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第14話
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「あんた、エルフの!?」
「あー、待って。扉閉めないで、話聞いて。誰かに連絡しないで」
小梅は驚いて扉を閉めようとする。いや、気持ちはわからないでもないけれど、それは待ってもらわないと!
両手を上げて無害をアピール。
ぎりぎりのところで、小梅は扉を閉めないでくれた。ふう、危ない危ない。
「あんた、死んだって聞いたけど……。外に情報が漏れて、マスコミがエルフの取材に来た直後に事故の報告があったって。というか、私の名前をどこで。ここにどうやって入ったの!?」
「あー、うん。質問にはちゃんと答える。だからとりあえず、少し落ち着いて話せる場所に移動したい。小梅と争う気はないんだ」
「……どうかしらね」
「いや、襲うつもりなら、扉を開けた時に攻撃している」
「…………」
当たり前だけど小梅はめっちゃ警戒している。それはそうだ、隠し通路に死んだと聞かされたエルフが入り込んでいるんだもんな。
しかしそうか。やはり人の口に戸は立てられなかったんだな。まあ、マスコミに囲まれるのを避けられたのは不幸中の幸い……いや、多くの仲間が死んだんだ。幸運なんて言えないな。
沈黙が続く。う~ん、早く決めてほしいな。両手を上げたままって辛いんだ。
「……いいわ。ちょうど閉店したし、店内で話を聞こうじゃないの」
「それは助かる」
「言っておくけど、変な真似したら────」
「しないよ。小梅の暗器は怖いし」
そう、小梅は暗器を使う暗殺者型の探索者だった。マジックよろしく、どこから何が飛び出すかわかったもんじゃない。敵にしたくない人物だよ。
「……先に行って」
小梅の警戒度が上がった気がする。知らないはずの情報を口にすれば当然か。
両手を上げて小梅の前を進む。照明を落とし、薄暗い店内は閉店直後といった感じ。普通の探索者なら、この時点で不利だな。まあ、エルフは夜目が利くけれど。
それにしても懐かしいな。姿は変われど、またここに来れて嬉しい。……おや、カウンターの奥にかけられたあの鞄は……。
「それで。色々と質問させてもらうけれど」
「もちろんだ。だが、百聞は一見に如かず、という言葉もある」
「よく知ってるわね、そんな言葉。なにが言いたいの?」
「質問の手間と時間を減らせるってことだよ。あの鞄、ちょっと触らせてもらえないか?」
カウンターの奥の鞄を指さす。小梅の表情が嫌そうに歪んだ。
「あれはダメ。だって、あれは……」
「誓って」
小梅の言葉を遮る。
「誓って、あの鞄を傷つけたり、ましてや持ち逃げなどしない。その時は遠慮なく攻撃してくれ、ボクは抵抗しない」
逃げるくらいはするかもだけど。
じっと小梅を見つめる。小梅も見つめるというよりは睨んでくる。ボクのやろうとしていることが予想できないんだろう。
やがて小梅は軽く手を振って、大きく息を吐いた。小さく風を切る音がした。
「……渡してあげるから、そこでじっとしてて」
「ああ」
カウンターの奥に入った小梅が鞄を渡してくれる。……魔法鞄を。
魔法鞄は最初に物を出し入れした者しか扱えない。じゃあ、どうやって魔法鞄は持ち主を認識しているのだろう。
魔法鞄がダンジョンで発見されてから色々と仮説はたてられた。
持ち主の魔力が登録されているのではないか。
持ち主の生命力を認識しているのではないか。
そして持ち主の……魂を認識しているのではないか……。
まあ、少なくとも、仮説のどれかは裏付けがとれるんじゃなかろうか。発表する場はないだろうけどね。
あー、なんだかドキドキしてきたな。これで仮説が掠りもしてなかったら、さてどうしようか。
まるで罠のかかっている宝箱を開けるような気分で……ボクは……魔法鞄の金属製のバックルを────。
パチン。
────外した。
「……え?」
茫然と小梅が呟く。当然だ、魔法鞄は持ち主しか開けられないはずなんだから。
だからボクが、この魔法鞄────咲山春都の形見────を開けられたことが信じられないんだろう。
