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第三章 荒れる聖域。しかしその聖なるは誰がためのものか
第十九話 黄金の林檎(3)
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◆◆◆
「と、いうわけで今日から一緒に行動することになったナチャだよ。よろしくね、ベアトリス」
戻ったアルフレッドはテントでの話をベアトリスに伝え、ナチャの紹介を行った。
ナチャはアルフレッドの時と同じように握手を求めた。
「えっと……、はい、よろしくお願いします」
手を触れ合わせているだけでいいんだよね? 握っちゃダメだよね? という思いを「えっと」の部分に込め、アルフレッドからの返事を確認したあとに、ベアトリスはその握手に応じた。
が、直後、その握手に水を差すような声が響いた。
「ベアトリスにも何かしちゃダメだからね」
釘を刺すアリスの声。
その声に、ナチャは「やれやれ」という顔で答えた。
「まだ何もしてないだろう?」
「何かするつもりだったみたいな答え方ね」
「彼女の人生の価値次第では、ボクが我慢できなくなる可能性は否定できないよ」
人生の価値? なにそれ? そんな疑問を心の声でベアトリスが響かせると、ナチャは答えた。
「ボクの趣味は人の魂を集めることなんだ。といっても、誰の魂でもいいわけじゃない」
ナチャは自身の趣味について淡々と語り始めた。
「魂にはその人の記憶も保存されていることが多い。全部では無いがね。ボクはその記憶を鑑賞して、追体験したりするのが趣味なのさ」
我々の世界でいうところの映画鑑賞と同じ感覚でナチャは喋っていた。
そしてナチャは先ほどの価値観について答え始めた。
「普通の人生も悪くないけど、ボクは刺激的な人生のほうが好きでね。そういう人生を歩んだ魂はボクにとって価値が高いということさ」
そう言ったあと、ナチャはベアトリスの眼前にまで顔を寄せながら口を開いた。
「君の人生もなかなかに刺激的なようだ。一度、じっくり見せてくれないかな?」
ナチャの顔が近い。だが、その目はベアトリスの目を見ていなかった。
ナチャの視線はベアトリスの額、頭の中に向けられていた。
「あ、ちょ、困ります。ていうかイヤです」
これには、大抵のことに動じないベアトリスでもさすがに引いた。
そしてアリスも直後に声を上げた。
「ちょっと、本気で怒るわよ?」
これに、ナチャはベアトリスから顔を離し、薄く笑いながら答えた。
「冗談だよ。本気にしないでくれ」
「あなたの冗談は笑えないわ」
「それについては同意するよ。半分は本気だからね」
「え?」
ナチャは笑みを消し、真剣な顔で口を開いた。
「……ボクが好きな人生っていうのは、多くの危険が伴う。ゆえに、その人生が突然の終わりを迎えてしまうことは少なくなかった」
そしてナチャは再び己の価値観について語り始めた。
「ボクは『基本的には』人間の人生に介入することは無い。その理由は、ボクという存在を物語に出したくないからだ。圧倒的な力を持つボクが舞台に登場し、物語が本来あるべき形から捻じ曲げられていく話を鑑賞するなんて、あんまり楽しくないからね」
だが、『例外』があることについてもナチャは語った。
「だがもちろん、手を出したことはあった。物語がボクにとって耐え難いほどにつまらない形で終わってしまいそうな時とかに介入した。ルイスの頼みで手を出したこともある」
そして今回もその『例外』の一つであることを、ナチャは述べた。
「そして今起きているこの戦い、これはボクの戦いだと認識している。誰かの物語じゃない。ボクと、そして君達の戦いだ。今回ボクは傍観者では無く、れっきとした登場人物の一人だと思っている」
では、ナチャはこの物語をどうしたいのか、この舞台の上でどうするつもりなのか、それをナチャは答えた。
「だから負けるつもりは無い。そのためには何でもする。他人の人生への介入も遠慮無くやる」
そう言いながら、ナチャは二人の顔を見回した。
何をするつもりなのか、それをナチャは説明した。
「かつてボクが介入した時、それは人間に技術を与えるという形で行われることが多かった。今回もそうする。というか、今この場ではそれしか出来ない。ここにいるボクは分身だからね。そしてそのための技術を、いや、正確にはある戦士の魂を本体から預かってきている」
ナチャの本体は最初からそうするつもりで、この展開を予想して分身に技術を持たせていた。
そもそも、アルフレッドを使って敵を釣るという作戦はナチャが提案したものであった。
そしてここまでの話で、ナチャが何をするつもりなのかベアトリスは理解していたが、確認のために聞き返した。
「つまり、わたしとアルフレッドに技術を教えてくれるってことですか?」
ナチャは頷きを返しながら答えた。
「そうだ」
その答えに、ベアトリスは心の中で「やった!」と喜んだが、アルフレッドは違った。
アルフレッドはそれは危険性を含んでいることを察していた。
だからアルフレッドはそれについて尋ねた。
「強い戦士の記憶や経験に結びついている技術を移植する、ということであるなら、その記憶に引きずられて性格や人格が変わってしまう可能性があるのではないですか?」
やれやれ、察しが良すぎるのも困りものだね、そんな思いを響かせながらナチャは答えた。
「単純に移植したらそうなる可能性があるね。作業するボクにとってはそっちのほうが楽だから、それを了承してくれるとありがたいんだけど、どうかな?」
この問いに、アルフレッドとベアトリスは顔を見合わせ、心の中で確認し合った。
そしてベアトリスは確認した結果を声に出した。
「了承できないです!」
やっぱりか、ナチャはその答えを予想できていた。
恋人同士のような関係なんだから当たり前だ。
相手が突然別人のように人格が変わったとしても、愛し続ける自信があるかと問われれば、普通は「いいえ」と答えるだろう。
シャロンとサイラスは例外だ。
サイラスはシャロンの変化を受け入れている。自国のために己を変えて戦う、そんな彼女の生き様そのものを愛している。
だが、サイラスが変わることをシャロンのほうは了承しないかもしれない。このあとサイラスにも同じ話を持ちかけるつもりだが、これと同じような会話を繰り返すことになるのかもしれない。
まあ、そんな例外のことを今気にかけてもしょうがない、そう思いながらナチャは意識を二人に戻して口を開いた。
「では、そのように作業することを約束するよ。それでいいかい?」
はい。ベアトリスはそう答えそうになったが、その前に聞きたいことを思いついたので、それについて尋ねた。
「移植する技術って、どんなものなんですか?」
「二人ともそれぞれ得意とする分野が違うから、同じ技術を移植するわけじゃないけど、体術は共通技術として入れるつもりだよ」
「体術、ですか」
回避とか受け流しとかの防御技術かな? ベアトリスはそう思ったが、どうやらそれだけでは無いことが直後のナチャの言葉で明らかになった。
「預かってきた魂の一つに、素手による格闘術を得意とした戦士のものがある。その男の技術を植え付けるつもりだ」
素手による格闘? 先の戦いにも爪で攻撃してくるやつがいた。ああいう感じなのかな? そんな思いと共に、ベアトリスはその男の人生に対して興味を抱いた。
その好奇心を感じ取ったナチャは少し嬉しくなり、思わず語ってしまった。
「昔あるところに、素手での戦闘技術の文化を持ち、伝統に昇華させていた国があってね。そこで伝説的な活躍をした男がいたのさ」
ベアトリスは「へえ~」と相槌を打った。
その相槌に、先よりも強い好奇心が滲んでいることを感じ取ったナチャは満足しながら話を次に進めた。
「じゃあ、時間がもったいないし、早速始めようと思うんだが、いいかい?」
これに二人は、いや、アリスも含めて三人は頷きと同意の意思を返した。
その意思を確認したナチャは、どちらから始めるか、それを二人の顔を軽く見回して考えた。
手間がかかる方からにしよう、そう思ったナチャはアルフレッドに向かって口を開いた。
「じゃあ一番手はアルフレッド、君だ。……そこのテントの使用許可をルイスから得ている。そこでやろう」
これにアルフレッドは頷きを返し、ナチャについていく形で足を前に出し始めた。
が、直後、歩き始めたばかりのアルフレッドをベアトリスが背後から呼び止めた。
「アルフレッド」
「なんだい?」
アルフレッドが振り返ると、ベアトリスは口を開いた。
「これが終わったらちょっと『お願い』があるんだけど、いいかな?」
「お願い? なんだい?」
「すぐに済む用事じゃないから、これが終わってからでいいよ」
「そうか、じゃあこの後で」
「うん」
アルフレッドは再びベアトリスに背を向け、ナチャと一緒にテントの中に消えていった。
この時、ベアトリスは軽い気持ちで『お願い』していた。
あくまでも保険。そんなことはきっと無い、ベアトリスはそう思っていた。
まさか、この『お願い』が運命の分岐点になるなど、ベアトリスは思ってもいなかったのであった。
「と、いうわけで今日から一緒に行動することになったナチャだよ。よろしくね、ベアトリス」
戻ったアルフレッドはテントでの話をベアトリスに伝え、ナチャの紹介を行った。
ナチャはアルフレッドの時と同じように握手を求めた。
「えっと……、はい、よろしくお願いします」
手を触れ合わせているだけでいいんだよね? 握っちゃダメだよね? という思いを「えっと」の部分に込め、アルフレッドからの返事を確認したあとに、ベアトリスはその握手に応じた。
が、直後、その握手に水を差すような声が響いた。
「ベアトリスにも何かしちゃダメだからね」
釘を刺すアリスの声。
その声に、ナチャは「やれやれ」という顔で答えた。
「まだ何もしてないだろう?」
「何かするつもりだったみたいな答え方ね」
「彼女の人生の価値次第では、ボクが我慢できなくなる可能性は否定できないよ」
人生の価値? なにそれ? そんな疑問を心の声でベアトリスが響かせると、ナチャは答えた。
「ボクの趣味は人の魂を集めることなんだ。といっても、誰の魂でもいいわけじゃない」
ナチャは自身の趣味について淡々と語り始めた。
「魂にはその人の記憶も保存されていることが多い。全部では無いがね。ボクはその記憶を鑑賞して、追体験したりするのが趣味なのさ」
我々の世界でいうところの映画鑑賞と同じ感覚でナチャは喋っていた。
そしてナチャは先ほどの価値観について答え始めた。
「普通の人生も悪くないけど、ボクは刺激的な人生のほうが好きでね。そういう人生を歩んだ魂はボクにとって価値が高いということさ」
そう言ったあと、ナチャはベアトリスの眼前にまで顔を寄せながら口を開いた。
「君の人生もなかなかに刺激的なようだ。一度、じっくり見せてくれないかな?」
ナチャの顔が近い。だが、その目はベアトリスの目を見ていなかった。
ナチャの視線はベアトリスの額、頭の中に向けられていた。
「あ、ちょ、困ります。ていうかイヤです」
これには、大抵のことに動じないベアトリスでもさすがに引いた。
そしてアリスも直後に声を上げた。
「ちょっと、本気で怒るわよ?」
これに、ナチャはベアトリスから顔を離し、薄く笑いながら答えた。
「冗談だよ。本気にしないでくれ」
「あなたの冗談は笑えないわ」
「それについては同意するよ。半分は本気だからね」
「え?」
ナチャは笑みを消し、真剣な顔で口を開いた。
「……ボクが好きな人生っていうのは、多くの危険が伴う。ゆえに、その人生が突然の終わりを迎えてしまうことは少なくなかった」
そしてナチャは再び己の価値観について語り始めた。
「ボクは『基本的には』人間の人生に介入することは無い。その理由は、ボクという存在を物語に出したくないからだ。圧倒的な力を持つボクが舞台に登場し、物語が本来あるべき形から捻じ曲げられていく話を鑑賞するなんて、あんまり楽しくないからね」
だが、『例外』があることについてもナチャは語った。
「だがもちろん、手を出したことはあった。物語がボクにとって耐え難いほどにつまらない形で終わってしまいそうな時とかに介入した。ルイスの頼みで手を出したこともある」
そして今回もその『例外』の一つであることを、ナチャは述べた。
「そして今起きているこの戦い、これはボクの戦いだと認識している。誰かの物語じゃない。ボクと、そして君達の戦いだ。今回ボクは傍観者では無く、れっきとした登場人物の一人だと思っている」
では、ナチャはこの物語をどうしたいのか、この舞台の上でどうするつもりなのか、それをナチャは答えた。
「だから負けるつもりは無い。そのためには何でもする。他人の人生への介入も遠慮無くやる」
そう言いながら、ナチャは二人の顔を見回した。
何をするつもりなのか、それをナチャは説明した。
「かつてボクが介入した時、それは人間に技術を与えるという形で行われることが多かった。今回もそうする。というか、今この場ではそれしか出来ない。ここにいるボクは分身だからね。そしてそのための技術を、いや、正確にはある戦士の魂を本体から預かってきている」
ナチャの本体は最初からそうするつもりで、この展開を予想して分身に技術を持たせていた。
そもそも、アルフレッドを使って敵を釣るという作戦はナチャが提案したものであった。
