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扉をくぐってほしい理由がある その三
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それから何年だったのだろう。
私はアルテールではなく地球界で過ごしていた。
確かに魔力補充のためにアルテールに帰ることはあったけど。
それにここにはシンクの妻である千秋もいて、シンクの血を受け継いだ娘もいた。
ただし、シンクの娘は彼の膨大な魔力を受け継いでいなかった。
だけど、この世界では魔力は余計なモノ。受け継いでいなかったのは当たり前のことかもしれなかった。
しかも、極端に体が弱かった。
扉をくぐったこの世界でいろんな人生模様を目にしてきた。
シンクは私と別れてこの世界に来た後、医師として生活していた。
千秋から聞いた話だと名医だったそうだ。彼に治せない病はないとまで言われていたそうだ。
そういえば、シンクは治癒魔法にたけていたから。
シンクは大きな病院を開いていた。彼が亡くなった後は娘に婿を迎え、病院は続いていた。
だけど、娘は息子を産んで、その息子が5歳のころに亡くなった。
その途端、娘婿は本性をあらわにし、後妻を迎え病院をのっとった。
シンクはそのことを見越していたのか、千秋にはかなりの不動産を残していた。
なので、病院をのっとられても千秋は何不自由なく生活していくことができた。
「というわけなんですよ」
にこにこ笑顔で古田さんは話を締めくくった。
実際、僕の書いたモノより面白かった。
私はアルテールではなく地球界で過ごしていた。
確かに魔力補充のためにアルテールに帰ることはあったけど。
それにここにはシンクの妻である千秋もいて、シンクの血を受け継いだ娘もいた。
ただし、シンクの娘は彼の膨大な魔力を受け継いでいなかった。
だけど、この世界では魔力は余計なモノ。受け継いでいなかったのは当たり前のことかもしれなかった。
しかも、極端に体が弱かった。
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だけど、娘は息子を産んで、その息子が5歳のころに亡くなった。
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シンクはそのことを見越していたのか、千秋にはかなりの不動産を残していた。
なので、病院をのっとられても千秋は何不自由なく生活していくことができた。
「というわけなんですよ」
にこにこ笑顔で古田さんは話を締めくくった。
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