転生賢者の異世界無双〜勇者じゃないと追放されましたが、世界最強の賢者でした〜

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ある日のこと、俺たちは王都の外にある森の中に来ていた。そこで魔物退治の依頼を受けていたのだ。


「よし、この辺でいいだろう」


俺は剣を構えると、魔物たちを次々に斬っていく。今回の依頼はオークの討伐である。ちなみに報酬はかなり高いため、かなりおいしい仕事だ。


「それにしても数が多いな……」


倒したと思った瞬間にまたすぐに新しい個体が現れるのだ。このままでは埒があかないと思い、俺は大技を放つことにしたのだった……


「これで終わりだ！」


俺は剣を地面に突き刺すと、そこから巨大な魔法陣が浮かび上がり、光を放つ。そして次の瞬間には無数の光線が放たれ、魔物たちを跡形もなく消滅させたのだった……


「終わったか……」


俺は剣を鞘に納めると、フィーナたちの元に戻った。


「お疲れ様です！」


突然、上空から一人の魔族が降りてきた。


「私は魔王軍四天王の一人、アスタロトだ」


「四天王だと！？」


俺は慌てて剣を構える。まさかこんなところで遭遇するとはな……


「貴様が勇者ナオトだな？ 私は魔王様から貴様の討伐を命令されたのだ」


「ふん、望むところだ！」


俺とアスタロトの戦いが始まった。俺は剣を振るい、アスタロトは黒い炎を放つ。


「ふん、なかなかやるな！」


「そっちこそ！」


俺とアスタロトは激しい攻防を繰り広げていた。お互いの攻撃がぶつかり合い、周囲に衝撃が走る。俺は一度距離を取ると、剣に魔力を込めて必殺技を放ったのだ……


「これで終わりだ！ ダークネス・スラッシャー！！」


剣から放たれた闇の刃はアスタロトの体を切り裂いた。だがすぐに再生する。やはり一筋縄ではいかないようだ……


「こんなものか？ 勇者ナオトよ」


「いや、まだまだだ！」


俺は再び剣に魔力を込めて必殺技を放ったのだ……


「ダークネス・スラッシャー！！」


黒い刃はアスタロトの体を切り裂き、そのまま上空へと舞い上がると爆発した。その衝撃で大地が大きく揺れ動き、木々が倒れていく。そして爆発の中からアスタロトの影が揺らめきながら現れたのだった……


「まさかここまでやるとはな……」


アスタロトの体はボロボロで今にも消えてしまいそうだ。


「最後に言っておく。貴様は魔王様に殺されるだろう！」


そう言い残し、アスタロトは完全に消滅したのだった……


「ナオトさん！ 大丈夫ですか！？」


フィーナが慌てて駆け寄ってくる。俺は軽く手を上げて無事であることを伝える。


「ああ、問題ないよ」


「よかったです……」


フィーナは安堵の表情を浮かべていた。俺は優しく頭を撫でてあげると、彼女は嬉しそうに微笑んだのだった……


「ふぅ……」


俺は疲れた体を休めるため、宿屋に戻ってくるとベッドにダイブした。やはり強敵だっただけあってかなりのダメージを受けてしまったようだ……


「ナオトさん大丈夫ですか？」


「ああ、大丈夫だよ」


フィーナが心配そうに俺の顔をのぞき込んでくる。その仕草はとても可愛らしくて思わずドキッとするほどだ。俺は彼女の頭を優しく撫でてあげると、彼女は嬉しそうに微笑んでくれたのだった……