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第4話
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足跡を追いつつ、いくつもの分岐を越える。
知らず焦っていたんだと思う。この立ち入り禁止エリアが描かれた古いマップを持っていたことを失念していた。
どこかでマップを確認しようかと思った時、十字路で足音と照明、そして話し声を耳にした。
「まったく、巡回する意味あるのか? 誰も入ってこねえよ」
「そう言うな。少し前に肝試しをしに来た奴らがいただろう。ここまで入ってこなかったが、もしも、は許されないんだぜ」
マズイな、右からこっちに来る。
巡回というなら、少なくとも十字路では全方向を確認するだろう。通ってきた通路はかなり真っ直ぐで隠れる場所もない。戻るわけにはいかないな。
だけど正面の通路は、十字路を越えてすぐに曲がっている。
それなら、やることはひとつだ。
手ごろな石を拾い、巡回の様子を窺う。
光の収束具合から角灯のようだ。その光が、自分の隠れている角から離れるように動いた瞬間、手だけ出して指弾の要領で石を飛ばす!
カツン!
「なんだ?」
角灯の光が十字路から逸れる。振り返ったんだろう。
その瞬間、素早く、だけど足音を立てないように十字路を突っ切る。そのまま曲がり角を曲がって様子を窺う。
「ビビりすぎだろ、お前」
「うるせえ、お前だってすごい勢いで振り返ってたじゃねえか」
巡回の二人は言い争いながら、十字路で各通路を照らして、そのまま直進していった。ふう、なんとかなったか。
それにしても。
隠蔽された立ち入り禁止エリア。
武装した巡回の兵。
「……ひょっとしなくても、相当に面倒なことに首を突っ込みそうだな」
この先になにがあるんだ?
ここまで来ると、引き返せという心の声と好奇心がせめぎ合う。
勝ったのは……好奇心だ。
なにもわからないまま引き返したりしたら、しばらくモヤモヤするに決まってる。
それに、ダンジョンに危険はつきものだ。ここで引き返すとか、探索者の名が廃る!
となれば行動あるのみ。
魔法鞄から立ち入り禁止エリアの記載された古い地図を取り出し、現在位置を確認する。
所々『崩落』と書き込まれた地図からは、ここの地盤がかなりもろいことがわかる。だけど、視界に入る範囲だけでも、かなり補強されているのが確認できるな。
誰が、なんの目的で手を入れているのか……。
「さて……鬼が出るか蛇が出るか」
探索を再開してしばらく。異変は向こうからやって来た。実にわかりやすく。
「待てこらあーっ!」
「誰かぁーっ! 助けてーっ!」
前方から複数の光が近づいてくるな、と思ったらこれだ。
先頭の光は炎じゃない。魔法的な照明だ。追っ手の持っているのは松明だな。数は2。
通路は直線。隠れる場所もなし。
と、追われている女性が持つ照明が、僕を照らした。
「あ、そこの人、助けてくださいっ!」
「……まったく」
助けを求めたいのはわかるけれど、追っ手に僕の存在を知られたじゃないか。
手頃な石を拾い、指弾!
狙ったのは追っ手の持つ松明だ。カン、と乾いた音を立てて松明が落ちる。
追っ手の足が止まった。
「ついてこいっ」
「は、はひいっ」
逃げてきた少女は地上で見かけた配信者だった。服はボロボロ、胸────けっこう大きい────を隠すようにドローンを抱えている。照明はドローンのものだったか。
彼女の手を引いて走りだす。
「照明を消せ」
「で、でもっ」
「自分から居場所を知らせるな。不安かもだけど、僕についてこい」
「……わかりました」
暗闇の中、彼女を先導するように走り出す。頭の中の地図と照らし合わせ、最短ルートを探す。
「きゃっ!」
いくつかの角を曲がった時、彼女が転んだ。呼吸はかなり荒い。
「す、すみま……。少し……休み……」
「おい、こっちから声がしたぞ!」
近づいてくる足音。
マズイな。彼女を休ませないといけないけれど、巡回のやつらが戻ってきたみたいだ。
ここはT字路。
左からは巡回、後ろからは追っ手。
右は行き止まりなはずだ。そして彼女は走れない。
ヤバイ、詰んだか?
