91 / 171
勇気の兄 ② ー伊吹sideー
しおりを挟む
そういえば、菊池先生のお兄さんも練習台になったって……
でも、今日はお兄さんに会ってないな…
お休みなのかな?
それとも違う病院か、違うお仕事されてるのかな?
伊吹が首をかしげていると、
「もともと兄さん、ここの院長だったんだけどさ……」
そこまで言って勇気は口籠り、そして少し目を伏せてる。
「院長だったって…、どうして過去形なんですか?」
それに、今の院長は菊池先生だし…
辞めちゃったのかな?
でも、院長辞める?
「おれの10歳上だったんだ。俺の兄さん…」
勇気は自分の指先を見つめたまま、視線を上げずにいる。
10歳上だった?
『だった』って……
伊吹が疑問に思っていると、勇気が話し始めた。
でも、今日はお兄さんに会ってないな…
お休みなのかな?
それとも違う病院か、違うお仕事されてるのかな?
伊吹が首をかしげていると、
「もともと兄さん、ここの院長だったんだけどさ……」
そこまで言って勇気は口籠り、そして少し目を伏せてる。
「院長だったって…、どうして過去形なんですか?」
それに、今の院長は菊池先生だし…
辞めちゃったのかな?
でも、院長辞める?
「おれの10歳上だったんだ。俺の兄さん…」
勇気は自分の指先を見つめたまま、視線を上げずにいる。
10歳上だった?
『だった』って……
伊吹が疑問に思っていると、勇気が話し始めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
560
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる