるね? ルシー、キモチイイ?」
恥ずかしいセリフも躊躇なく口から出て、俺は完全に楽しんでいた。
俺も若いし、正直気持ちがいいから嫌ではないんだけど、前戯長くてねちっこいのがちょっと不満だ。
それなのに毎朝フェラで起こしてくるし……。
元々そこまで自慰をすることもなく淡白だったのに、絶対生産量が増えたと思う。
何の生産量かなんて、言わなくても分かってもらえると思うけど、とことんルシアンの都合の良い身体に作り替えられている気がして、少しだけムカつく。
だから今日はリベンジしてやろうと思って、色々準備したんだ。
日中はルシアンは仕事があるから別行動だし、俺は比較的自由だから色々やろうと思えば出来る。
見てろよ、ルシアン!
◇◇◇
「ああっ……。はっ、はぁっ……。ケ、ケイ、もうおやめください……!」
いつも俺の身体を好き勝手しているルシアンを、セインに頼んで拘束してもらっている。
毎日毎日いやらしいことばっかりされてれば、羞恥心も振り切れていくものだ。
じゃなくても、俺はまだ18歳のピチピチの若者なのだから!
「今日は、ルシアンには手出しはさせないからな。そこで大人しく喘いでな!」
俺は服を着たままだけど、ルシアンの服はセインに魔法で消してもらった。
仰向けで両手を万歳の様に上に固定して、足は軽く開かせてある。
いつも無駄にキラキラしている王子様が、情けない格好だな。
いつもルシアンが俺にするように、ねっとりと耳を舐めた。
わざと音を立てるように、チュクリと舌を穴に捻じ込めば、ビクリと体が跳ねあがり小さく喘ぎ声が聞こえる。
俺は知っているんだぞ?
ルシアンがわざと俺を辱めるために、いやらしい音を立てたりしていることを。
羞恥心が煽られて興奮するから嫌じゃないけど、やり返しても良いよな?
「ルシー、キモチイ?」
耳に舌を這わせながら少し低い声で訊ねると、顔を真っ赤にして頷いた。
――あぁ、可愛いな。
「いつもルシーに、気持ちよくしてもらってるから、今日は俺がルシーを気持ちよくしてやるな?」
「ケイ、ケイに触りたい……」
「だぁめ。たまには俺に翻弄されるのもいいんじゃないか?」
耳をピチャピチャと舐りながら、指を体に滑らせる。
俺よりも発達している筋肉は、ルシアンが仕事の合間に鍛練を欠かしていないことの証明であり、そんな真面目なところも好ましい。
騎士たちの様にムキムキではなく、いわゆる細マッチョといった体型なのだが、俺はこのくらいの方が好きみたいだ。
あんまりムキムキ過ぎたらちょっと、せっかくの綺麗系のイケメンには似合わない気がするしな。
それでも、筋肉の付きにくい俺からしたら、十分筋肉質で羨ましい限りだ。
少し盛り上がった胸筋をそっと指で押して弾力を確かめる。
耳を舐めていた口を移動させて、目を見開いて俺のすることに注目しているルシアンの唇を塞いだ。
「は、あぁっ、んぅっ……。ケ、ケイ……」
「チュっ……。んむっ、ピチャピチャ……。ルシー、キモチイイね?」
ねっとりと舌を絡ませ、お互いの唾液が混ざり合うくらい口腔内を蹂躙する。
いつもはされるがままだけど、今日は俺が上だから主導権は渡さない。
舌を吸ったりしながら、手のひらはルシアンの胸筋を揉みしだいている。
指先でクルクルと乳輪をなぞってやれば、下半身がフルフルと震え出した。
「なあ、ここもキモチイイだろ? 俺も知らなかったんだけど、男でも気持ちよくなれるらしいね?」
ルシアンによって、性感帯に変えられてしまった俺の乳首は、執拗な愛撫を受けた翌日は服に擦れて痛かったり、下手したら感じてしまって困りものなのだ。
俺の可愛い乳首ちゃんをそんな目に合わせたんだから、ルシアンにも同じように乳首で感じるようになってもらいたいじゃん?
「ここをね、触ったり舐めたりしたら、とっても気持ちがいいんだよ? ルシーがいつも俺にしてくれるじゃん? ルシーにもこの気持ちよさ、知ってもらいたいな?」
今日の俺は、女王様さながらだ。
いつもとは違った甘えた口調で攻めるつもりだ。
恐怖と期待、それから興奮……。
ルシアンからはそんな感情が読み取れる。
まだ柔らかい乳首を指で転がすように撫で擦る。
もう片方は、ふにふにと指で挟み込んで、芯を持つまでシコシコと擦る。
俺は、まだ立ち上がっていない乳首をふにふに指で挟まれるのが好きだ。
まだ快感を拾っていないそこに急に与えられる刺激……。
ピリピリとしたような快感が全身に走り抜ける感覚が堪らない。
もちろん指で転がされるのも好きなんだけど、ルシアンはどっちがお好みかな?
「ねえ、ルシーは、おっぱいをこうやってナデナデされるのと、ふにふにされるの、どっちが好き?」
いやらしく聞こえるように、普段は使わない言葉を選んで訊ねる。
「ね、教えて?」
鼻息荒く、目を見開いて俺を見つめる姿が堪らなく可愛い。
俺はゆっくり自分の着ている夜着を脱いだ。
パンツはまだ脱がないけど、それ以外は裸だ。
「俺はね、どっちもすきだけど、初めはこうやって指でふにふにされるのが好きかな。あっ、んんっ……」
ルシアンに見えるように、自分の指でそっと両方の乳首をふにふにと刺激する。
思わず小さな喘ぎ声が漏れたけれど、ルシアンを煽ることは成功したらしい。
「ケイ、お願いです! その愛らしいケイの果実を私に可愛がらせてくださいませんか?」
興奮を隠せず、恨めしそうに俺を見つめるルシアン。
まだまだ俺のリベンジは始まったばかりなんだから、このくらいで音を上げられては困るぞ?
「だから、だめだってば。ルシーは今日はされる側なんだから、我慢して?」
自分の乳首から手を離すと、ルシアンの逞しい胸筋に擦り付けた。
乳首で肌をなぞるようにすると、俺も気持ちがいい。
ルシアンの乳首に俺の乳首を擦り付けクルクルと動かすと、お互いのものがこすれ合って興奮する。
まるで痴女だなと頭の片隅で苦笑しつつ、いつもやられっぱなしの相手を翻弄するのは堪らなく気分がいい。
「俺のおっぱいと、ルシーのおっぱいがキスしてるね? ルシー、キモチイイ?」
恥ずかしいセリフも躊躇なく口から出て、俺は完全に楽しんでいた。
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