それが恋だっていうなら…××××

ハル*

文字の大きさ
50 / 62

好きだよ 1

しおりを挟む

~水無瀬side~


小さな物音で目が覚める。

いつかもこんな風に目が覚めたら、悠有があっちに立ってて。

なんて思いながらうつ伏せだった体を横向けにして、腰のダルさに小さく唸る。

悠有とのその行為に、ちょっとだけ…ってのがない。ヤるなら、とことん(笑)

自分の横にその悠有がいないのを確かめて、視線をリビングの方へと向ける。

さっき思い出したいつかの日のように、あの場所に悠有がいるかと思ったらいなくて。

床に落ちてる下着を穿いて、次にシャツも拾って…という感じでリビングへと向かった。

物音の発生源はといえば、キッチンで。

「…あっ!」

悠有が昨日よりはパッと見いい顔色で起きてて、何やらガサゴソやっていた。

リビングのテーブルに置いていたタバコに手を伸ばし、火をつけながらキッチンへ。

換気扇の下へと向かう俺に気づき、悠有が換気扇のスイッチを入れてくれる。

「ありがと」

「いーよ」

キッチンの調理台の上を見れば、悠有が何をしようとしているのか丸わかりだ。

(と、いうか)

「シャワー浴びたんだね、悠有。のぼせなかった?」

髪がまだ若干濡れている感じだ。

「ヘアオイルつけたまま、思いついてこっちに来ちゃってさ。そのまま、乾かすの忘れてた」

バツが悪そうに笑う彼に、「準備しとくからいいよ。乾かしといでよ、先に」と言いながら、その背中を押した。

「カンタンなのでいっか。ついでに、いつもの冷蔵庫整理かな」

スープは昨夜、カップスープにしたっけな。一緒にピーマンの肉詰め作って。

冷蔵庫を開けて、チーズとハムを出して。悠有が一足先にシンク下から出したんだろう、ツナ缶の油を切る。

「なーんも話していなかったのにね」

そして、食パン。

悠有が先に寝落ちした後、最初に悠有と食べたホットサンドでも朝食にしよっかなって思ってた俺。

「…俺、寝言でも言ってたのかな」

そこまで通じているとか思えなくって、気づかずにやらかしたんじゃないかって思わずにはいられない。

「瑞ぃ。…ほら、ちゃんと乾かしてきた。これなら、残りの作業は俺がやってもいい?」

そう言いつつ、俺の手元に置かれている材料を見てニヤッとした悠有。

手にしてた電気ケトルを台に置いて、スイッチを入れてから一歩近づく。

悠有のひたいに手をあてて熱を確かめてから、頬へと手をすべらせる。

「熱はなさそうだけど、念のために検温しよう。あと…思ってたよりも顔色がよくなっててホッとした」

ちゃんと言葉にして伝える。いい感情も悪い感情も、互いに胸の中に大事にしまっておいたんじゃ伝わらないから。

「心配かけてごめんね。それと…昨夜は本当なら話をしなきゃいけなかったのに」

悠有の本意だったか、意識外だったのか…を、本人が自覚しきれないんだろう。現状。

「いいよ。最終的に話が出来ればいいんだから。二人してまるでおじいちゃんみたいに早起きしてるから、ゆっくり食べながら話をしようか」

と…横の悠有の顔がパッと真っ直ぐ前を向き、視線だけが横へと泳いだ。

(…あ)

さっき俺が起きてきた時点で、4時半過ぎだったはず。

そろそろあの時間ってことか。

ついさっきまで時間なんかちっとも気にもしていた様子はなかったのに、まるで体内時計でもあるかのようにその時間に気づいてしまったんだろうな。

悠有のその行動と意識に、気づいてても気づかなかったふり。

そして、万が一…悠有に何かがあったのなら、そこでフォローしても十分だと思えた。

「ね。材料揃えちゃったらさ、そっちに座ったままで作っちゃわない? 顔色はいいけど、俺…過保護だから心配なんだよね」

ただし、ほんのちょっとだけ…何かの時に対処しやすいようにしておく。

テーブル席とソファー席の二択で、悠有が選んだのはソファーの方。

ここなら寝落ちしても大丈夫だな、うん。

材料の中に千切りキャベツも足して、順にセッティングしていく。

「今日のチーズは、カマンベールのが半端に余ってるから、そっち使っちゃおっか」

「お。いいね! ちょっとだけ贅沢な感じになる」

「だろ? あ、飲み物どうする? コーヒー? カフェオレ? それとも」

んー…っと視線を上に彷徨わせてから、悠有はこう答えた。

「コーヒーがいい。瑞の今日のオススメので! とかいうと、お店のコーヒーみたいだね。…あ、砂糖は二本ね」

「オススメねぇ…。ふーん……。俺にそういうこと言う? じゃあ、おいしいの淹れてくるよ。砂糖は二本ね? いーよ」

悠有がホットサンドを、俺がコーヒーを淹れる。

「瑞は、全部入れちゃう? どうする?」

「全部がいいな。キャベツは控えめでいいから」

「わかったー」

コーヒーミルで豆を挽き、ゆっくりとお湯を回し入れる。

今日の気分は、なんとなく…で、スマトラ。酸味控えめでコクがしっかりしているから、今日のささやかな贅沢のカマンベールチーズに合いそう。

「いい匂いしてきたー」

と、悠有が元気な声をあげる。

「そっちこそ」

悠有の元気な声は、自然と俺を笑顔にさせる。

「もうすぐ持っていくよ、コーヒー」

「ん。…あ、皿がない。皿」

「あー…取りに来て」

「ん」

パタパタと急に忙しなくなる。

「…あ」

なんて俺の耳元で急に声をあげてく悠有に、「なに?」と左を向いただけの俺に。

「ふふっ」

なんてニヤついた顔で、悠有は軽くキスをしていなくなった。まるでそれは、ピンポンダッシュみたいな感じで。

(あぁ、もう…っ)

可愛いことをしてくるんだからなぁ。平常運転でこれなんだから、天然タラシ系は困る。

マグカップを手にソファーへと向かえば、出来たばかりのホットサンドが盛りつけられていた。

「あの時は、たしか…玉子入りだっけ」

「そうそう。コーヒーは、ミルク二個入れてた」

「よく憶えているね? 瑞」

すごく嬉しそうに笑い、砂糖二本分が入ったコーヒーに口をつけた。

「…んんっ! 美味しい!」

「あ、そんなに喜んでくれるの? その豆、選んだ甲斐があったな」

そう言いながら、ホットサンドがのった皿をすこし引き寄せた。

「じゃ、いただきます」

「どーぞ」

バクッと大きな口を開けて、かぶりつく。

ツナ・ハム・キャベツ・カマンベールチーズ…の全部入れ。うっまぁ。

「俺のは、ツナなし。チーズがちょい多め」

そういってかぶりついてから、とろりととろけているチーズを見せつけてくる。

「好きだよねー、チーズ」

「んふふ」

よほど機嫌がいいらしい。謎の笑いが出た。

せっかくの美味しくて楽しい朝食だ。そこまで時間がかかるものでもないから、食事が終わってから話をしよう。

「瑞の、一口ちょうだい」

「ん」

「あー…む、ん……んまひ」

「そいつはよかったねー」

食事の時は、かなりガキっぽくなりがちな悠有。可愛いと思うひとつだ。

(職場の飲み会とかで、悠有のこういうとこに気づくやつがいなきゃいいんだけどな。あの夜の飲み会って、どうだったっけ)

なんて感じであの夜を思い出そうとするけれど、飲み会以後の時間が濃すぎて、飲み会の記憶が薄い。

(ま、しゃあないか。結果的に、二人にとっていい夜になったから)

ホットサンドの最後の一口を放り込み、咀嚼し終えたらコーヒーの残りも飲み干す。

悠有はのんびり食べる方だから、俺の方の時間が余りがち。その時間の調整にもなるし、食後の一服の時間にもちょうどいいから、このタイミングでタバコを吸いに行く。

「コーヒー、お代わりがいるようなら言ってね。タバコ吸ってからでも出来るし」

「んー」

よく噛みながら、コクコクうなずく悠有。

今日の弁当のこと、昨日…どう考えてたっけ。どうすっかな。久々に、互いにコンビニで買うのもアリか。

(でも、なるべくなら悠有に俺が作ったものを食わせたいんだよな)

恋人の胃袋を、可能な限りつかみまくっていたい俺。

だから余計に悩む。あの調子なら、今日は出勤できそうだしな。ちゃんとした飯を食わせたい気がする。

俺のはさておき、悠有のだけでも何とかしたい。

タバコの火を消して、冷凍庫を漁る。

「お。冷凍ご飯あった。……っと、悠有! ツナって全部使っちゃった?」

「いや? 残りは缶ごと冷蔵庫に入れちゃった」

「んー……っと、あー、あったあった。ツナとー、玉子…ケチャップ…、半端な玉ねぎもあったよな」

急に動き出す俺。

「どうかした? 瑞。もうすぐ食べ終わるけど、俺」

それは、話が出来る状態になるよということなんだろうな。うん。

「今日さ、行けそうなんだろ? 仕事」

と、俺が声をかけると、すこし不安げな顔をしながらもうなずいた彼。

「だから、昼飯。悠有には、昼もちゃんと食べてほしいから。手抜きオムライス持たせてもいい? 食べてくれる?」

ご飯を炒めないオムライス。玉ねぎを刻んで、レンチンをして。解凍したご飯にレンチンした玉ねぎとツナを入れて、よく混ぜて。軽く塩とコショーを振ったら、ケチャップとソースで味をつける。

で、玉子一個分の薄焼きってほどでもない玉子を焼く。

玉子にはちょっとの牛乳と粉チーズ入り。悠有はチーズが好きだからね。

ジュワワッと音をたてて、玉子に火が通っていく。頃合いを見計らって裏返して、すぐに火を消して放置。

弁当箱にさっきのケチャップご飯を詰め込んで、たった今焼けたばかりの玉子をのせて…っと。

「でーきた、っと」

あとは粗熱を取ったら、ケチャップで飾りつけてオシマイ。

「って、早いな! たった今、食べてくれる? って聞かれたばかりだと思ってたのに」

カウンターに粗熱を取る弁当を置けば、悠有が駆け寄ってきた。

「うっわー。一面、黄色っ」

「そりゃ、そうでしょ。玉子焼いたの、のせてるんだから」

「ね、ね。ケチャップで、何描いてくれるの? イラスト? 愛の言葉?」

あー…、飾りつけるって思ってただけだったな。俺。

「じゃあね、見たら元気になるやつでも描いとくかな」

「描く時は、俺…見ないから。瑞、イラストも文字も上手いからなー。どっちで来るのか、楽しみ」

悠有の顔がひときわ明るくなったように見える。

たったこれだけでこんな空気を纏えるようになるなら、弁当の一つや二つ…手間でも面倒でもないや。

自分にだけ作るってのは、なんとなく面倒なんだけどね。

「あ、コーヒーじゃなくて、カフェオレ飲みたい。…いい? 話の前に」

「うん、わかった。準備できたら持っていくから、それを飲みながら話そう」

遠くに見える時計を眺めると、5時半をすぎていた。

悠有は気づいていないのか、ただ、言葉にしていないだけか。

4:53という時間を過ぎているということに。

内心ホッとしながら、意識さえしなければ夕方の方ももしかしたらいつか…どうにか…と思ってしまう。

一日二日でどうにかならなくても、一年や二年かかっても…いつかがやってくる気がして。

ココアを飲みたがらなかった時点で、いくらか落ち着いたって受け取りたい。疑わずに。

弁当の蓋をズラしてのせていたのを外し、ケチャップでイラストを描く。

悠有が期待しているようなものじゃないけどね。

(玉子は黄色いからねー…)

なんてことを思い浮かべながら、黄色つながりでバナナのイラストを描く。三本がつながったようなやつ。笑えたらいいな、コレ見て。

問題は、これがちゃんと食べる時にも形が残っていればわかるだろうけどという不安だな。

お湯を沸かし、牛乳をチンしている間に。

「ん? どうしたの? 瑞」

「ちょっとね」

とだけ告げて、スマホを手にして一枚だけ写真を撮った。

「証拠、撮った」

そう言ってから、弁当箱を閉じて大きなハンカチで包み込む。

「え? 今のなんだったの?」

シャッター音が聴こえたんだろうね、多分。

「ケチャップが食べる時にぐちゃぐちゃだったら、何描いたかわかんなくなるじゃん? だから、一応ね」

「ああ、そういう…」

弁当の準備を終え、カフェオレも淹れ終わって持っていく。

「じゃ……お願いします」

なんだか畏まって話を切り出す悠有に、肩を揺らしながら笑いをこらえつつ話をはじめた。

店として最低限やってほしいことと守ってほしいこととして、店長とパートリーダーから伝えられたことを伝える。

「だから、俺とは時差出勤で差が出ちゃうんだけど。特に、朝ね。帰りは、悠有の方が先にあがるか、少し待っててくれていたら送ることは可能。っていうか、裏で残業とかありそうな時は、イスに腰かけた状態で出来る作業をしてもらうようにするよ。今日は、店長が早めに出てきてくれることになってるから、俺から話を聞いたって前置きしてから、よろしくお願いしますって言っとけば筋は通るでしょ。それと、パートリーダーは今日は休み。明日にでも、同じように声をかけておきな? あの二人なら、力になってくれるだろうから」

と、ここまで説明をすると、口に力がこもっていた悠有の頬がゆるんだ。

「その時の体調で、一時間前にするか、30分前にするか…は、悠有に一任。二人がそれでもいいよって。…普段、悠有がちゃんと真面目にやってたからだよ? …よかったね」

よかったねと言うと同時に、悠有の頭に手を置く。二度ほど左右して撫でると、途端に幼い顔つきになった。すごく嬉しそうだ。

「特に連絡がなきゃ、基本的に30分前倒しで。1時間になる時は、店長にはメール入れること。俺は…直接教えてもらうけどねぇ? それと、それが原因以外でも早退とかあっても、協力するからってさ」

頭を撫でながら話をしてるもんだから、悠有の顔がゆるみっぱなしだ。

「聞いてる? 悠有」

「うん」

コクリとうなずいてから、ボソッと悠有が呟いた。

「初めての職場で、こんなに理解してもらえて…いいのかな。嬉しいけど」

嬉しさ半分、憂い半分って感じかな。

「まあ、どうして? っていうのがいずれ出てきても、仮病じゃなきゃ君らにも協力するようないい職場だよっていうだけだよ。なんにしろ、誰かだけに負担とかかからないようにはするよ。その辺が心配で不安なんでしょ? 悠有は」

「理解…してもらえても、いつか…納得いかないっていう人、出るでしょ。多分。そんな人じゃなく、他の人雇いません? って言われそうじゃない? 俺だったら、めんどくせっ! って思わなくもないから」

悠有のいいところは、いいところだけじゃなく悪いところも立場を置き換えて、それが悪い結論だとしてもちゃんと受け止めること。長いこと病気と向き合ったことで生まれたものなのかな、これは。

「初めてのことだからね、うちの職場では。ひとまずやってみて、どこかに負荷がかかるようなら他の方法を考えようって思ってはいるから、まずは悠有本人に負担が少なくなるようにして、状況がよくなってきたらすこしずつ前の状態に戻す日を増やしてもいいんだし。…0か100の選択じゃなくていいから。よくなってきたら、これまでとまるっきり同じにしなきゃじゃなく…ちょっとずつ調整しながらでいいって思うよ。だからさ」

と、そこまで言ってから、悠有の手を握った。

「体も心の方も、まずは焦らない。他の誰よりも、悠有が一番焦らせないであげて? 悠有のことを」

一番焦れるのは、本人だ。病み上がりは特に、そうなりがちになるだろう。

「ストレスは、一番よくない。悠有にとっては特にね」

そのまま手を引いて、触れるだけのキスをする。

普段しているのが濃いめのキスだけに、逆に照れるな。

「瑞、顔…」

「言うな! 自分でもわかってるから」

おかしな空気になったなぁと思いながら、これも伝えたいと思いついた。

「あのさ、悠有」

「な、なに? 瑞」

俺につられてか、悠有も顔が赤い。

「…………好きだよ」

これを忘れないでいてほしいと思った。

「あ、え?」

虚を突かれたようで、悠有が困った顔になった。

「絶対にこのことを忘れないでいてね? 俺は何があっても、悠有が…好きだ」

念押しのように、ちゃんと言葉にして告げれば、悠有が息を飲んだのがわかった。

そして、真っ赤になったままうつむいて。

「俺も…好き、だよ。瑞、が」

途切れ途切れになりながらも、ちゃんと言葉にしてくれた。

朝、6時過ぎ。

悠有は新しいシフトで。そして俺は、どんな悠有でも悠有と認めて向き合うと決め。

互いに違いはあれど、新しい朝を迎えたようなもの。

「無理はしないでね。甘えるのと頼るのは違うけど、悠有はちゃんと人に頼れる人でしょ? 職場には味方がいるから、安心しなよ?」

そう告げてからオマケのように、こう呟く。

「あ、でも、家では甘えてね? 悠有に甘えられるの、結構好きなんだよ。俺」

悠有が自分を”ボク”と言う時のカラクリ。

もしかしてを想定して、先手を打つ。

悠有が甘えやすくなるように。俺がいつだって腕を広げてるって、忘れないように…と。


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 ★1000 Thank_You!!

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...