……いや、待て。確か行き止まりは……。
「おい、あと少しだけ頑張れ」
息も絶え絶えな彼女に肩を貸し、行き止まりに入った。
………………。
………。
「おい、いないぞ」
「馬鹿な。どこかに隠れていないか?」
「おい、ちゃんと追跡してたんだろうな!」
「くそっ、まさか誤誘導されたか」
「とりあえず出入り口と門を監視しろ」
やがて気配が遠ざかる。
ふう、なんとか誤魔化せたかあ。
地図を確認しておいてよかった。この行き止まりには通気口があったんだ。
まあ、みんな通気口と呼んでいるけれど、本当のところはなんらかの動物が掘った横穴の総称だ。大きさもマチマチで、行き止まりのだってある。今回は天井付近にあったから、まずは僕が登って、それから彼女を引っ張り上げた。
そして通気口は岩蜥蜴の革で作った外套を張って塞いだ。文字通り岩のような外皮を持つ動物だから、質感による違和感は少ないはずだ。松明のように揺らぐ照明では、よほど注目しなければ違いはわからないだろう。
とりあえずの脅威が去ったか。
魔法鞄から予備の外套を取り出し、ゼイゼイ言ってる彼女に投げてやる。
「今はそんなものしか用意できない」
「い、いえ。あの……ありがとうございます。助けていただいて」
「あー、うん」
見捨ててもよかったんだろうけどね。そこまで非道にはなれないな。
さて、問題はこれからか。
「これからどうしたら……」
「今は呼吸を整えろ。次に走れなくなっても守れるとは限らないぞ」
奴らの会話からするに、僕や彼女が入ってきた偽装入口は見張られているだろう。
そういえば、門のことも言ってたな。この立ち入り禁止区域に門があったのか。
だけど、ギルドの門情報には地下1~2階には門が存在しないと記載されている。となると、過去に隠されたのか、最近見つかったのか……。
いや、それを考えるのは後にしよう。まずはここから脱出することだ。
頭の中で地図を広げ、脱出ルートを探す。
……うん、通気口を利用すれば、比較的安全に偽装された出入口まではいけそうだ。問題はその後か。
「ダンジョンに本格的に潜るのは初めてか?」
「は、はい……。以前、同期と一緒に潜ったことはあるのですが……その、安全な後ろに一人でいるなと言われまして……それ以降はなかなか」
あー、そこが配信者の難しいところなんだよね。最近は配信者をマネジメントする事務所とかもあるみたいだけど、個人配信者となると仲間を見つけるのが難しい。
しかし、これは連れて歩くのは危険だなあ。下手すると共倒れになる。せめて数か月でも潜ってくれていれば違ったのかもしれないけど。
というのも、ダンジョンに潜ると理由はわからないが、身体能力がアップするのだ。引退した探索者が地上で100mを走ったら7秒台が出たって話だ。他にもゲームでいうスキルとしか思えない能力を発揮できるようになる者もいる。
仮説として、このダンジョンがあったであろう異世界の基準に肉体が近づくのではないかと言われているけれど、本当のところはわからない。
お陰で肉体強化のために探索者を目指すアスリートが出てきたりして問題になったりもしてるんだが、まあ、今はその話はいい。
しょうがない、まずは彼女を逃がすことを優先しよう。
狭い通気口の中で準備を始めた。
そして時間をかけて、入って来た偽装出入口までやってきた。
途中、記憶の地図には無い扉もあったけれど、微かに聞こえてくる音から休憩所かなにかだと思う。近寄らないが吉だ。
さて、偽装出入口は手前の角からでもわかるほど明るい。通路にずらっと松明が設置されてるのか。見張りの数は……四人と。
「いいか、打ち合わせ通りにいくぞ」
「でも、本当にいいんですか?」
「君は戦力にならない」
バッサリと切って捨てると悲しそうに沈黙する彼女。だけど事実だ。
「3階までの道は覚えたな?」
「は、はい。大丈夫です」
「3階に行ったら道具屋の白風小梅を頼れ。仔細は渡した手紙に書いてある。門番にはモンスターに襲われたって言うように」
「門番に事情を説明するのは……」
「どこまで追っ手の息がかかってるか、わからない」
崩落現場を人知れず封鎖できるような相手だ。門番が買収されていないとも限らない。
それに気づいたのか、彼女は沈黙した。
さて、作戦はいたって単純。僕が囮になって見張りを引きつけ、その隙に彼女に3階まで逃げてもらう。
彼女には小梅宛ての手紙と、小梅への迷惑料を渡してある。小梅なら悪いようにはしないだろう。
通路のわずかな窪みに彼女を座らせ、岩蜥蜴の外套を被せて形を整える。うん、あまり違和感はないな。
「出るタイミングは自分で判断できるな?」
「は、はい。……あの」
「うん?」
「私……及川さくら、です」
「……咲山春都」
「春都さん……待ってます、から」
「……ああ」
捕まるつもりは毛頭ない。
とはいえ、なにが起こるかわからないのがダンジョンだ。彼女を逃がすため、全力でやるだけやろうかね。
知らず焦っていたんだと思う。この立ち入り禁止エリアが描かれた古いマップを持っていたことを失念していた。
どこかでマップを確認しようかと思った時、十字路で足音と照明、そして話し声を耳にした。
「まったく、巡回する意味あるのか? 誰も入ってこねえよ」
「そう言うな。少し前に肝試しをしに来た奴らがいただろう。ここまで入ってこなかったが、もしも、は許されないんだぜ」
マズイな、右からこっちに来る。
巡回というなら、少なくとも十字路では全方向を確認するだろう。通ってきた通路はかなり真っ直ぐで隠れる場所もない。戻るわけにはいかないな。
だけど正面の通路は、十字路を越えてすぐに曲がっている。
それなら、やることはひとつだ。
手ごろな石を拾い、巡回の様子を窺う。
光の収束具合から角灯のようだ。その光が、自分の隠れている角から離れるように動いた瞬間、手だけ出して指弾の要領で石を飛ばす!
