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四
35話 赤城と佐々木兄弟
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「...まじでそうあの子が言ったの?」
「マジに言ってたね。」
月曜日。文化祭振り返え休日に赤城は佐々木を呼び出し話をしていた。
「え、その後お前どうしたの?」
「夜一緒に飯食べてそのまま家まで送った。」
「......いやいや、じゃなくてその場面の話だよ。それ言われてなんて返したの?」
「え?ありがとうって...。」
佐々木はテーブルを叩いて大笑いした。そして注目する周囲に気付き「すみません。」と謝って赤城にまた視線を戻した。
「ヤバいね。お前も芦野くんもおもろすぎる。」
「いや普通にさ、俺そう言うことしたいと思ってるよって話したあとにそれ言われたからさ。あ、もしかしてこれワンチャンそう言うやつか?とは思ったのよ。でも向こうの顔がもう安心しきった感じだったからこれ絶対そう言うやつじゃないよなって思ってじゃない感じの反応しちゃったわ。」
冷静に話をする赤城がツボに入り佐々木は肩を揺らした。そんな二人に千隼が後から来て話しかけた。
「兄貴と、赤城先輩~。」
「あれ、そっちの学校今日普通に学校あるんじゃないの?」
「いや、ちょっと今日は休みです...おれは休みなんです。」
「あーね?ズルのやつね。」
はっきり言葉にする赤城に千隼は頬は膨らした。そして佐々木の隣に座るとその後三人で話を始めた。
しばらくすると佐々木が帰り支度をしながら二人に声をかけた。
「じゃ、まぁ俺はこれからデートなんで!赤城、弟の子守り頼んだわ!」
「は?聞いてねぇぞ。」
「またあいつと揉めたっぽいんだわ。俺ももう昨日何千回と聞かされたからあとは頼みますわ!」
そう言って自分の分のお金を席に置いてそそくさと出ていった。
「赤城先輩、おれチョコパフェ食べたい。」
「...一応聞くけどそれ俺が奢るやつ?」
「小遣い学生の身分なもんで~カツカツなの。」
「...そりゃ致し方ないわな。」
赤城がメニューを手渡すと千隼は嬉しそうに店員を呼んだ。その時横から赤城が飲み物も一緒にお願いしなよ、と言いそれを聞いた千隼はアイスティーも注文した。
「赤城先輩って絶対恋人に甘いべ?」
「なんでそう思うの。」
「いやさっきみたいな行動おれにサラッとできちゃうなら恋人にはその上を行くくらいもっと優しいでしょ。兄貴ならまずありえないことよ。」
「何がそんないいと思ったかよくわからないけど比較対象あいつなのは低レベルすぎるんよな。」
赤城の言葉に千隼は「それもそうか!」と言って笑い手を口元に持っていった。そしてパフェが運ばれてくると写真を撮り満足してから美味しそうに食べ始めた。
昼を過ぎて下がり始めた太陽が窓から差し込み、千隼が少し眩しそうにするとそれに気づいた赤城がブラインドを下げた。そんな赤城を手を止めて見ていた千隼が微笑んで「ありがと。」と言うと赤城は「早く食いな。」と素っ気なく返した。
徐に携帯を開くと恋から連絡が来ていて赤城はすぐに返事を返した。
「......恋人?」
「ん?....あー、うん。」
「やっぱり?文字打ってる時ちょっと口角上がってたよ。」
「......気のせいでしょ。」
真顔で会話をする赤城とは逆で千隼は楽しそうに赤城を見て話をした。そんな千隼に気まずそうに赤城が聞いた。
「で?そちらさん、今度は何があったのよ。」
千隼がその言葉を待っていたようにため息を吐いて早口で話し出した。
「もうその言葉を待ってた!!兄貴に愚痴るだけじゃおれの気持ちが晴れな過ぎて早く赤城先輩から聞いてくんないかな~って思ってたわ...。」
「うん...正直でいいと思うわ。それで?」
「昨日赤城先輩たちの学校の文化祭おれ行ったじゃん?で、おれ前も赤城先輩に言ったと思うけど兄貴とかその周りの人たちみたいな人種苦手じゃん。でも来てほしいって言われたからおれ頑張って行ったのよ。」