しかし、そうか。魔法鞄はどうやら、持ち主の魔力か魂を認識しているのか。
なんにせよ、開いてよかった。百聞は一見に如かずなんて偉そうに言ったのに、開かなかったらどう言い訳すればいいのかわかんないし。
小梅がまだ動けないうちに、魔法鞄に手を突っ込んで……あったあった。取り出した布包みと紙を小梅に差し出す。
「ほら、これ」
「え。……え?」
「地上の錬金術研に頼まれた荷物と受取証。渡すの遅れたけどな」
「え……」
「あと、チーズタルト忘れるなよ。苺ソースのだぞ?」
悪戯っぽく笑ってやる。
小梅が再起動するには、少し時間が必要だった。
「……まさか、春都?」
「おう。な? 百聞は一見に如かず、だろ?」
小梅の目から涙があふれた。
「だって……だって、装備だけ門から出てきて……」
「うん」
「行方不明だって発表されて……。もう生きていないだろうって……」
「うん」
「形見に、その魔法鞄を貰っ……て……」
「まあ、見てくれはちんちくりんになっちまったけど、なんか生きてるわ」
「うう……春都ーっ!」
「うわあっ、待てっ! 待てぇっ、まずは糸をどうにかしろっ、首が飛ぶっ!」
感極まって抱きついてくる小梅を止めるのは大変だった。
………………。
………。
「落ち着いたか」
「うん……ごめん」
しゅんとしながら極細の鋼糸を回収する小梅。
ボクに魔法鞄を渡す前に、もしものことを想定して張ったのには気づいてた。ボクがよからぬことをしたならば、即座に攻撃できるように首の位置に、さ。あのまま抱き着かれていたらザックリいくところだったわ。
「なんでエルフなんかに?」
「さあ、よくわからないな。門をくぐって……朦朧とした意識で声を聞いたような気もするけど……内容は覚えていない」
「でも……生きててよかった」
「まあ、色々大変だったけどな」
「一体、なにがあったの? 春都に助けられたって子が逃げ込んで来たりしたけれど」
「お、あの子無事だったか。よかった。……今はどうしてるか知ってるか?」
「知ってるもなにも、うちで働いてもらってるわよ。一度、彼女を捜しているみたいなガラの悪いやつらが来たから、ずっと裏方だけど」
「そっか……。まあ、手短に話すよ」
美桜を待たせてるからね。
そしてボクは、小梅のお使いを終えたあとの顛末を話して聞かせた。立ち入り禁止エリア、隠し通路、追われた女の子、そして────。
「っ……鋼が?」
「ああ。あの奥でなにが行われているかわからないけれど、鋼の野郎、よろしくないことに加担してるみたいだな。……落ち着けよ」
「……わかってる」
鋼がボクに致命傷を与えたと聞いて小梅の殺気が膨らんだ。すぐにでも暗殺に行きそうだけど、やめてほしい。
「ねえ、立ち入り禁止エリアで新たな崩落が発生、駆け出しと教官が亡くなった。更に崩落する可能性もあるから完全立ち入り禁止になったって聞いてたけど、もしかして────」
「ああ、そのもしかして、だ。あの崩落は人為的なものだよ。何者か知らないが、あの奥を調べてほしくないらしい」
「そのために新人を殺すなんて……。それで、これからどうするつもり? 鋼をぶん殴るのなら協力するわよ?」
うわあ、めっちゃ怒ってるな。鋼は小梅にとっても仲間だったし、元仲間が犯罪に加担しているのは許せないんだろう。
「とりあえず、連れを待たせてるから呼んできていいか?」
「え、仲間がいたの?」
「同じ駆け出しだ。一緒に行動していたから運よく助かった。ちなみに、ボクが春都だってことは内緒にしてくれ、説明が難しい」
「……まあ、そうよね。わかったわ。……なにか食べる?」
「そりゃありがたい。わずかな糧食で一週間、腹が減ってしょうがないんでね」
小梅に見送られ、再び隠し通路に飛び込んだ。
ちなみに。
短くない時間、暗闇に置かれた美桜は、ボクに会うと同時にしがみついてしばらく離れてくれなかった。
背骨が折れるかと思ったぞ。
「あー、待って。扉閉めないで、話聞いて。誰かに連絡しないで」
小梅は驚いて扉を閉めようとする。いや、気持ちはわからないでもないけれど、それは待ってもらわないと!