カツン!
「なんだ?」
角灯の光が十字路から逸れる。振り返ったんだろう。
その瞬間、素早く、だけど足音を立てないように十字路を突っ切る。そのまま曲がり角を曲がって様子を窺う。
「ビビりすぎだろ、お前」
「うるせえ、お前だってすごい勢いで振り返ってたじゃねえか」
巡回の二人は言い争いながら、十字路で各通路を照らして、そのまま直進していった。ふう、なんとかなったか。
それにしても。
隠蔽された立ち入り禁止エリア。
武装した巡回の兵。
「……ひょっとしなくても、相当に面倒なことに首を突っ込みそうだな」
この先になにがあるんだ?
ここまで来ると、引き返せという心の声と好奇心がせめぎ合う。
勝ったのは……好奇心だ。
なにもわからないまま引き返したりしたら、しばらくモヤモヤするに決まってる。
それに、ダンジョンに危険はつきものだ。ここで引き返すとか、探索者の名が廃る!
となれば行動あるのみ。
魔法鞄から立ち入り禁止エリアの記載された古い地図を取り出し、現在位置を確認する。
所々『崩落』と書き込まれた地図からは、ここの地盤がかなりもろいことがわかる。だけど、視界に入る範囲だけでも、かなり補強されているのが確認できるな。
誰が、なんの目的で手を入れているのか……。
「さて……鬼が出るか蛇が出るか」
探索を再開してしばらく。異変は向こうからやって来た。実にわかりやすく。
「待てこらあーっ!」
「誰かぁーっ! 助けてーっ!」
前方から複数の光が近づいてくるな、と思ったらこれだ。
先頭の光は炎じゃない。魔法的な照明だ。追っ手の持っているのは松明だな。数は2。
通路は直線。隠れる場所もなし。
と、追われている女性が持つ照明が、僕を照らした。
「あ、そこの人、助けてくださいっ!」
「……まったく」
助けを求めたいのはわかるけれど、追っ手に僕の存在を知られたじゃないか。
手頃な石を拾い、指弾!
狙ったのは追っ手の持つ松明だ。カン、と乾いた音を立てて松明が落ちる。
追っ手の足が止まった。
「ついてこいっ」
「は、はひいっ」
逃げてきた少女は地上で見かけた配信者だった。服はボロボロ、胸────けっこう大きい────を隠すようにドローンを抱えている。照明はドローンのものだったか。
彼女の手を引いて走りだす。
「照明を消せ」
「で、でもっ」
「自分から居場所を知らせるな。不安かもだけど、僕についてこい」
「……わかりました」
暗闇の中、彼女を先導するように走り出す。頭の中の地図と照らし合わせ、最短ルートを探す。
「きゃっ!」
いくつかの角を曲がった時、彼女が転んだ。呼吸はかなり荒い。
「す、すみま……。少し……休み……」
「おい、こっちから声がしたぞ!」
近づいてくる足音。
マズイな。彼女を休ませないといけないけれど、巡回のやつらが戻ってきたみたいだ。
ここはT字路。
左からは巡回、後ろからは追っ手。
右は行き止まりなはずだ。そして彼女は走れない。
ヤバイ、詰んだか?