そしてここまでの話で、ナチャが何をするつもりなのかベアトリスは理解していたが、確認のために聞き返した。
「つまり、わたしとアルフレッドに技術を教えてくれるってことですか?」
ナチャは頷きを返しながら答えた。
「そうだ」
その答えに、ベアトリスは心の中で「やった!」と喜んだが、アルフレッドは違った。
アルフレッドはそれは危険性を含んでいることを察していた。
だからアルフレッドはそれについて尋ねた。
「強い戦士の記憶や経験に結びついている技術を移植する、ということであるなら、その記憶に引きずられて性格や人格が変わってしまう可能性があるのではないですか?」
やれやれ、察しが良すぎるのも困りものだね、そんな思いを響かせながらナチャは答えた。
「単純に移植したらそうなる可能性があるね。作業するボクにとってはそっちのほうが楽だから、それを了承してくれるとありがたいんだけど、どうかな?」
この問いに、アルフレッドとベアトリスは顔を見合わせ、心の中で確認し合った。
そしてベアトリスは確認した結果を声に出した。
「了承できないです!」
やっぱりか、ナチャはその答えを予想できていた。
恋人同士のような関係なんだから当たり前だ。
相手が突然別人のように人格が変わったとしても、愛し続ける自信があるかと問われれば、普通は「いいえ」と答えるだろう。
シャロンとサイラスは例外だ。
サイラスはシャロンの変化を受け入れている。自国のために己を変えて戦う、そんな彼女の生き様そのものを愛している。
だが、サイラスが変わることをシャロンのほうは了承しないかもしれない。このあとサイラスにも同じ話を持ちかけるつもりだが、これと同じような会話を繰り返すことになるのかもしれない。
まあ、そんな例外のことを今気にかけてもしょうがない、そう思いながらナチャは意識を二人に戻して口を開いた。
「では、そのように作業することを約束するよ。それでいいかい?」
はい。ベアトリスはそう答えそうになったが、その前に聞きたいことを思いついたので、それについて尋ねた。
「移植する技術って、どんなものなんですか?」
「二人ともそれぞれ得意とする分野が違うから、同じ技術を移植するわけじゃないけど、体術は共通技術として入れるつもりだよ」
「体術、ですか」
回避とか受け流しとかの防御技術かな? ベアトリスはそう思ったが、どうやらそれだけでは無いことが直後のナチャの言葉で明らかになった。
「預かってきた魂の一つに、素手による格闘術を得意とした戦士のものがある。その男の技術を植え付けるつもりだ」
素手による格闘? 先の戦いにも爪で攻撃してくるやつがいた。ああいう感じなのかな? そんな思いと共に、ベアトリスはその男の人生に対して興味を抱いた。
その好奇心を感じ取ったナチャは少し嬉しくなり、思わず語ってしまった。
「昔あるところに、素手での戦闘技術の文化を持ち、伝統に昇華させていた国があってね。そこで伝説的な活躍をした男がいたのさ」
ベアトリスは「へえ~」と相槌を打った。
その相槌に、先よりも強い好奇心が滲んでいることを感じ取ったナチャは満足しながら話を次に進めた。
「じゃあ、時間がもったいないし、早速始めようと思うんだが、いいかい?」
これに二人は、いや、アリスも含めて三人は頷きと同意の意思を返した。
その意思を確認したナチャは、どちらから始めるか、それを二人の顔を軽く見回して考えた。
手間がかかる方からにしよう、そう思ったナチャはアルフレッドに向かって口を開いた。
「じゃあ一番手はアルフレッド、君だ。……そこのテントの使用許可をルイスから得ている。そこでやろう」
これにアルフレッドは頷きを返し、ナチャについていく形で足を前に出し始めた。
が、直後、歩き始めたばかりのアルフレッドをベアトリスが背後から呼び止めた。
「アルフレッド」
「なんだい?」
アルフレッドが振り返ると、ベアトリスは口を開いた。
「これが終わったらちょっと『お願い』があるんだけど、いいかな?」
「お願い? なんだい?」
「すぐに済む用事じゃないから、これが終わってからでいいよ」
「そうか、じゃあこの後で」
「うん」
アルフレッドは再びベアトリスに背を向け、ナチャと一緒にテントの中に消えていった。
この時、ベアトリスは軽い気持ちで『お願い』していた。
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