両手を上げて無害をアピール。
ぎりぎりのところで、小梅は扉を閉めないでくれた。ふう、危ない危ない。
「あんた、死んだって聞いたけど……。外に情報が漏れて、マスコミがエルフの取材に来た直後に事故の報告があったって。というか、私の名前をどこで。ここにどうやって入ったの!?」
「あー、うん。質問にはちゃんと答える。だからとりあえず、少し落ち着いて話せる場所に移動したい。小梅と争う気はないんだ」
「……どうかしらね」
「いや、襲うつもりなら、扉を開けた時に攻撃している」
「…………」
当たり前だけど小梅はめっちゃ警戒している。それはそうだ、隠し通路に死んだと聞かされたエルフが入り込んでいるんだもんな。
しかしそうか。やはり人の口に戸は立てられなかったんだな。まあ、マスコミに囲まれるのを避けられたのは不幸中の幸い……いや、多くの仲間が死んだんだ。幸運なんて言えないな。
沈黙が続く。う~ん、早く決めてほしいな。両手を上げたままって辛いんだ。
「……いいわ。ちょうど閉店したし、店内で話を聞こうじゃないの」
「それは助かる」
「言っておくけど、変な真似したら────」
「しないよ。小梅の暗器は怖いし」
そう、小梅は暗器を使う暗殺者型の探索者だった。マジックよろしく、どこから何が飛び出すかわかったもんじゃない。敵にしたくない人物だよ。
「……先に行って」
小梅の警戒度が上がった気がする。知らないはずの情報を口にすれば当然か。
両手を上げて小梅の前を進む。照明を落とし、薄暗い店内は閉店直後といった感じ。普通の探索者なら、この時点で不利だな。まあ、エルフは夜目が利くけれど。
それにしても懐かしいな。姿は変われど、またここに来れて嬉しい。……おや、カウンターの奥にかけられたあの鞄は……。
「それで。色々と質問させてもらうけれど」
「もちろんだ。だが、百聞は一見に如かず、という言葉もある」
「よく知ってるわね、そんな言葉。なにが言いたいの?」
「質問の手間と時間を減らせるってことだよ。あの鞄、ちょっと触らせてもらえないか?」
カウンターの奥の鞄を指さす。小梅の表情が嫌そうに歪んだ。
「あれはダメ。だって、あれは……」
「誓って」
小梅の言葉を遮る。
「誓って、あの鞄を傷つけたり、ましてや持ち逃げなどしない。その時は遠慮なく攻撃してくれ、ボクは抵抗しない」
逃げるくらいはするかもだけど。
じっと小梅を見つめる。小梅も見つめるというよりは睨んでくる。ボクのやろうとしていることが予想できないんだろう。
やがて小梅は軽く手を振って、大きく息を吐いた。小さく風を切る音がした。
「……渡してあげるから、そこでじっとしてて」
「ああ」
カウンターの奥に入った小梅が鞄を渡してくれる。……魔法鞄を。
魔法鞄は最初に物を出し入れした者しか扱えない。じゃあ、どうやって魔法鞄は持ち主を認識しているのだろう。
魔法鞄がダンジョンで発見されてから色々と仮説はたてられた。
持ち主の魔力が登録されているのではないか。
持ち主の生命力を認識しているのではないか。
そして持ち主の……魂を認識しているのではないか……。
まあ、少なくとも、仮説のどれかは裏付けがとれるんじゃなかろうか。発表する場はないだろうけどね。
あー、なんだかドキドキしてきたな。これで仮説が掠りもしてなかったら、さてどうしようか。
まるで罠のかかっている宝箱を開けるような気分で……ボクは……魔法鞄の金属製のバックルを────。
パチン。
────外した。
「……え?」
茫然と小梅が呟く。当然だ、魔法鞄は持ち主しか開けられないはずなんだから。
だからボクが、この魔法鞄────咲山春都の形見────を開けられたことが信じられないんだろう。
しかし、そうか。魔法鞄はどうやら、持ち主の魔力か魂を認識しているのか。