……いや、待て。確か行き止まりは……。
「おい、あと少しだけ頑張れ」
息も絶え絶えな彼女に肩を貸し、行き止まりに入った。
………………。
………。
「おい、いないぞ」
「馬鹿な。どこかに隠れていないか?」
「おい、ちゃんと追跡してたんだろうな!」
「くそっ、まさか誤誘導されたか」
「とりあえず出入り口と門を監視しろ」
やがて気配が遠ざかる。
ふう、なんとか誤魔化せたかあ。
地図を確認しておいてよかった。この行き止まりには通気口があったんだ。
まあ、みんな通気口と呼んでいるけれど、本当のところはなんらかの動物が掘った横穴の総称だ。大きさもマチマチで、行き止まりのだってある。今回は天井付近にあったから、まずは僕が登って、それから彼女を引っ張り上げた。
そして通気口は岩蜥蜴の革で作った外套を張って塞いだ。文字通り岩のような外皮を持つ動物だから、質感による違和感は少ないはずだ。松明のように揺らぐ照明では、よほど注目しなければ違いはわからないだろう。
とりあえずの脅威が去ったか。
魔法鞄から予備の外套を取り出し、ゼイゼイ言ってる彼女に投げてやる。
「今はそんなものしか用意できない」
「い、いえ。あの……ありがとうございます。助けていただいて」
「あー、うん」
見捨ててもよかったんだろうけどね。そこまで非道にはなれないな。
さて、問題はこれからか。
「これからどうしたら……」
「今は呼吸を整えろ。次に走れなくなっても守れるとは限らないぞ」
奴らの会話からするに、僕や彼女が入ってきた偽装入口は見張られているだろう。
そういえば、門のことも言ってたな。この立ち入り禁止区域に門があったのか。
だけど、ギルドの門情報には地下1~2階には門が存在しないと記載されている。となると、過去に隠されたのか、最近見つかったのか……。
いや、それを考えるのは後にしよう。まずはここから脱出することだ。
頭の中で地図を広げ、脱出ルートを探す。
……うん、通気口を利用すれば、比較的安全に偽装された出入口まではいけそうだ。問題はその後か。
「ダンジョンに本格的に潜るのは初めてか?」
「は、はい……。以前、同期と一緒に潜ったことはあるのですが……その、安全な後ろに一人でいるなと言われまして……それ以降はなかなか」
あー、そこが配信者の難しいところなんだよね。最近は配信者をマネジメントする事務所とかもあるみたいだけど、個人配信者となると仲間を見つけるのが難しい。
しかし、これは連れて歩くのは危険だなあ。下手すると共倒れになる。せめて数か月でも潜ってくれていれば違ったのかもしれないけど。
というのも、ダンジョンに潜ると理由はわからないが、身体能力がアップするのだ。引退した探索者が地上で100mを走ったら7秒台が出たって話だ。他にもゲームでいうスキルとしか思えない能力を発揮できるようになる者もいる。
仮説として、このダンジョンがあったであろう異世界の基準に肉体が近づくのではないかと言われているけれど、本当のところはわからない。
お陰で肉体強化のために探索者を目指すアスリートが出てきたりして問題になったりもしてるんだが、まあ、今はその話はいい。
しょうがない、まずは彼女を逃がすことを優先しよう。
狭い通気口の中で準備を始めた。
そして時間をかけて、入って来た偽装出入口までやってきた。
途中、記憶の地図には無い扉もあったけれど、微かに聞こえてくる音から休憩所かなにかだと思う。近寄らないが吉だ。
さて、偽装出入口は手前の角からでもわかるほど明るい。通路にずらっと松明が設置されてるのか。見張りの数は……四人と。
「いいか、打ち合わせ通りにいくぞ」
「でも、本当にいいんですか?」
「君は戦力にならない」
バッサリと切って捨てると悲しそうに沈黙する彼女。だけど事実だ。
「3階までの道は覚えたな?」
「は、はい。大丈夫です」
「3階に行ったら道具屋の白風小梅を頼れ。仔細は渡した手紙に書いてある。門番にはモンスターに襲われたって言うように」
「門番に事情を説明するのは……」
「どこまで追っ手の息がかかってるか、わからない」
崩落現場を人知れず封鎖できるような相手だ。門番が買収されていないとも限らない。
それに気づいたのか、彼女は沈黙した。
さて、作戦はいたって単純。僕が囮になって見張りを引きつけ、その隙に彼女に3階まで逃げてもらう。
彼女には小梅宛ての手紙と、小梅への迷惑料を渡してある。小梅なら悪いようにはしないだろう。
通路のわずかな窪みに彼女を座らせ、岩蜥蜴の外套を被せて形を整える。うん、あまり違和感はないな。
「出るタイミングは自分で判断できるな?」
「は、はい。……あの」
「うん?」
「私……及川さくら、です」
「……咲山春都」
「春都さん……待ってます、から」
「……ああ」
捕まるつもりは毛頭ない。
とはいえ、なにが起こるかわからないのがダンジョンだ。彼女を逃がすため、全力でやるだけやろうかね。
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注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
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