「...すげぇ間接的に俺のことも苦手だって言われてるけどまぁ気にしないわ、うん。」
「ん...でね。あん時赤城先輩おれ見つけて向こうと巡り会えるまで一緒に居てくれたじゃん。で、合流できて良かったんだけどその後よ、問題は。赤城先輩と別れてから二人でいたらさ、向こうが知り合いと会うたびにそれ誰?っておれの事聞かれてて言わなくていいのに佐々木の弟とか言うからめっちゃ絡まれてさ。それも嫌だったけど気使って愛想振り撒いてたら向こうが機嫌悪くなって最終的に女子とかにベタベタ絡まれてるのにヘラヘラしちゃってまじでおれ何しに来たんだろって感じ。苦手分野と引き合わされた上に見たくないも見せつけられた。おれ何もいい思いできてないじゃんね、なんで自分ばっかこんな思いしなきゃいけないんだろ...。」
寂しそうに話す千隼に赤城が「あー...」とかける言葉を悩んだ。
「それあいつに言った?」
「...え?なにを。」
「いやだからあんま他所の奴と話したくなかったってのもそうだし、女子と絡んでほしくないって伝えたかって事。」
それに対して千隼は横に首を振った。
「あー...なんて言うかさ。俺もそうなんだけどあいつも変なとこ結構脳みそバグってるからさ、そう言うの察せないのよ。明らかに気づいてあげれないこっちが悪いんだけどさ、多分お前が言ってくれるの待ってると思うよ。結局は甘えてんのよ、他のやつに恋人の存在見せつけたいけど親しくはしてほしくないってやつ...面倒くさいけどそう言う生き物なのよ俺たちって。そん時のはただの嫉妬だと思うっすよ、あいつ普段の学校では女子との絡み増やさないようしてる気するしね。俺が見てる限りでは。」
赤城の話を千隼は静かに聞いて小さく頷いた。アイスティーを飲み心を落ち着かせてから口を開いた。
「赤城先輩って話聞くの上手いよね。みんなこう言う時おれに気を遣って口揃えて向こうのこと下げるのにそれもしないし。」
「え、なに。そうして欲しかったってこと?」
「違う、むしろ逆。聞いてて気持ちが落ち着くと言うか冷静になれるわ。別におれは向こうの悪口を言いたいわけじゃなくてさ、このぐちゃぐちゃの感情を浄化したいだけだからさ。そう言う返ししてくれんの嬉しい。」
千隼が嬉しそうに笑って返すと「そうっすか。」とまた素っ気なく赤城が言った。
「この後赤城先輩なんか予定あるの?」
店を出て駅まで歩いている時に千隼が聞いた。
「あー、いや。特に予定はないけど...。」
そう言いながら携帯に目をやると佐々木から連絡が入っていた。
「あとで新山捕まえて家帰るからお前は千隼と家にいてー。自分だけ逃げるなよ。」
そのメッセージを見た赤城は深いため息を吐いた。そんな赤城を不思議そうに見ていた千隼は首を傾げて赤城の袖を引いた。
「ねぇね、どうしたの?」
「...いやなんでもない。夜佐々木とまた約束あるから俺もそっちの家行くよ。」
千隼は赤城を見上げて嬉しそうに微笑むとそのまま赤城の手を引っ張って家まで帰った。
夕方まで二人でリビングで話をしていると佐々木と新山が帰ってきた。千隼の姿を見てきまり悪そうにする新山に千隼が躊躇していると赤城が「千隼くんが君に話したいことあるらしいよ。」と横から言った。その言葉を聞いて新山が「そうなの?」と千隼に聞くと千隼は縦に首を振って新山を自分の部屋に連れていった。
二人がリビングからいなくなると佐々木は赤城の隣に座った。
「やっぱお前に任せて正解だったわ!さすが赤城パイセン!」
「まじで毎回あの子らの喧嘩に俺を巻き込むのなんなんだ。」
「お前絡むと新山が敵対心剥き出しでオモロいから。」
佐々木が大笑いしながら答えると「ゴミみたいな兄だな。」と赤城が呆れたように言い放った。
さっきまで小さく上の階から聞こえていた二人の声が聞こえなくなると佐々木は「万事解決ってところですかね。」と携帯でゲームをする赤城を見て言った。「めでたしめでたし」と適当に言ったあと赤城は顔を上げた。
「お前にもあいつにもこの間の恩があったからね。まぁでもこれでチャラなんでー。スイパラはナシって事ね。」
そう言って赤城も薄く笑みを浮かべた。
「マジに言ってたね。」
月曜日。文化祭振り返え休日に赤城は佐々木を呼び出し話をしていた。
「え、その後お前どうしたの?」
「夜一緒に飯食べてそのまま家まで送った。」
「......いやいや、じゃなくてその場面の話だよ。それ言われてなんて返したの?」
「え?ありがとうって...。」
佐々木はテーブルを叩いて大笑いした。そして注目する周囲に気付き「すみません。」と謝って赤城にまた視線を戻した。
「ヤバいね。お前も芦野くんもおもろすぎる。」
「いや普通にさ、俺そう言うことしたいと思ってるよって話したあとにそれ言われたからさ。あ、もしかしてこれワンチャンそう言うやつか?とは思ったのよ。でも向こうの顔がもう安心しきった感じだったからこれ絶対そう言うやつじゃないよなって思ってじゃない感じの反応しちゃったわ。」
冷静に話をする赤城がツボに入り佐々木は肩を揺らした。そんな二人に千隼が後から来て話しかけた。
「兄貴と、赤城先輩~。」
「あれ、そっちの学校今日普通に学校あるんじゃないの?」
「いや、ちょっと今日は休みです...おれは休みなんです。」
「あーね?ズルのやつね。」
はっきり言葉にする赤城に千隼は頬は膨らした。そして佐々木の隣に座るとその後三人で話を始めた。
しばらくすると佐々木が帰り支度をしながら二人に声をかけた。
「じゃ、まぁ俺はこれからデートなんで!赤城、弟の子守り頼んだわ!」
「は?聞いてねぇぞ。」
「またあいつと揉めたっぽいんだわ。俺ももう昨日何千回と聞かされたからあとは頼みますわ!」
そう言って自分の分のお金を席に置いてそそくさと出ていった。
「赤城先輩、おれチョコパフェ食べたい。」
「...一応聞くけどそれ俺が奢るやつ?」
「小遣い学生の身分なもんで~カツカツなの。」
「...そりゃ致し方ないわな。」
赤城がメニューを手渡すと千隼は嬉しそうに店員を呼んだ。その時横から赤城が飲み物も一緒にお願いしなよ、と言いそれを聞いた千隼はアイスティーも注文した。
「赤城先輩って絶対恋人に甘いべ?」
「なんでそう思うの。」
「いやさっきみたいな行動おれにサラッとできちゃうなら恋人にはその上を行くくらいもっと優しいでしょ。兄貴ならまずありえないことよ。」
「何がそんないいと思ったかよくわからないけど比較対象あいつなのは低レベルすぎるんよな。」
赤城の言葉に千隼は「それもそうか!」と言って笑い手を口元に持っていった。そしてパフェが運ばれてくると写真を撮り満足してから美味しそうに食べ始めた。
昼を過ぎて下がり始めた太陽が窓から差し込み、千隼が少し眩しそうにするとそれに気づいた赤城がブラインドを下げた。そんな赤城を手を止めて見ていた千隼が微笑んで「ありがと。」と言うと赤城は「早く食いな。」と素っ気なく返した。
徐に携帯を開くと恋から連絡が来ていて赤城はすぐに返事を返した。
「......恋人?」
「ん?....あー、うん。」
「やっぱり?文字打ってる時ちょっと口角上がってたよ。」
「......気のせいでしょ。」
真顔で会話をする赤城とは逆で千隼は楽しそうに赤城を見て話をした。そんな千隼に気まずそうに赤城が聞いた。
「で?そちらさん、今度は何があったのよ。」
千隼がその言葉を待っていたようにため息を吐いて早口で話し出した。
「もうその言葉を待ってた!!兄貴に愚痴るだけじゃおれの気持ちが晴れな過ぎて早く赤城先輩から聞いてくんないかな~って思ってたわ...。」
「うん...正直でいいと思うわ。それで?」
「昨日赤城先輩たちの学校の文化祭おれ行ったじゃん?で、おれ前も赤城先輩に言ったと思うけど兄貴とかその周りの人たちみたいな人種苦手じゃん。でも来てほしいって言われたからおれ頑張って行ったのよ。」
「...すげぇ間接的に俺のことも苦手だって言われてるけどまぁ気にしないわ、うん。」
「ん...でね。あん時赤城先輩おれ見つけて向こうと巡り会えるまで一緒に居てくれたじゃん。で、合流できて良かったんだけどその後よ、問題は。赤城先輩と別れてから二人でいたらさ、向こうが知り合いと会うたびにそれ誰?っておれの事聞かれてて言わなくていいのに佐々木の弟とか言うからめっちゃ絡まれてさ。それも嫌だったけど気使って愛想振り撒いてたら向こうが機嫌悪くなって最終的に女子とかにベタベタ絡まれてるのにヘラヘラしちゃってまじでおれ何しに来たんだろって感じ。苦手分野と引き合わされた上に見たくないも見せつけられた。おれ何もいい思いできてないじゃんね、なんで自分ばっかこんな思いしなきゃいけないんだろ...。」
寂しそうに話す千隼に赤城が「あー...」とかける言葉を悩んだ。
「それあいつに言った?」
「...え?なにを。」
「いやだからあんま他所の奴と話したくなかったってのもそうだし、女子と絡んでほしくないって伝えたかって事。」
それに対して千隼は横に首を振った。
「あー...なんて言うかさ。俺もそうなんだけどあいつも変なとこ結構脳みそバグってるからさ、そう言うの察せないのよ。明らかに気づいてあげれないこっちが悪いんだけどさ、多分お前が言ってくれるの待ってると思うよ。結局は甘えてんのよ、他のやつに恋人の存在見せつけたいけど親しくはしてほしくないってやつ...面倒くさいけどそう言う生き物なのよ俺たちって。そん時のはただの嫉妬だと思うっすよ、あいつ普段の学校では女子との絡み増やさないようしてる気するしね。俺が見てる限りでは。」
赤城の話を千隼は静かに聞いて小さく頷いた。アイスティーを飲み心を落ち着かせてから口を開いた。
「赤城先輩って話聞くの上手いよね。みんなこう言う時おれに気を遣って口揃えて向こうのこと下げるのにそれもしないし。」
「え、なに。そうして欲しかったってこと?」
「違う、むしろ逆。聞いてて気持ちが落ち着くと言うか冷静になれるわ。別におれは向こうの悪口を言いたいわけじゃなくてさ、このぐちゃぐちゃの感情を浄化したいだけだからさ。そう言う返ししてくれんの嬉しい。」
千隼が嬉しそうに笑って返すと「そうっすか。」とまた素っ気なく赤城が言った。
「この後赤城先輩なんか予定あるの?」
店を出て駅まで歩いている時に千隼が聞いた。
「あー、いや。特に予定はないけど...。」
そう言いながら携帯に目をやると佐々木から連絡が入っていた。
「あとで新山捕まえて家帰るからお前は千隼と家にいてー。自分だけ逃げるなよ。」
そのメッセージを見た赤城は深いため息を吐いた。そんな赤城を不思議そうに見ていた千隼は首を傾げて赤城の袖を引いた。
「ねぇね、どうしたの?」
「...いやなんでもない。夜佐々木とまた約束あるから俺もそっちの家行くよ。」
千隼は赤城を見上げて嬉しそうに微笑むとそのまま赤城の手を引っ張って家まで帰った。
夕方まで二人でリビングで話をしていると佐々木と新山が帰ってきた。千隼の姿を見てきまり悪そうにする新山に千隼が躊躇していると赤城が「千隼くんが君に話したいことあるらしいよ。」と横から言った。その言葉を聞いて新山が「そうなの?」と千隼に聞くと千隼は縦に首を振って新山を自分の部屋に連れていった。
二人がリビングからいなくなると佐々木は赤城の隣に座った。
「やっぱお前に任せて正解だったわ!さすが赤城パイセン!」
「まじで毎回あの子らの喧嘩に俺を巻き込むのなんなんだ。」
「お前絡むと新山が敵対心剥き出しでオモロいから。」
佐々木が大笑いしながら答えると「ゴミみたいな兄だな。」と赤城が呆れたように言い放った。
さっきまで小さく上の階から聞こえていた二人の声が聞こえなくなると佐々木は「万事解決ってところですかね。」と携帯でゲームをする赤城を見て言った。「めでたしめでたし」と適当に言ったあと赤城は顔を上げた。
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そう言って赤城も薄く笑みを浮かべた。
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