なんにせよ、開いてよかった。百聞は一見に如かずなんて偉そうに言ったのに、開かなかったらどう言い訳すればいいのかわかんないし。
小梅がまだ動けないうちに、魔法鞄に手を突っ込んで……あったあった。取り出した布包みと紙を小梅に差し出す。
「ほら、これ」
「え。……え?」
「地上の錬金術研に頼まれた荷物と受取証。渡すの遅れたけどな」
「え……」
「あと、チーズタルト忘れるなよ。苺ソースのだぞ?」
悪戯っぽく笑ってやる。
小梅が再起動するには、少し時間が必要だった。
「……まさか、春都?」
「おう。な? 百聞は一見に如かず、だろ?」
小梅の目から涙があふれた。
「だって……だって、装備だけ門から出てきて……」
「うん」
「行方不明だって発表されて……。もう生きていないだろうって……」
「うん」
「形見に、その魔法鞄を貰っ……て……」
「まあ、見てくれはちんちくりんになっちまったけど、なんか生きてるわ」
「うう……春都ーっ!」
「うわあっ、待てっ! 待てぇっ、まずは糸をどうにかしろっ、首が飛ぶっ!」
感極まって抱きついてくる小梅を止めるのは大変だった。
………………。
………。
「落ち着いたか」
「うん……ごめん」
しゅんとしながら極細の鋼糸を回収する小梅。
ボクに魔法鞄を渡す前に、もしものことを想定して張ったのには気づいてた。ボクがよからぬことをしたならば、即座に攻撃できるように首の位置に、さ。あのまま抱き着かれていたらザックリいくところだったわ。
「なんでエルフなんかに?」
「さあ、よくわからないな。門をくぐって……朦朧とした意識で声を聞いたような気もするけど……内容は覚えていない」
「でも……生きててよかった」
「まあ、色々大変だったけどな」
「一体、なにがあったの? 春都に助けられたって子が逃げ込んで来たりしたけれど」
「お、あの子無事だったか。よかった。……今はどうしてるか知ってるか?」
「知ってるもなにも、うちで働いてもらってるわよ。一度、彼女を捜しているみたいなガラの悪いやつらが来たから、ずっと裏方だけど」
「そっか……。まあ、手短に話すよ」
美桜を待たせてるからね。
そしてボクは、小梅のお使いを終えたあとの顛末を話して聞かせた。立ち入り禁止エリア、隠し通路、追われた女の子、そして────。
「っ……鋼が?」
「ああ。あの奥でなにが行われているかわからないけれど、鋼の野郎、よろしくないことに加担してるみたいだな。……落ち着けよ」
「……わかってる」
鋼がボクに致命傷を与えたと聞いて小梅の殺気が膨らんだ。すぐにでも暗殺に行きそうだけど、やめてほしい。
「ねえ、立ち入り禁止エリアで新たな崩落が発生、駆け出しと教官が亡くなった。更に崩落する可能性もあるから完全立ち入り禁止になったって聞いてたけど、もしかして────」
「ああ、そのもしかして、だ。あの崩落は人為的なものだよ。何者か知らないが、あの奥を調べてほしくないらしい」
「そのために新人を殺すなんて……。それで、これからどうするつもり? 鋼をぶん殴るのなら協力するわよ?」
うわあ、めっちゃ怒ってるな。鋼は小梅にとっても仲間だったし、元仲間が犯罪に加担しているのは許せないんだろう。
「とりあえず、連れを待たせてるから呼んできていいか?」
「え、仲間がいたの?」
「同じ駆け出しだ。一緒に行動していたから運よく助かった。ちなみに、ボクが春都だってことは内緒にしてくれ、説明が難しい」
「……まあ、そうよね。わかったわ。……なにか食べる?」
「そりゃありがたい。わずかな糧食で一週間、腹が減ってしょうがないんでね」
小梅に見送られ、再び隠し通路に飛び込んだ。
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