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「全て私が悪いとは思っている。でも、これ以上どうすることもできないんだ。マリア、私が何を言いたいか分かるよね」
公爵令嬢として婚約することになった人から、思いがけない情報がもたらされた。つまり、私ではなくて妹のソフィアを正式な妻として向かい入れる準備をしているとの事だった。
「お姉さま、私は大変申し訳無く思っておりますわ。ですが、ホールデン様が決めたことですから。私はこれ以上、何も言えませんわ」
この原因を作ったのが、間違いなく妹のソフィアにあることは分かっていた。でも、私はそれ以上ソフィアを糾弾しなかった。そして、婚約者であるホールデン様に対しても、特別何か怒りをぶつける事はなかった。はっきり言って、このほうが気が楽だったのかもしれない。
だって、私に比べて明らかにソフィアの方が美しかった。そして、ホールデン様は私が思い描いている以上のイケメンだった。だから、私とホールデン様が正式に婚約しても、正直誰からも祝福されない感じがしていたんだ。それに対して、ソフィアとホールデン様が婚約することになったら、それはそれは非常に華々しいものになること間違いなしだった。
「幸いなことに、私の両親、そして君たちのご両親も今回の件については承知していただいている。だから、これでいいだろうか」
最終的に、ホールデン様は私に確認するように質問した。
「もちろんですわ。私に反対する権利なんて、最初からございません」
私はこのように答えた。すると、ホールデン様は非常に安心したような顔になった。
*********************************************
これでよかった。別に私は何とも思っていない。本当にこれでよかったんだ。素直にそう思うことができた。
公爵令嬢として婚約することになった人から、思いがけない情報がもたらされた。つまり、私ではなくて妹のソフィアを正式な妻として向かい入れる準備をしているとの事だった。
「お姉さま、私は大変申し訳無く思っておりますわ。ですが、ホールデン様が決めたことですから。私はこれ以上、何も言えませんわ」
この原因を作ったのが、間違いなく妹のソフィアにあることは分かっていた。でも、私はそれ以上ソフィアを糾弾しなかった。そして、婚約者であるホールデン様に対しても、特別何か怒りをぶつける事はなかった。はっきり言って、このほうが気が楽だったのかもしれない。
だって、私に比べて明らかにソフィアの方が美しかった。そして、ホールデン様は私が思い描いている以上のイケメンだった。だから、私とホールデン様が正式に婚約しても、正直誰からも祝福されない感じがしていたんだ。それに対して、ソフィアとホールデン様が婚約することになったら、それはそれは非常に華々しいものになること間違いなしだった。
「幸いなことに、私の両親、そして君たちのご両親も今回の件については承知していただいている。だから、これでいいだろうか」
最終的に、ホールデン様は私に確認するように質問した。
「もちろんですわ。私に反対する権利なんて、最初からございません」
私はこのように答えた。すると、ホールデン様は非常に安心したような顔になった。
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これでよかった。別に私は何とも思っていない。本当にこれでよかったんだ。素直にそう思うことができた。
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