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3◆エドワード視点
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エドワード「わかりました。婚約破棄を受け入れます」
なんか、婚約破棄は別にどうでもいいんだけど………テイガーの隣の女性…シンシアだったかな?…て、誰?
僕、記憶力はいいんだけど、初対面だよね?
シンシアって女性を僕がいじめたって言って、さらに証拠もあるけど……初対面で顔どころか名前も知らないのにどうやっていじめるんだよ。
………まぁ、自由になるからいっか!
テイガー「ずいぶんとおとなしく受け入れたが、貴様の大罪は許されないぞ!」
大罪ね………。
実際は冤罪だから大罪じゃないね。
だから僕は、このままこの国を捨てることができる。
罪人は国から出られない。
裁きを受けても、罪人は国を出ることが許されないのだ。
実は、僕は転生者なんだ。
神様のミスで死んで、チート付きで異世界に転生した。
この世界は、5歳になったら能力を教会で調べるんだ。
でね、僕のステータスがヤバかった。
僕のステータス内容を知るのは、僕の両親と陛下と司祭が一人。
最重要国家機密として、内容は隠蔽された。
理由は簡単、国にとって利益になるが、他国に奪われたら不利益になる。
陛下も両親も僕を可愛がっていた。
でも、僕は知っているよ。
あなたたちの愛情は、愛情ではないと。
利益になるから、ご機嫌をとっているだけだと。
知っているよ。
僕のいないときに、僕のことをなんて言っているのかも、僕をどう思っているのかも………。
………知っているよ。
学園を卒業するまでの間に知識をいっぱい詰め込むために、婚約者ごっこに付き合っていた。
卒業前になったら、僕から婚約破棄して消えるつもりだった。
だから、ちょっと消えるのが早まっただけ。
正直、僕はどうでもいいんだ。
両親も、陛下も、テイガーも、国も、僕の能力に目が眩んで、利益のために僕の自由を奪おうとして、僕の意思は…個性は…全部無視。
僕は、最初から捨てるつもりだったけど、でも僕を先に捨てたのは君だよ………テイガー。
だから、せいぜい頑張ってね。
そこにいるシンシアも、きっと大変な目にあうだろうね?
でも、僕のせいじゃないから助けないよ。
先に捨てられたから、僕は罪悪感ないからね。
なんか、婚約破棄は別にどうでもいいんだけど………テイガーの隣の女性…シンシアだったかな?…て、誰?
僕、記憶力はいいんだけど、初対面だよね?
シンシアって女性を僕がいじめたって言って、さらに証拠もあるけど……初対面で顔どころか名前も知らないのにどうやっていじめるんだよ。
………まぁ、自由になるからいっか!
テイガー「ずいぶんとおとなしく受け入れたが、貴様の大罪は許されないぞ!」
大罪ね………。
実際は冤罪だから大罪じゃないね。
だから僕は、このままこの国を捨てることができる。
罪人は国から出られない。
裁きを受けても、罪人は国を出ることが許されないのだ。
実は、僕は転生者なんだ。
神様のミスで死んで、チート付きで異世界に転生した。
この世界は、5歳になったら能力を教会で調べるんだ。
でね、僕のステータスがヤバかった。
僕のステータス内容を知るのは、僕の両親と陛下と司祭が一人。
最重要国家機密として、内容は隠蔽された。
理由は簡単、国にとって利益になるが、他国に奪われたら不利益になる。
陛下も両親も僕を可愛がっていた。
でも、僕は知っているよ。
あなたたちの愛情は、愛情ではないと。
利益になるから、ご機嫌をとっているだけだと。
知っているよ。
僕のいないときに、僕のことをなんて言っているのかも、僕をどう思っているのかも………。
………知っているよ。
学園を卒業するまでの間に知識をいっぱい詰め込むために、婚約者ごっこに付き合っていた。
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だから、ちょっと消えるのが早まっただけ。
正直、僕はどうでもいいんだ。
両親も、陛下も、テイガーも、国も、僕の能力に目が眩んで、利益のために僕の自由を奪おうとして、僕の意思は…個性は…全部無視。
僕は、最初から捨てるつもりだったけど、でも僕を先に捨てたのは君だよ………テイガー。
だから、せいぜい頑張ってね。
そこにいるシンシアも、きっと大変な目にあうだろうね?
でも、僕のせいじゃないから助けないよ。
先に捨てられたから、僕は罪悪感ないからね。
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