【R20】螺旋の果て

雪田 瑠魔

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螺旋の果て(上)

第16章 【構築】

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 毎日、欠かさずオレは裕希を犯した。

どんなに仕事が遅くなろうと、どんなに疲れていようと…

部屋に入るとクワえさせ、部屋の処置をして、餌を与えた。

そして、性交をした。

裕希の餌は、日に朝夕の2回とオレの射出物。

裕希の手に届くものは、
ベッド、簡易トイレ、ソファーと、生理用品。

洗面台には届かない鎖。

朝、洗面器一杯のお湯とタオルを与える。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 その日。

裕希は、気が狂った。

仕事から帰り、いつものようにモニターで様子を観た。

部屋の様子が変だ。

トイレやら、生理用品が散らばっている。

裕希は、パイプベッドの上に膝を抱えて丸くなっている。

オレは、裕希の餌を持って部屋に入った。

 膝を抱えながら、オレの方を振り替える裕希。

目が見開かれ、ニヤァと笑っている。

表情を変えず、這ってオレの方に近づいたかと思うと…‼

悲鳴をあげてオレに襲い掛かった。

襲い掛かる勢いは、首の鎖に阻まれてしまった。

それでも裕希は、睨み、唸りながら、オレに手を伸ばす。

オレは、暫らく、暴れる裕希を見ていた。

 そして、下半身を露出させ、仁王立ちで叫んだ。

『さぁ‼やれ‼』

裕希の表情が急に変わった。

その場に蹲(ウズクマ)り、大声で泣き出した。

まるで、子供か赤ん坊のように…

 ヒクヒクと泣いている裕希に近づき、肩を抱いた。

耳元で囁いた。

『えらいぞ。よく頑張ったな。』

泣き声が、また大きくなった。

オレは、泣いている裕希の両手首の枷を背中でつなぎ、そのまま、床に仰向けに寝かせた。

 裕希が、初めてこの部屋に来た時と同じ。

乳首にクリップローター。
股縄にバイブレータ。


スイッチを入れた。

……あの日、裕希はイヤと叫んだ。

今、オレの目の前にいる生き物は、恍惚の表情を称えている。

「あぁ~…はぁ~…ひぃ~…」

ヨダレを垂らしながら、腰を振り、次第に絶頂に向かう裕希。

叫びと共に躰を反らせ…

狂った雌の獣は、絶頂に達した。

 はぁはぁと息づき、横たわる裕希から玩具をはずしてやる。


その日、オレは裕希の躰を洗ってやった。

床が水びたしになるほど、洗ってやった。

手枷と足枷を外し、洗ってやった。

ボディソープは、オレ自身の躰に塗り、躰で洗ってやった。

次第に求め合い、泡にマミれて挿入した。

絶頂と同時に、裕希は、気を失ってしまった。


裕希の躰を拭き、布団を敷いたパイプベッドに寝かせた。

首輪の鎖を外した。

少しだけ、起こさぬように部屋の掃除をし、食事にスプーンを置き、部屋を出た。
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