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ーー接触 ① 蒼sideーー
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柚からの電話があってから、3日ほど経った。
その間、柚からの電話はなかった。
何も連絡がないのは、柚が安全なのか…
それとも、連絡を取れない状況なのか……
知る術もない蒼は柚を心配する日々が続き、
柚と会った日、暗かった伊吹の顔も少しずつ明るくなった。
それだけが蒼の心を癒してくれていた。
大学の講義が終わり、もうすぐ門を出るという時に、蒼はあることを思い出し立ち止まった。
しまった。
レポート持ってきてって言われたの、今日までだった。
「あ!伊吹、俺、教授に頼まれてたレポート、渡しそびれてた‼︎悪いんだけど、先に帰っててくれる?すぐに追いつくから」
蒼が少し困った顔で伊吹を見た。
「蒼が忘れるなんて珍しいね。じゃあ先に帰って、スーパー寄って晩ご飯の用意しておく」
「ありがとう伊吹。俺も急いで追いかけるから」
「うん」
伊吹が微笑むのを見て、蒼は校舎の方へ駆けて行った。
早く提出して、伊吹と合流しないと。
伊吹、考え事しながら歩くと集中しすぎて周り見えてないからな~。
伊吹の姿を想像するして、蒼の顔が綻んだ。
そんな時、
その間、柚からの電話はなかった。
何も連絡がないのは、柚が安全なのか…
それとも、連絡を取れない状況なのか……
知る術もない蒼は柚を心配する日々が続き、
柚と会った日、暗かった伊吹の顔も少しずつ明るくなった。
それだけが蒼の心を癒してくれていた。
大学の講義が終わり、もうすぐ門を出るという時に、蒼はあることを思い出し立ち止まった。
しまった。
レポート持ってきてって言われたの、今日までだった。
「あ!伊吹、俺、教授に頼まれてたレポート、渡しそびれてた‼︎悪いんだけど、先に帰っててくれる?すぐに追いつくから」
蒼が少し困った顔で伊吹を見た。
「蒼が忘れるなんて珍しいね。じゃあ先に帰って、スーパー寄って晩ご飯の用意しておく」
「ありがとう伊吹。俺も急いで追いかけるから」
「うん」
伊吹が微笑むのを見て、蒼は校舎の方へ駆けて行った。
早く提出して、伊吹と合流しないと。
伊吹、考え事しながら歩くと集中しすぎて周り見えてないからな~。
伊吹の姿を想像するして、蒼の顔が綻んだ。
そんな時、
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