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その5
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「……レイチェル、おい、起きろ、レイチェル!!!!!!!」
「……ん……あれ?ここはどこでしょう????????」
目を開けると知らない天井があった。首を横に動かすと、そこは見慣れぬ部屋だった。
「目が覚めたか。とりあえず服を着たらどうだ?」
そう言われ自分の姿を見下ろすと、何も身に着けていない状態だった。
……しかも、全身が痛む。そこでようやく思い出す。
(私、昨日フリッツ様と……!!!!!!!!!!)
意識が少しずつ戻って来ると、真っ赤になりながら慌てて服を探す。
「ほらよ。早く着ないと風邪ひくぞ。俺も隣の部屋にいるから、着替え終わったら来てくれ」
そう言って出て行く後ろ姿を見送りながら、私は急いで身支度を整えた。
「フリッツ様!おはようございます!!!!!!!!!」
隣室へ元気よく挨拶でもしながら入っていくと、フリッツ様がこちらを振り向いた。
「おう、レイチェル……どうしたんだ???その格好だとなんか変な感じするな」
「そうですか????????」
不思議に思いつつ、フリッツ様の隣に立つ。
改めて見るとこの部屋には本棚や机などの家具があるものの、生活感はあまりなく殺風景だ。
部屋の隅にある大きなベッドだけが唯一存在感を放っている、とでも言えばいいのだろうか。おそらく、普段は使われていないのだろう。
「それで、ここは一体???????」
「ああ、お前の部屋だよ」
「ええええええええええええっ?」
「いちいちリアクションが大きいな……。まあ、いいか。ここはお前のために用意させたんだ。お前は今日からここで暮らすんだよ」
そう言って笑うフリッツ様はとても楽しそうで……。
「どうしてそんな事に?」
「どうしてって、お前が言ったんじゃねえか。結婚してくださいって」
「それは……そうですけど……」
「だから、結婚するために準備してたんだ。でも、お前なかなか戻ってこないからさ。迎えに行ったらお前寝てるし。まあ、あの状態じゃ動けないだろうと思って、先に準備だけ済ませちまった」
「ええええええええええええっ!?」
確かに、あのままの状態では帰れないのでしょうがないけれど……。
「そういうわけなんでよろしくな?レイチェル……!!!!!!!」
「……はい。フリッツ様の妻として、精一杯務めさせていただきます」
そう答えると、フリッツ様は満足げに笑った。
「そうだな。まずは初夜からだな」
「しょっ、初夜って、きゃあっ!」
ベッドに押し倒され、上から覆い被さられる。
「ちょ、ちょっと待ってください!心の準備が……」
「俺は十分待ちました。もう待たない」
「あぁんっ!あっ、あぁ!!」
胸の先端を強く吸われる。
「可愛いなああっ、レイチェルは。ずっとこうしたかったんだ」
「わ、私も、ですぅ」
「嬉しいよ。それならもう遠慮はいらないよな?」
「え?」
(まさか、今から?)
「あっ、あぁっ!そこぉ、気持ちいいですぅ!」
「くそ、また出る」
「駄目ですぅ、赤ちゃんできちゃいます」
「構わない。俺の子を産んでくれ。さあ、思う存分孕むんだ!!!!!!!」
「ああーっ!!」
「……大丈夫か?レイチェル!!!!!!!!」
「はい。……少し休めば平気ですよ」
そう言うと、私は力なく微笑み返した。
「ごめんなさい。私がもっとしっかりしていたら……」
「気にするなって。俺だって初めてなんだ。……それにしても、まだ足りないみたいだ」
「んん……ぁ……」
先ほどまでの激しい行為を思い出し、恥ずかしくて頬を染める。
「……レイチェルはいつもあんな風に誘ってくるのか?」
「違いますよ!そんな事ありません」
「ふ~ん。まあ、いいや。それより続きしようぜ」
「もう無理です。これ以上されたら死んじゃう」
私は慌てて首を振ったが、フリッツ様は聞いてくれない。
「分かってる。今度は優しくするから」
「あ……んっっうううううっ……」
結局、その後も朝方近くになるまで愛し合っていた。
(それにしても腰が痛い……少しやりすぎたかしら????????)
重たい愛……まあ、それでもいいと思ったのだ。
「……ん……あれ?ここはどこでしょう????????」
目を開けると知らない天井があった。首を横に動かすと、そこは見慣れぬ部屋だった。
「目が覚めたか。とりあえず服を着たらどうだ?」
そう言われ自分の姿を見下ろすと、何も身に着けていない状態だった。
……しかも、全身が痛む。そこでようやく思い出す。
(私、昨日フリッツ様と……!!!!!!!!!!)
意識が少しずつ戻って来ると、真っ赤になりながら慌てて服を探す。
「ほらよ。早く着ないと風邪ひくぞ。俺も隣の部屋にいるから、着替え終わったら来てくれ」
そう言って出て行く後ろ姿を見送りながら、私は急いで身支度を整えた。
「フリッツ様!おはようございます!!!!!!!!!」
隣室へ元気よく挨拶でもしながら入っていくと、フリッツ様がこちらを振り向いた。
「おう、レイチェル……どうしたんだ???その格好だとなんか変な感じするな」
「そうですか????????」
不思議に思いつつ、フリッツ様の隣に立つ。
改めて見るとこの部屋には本棚や机などの家具があるものの、生活感はあまりなく殺風景だ。
部屋の隅にある大きなベッドだけが唯一存在感を放っている、とでも言えばいいのだろうか。おそらく、普段は使われていないのだろう。
「それで、ここは一体???????」
「ああ、お前の部屋だよ」
「ええええええええええええっ?」
「いちいちリアクションが大きいな……。まあ、いいか。ここはお前のために用意させたんだ。お前は今日からここで暮らすんだよ」
そう言って笑うフリッツ様はとても楽しそうで……。
「どうしてそんな事に?」
「どうしてって、お前が言ったんじゃねえか。結婚してくださいって」
「それは……そうですけど……」
「だから、結婚するために準備してたんだ。でも、お前なかなか戻ってこないからさ。迎えに行ったらお前寝てるし。まあ、あの状態じゃ動けないだろうと思って、先に準備だけ済ませちまった」
「ええええええええええええっ!?」
確かに、あのままの状態では帰れないのでしょうがないけれど……。
「そういうわけなんでよろしくな?レイチェル……!!!!!!!」
「……はい。フリッツ様の妻として、精一杯務めさせていただきます」
そう答えると、フリッツ様は満足げに笑った。
「そうだな。まずは初夜からだな」
「しょっ、初夜って、きゃあっ!」
ベッドに押し倒され、上から覆い被さられる。
「ちょ、ちょっと待ってください!心の準備が……」
「俺は十分待ちました。もう待たない」
「あぁんっ!あっ、あぁ!!」
胸の先端を強く吸われる。
「可愛いなああっ、レイチェルは。ずっとこうしたかったんだ」
「わ、私も、ですぅ」
「嬉しいよ。それならもう遠慮はいらないよな?」
「え?」
(まさか、今から?)
「あっ、あぁっ!そこぉ、気持ちいいですぅ!」
「くそ、また出る」
「駄目ですぅ、赤ちゃんできちゃいます」
「構わない。俺の子を産んでくれ。さあ、思う存分孕むんだ!!!!!!!」
「ああーっ!!」
「……大丈夫か?レイチェル!!!!!!!!」
「はい。……少し休めば平気ですよ」
そう言うと、私は力なく微笑み返した。
「ごめんなさい。私がもっとしっかりしていたら……」
「気にするなって。俺だって初めてなんだ。……それにしても、まだ足りないみたいだ」
「んん……ぁ……」
先ほどまでの激しい行為を思い出し、恥ずかしくて頬を染める。
「……レイチェルはいつもあんな風に誘ってくるのか?」
「違いますよ!そんな事ありません」
「ふ~ん。まあ、いいや。それより続きしようぜ」
「もう無理です。これ以上されたら死んじゃう」
私は慌てて首を振ったが、フリッツ様は聞いてくれない。
「分かってる。今度は優しくするから」
「あ……んっっうううううっ……」
結局、その後も朝方近くになるまで愛し合っていた。
(それにしても腰が痛い……少しやりすぎたかしら????????)
重たい愛……まあ、それでもいいと思ったのだ。
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