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第二章 動きだす歯車
第40話 山崎の戦い
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天正10年(1582年)6月12日・13日 山城・山崎
6月12日 朝 摂津・尼崎 羽柴秀長
尼崎の陣を発ったのは、まだ朝靄が地に残る刻だった。
行軍の長い列は、乱れていない。
兵の数は、軽く2万を軽く超える。
その中には、羽柴の兵だけでなく、摂津衆、そして―織田信孝、丹羽長秀の兵もあった。
逆賊明智を討つ。
それを旗頭に織田の諸将が集まっている。
その中心にいるのが、最大の兵力を有し、檄を飛ばして摂津の諸将をまとめた兄・秀吉だ。
もし、この戦に勝てることができたならば.... 織田の勢力図が大きく変わる。
秀長は、大きく膨らむ期待を胸に押さえ込んだ。
6月12日 夜 摂津・富田 羽柴秀長
近くの川から湿り気を含んだ風が、陣幕の隙間から入り込み、松明の火を揺らす。
昼の熱が抜けきらず、鎧を脱いでも、肌にまとわりつくような空気だった。
陣の中央。
簡素な陣幕の中に、名のある者たちが集まっていた。
羽柴秀吉
織田信孝
丹羽長秀
中川清秀、池田恒興、高山右近、黒田官兵衛、堀秀政。
そして、羽柴秀長。
秀長は、壁際に控え、全員の表情を見渡していた。
―皆、分かっている。
明日には、山崎に着く。
そして山崎で戦端が開かれることを。
机上に広げられた地図を見つめながら、最初に口を開いたのは、丹羽長秀だった。
「……敵は、勝竜寺から出てくると見てよろしいか」
声は低く、落ち着いている。
だが、その裏に、慎重さがにじんでいた。
官兵衛が答える。
「今は勝竜寺に詰めておりますが、明朝、山崎へ兵を進めると見ております」
このとき明智光秀は、山崎の北東、勝竜寺城にいる。
しかし、兵が揃わない明智方にとって、城まで詰め寄られ囲まれれば、終わりだ。
籠城している間に京を抑えられ、朝廷を動かし逆賊認定されてしまえば、勝ち目はない。
そのため、兵を動かし、野戦で勝つしない。
そのためには、要衝の天王山を抑える必要がある。
長秀が答える。
「天王山を押さえに来る、か」
中川清秀が頷いた。
「ならば、天王山を先に取った方が勝つ」
秀吉が、集まった諸将一人一人に目を配りながら、淡々と動きを述べる。
「速さが勝負を決め申す」
「中川殿と高山殿は天王山と桂川の間を抜け、前に出てほしい」
「秀長と官兵衛は天王山だ」
あまりにあっさりした言い方に、一瞬、場が静まる。
皆、地図を見て配置を確認し、納得して静かに頷く。
しばらくして、長秀が口を開いた。
「……羽柴殿」
「此度の戦、総大将は貴殿にお任せしたい」
「一番多くの兵を指揮する者が総大将になるのが適当」
諸将は、固唾を飲んで秀吉の顔を見る。
諸将の兵を足すと4万程に膨れ上がった全軍の半数が秀吉の兵だ。
長秀の意見はもっともではある。
だが、秀吉は、自分に視線が集まるのも気にせず、大きな声で否定した。
「いやいや!此度の戦さは逆賊明智の討伐。大殿と信忠様の弔い合戦でございます」
「織田家の血を引く信孝様が総大将になるべき」
秀吉は、大殿の凶報は届いていないといった方便を捨てた。
そのようなことは、この場の諸将においては周知の事実であった。
長秀は続ける。
「名分を優先し、戦さに負けてはどうにもならん。ここは実を取るべきだ」
ここで様子をうかがっていた秀長が口を挟む。
「戦さには大義が必要。特に此度の戦さでは重要となります」
「されど、丹羽殿の言い分もごもっとも」
「ならば、総大将は信孝様とし、兵の指揮権を秀吉殿にお預けするというのはいかがか」
信孝と長秀が顔を見合わせる。
両者にとって、名をとれるのであれば、悪い話ではない。
信孝が答えた。
「私が織田の者として総大将となる。羽柴殿には兵権を委ねる」
これで形式と実際の指揮命令がはっきりした。
織田の錦を掲げ、秀吉が総指揮を執るという形ができ上がった。
これまで黙っていた池田恒興が、地図を指して言った。
「湿地が多い。正面から当たれば、足が止まる」
ここぞとばかりに、官兵衛が作戦の肝を説明する。
「池田殿には川筋から迂回し、明智の横を突いてもらいたい」
「羽柴本隊は、敵が揺れた瞬間に一気に出る」
誰も異を唱えなかった。
戦の形は、完成している。
軍議が終わりかけたとき、
秀吉が、ふと笑った。
「明日は、勝つ」
「勝たねばならぬ戦」
「負ければ――全員、終わりじゃ」
天正10年(1582年)6月13日 羽柴秀吉
羽柴軍は山崎へ迫った。
天王山―小さな山だが、そこは“天下”を見渡す場所でもあった。
山の麓は狭い。
桂川、宇治川、木津川が合流し、淀川となって流れ出す。
その水が、湿地を作り、足場を奪う。
道は一本。山と川に挟まれ、軍が広がれない。
先に、天王山を押さえたのは羽柴方だった。
秀長と官兵衛の部隊が山を駆け上り、中川清秀と高山右近が、街道の先に兵を入れた。
秀吉は、陣の端で地形を見ていた。
天王山の木々の間に、味方の旗が揺れる。
兵力は敵の2倍近く。その上、山を押さえた。
―それだけで、半分勝っている。
秀吉の声が、山崎の湿地に響いた。
「よいか、皆の者!」
「わしらは西国から駆け戻った! 無理をした! 足も棒じゃ!」
兵の顔が歪む。笑いが混じる。自分たちの苦しみを、主が口にしたからだ。
「だが!」
秀吉は指を立てた。
「苦しいのは、わしらだけではない。明智も同じじゃ」
ざわめきが起きる。
「明智は、都で待っておればよかったのに、わざわざここまで出てきた。なぜか?」
秀吉は、笑った。
「怖いからじゃ。わしらが来るのが怖いから、ここで止めねばならぬのじゃ」
兵の目が、変わる。
自分が怖いと思うのではなく、相手が怖がっていると思わせればいい。
「天王山は、わしらが押さえた!」
兵から声が上がる。
「残るは、明智の首ひとつ!」
吠えるような歓声が、湿った空気を裂いた。
やがて、敵の動きが見えた。
明智の軍が、湿地の向こうに列を作る。
旗印が揺れ、鉄砲が並び、槍が林立する。
戦が始まったのは、夕刻近く、太陽が沈みはじめた頃だった。
鉄砲の音が、湿った空に鈍く響く。
火縄の煙が白くたなびき、視界を濁らせる。
天王山から矢が降った。
山を押さえた者が、上から攻める。
下にいる者は、ただでさえ足場の悪い湿地で、上からの圧に耐えねばならない。
秀吉は、右翼を見ていた。
「……崩れる」
池田隊が敵を押し込み、相手の陣が崩れ始めている。
明智の兵は、心のどこかで、疑心暗鬼になっている。
天下を取ったはずなのに、味方は集まらない。
なぜだ?
…そうだ、自分たちは逆賊だ。
主君の弔い合戦の旗を掲げる相手が正当。
そのような思いが胸に広がる。
羽柴は大義を掲げて進む。
明智は後ろめたい思いをもって止める。
最初から、勝負になっていなかった。
明智の隊列が揺れた。
そこへ、槍隊が突っ込む。
池田勢が押し込み、中川勢が追い、羽柴の本隊が圧をかける。
崩れた。
堤が切れるように、敵の列がほどける。
ほどけた列は、二度と元に戻らない。
秀吉は、前へ出た。
「押せぇぇぇっ!」
叫び声が、戦場を覆う。
逃げる者が増えると、留まっていた者も逃げる。
逃げ出した軍は、もう軍ではない。
明智光秀は、退いた。
勝竜寺へ、いや、その先へ。
都へ戻るのか、近江へ逃れるのか、どこへ向かうのかは、そのときは、誰にも分からない。
だが、秀吉には分かっていた。
この山崎で負ければ、都では勝てない。
「……兄者」
秀長が呼ぶ声がして、秀吉は振り向いた。
顔は泥にまみれ、目は獣のように光っている。
秀吉は満面の笑みを浮かべて答えた
「小一郎」
「天下が……空いたぞ」
秀長は、静かに頷いた。
「まさにこじ開けましたな」
秀吉は、戦場の向こう――京の方角を見て低い声で話した。
「明智を追い首を取る。――そして」
言葉を切り、懐へ手を当てた。
ねねの文のある場所だ。
「……家へ帰る」
その声は小さかったが、秀長には確かに聞こえた。
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6月12日 朝 摂津・尼崎 羽柴秀長
尼崎の陣を発ったのは、まだ朝靄が地に残る刻だった。
行軍の長い列は、乱れていない。
兵の数は、軽く2万を軽く超える。
その中には、羽柴の兵だけでなく、摂津衆、そして―織田信孝、丹羽長秀の兵もあった。
逆賊明智を討つ。
それを旗頭に織田の諸将が集まっている。
その中心にいるのが、最大の兵力を有し、檄を飛ばして摂津の諸将をまとめた兄・秀吉だ。
もし、この戦に勝てることができたならば.... 織田の勢力図が大きく変わる。
秀長は、大きく膨らむ期待を胸に押さえ込んだ。
6月12日 夜 摂津・富田 羽柴秀長
近くの川から湿り気を含んだ風が、陣幕の隙間から入り込み、松明の火を揺らす。
昼の熱が抜けきらず、鎧を脱いでも、肌にまとわりつくような空気だった。
陣の中央。
簡素な陣幕の中に、名のある者たちが集まっていた。
羽柴秀吉
織田信孝
丹羽長秀
中川清秀、池田恒興、高山右近、黒田官兵衛、堀秀政。
そして、羽柴秀長。
秀長は、壁際に控え、全員の表情を見渡していた。
―皆、分かっている。
明日には、山崎に着く。
そして山崎で戦端が開かれることを。
机上に広げられた地図を見つめながら、最初に口を開いたのは、丹羽長秀だった。
「……敵は、勝竜寺から出てくると見てよろしいか」
声は低く、落ち着いている。
だが、その裏に、慎重さがにじんでいた。
官兵衛が答える。
「今は勝竜寺に詰めておりますが、明朝、山崎へ兵を進めると見ております」
このとき明智光秀は、山崎の北東、勝竜寺城にいる。
しかし、兵が揃わない明智方にとって、城まで詰め寄られ囲まれれば、終わりだ。
籠城している間に京を抑えられ、朝廷を動かし逆賊認定されてしまえば、勝ち目はない。
そのため、兵を動かし、野戦で勝つしない。
そのためには、要衝の天王山を抑える必要がある。
長秀が答える。
「天王山を押さえに来る、か」
中川清秀が頷いた。
「ならば、天王山を先に取った方が勝つ」
秀吉が、集まった諸将一人一人に目を配りながら、淡々と動きを述べる。
「速さが勝負を決め申す」
「中川殿と高山殿は天王山と桂川の間を抜け、前に出てほしい」
「秀長と官兵衛は天王山だ」
あまりにあっさりした言い方に、一瞬、場が静まる。
皆、地図を見て配置を確認し、納得して静かに頷く。
しばらくして、長秀が口を開いた。
「……羽柴殿」
「此度の戦、総大将は貴殿にお任せしたい」
「一番多くの兵を指揮する者が総大将になるのが適当」
諸将は、固唾を飲んで秀吉の顔を見る。
諸将の兵を足すと4万程に膨れ上がった全軍の半数が秀吉の兵だ。
長秀の意見はもっともではある。
だが、秀吉は、自分に視線が集まるのも気にせず、大きな声で否定した。
「いやいや!此度の戦さは逆賊明智の討伐。大殿と信忠様の弔い合戦でございます」
「織田家の血を引く信孝様が総大将になるべき」
秀吉は、大殿の凶報は届いていないといった方便を捨てた。
そのようなことは、この場の諸将においては周知の事実であった。
長秀は続ける。
「名分を優先し、戦さに負けてはどうにもならん。ここは実を取るべきだ」
ここで様子をうかがっていた秀長が口を挟む。
「戦さには大義が必要。特に此度の戦さでは重要となります」
「されど、丹羽殿の言い分もごもっとも」
「ならば、総大将は信孝様とし、兵の指揮権を秀吉殿にお預けするというのはいかがか」
信孝と長秀が顔を見合わせる。
両者にとって、名をとれるのであれば、悪い話ではない。
信孝が答えた。
「私が織田の者として総大将となる。羽柴殿には兵権を委ねる」
これで形式と実際の指揮命令がはっきりした。
織田の錦を掲げ、秀吉が総指揮を執るという形ができ上がった。
これまで黙っていた池田恒興が、地図を指して言った。
「湿地が多い。正面から当たれば、足が止まる」
