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第1話 なんか転生するみたいなんです
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VRMMO『WEAPON BLAZE ONLINE』登録者数、全世界で40億人超の大人気老舗VRオンラインゲームだ。
数あるVRMMOの中でもぶっちぎりのユーザー数を誇り、このゲームにはある特徴があった。それはリアルマネートレードRMTが国に認められている事、武器や防具の作成に一切の制限が無いことである。要領とコツさえ掴めば誰でも最強になれるという触れ込みは全VRMMOゲーマーを魅了する事に成功したのだ。
そんなウエブレにまさに最強の名を欲しいままにしたプレイヤーがいた。本名を田中龍一と言い、持ち前のセンスにより作り出した武器や防具は異様な強さを誇り、競売に掛けられれば信じられない程の高値が付く。
それが僕、ウエブレ界最強の鍛冶師レイスだ。
「いや~、今日も大量大量! これだからウエブレは最高ですね!」
今日も今日とて武器を作成し、競売に掛けては大金をウェブマネーに換金してホクホク顔でログアウトする……筈だった。
ログアウトしようとした瞬間、意識が急に途絶えて僕は目の前が真っ暗になった。
「――痛たた。ん? ここは一体?」
「あっ! 目が覚めましたか! も、申し訳ありません! 本っ当にごめんなさい! 手が滑っちゃったんです! わざとじゃないんです!」
目の前には火のように紅い髪をポニーテールにし、何やら物々しい白いドレスの様な服を着込んだ女性が僕に向かって土下座をしていた。
「貴女は一体誰なんです? というかここは?」
周りは真っ白な四角い空間で女性の後ろにある金の椅子以外は何もない、そんな場所に僕は突っ立っていた。
「私は死と転生を司る女神ユニアンと言います。じ、実はですね……できれば怒らないで聞いてくれると有り難いのですが……」
僕は戦々恐々としている女神からここにいる理由を聞かされた。
「はぁ!? 隣室の男を天罰で雷落とすつもりが手が滑って僕に落ちたぁ!?」
「ごめんなさい! ごめんなさい! 女神やっててごめんなさい!」
女神は高速で頭を地面に打ちつけ始めた。
「ちょっと困りますよ! 明日ずっと欲しかったゲームの発売日なんですから! はやく生き返らせて下さい!」
「無理……です」
「はぁ!? 何で?!」
女神は涙で顔をぐしゃぐしゃになった顔で僕を見上げた。
「私は死と転生を司る女神なんです! お詫びの印に貴方の使っていた分身を異世界に転生させます! 記憶も引き継がせますし、異能をありったけ差し上げますからどうかお許し下さい!」
「分身? それってアバターのレイスの事ですか? 異能ってのは?」
「はい! その通りです! 異能というのはですね!? あ、見せた方が早いですね! 一覧から好きなだけお選び下さい!」
僕の目の前に薄碧色のウインドウが表示される。
「ありったけ貰って良いんですよね?」
「はい」
「じゃあ、生産系の異能とステータス系の異能。それと、全モンスターのサモン系の異能全部下さい」
「は、はい! わかりました! どうぞ!」
女神がウインドウを弄ると発光し、跡形もなく消え去った。
「――眩しッ! どうなったんです?」
「あれ? おかしいな? いつもだったら光の玉になって入っていくのに……」
女神は首を傾げている。
「本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫だと思います! 今の姿をご覧下さい!」
視線を下に落とすと見慣れた白のローブを着込んでいる自分がいた。
「これは!」
僕は慌てながらウエブレのUIを思い出し、親指と人差し指をくっつけ、横に広げる様に離すと四角い透明なボックスが幾つも出てきた。僕はその中の1つをタップし中に入っていた手鏡を取り出し顔に近づける。
僕の顔はウエブレで飽きるほど見た、金髪晴眼のイケメンが鏡の中にいた。
「どうやら成功したようで良かったです! では、新しい人生を謳歌して下さいね! さようなら~!」
女神がそう言うと目の前が再び眩い光に包まれ、僕は目を瞑った。
数あるVRMMOの中でもぶっちぎりのユーザー数を誇り、このゲームにはある特徴があった。それはリアルマネートレードRMTが国に認められている事、武器や防具の作成に一切の制限が無いことである。要領とコツさえ掴めば誰でも最強になれるという触れ込みは全VRMMOゲーマーを魅了する事に成功したのだ。
そんなウエブレにまさに最強の名を欲しいままにしたプレイヤーがいた。本名を田中龍一と言い、持ち前のセンスにより作り出した武器や防具は異様な強さを誇り、競売に掛けられれば信じられない程の高値が付く。
それが僕、ウエブレ界最強の鍛冶師レイスだ。
「いや~、今日も大量大量! これだからウエブレは最高ですね!」
今日も今日とて武器を作成し、競売に掛けては大金をウェブマネーに換金してホクホク顔でログアウトする……筈だった。
ログアウトしようとした瞬間、意識が急に途絶えて僕は目の前が真っ暗になった。
「――痛たた。ん? ここは一体?」
「あっ! 目が覚めましたか! も、申し訳ありません! 本っ当にごめんなさい! 手が滑っちゃったんです! わざとじゃないんです!」
目の前には火のように紅い髪をポニーテールにし、何やら物々しい白いドレスの様な服を着込んだ女性が僕に向かって土下座をしていた。
「貴女は一体誰なんです? というかここは?」
周りは真っ白な四角い空間で女性の後ろにある金の椅子以外は何もない、そんな場所に僕は突っ立っていた。
「私は死と転生を司る女神ユニアンと言います。じ、実はですね……できれば怒らないで聞いてくれると有り難いのですが……」
僕は戦々恐々としている女神からここにいる理由を聞かされた。
「はぁ!? 隣室の男を天罰で雷落とすつもりが手が滑って僕に落ちたぁ!?」
「ごめんなさい! ごめんなさい! 女神やっててごめんなさい!」
女神は高速で頭を地面に打ちつけ始めた。
「ちょっと困りますよ! 明日ずっと欲しかったゲームの発売日なんですから! はやく生き返らせて下さい!」
「無理……です」
「はぁ!? 何で?!」
女神は涙で顔をぐしゃぐしゃになった顔で僕を見上げた。
「私は死と転生を司る女神なんです! お詫びの印に貴方の使っていた分身を異世界に転生させます! 記憶も引き継がせますし、異能をありったけ差し上げますからどうかお許し下さい!」
「分身? それってアバターのレイスの事ですか? 異能ってのは?」
「はい! その通りです! 異能というのはですね!? あ、見せた方が早いですね! 一覧から好きなだけお選び下さい!」
僕の目の前に薄碧色のウインドウが表示される。
「ありったけ貰って良いんですよね?」
「はい」
「じゃあ、生産系の異能とステータス系の異能。それと、全モンスターのサモン系の異能全部下さい」
「は、はい! わかりました! どうぞ!」
女神がウインドウを弄ると発光し、跡形もなく消え去った。
「――眩しッ! どうなったんです?」
「あれ? おかしいな? いつもだったら光の玉になって入っていくのに……」
女神は首を傾げている。
「本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫だと思います! 今の姿をご覧下さい!」
視線を下に落とすと見慣れた白のローブを着込んでいる自分がいた。
「これは!」
僕は慌てながらウエブレのUIを思い出し、親指と人差し指をくっつけ、横に広げる様に離すと四角い透明なボックスが幾つも出てきた。僕はその中の1つをタップし中に入っていた手鏡を取り出し顔に近づける。
僕の顔はウエブレで飽きるほど見た、金髪晴眼のイケメンが鏡の中にいた。
「どうやら成功したようで良かったです! では、新しい人生を謳歌して下さいね! さようなら~!」
女神がそう言うと目の前が再び眩い光に包まれ、僕は目を瞑った。
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