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ツイノベ
ペット ②
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【キコさんとのコラボ。続きのお話 ② 】
✤✤
「あんなメモ一枚で家を出てなかなか帰らないから、知り合いの警察の方に相談したのよ」
突然やってきて、息子がお世話になっている相手に大した挨拶もしない不躾な両親に対して、君のご両親だしと丁寧にお茶を出したあと、お兄さんは僕の反対側へと座った。
僕は、お兄さんの隣に座りたかったのに、両親の隣へ座るようにと当然のように言われた。
一ヶ月も連絡なしに放っておいて、何をしに来たんだ? 今更連れ戻すとか言うんじゃないだろうな? って、僕は強気で反発したかったけど、そんな勇気も度胸もない。
それに、下手に騒いだらお兄さんの立場が悪いものになってしまう。
「友達だというから来てみたけど、本当に友達なの?」
母はそう言いながら、疑い深くお兄さんをなめ回すように見た。
実の親ながら、こんな態度に嫌気がさす。
「歳は離れてたって、友達なんだ……」
僕は、ひざの上で拳をぎゅっと握りしめて、俯いたまま答えた。
同じ家に住んでいたって、顔も合わせない両親なんかより、お兄さんのほうがよほど家族らしい。
「そうは言っても、あなたはまだ学生でしょ? …それに未成年じゃない。親の許可なしに…」
「未成年じゃない! 僕はもう18になったんだ!」
呆れた親の言い草に、とうとう僕は声を荒らげて反発した。
「今月の初めに誕生日が来て18歳になったんだよ? 知ってた? お母さんもお父さんも家に帰ってこないし、顔合わせることもないし、そんな人が僕の誕生日なんて覚えてないよね!? お兄さんはね、ささやかだけどって言って、ケーキも作って一緒にお祝いしてくれたんだ!」
そこまで言って、僕はハーハーと荒れた呼吸を整えようとした。それでも苛立ちは収まらない。
何かを言おうとする母を無視し、言葉を続けた。
「僕、知ってるよ。……お母さんもお父さんも、不倫してるってこと」
「なっ……」
僕の言葉に二人共お互いの顔を見て絶句した様子で、その直後には、自分のことは棚に上げてお互いを責め始めた。
情けない。こんな人達が僕の両親だなんて。
産んでくれたことには感謝するけど、もう僕は成人した。自分で未来を選択できるんだ。
学校はあと少しだし、貯めた貯金でどうにかなると思う。
「僕は、家を出てお兄さんと一緒に暮らします。……法的にも何の問題はないですよね?」
一緒に来た知り合いの警察官に聞いてみた。
「今の話を聞く限りだと成人しているようだし、ご両親は家にも帰らず不倫までして。養育者としての問題も浮き彫りになっているね。君の意思で家を出ることに問題はないはずだ」
知り合いだからこそ、この目の前の状況に、なんとも言えない表情をしていた。
その後、うちの両親は離婚調停にまで持ち込んだ。
僕は成人しているから、親権については全く問題はない。
いがみ合っている両親を横目に、荷物をまとめて今度こそ本当に家を出た。
その際に、普段使っていたパソコンやゲーム機など諸々は、持ち出させてもらった。
もうこの家に未練はない。
家族みんなが揃った明るい家庭に憧れたこともあったけど、今思えばそんな家庭は作り物でしかない。
あんな両親のもとで本当の家族が形作られるわけがないんだ。
今はもう、スッキリと心が晴れ渡っている。
あと少し。
あの玄関を開ければ、お兄さんがニコニコしながら僕を出迎えてくれるはずだ。
僕は自然と歩みが早くなっていた。
「ただいま!!」
扉を開けて元気よく声を上げると、僕の予想通りのお兄さんの笑顔。
「おかえり」
寂しかった僕の人生に、もっともっと新しい風が吹き込んだ。
(終)
✤✤
素人考えなので、法律が云々というツッコミは、心の奥底にしまいこんでください。あくまでもフィクションです👍
これは、BL……?なのか?
✤✤
「あんなメモ一枚で家を出てなかなか帰らないから、知り合いの警察の方に相談したのよ」
突然やってきて、息子がお世話になっている相手に大した挨拶もしない不躾な両親に対して、君のご両親だしと丁寧にお茶を出したあと、お兄さんは僕の反対側へと座った。
僕は、お兄さんの隣に座りたかったのに、両親の隣へ座るようにと当然のように言われた。
一ヶ月も連絡なしに放っておいて、何をしに来たんだ? 今更連れ戻すとか言うんじゃないだろうな? って、僕は強気で反発したかったけど、そんな勇気も度胸もない。
それに、下手に騒いだらお兄さんの立場が悪いものになってしまう。
「友達だというから来てみたけど、本当に友達なの?」
母はそう言いながら、疑い深くお兄さんをなめ回すように見た。
実の親ながら、こんな態度に嫌気がさす。
「歳は離れてたって、友達なんだ……」
僕は、ひざの上で拳をぎゅっと握りしめて、俯いたまま答えた。
同じ家に住んでいたって、顔も合わせない両親なんかより、お兄さんのほうがよほど家族らしい。
「そうは言っても、あなたはまだ学生でしょ? …それに未成年じゃない。親の許可なしに…」
「未成年じゃない! 僕はもう18になったんだ!」
呆れた親の言い草に、とうとう僕は声を荒らげて反発した。
「今月の初めに誕生日が来て18歳になったんだよ? 知ってた? お母さんもお父さんも家に帰ってこないし、顔合わせることもないし、そんな人が僕の誕生日なんて覚えてないよね!? お兄さんはね、ささやかだけどって言って、ケーキも作って一緒にお祝いしてくれたんだ!」
そこまで言って、僕はハーハーと荒れた呼吸を整えようとした。それでも苛立ちは収まらない。
何かを言おうとする母を無視し、言葉を続けた。
「僕、知ってるよ。……お母さんもお父さんも、不倫してるってこと」
「なっ……」
僕の言葉に二人共お互いの顔を見て絶句した様子で、その直後には、自分のことは棚に上げてお互いを責め始めた。
情けない。こんな人達が僕の両親だなんて。
産んでくれたことには感謝するけど、もう僕は成人した。自分で未来を選択できるんだ。
学校はあと少しだし、貯めた貯金でどうにかなると思う。
「僕は、家を出てお兄さんと一緒に暮らします。……法的にも何の問題はないですよね?」
一緒に来た知り合いの警察官に聞いてみた。
「今の話を聞く限りだと成人しているようだし、ご両親は家にも帰らず不倫までして。養育者としての問題も浮き彫りになっているね。君の意思で家を出ることに問題はないはずだ」
知り合いだからこそ、この目の前の状況に、なんとも言えない表情をしていた。
その後、うちの両親は離婚調停にまで持ち込んだ。
僕は成人しているから、親権については全く問題はない。
いがみ合っている両親を横目に、荷物をまとめて今度こそ本当に家を出た。
その際に、普段使っていたパソコンやゲーム機など諸々は、持ち出させてもらった。
もうこの家に未練はない。
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あんな両親のもとで本当の家族が形作られるわけがないんだ。
今はもう、スッキリと心が晴れ渡っている。
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あの玄関を開ければ、お兄さんがニコニコしながら僕を出迎えてくれるはずだ。
僕は自然と歩みが早くなっていた。
「ただいま!!」
扉を開けて元気よく声を上げると、僕の予想通りのお兄さんの笑顔。
「おかえり」
寂しかった僕の人生に、もっともっと新しい風が吹き込んだ。
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これは、BL……?なのか?
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