ここぞとばかりに、官兵衛が作戦の肝を説明する。
「池田殿には川筋から迂回し、明智の横を突いてもらいたい」
「羽柴本隊は、敵が揺れた瞬間に一気に出る」
誰も異を唱えなかった。
戦の形は、完成している。
軍議が終わりかけたとき、
秀吉が、ふと笑った。
「明日は、勝つ」
「勝たねばならぬ戦」
「負ければ――全員、終わりじゃ」
天正10年(1582年)6月13日 羽柴秀吉
羽柴軍は山崎へ迫った。
天王山―小さな山だが、そこは“天下”を見渡す場所でもあった。
山の麓は狭い。
桂川、宇治川、木津川が合流し、淀川となって流れ出す。
その水が、湿地を作り、足場を奪う。
道は一本。山と川に挟まれ、軍が広がれない。
先に、天王山を押さえたのは羽柴方だった。
秀長と官兵衛の部隊が山を駆け上り、中川清秀と高山右近が、街道の先に兵を入れた。
秀吉は、陣の端で地形を見ていた。
天王山の木々の間に、味方の旗が揺れる。
兵力は敵の2倍近く。その上、山を押さえた。
―それだけで、半分勝っている。
秀吉の声が、山崎の湿地に響いた。
「よいか、皆の者!」
「わしらは西国から駆け戻った! 無理をした! 足も棒じゃ!」
兵の顔が歪む。笑いが混じる。自分たちの苦しみを、主が口にしたからだ。
「だが!」
秀吉は指を立てた。
「苦しいのは、わしらだけではない。明智も同じじゃ」
ざわめきが起きる。
「明智は、都で待っておればよかったのに、わざわざここまで出てきた。なぜか?」
秀吉は、笑った。
「怖いからじゃ。わしらが来るのが怖いから、ここで止めねばならぬのじゃ」
兵の目が、変わる。
自分が怖いと思うのではなく、相手が怖がっていると思わせればいい。
「天王山は、わしらが押さえた!」
兵から声が上がる。
「残るは、明智の首ひとつ!」
吠えるような歓声が、湿った空気を裂いた。
やがて、敵の動きが見えた。
明智の軍が、湿地の向こうに列を作る。
旗印が揺れ、鉄砲が並び、槍が林立する。
戦が始まったのは、夕刻近く、太陽が沈みはじめた頃だった。
鉄砲の音が、湿った空に鈍く響く。
火縄の煙が白くたなびき、視界を濁らせる。
天王山から矢が降った。
山を押さえた者が、上から攻める。
下にいる者は、ただでさえ足場の悪い湿地で、上からの圧に耐えねばならない。
秀吉は、右翼を見ていた。
「……崩れる」
池田隊が敵を押し込み、相手の陣が崩れ始めている。
明智の兵は、心のどこかで、疑心暗鬼になっている。
天下を取ったはずなのに、味方は集まらない。
なぜだ?
…そうだ、自分たちは逆賊だ。
主君の弔い合戦の旗を掲げる相手が正当。
そのような思いが胸に広がる。
羽柴は大義を掲げて進む。
明智は後ろめたい思いをもって止める。
最初から、勝負になっていなかった。
明智の隊列が揺れた。
そこへ、槍隊が突っ込む。
池田勢が押し込み、中川勢が追い、羽柴の本隊が圧をかける。
崩れた。
堤が切れるように、敵の列がほどける。
ほどけた列は、二度と元に戻らない。
秀吉は、前へ出た。
「押せぇぇぇっ!」
叫び声が、戦場を覆う。
逃げる者が増えると、留まっていた者も逃げる。
逃げ出した軍は、もう軍ではない。
明智光秀は、退いた。
勝竜寺へ、いや、その先へ。
都へ戻るのか、近江へ逃れるのか、どこへ向かうのかは、そのときは、誰にも分からない。
だが、秀吉には分かっていた。
この山崎で負ければ、都では勝てない。
「……兄者」
秀長が呼ぶ声がして、秀吉は振り向いた。
顔は泥にまみれ、目は獣のように光っている。
秀吉は満面の笑みを浮かべて答えた
「小一郎」
「天下が……空いたぞ」
秀長は、静かに頷いた。
「まさにこじ開けましたな」
秀吉は、戦場の向こう――京の方角を見て低い声で話した。
「明智を追い首を取る。――そして」
言葉を切り、懐へ手を当てた。
ねねの文のある場所だ。
「……家へ帰る」
その声は小さかったが、秀長には確かに聞こえた。
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