6 / 34
【第一章】
外の世界へ
しおりを挟む
アーノルドとジャスティーンに左右から守られて、リーズロッテは屋敷の正面玄関から一歩外に踏み出す。
吹き付けてきた風に、息が止まった。
その瞬間は、日差しが眩しいとか、空気が美味しいとか、そんなことを考えている余裕もなかった。
こんなにも今日は風が強い日だったんだ、とだけ思った。
(外の世界に出たくらいで、感動なんかないわ。「幽閉」「軟禁」なんて言うけど、わたくしはべつに、何もかも禁じられていたわけじゃない。前庭に出ることは、自由だった)
開けた空間に、どこまでも続く空の下、一直線にはるか先まで伸びる道。
左右にはオブジェのように刈り込まれた緑の植込や、幾何学模様を描くように整えられた花壇が整然と並んでいる。
ふっと晴れ渡った青空を見上げて、リーズロッテは目を細めた。
(必要以上に、家族をはじめとした、身の回りのひとを憎まないようにしなければ。関係性がおかしくなったのは、成長が止まって二、三年してからのこと。それまでは、わたくしも、きちんと家族の一員だった)
自分の身の内で蠢く「何か」に、言い聞かせる。
こんな家、二度と帰ってくるものかという思いを抱かないように、心を落ち着かせる。
(もし本当にわたくしに大いなる魔力があるのなら、恨みや憎しみに染まった人間になってはいけない。その暗い望みを叶えようと、願ってはいけない……!!)
いつの頃からか、感情が走り出そうとする瞬間、そう考えて強く自制するのが習い性となっていた。
「リズお嬢様、お久しぶりです」
呼びかけにつられて視線を正面に戻すと、白く塗られた公爵家の四頭立て馬車のそばに、銀髪に眼鏡の男性が立っていた。
「マクシミリアン様もいらしていたんですね」
宰相ロレスリーの息子で、アーノルドたちの学友。
生真面目そうな顔立ちで、一見細身であるものの、肩が広く筋肉質な印象を受ける。王子のお目付け役と護衛を兼ねていると聞いていたが、さもありなんであった。
マクシミリアンは、小ぶりの旅行鞄を軽く掲げてみせた。
「お嬢様のメイドさんが、荷物を詰め合わせてくれましたよ。サリーさんという方です。お嬢様のことを、心配していました。よろしくお願いしますと、よくよく託されました」
ほんのりと、唇に笑みを浮かべる。怜悧な印象が和らぎ、親しみやすい表情になった。
リーズロッテは、思わず出てきたばかりの屋敷を振り返った。お礼を言いたい相手の姿は当然そこにはなく、心の中だけでありがとうと言う。
そのリーズロッテの前に回り込み、アーノルドが風に黒髪を靡かせながら微笑みかけてきた。
「さて。こうして首尾よくさらってきてしまったわけだが。リズ、思い残すことはない?」
「大丈夫です。一生の別れのつもりはありませんから。少し家族やこの屋敷と離れたかっただけ」
「うん、そうだね。リズは思うところもあるかもしれないけど、今すぐその感情に名前をつけなくても良い。心の底から決別を願わない限り、すれ違ったひととわかりあえることもあるよ。生きているって、そういうことだと、俺は思っている」
さらりと言って、アーノルドはリズの横を通り過ぎる。馬車の方へと向かって歩き出したが、遠くから響いてくる音が気になったように体を横に傾けた。
一直線の道をたどって、もう一台の馬車が向かってきたところであった。
* * *
「ヘイレン伯爵家の、デヴィッド・ヘイレン様だと思います。今日の午前中、約束があるとお父様が言っていました」
リーズロッテが告げると、アーノルドがジャスティーンに視線を滑らせた。鋭い眼差しで、声を低めて言った。
「レイザー商会だな。ヘイレン伯爵家の名前は出していないけど、いま王都周辺を中心に、かなり手広く商売をしているはず」
「手広くというのが、『悪どく』という意味ならその通りだね。良い噂は聞かない」
二人の会話に耳を傾けていたマクシミリアンが、リーズロッテに目を向けた。
「用件はご存知ですか」
三人の空気が一様にひりついたものになったのを感じ取り、リーズロッテは両手を握りしめて答える。
「クララと婚約したの。まだ公式に発表はしていないけど。それで取り急ぎ家族に挨拶に来ると、朝食の席で聞いたわ」
「ずいぶんな年齢差だ。結婚はだいぶ先になるだろう。クララはともかく、相手は成人しているのに待ち続けると?」
即座にジャスティーンが呟く。
リーズロッテは眉をしかめて、言葉を詰まらせつつ続けた。
「最初は、わたくしに縁談があったそうです。ただこの体だからと、お父様がクララへ……」
「わかった。リズは馬車に乗って。ここは俺が対応する」
アーノルドが、ジャスティーンとマクシミリアンに目配せをする。ジャスティーンは、目を細めて前方を見た。
「当家の馬車だ。私もいた方がいいだろう。リズはマックスと先に乗って、待っていて」
ジャスティーンに急かされて、リーズロッテはひとまず頷いた。マクシミリアンの手を借りて馬車に乗り込む。
そのすぐ後に、もう一台の馬車が止まる音がした。
ドアをぴたりと閉じてしまったので、外の会話がくぐもってよく聞こえない。
「二人は何を警戒していたの?」
車内とはいえ、ゆったりと余裕のある空間。
向かい側に座ったマクシミリアンに対し、リーズロッテは小声で尋ねた。
ドアの方を窺うようにしていたマクシミリアンであったが、すぐにリーズロッテに顔を向けて、穏やかな調子で答える。
「ヘイレン伯爵家のレイザー商会には、何かと黒い噂があります。そのひとつに『魔法』を信奉する組織と繋がりがある、というものも。組織に関して、リズお嬢様は聞いたことはありますね?」
「注意は促されているわ。仮にも『聖女』と過去に喧伝されているから」
「はい。かつてこの世界には、光や炎、風や水を生み出す強大な魔力を持つ魔導士たちがいました。しかし、時代が下った現在、『魔力』を持つ者が殆ど生まれなくなり、いまや『魔法』を使える者はごく少数。使えたとしても、ほとんどが実用性のない、弱いものばかり。自分が魔力を持つと気づかないで一生を終える者もいるほどで、魔法に関する研究も急速に廃れている。それが現在の状況では、ありますが」
マクシミリアンの言わんとしていること。「わかっていますわ」と、リーズロッテは頷いてみせた。
(神秘の力としての「魔法」に、憧れを持つ者が根強くいるのも事実)
魔法を使いたい、使えずとも身内に使える者が欲しい。「魔力を持つ人間」に関しての情報を裏で取引し、付け狙っている組織があるというのは、ずっと言われており、たびたび、それらしい被害報告も上がっている。
特に狙われるのは、若い女性。子どもを産ませるため。「魔力」に関しては現在に至るまで発現条件が突き止められてはいないが、「血筋」ではないかと考える者も多いためだ。
「もしランパード家に婚約の打診があり、それがリズお嬢様宛だっというのなら、『その意味』で狙っている恐れは十分にあります。一旦クララ嬢で了解したふりをして、家同士でつながりを持ちつつ、リズ様を狙ってくるかもしれません。ここは、無駄に顔を合わせない方が懸命でしょう」
「そんなことを言っても、わたくしは子どもを産めるような体では」
曖昧に濁したリーズロッテを見つめて、マクシミリアンは誠実そうな態度を崩さずに頷いた。
「リズお嬢様がそのご年齢のお姿で『一時的に成長を止めている』のは、そういった相手からお嬢様ご自身を守るためかもしれません。現に、それを理由に今回、裏がありそうな縁談を逃れられています。ただし『その体に、妊娠や出産の無理をさせられない』と考えるのは、良識ある人間だけです。不用意にお姿をさらして、相手の興味をひくのは得策ではありません。あまり脅したくありませんが、ご理解いただけると幸いです」
言い終えてから、マクシミリアンは軽く咳払いをして、大変言いにくそうに続けた。「狭い車内で、男女二人きりなので、これ以上の直接的な表現では申し上げられません」と。
ぼんやりとその顔を見ていたリーズロッテは、思ったままに呟いた。
「クララは大丈夫なのかしら」
マクシミリアンは力強く二、三度頷いて、しっかりとした口調で答えた。
「殿下とジャスティーンがこの件をいち早く把握できたのは大きいです。私も尽力を惜しみませんので、あまり心配なさらないように。必ず、悪いことにならないように対応します」
吹き付けてきた風に、息が止まった。
その瞬間は、日差しが眩しいとか、空気が美味しいとか、そんなことを考えている余裕もなかった。
こんなにも今日は風が強い日だったんだ、とだけ思った。
(外の世界に出たくらいで、感動なんかないわ。「幽閉」「軟禁」なんて言うけど、わたくしはべつに、何もかも禁じられていたわけじゃない。前庭に出ることは、自由だった)
開けた空間に、どこまでも続く空の下、一直線にはるか先まで伸びる道。
左右にはオブジェのように刈り込まれた緑の植込や、幾何学模様を描くように整えられた花壇が整然と並んでいる。
ふっと晴れ渡った青空を見上げて、リーズロッテは目を細めた。
(必要以上に、家族をはじめとした、身の回りのひとを憎まないようにしなければ。関係性がおかしくなったのは、成長が止まって二、三年してからのこと。それまでは、わたくしも、きちんと家族の一員だった)
自分の身の内で蠢く「何か」に、言い聞かせる。
こんな家、二度と帰ってくるものかという思いを抱かないように、心を落ち着かせる。
(もし本当にわたくしに大いなる魔力があるのなら、恨みや憎しみに染まった人間になってはいけない。その暗い望みを叶えようと、願ってはいけない……!!)
いつの頃からか、感情が走り出そうとする瞬間、そう考えて強く自制するのが習い性となっていた。
「リズお嬢様、お久しぶりです」
呼びかけにつられて視線を正面に戻すと、白く塗られた公爵家の四頭立て馬車のそばに、銀髪に眼鏡の男性が立っていた。
「マクシミリアン様もいらしていたんですね」
宰相ロレスリーの息子で、アーノルドたちの学友。
生真面目そうな顔立ちで、一見細身であるものの、肩が広く筋肉質な印象を受ける。王子のお目付け役と護衛を兼ねていると聞いていたが、さもありなんであった。
マクシミリアンは、小ぶりの旅行鞄を軽く掲げてみせた。
「お嬢様のメイドさんが、荷物を詰め合わせてくれましたよ。サリーさんという方です。お嬢様のことを、心配していました。よろしくお願いしますと、よくよく託されました」
ほんのりと、唇に笑みを浮かべる。怜悧な印象が和らぎ、親しみやすい表情になった。
リーズロッテは、思わず出てきたばかりの屋敷を振り返った。お礼を言いたい相手の姿は当然そこにはなく、心の中だけでありがとうと言う。
そのリーズロッテの前に回り込み、アーノルドが風に黒髪を靡かせながら微笑みかけてきた。
「さて。こうして首尾よくさらってきてしまったわけだが。リズ、思い残すことはない?」
「大丈夫です。一生の別れのつもりはありませんから。少し家族やこの屋敷と離れたかっただけ」
「うん、そうだね。リズは思うところもあるかもしれないけど、今すぐその感情に名前をつけなくても良い。心の底から決別を願わない限り、すれ違ったひととわかりあえることもあるよ。生きているって、そういうことだと、俺は思っている」
さらりと言って、アーノルドはリズの横を通り過ぎる。馬車の方へと向かって歩き出したが、遠くから響いてくる音が気になったように体を横に傾けた。
一直線の道をたどって、もう一台の馬車が向かってきたところであった。
* * *
「ヘイレン伯爵家の、デヴィッド・ヘイレン様だと思います。今日の午前中、約束があるとお父様が言っていました」
リーズロッテが告げると、アーノルドがジャスティーンに視線を滑らせた。鋭い眼差しで、声を低めて言った。
「レイザー商会だな。ヘイレン伯爵家の名前は出していないけど、いま王都周辺を中心に、かなり手広く商売をしているはず」
「手広くというのが、『悪どく』という意味ならその通りだね。良い噂は聞かない」
二人の会話に耳を傾けていたマクシミリアンが、リーズロッテに目を向けた。
「用件はご存知ですか」
三人の空気が一様にひりついたものになったのを感じ取り、リーズロッテは両手を握りしめて答える。
「クララと婚約したの。まだ公式に発表はしていないけど。それで取り急ぎ家族に挨拶に来ると、朝食の席で聞いたわ」
「ずいぶんな年齢差だ。結婚はだいぶ先になるだろう。クララはともかく、相手は成人しているのに待ち続けると?」
即座にジャスティーンが呟く。
リーズロッテは眉をしかめて、言葉を詰まらせつつ続けた。
「最初は、わたくしに縁談があったそうです。ただこの体だからと、お父様がクララへ……」
「わかった。リズは馬車に乗って。ここは俺が対応する」
アーノルドが、ジャスティーンとマクシミリアンに目配せをする。ジャスティーンは、目を細めて前方を見た。
「当家の馬車だ。私もいた方がいいだろう。リズはマックスと先に乗って、待っていて」
ジャスティーンに急かされて、リーズロッテはひとまず頷いた。マクシミリアンの手を借りて馬車に乗り込む。
そのすぐ後に、もう一台の馬車が止まる音がした。
ドアをぴたりと閉じてしまったので、外の会話がくぐもってよく聞こえない。
「二人は何を警戒していたの?」
車内とはいえ、ゆったりと余裕のある空間。
向かい側に座ったマクシミリアンに対し、リーズロッテは小声で尋ねた。
ドアの方を窺うようにしていたマクシミリアンであったが、すぐにリーズロッテに顔を向けて、穏やかな調子で答える。
「ヘイレン伯爵家のレイザー商会には、何かと黒い噂があります。そのひとつに『魔法』を信奉する組織と繋がりがある、というものも。組織に関して、リズお嬢様は聞いたことはありますね?」
「注意は促されているわ。仮にも『聖女』と過去に喧伝されているから」
「はい。かつてこの世界には、光や炎、風や水を生み出す強大な魔力を持つ魔導士たちがいました。しかし、時代が下った現在、『魔力』を持つ者が殆ど生まれなくなり、いまや『魔法』を使える者はごく少数。使えたとしても、ほとんどが実用性のない、弱いものばかり。自分が魔力を持つと気づかないで一生を終える者もいるほどで、魔法に関する研究も急速に廃れている。それが現在の状況では、ありますが」
マクシミリアンの言わんとしていること。「わかっていますわ」と、リーズロッテは頷いてみせた。
(神秘の力としての「魔法」に、憧れを持つ者が根強くいるのも事実)
魔法を使いたい、使えずとも身内に使える者が欲しい。「魔力を持つ人間」に関しての情報を裏で取引し、付け狙っている組織があるというのは、ずっと言われており、たびたび、それらしい被害報告も上がっている。
特に狙われるのは、若い女性。子どもを産ませるため。「魔力」に関しては現在に至るまで発現条件が突き止められてはいないが、「血筋」ではないかと考える者も多いためだ。
「もしランパード家に婚約の打診があり、それがリズお嬢様宛だっというのなら、『その意味』で狙っている恐れは十分にあります。一旦クララ嬢で了解したふりをして、家同士でつながりを持ちつつ、リズ様を狙ってくるかもしれません。ここは、無駄に顔を合わせない方が懸命でしょう」
「そんなことを言っても、わたくしは子どもを産めるような体では」
曖昧に濁したリーズロッテを見つめて、マクシミリアンは誠実そうな態度を崩さずに頷いた。
「リズお嬢様がそのご年齢のお姿で『一時的に成長を止めている』のは、そういった相手からお嬢様ご自身を守るためかもしれません。現に、それを理由に今回、裏がありそうな縁談を逃れられています。ただし『その体に、妊娠や出産の無理をさせられない』と考えるのは、良識ある人間だけです。不用意にお姿をさらして、相手の興味をひくのは得策ではありません。あまり脅したくありませんが、ご理解いただけると幸いです」
言い終えてから、マクシミリアンは軽く咳払いをして、大変言いにくそうに続けた。「狭い車内で、男女二人きりなので、これ以上の直接的な表現では申し上げられません」と。
ぼんやりとその顔を見ていたリーズロッテは、思ったままに呟いた。
「クララは大丈夫なのかしら」
マクシミリアンは力強く二、三度頷いて、しっかりとした口調で答えた。
「殿下とジャスティーンがこの件をいち早く把握できたのは大きいです。私も尽力を惜しみませんので、あまり心配なさらないように。必ず、悪いことにならないように対応します」
128
あなたにおすすめの小説
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる