2 / 4
2◆アスタリア視点
しおりを挟む
勇者は、一緒に旅立つパーティーがいるものですわよね。
勇者パーティーとは、一緒に行くと志願してくださった方達ですの。
誰もいないときは、護衛の騎士が一人ついてきてくださることになっていますのよ。
一緒に魔王と戦うため……ではなく、勇者の死体を国に連れ帰るために。
志願者が多い場合は、最大5人まで絞られますのよ。
さて、志願者はいるかしら?
「はじめまして。私はカーマと申します。魔術が得意です。これから、よろしくお願い致します」
黒いローブ姿の知的美人な男性のカーマさん。
「はじめましてだな!俺はガルーダ。体術なら任せときな!よろしくな!」
ガチムチで元気ハツラツの男性ガルーダさん。
「僕はラビリア。はじめまして……かな?よろしくね。ちなみに、治癒が得意だよ」
可愛らしいショタっ子のラビリア君。
「ワシはエルシーダである。はじめまして。ワシの補助魔術なら右に出る者はおらんぞ。よろしくな」
謎の色気を放つイケオジのエルシーダさん。
「はじめまして。俺はレイラックだ。俺に敵う奴はいないから、守ってやる。よろしく」
ちょっと俺様気味に見える男性レイラックさん。
「………」
………ん?
あらあらあら?
私の記憶違いかしら?
「アナタ達、四天王と魔王ですわよね?」
「それが何か?」
それが何か?………じゃないですわ!!
何故、四天王と魔王が私の勇者パーティーに志願していますの!?
四天王と魔王の名前を知らない者はおりませんわ。
まぁ、人族側は姿までは知りませんけどね?
レイラックさんは魔王で、カーマさんとガルーダさんとラビリア君とエルシーダさんは、四天王ですのよ。
まさか私は……冒険に出る前に倒されてしまいますの!?
「私、まだ旅立ってすらいないのに!!」
絶望ですわ。
歴代勇者でも、こんなに早く亡くなるのは私が初めてじゃないかしら?
「倒さないから安心しろ。行くぞ」
レイラックさんが、私の腕を掴みました。
「お待ちになって!私をどこで倒すつもりですの!?草むら?草むらですの?その辺の草むらですの!?」
私の死に場所はどこですの!?
「………ちょっと黙ろうな」
「私、流石にまだ心の準備が整っていませんの!流石に早すぎですの!せめて優しくしてくださいまし!」
「お願いちょっと黙って!?」
レイラックさんが私の口を手で塞ぎました。
あぁ、こんなに早くに私は死んでしまうのですわね。
お父様、お母様、お兄様。
早すぎる死を迎える私をお許しください。
ちなみに私はこの時、混乱のせいで聖剣を出すことを忘れていました。
勇者パーティーとは、一緒に行くと志願してくださった方達ですの。
誰もいないときは、護衛の騎士が一人ついてきてくださることになっていますのよ。
一緒に魔王と戦うため……ではなく、勇者の死体を国に連れ帰るために。
志願者が多い場合は、最大5人まで絞られますのよ。
さて、志願者はいるかしら?
「はじめまして。私はカーマと申します。魔術が得意です。これから、よろしくお願い致します」
黒いローブ姿の知的美人な男性のカーマさん。
「はじめましてだな!俺はガルーダ。体術なら任せときな!よろしくな!」
ガチムチで元気ハツラツの男性ガルーダさん。
「僕はラビリア。はじめまして……かな?よろしくね。ちなみに、治癒が得意だよ」
可愛らしいショタっ子のラビリア君。
「ワシはエルシーダである。はじめまして。ワシの補助魔術なら右に出る者はおらんぞ。よろしくな」
謎の色気を放つイケオジのエルシーダさん。
「はじめまして。俺はレイラックだ。俺に敵う奴はいないから、守ってやる。よろしく」
ちょっと俺様気味に見える男性レイラックさん。
「………」
………ん?
あらあらあら?
私の記憶違いかしら?
「アナタ達、四天王と魔王ですわよね?」
「それが何か?」
それが何か?………じゃないですわ!!
何故、四天王と魔王が私の勇者パーティーに志願していますの!?
四天王と魔王の名前を知らない者はおりませんわ。
まぁ、人族側は姿までは知りませんけどね?
レイラックさんは魔王で、カーマさんとガルーダさんとラビリア君とエルシーダさんは、四天王ですのよ。
まさか私は……冒険に出る前に倒されてしまいますの!?
「私、まだ旅立ってすらいないのに!!」
絶望ですわ。
歴代勇者でも、こんなに早く亡くなるのは私が初めてじゃないかしら?
「倒さないから安心しろ。行くぞ」
レイラックさんが、私の腕を掴みました。
「お待ちになって!私をどこで倒すつもりですの!?草むら?草むらですの?その辺の草むらですの!?」
私の死に場所はどこですの!?
「………ちょっと黙ろうな」
「私、流石にまだ心の準備が整っていませんの!流石に早すぎですの!せめて優しくしてくださいまし!」
「お願いちょっと黙って!?」
レイラックさんが私の口を手で塞ぎました。
あぁ、こんなに早くに私は死んでしまうのですわね。
お父様、お母様、お兄様。
早すぎる死を迎える私をお許しください。
ちなみに私はこの時、混乱のせいで聖剣を出すことを忘れていました。
0
あなたにおすすめの小説
真実の愛は水晶の中に
立木
恋愛
学園の卒業を祝うパーティーの最中、レイシア・マレーニ侯爵令嬢は第三王子とピンク髪の女、その取り巻きたちによって断罪されようとしていた。
しかし断罪劇は思わぬ方向へ進んでいく。
※AIイラスト使用
※「なろう」にも重複投稿しています。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約者が聖女を選ぶことくらい分かっていたので、先に婚約破棄します。
黒蜜きな粉
恋愛
魔王討伐を終え、王都に凱旋した英雄たち。
その中心には、異世界から来た聖女と、彼女に寄り添う王太子の姿があった。
王太子の婚約者として壇上に立ちながらも、私は自分が選ばれない側だと理解していた。
だから、泣かない。縋らない。
私は自分から婚約破棄を願い出る。
選ばれなかった人生を終わらせるために。
そして、私自身の人生を始めるために。
短いお話です。
※第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる