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第七話:流血の真実と最後の鍵
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第七話:流血の真実と最後の鍵
「あいつは、地下のワインセラーの隠し部屋で、自殺するつもりなんだ!」 タケルの告白を聞いた俺は、一刻の猶予もないと判断した。俺はリナ、アオイ、そして慟哭から立ち直れないタケルを連れて、肺が張り裂けそうなほどの勢いで冷たいコンクリートの階段を駆け下りた。
地下室は、空気が重く、湿気に満ちていた。カビと土の匂いが鼻腔を突き、冷気が肌を刺す。奥には、古い木製の扉で閉ざされた、俺が特注したワインセラーがあった。タケルが震える手で鍵を開け、錆びた蝶番がきしむ音と共に重い扉が開く。内部は湿度管理された冷たい空気で満ちていたが、ワインの芳醇な香りよりも、異様な緊張感と鉄の匂いが優っていた。 だが、そこにユウキの姿はなかった。
「な、なんでだ…ユウキ!」タケルは、隠し部屋の中を覗き込み、心底驚いたように絶望の声を上げた。部屋の隅には、運び込まれたはずの高濃度のガスボンベが無造作に転がっている。 俺は強烈な違和感に襲われた。ユウキのゲームは、単なる隠蔽で終わるはずがない。俺は足元の異変に気づいた。冷たいコンクリートの床に、黒ずんで乾き始めている血痕が、点々と残っていた。それは、出血からごく短時間しか経っていない、生々しい証拠だった。そして、鼻の奥を刺激する、ごく微かにガスの匂いが漂っていた。
(考える奏太)――この乾き始めている血痕は、タケルが俺と対決していた直近の数分間に起きた出来事を示している。タケルの告白(ガスボンベ)に嘘はない、事実だ。ユウキはここにいたが、何者かに刺されたのだろう。致命傷を免れ、どこかへ潜んでいる。 前のサイコメトリーに「刺した事実」が出てこなかったのは当然だ。それはさっき起きたこと。 アオイに能動的な暴力はない。しかし、最も激しい愛憎の渦中にいたリナには、裏切りへの激しい怒り、つまり刺す動機が強烈にある。彼女の尋常でない動揺は、血痕への直接的な関与、すなわちユウキの行方と計画変更の決定的な真実を示している。 俺は、ユウキの次の居場所を知るため、この状況を打破する最後の鍵であるリナの深層の真実を、今、ここで暴く。俺は、リナに向き直った。
リナの様子は尋常ではなかった。彼女は、血痕と、微かに漂うガスの匂いを交互に見つめ、顔を青ざめさせていた。その身体は、まるで電流が走ったように小刻みに震え、何か言いようのない重圧に憑りつかれたように、唇を震わせていた。 「違う…違うのよ…あれは…事故…私が…私がユウキを…」 その狂乱の中で、彼女はポケットに忍ばせていた小型のナイフを、自らの胸に向けた。その刃先は、彼女の命を断とうとするかのように、僅かに震えながら彼女の豊満な胸の谷間に触れている。 「やめろ!」 俺は、推理を確信した瞬間、反射的に叫び、一歩で距離を詰める。彼女の体を背後から抱きしめるようにして、ナイフを持つ両手を必死に抑え込んだ。リナは、憎悪と絶望が入り混じった顔で抵抗し、狂ったように体を捩らせる。その肌からは、熱い体温と、精神的な錯乱が混じった酸っぱい汗の匂いがした。 その激しい組み合いの中で、俺の右手が、彼女の体を抑えつけるようにして、彼女の豊満な胸に、強く、そして乱暴に叩きつけられた。
―――ズンッ!!! その瞬間、手のひらに伝わるのは、豊満な胸の柔らかな弾力ではない。それは、罪の重さと、血の生温かい感触だった。俺の脳裏に、第二の真実が、圧倒的な痛覚と羞恥と共にフラッシュバックした。 場面1(地下室への急行): タケルと俺が言い合っている最中、リナが慌ててリビングを飛び出す。ユウキが地下にいることを察していたリナは、ユウキの自殺を止めるつもりで急いだ。しかし、隠し部屋でユウキを見た瞬間、浮気の記憶がフラッシュバックし、彼女の優しさは憎悪に変わった。
場面2(流血の瞬間): ユウキはガスボンベのバルブを微かに開け、リナの動揺と怒りを見つめていた。リナは、ユウキの冷酷な笑みに逆上し、「私だけを見てくれるって言ったのに、どうして浮気なんか!」と叫びながら、持っていた小型のナイフで、衝動的にユウキの左肩を深く刺す。刃が肉を裂き、骨を掠める「ブチッ」という生々しい音。そして、熱い血潮が飛び散り、一瞬にして手が粘つく感覚。
場面3(衝動と消失): リナは殺すつもりはなかった。ただユウキを傷つけ、裏切りの痛みをわからせたかっただけだ。ユウキは激痛に顔を歪ませるが、口元は歪んだ歓喜に満ちていた。「これでいい、リナ。君は僕の物語の重要な素材(マテリアル)になった」ユウキはリナを突き飛ばし、血を流しながらも、隠し部屋の隅にある木箱の山の影へと逃げ込む。リナは刺したショックで呆然と立ち尽くし、数秒後に急いで地下室の階段を上り、リビングへと逃げるように戻った。 俺は激しい鼓動の波から解放され、荒い息を吐き出しながら、目の前のリナをまっすぐに見つめる。
リナは、ユウキの行方と、刺してしまった事実を、リビングで俺たちに告げようと口を開いた。だが、その瞬間、タケルがユウキの自殺計画を告白した。タケルの言葉は、リナの告白の機会を奪い、リナは罪の意識と、自分が刺したことで計画が狂ったという新たな恐怖から、真実を告げることができず、ただ沈黙を選んだのだ。
「ユウキくんは、最初からお前が自分を刺すことを待っていたんだ。その流血を、彼の狂信的な物語の小道具として利用するために」
俺は静かに言った。「そして、お前が彼を刺したことで、皮肉にもガス自殺を阻止した。だが、彼はまだ近くにいる」
リナはナイフを落とし、魂が抜けたように呆然としていた。
その沈黙の中、久我の背後の古い木箱の山の奥から、「ゴホッ」と、湿った空気を震わせる非常に微かな咳が聞こえた。それは、傷を負い、長時間潜んでいたことを示す、生々しい音だった。
タケルとアオイの顔色が、一瞬で真っ白になる。
俺は、すべての推理が、今、証明されることを悟り、ゆっくりと、木箱の影に近づいていく。そして、久我が木箱の影を覗き込んだその瞬間。
血の滲んだ包帯を巻き、肩を深く刺されたはずのユウキが、冷ややかな視線を久我に向けながら、静かに、ゆっくりと立ち上がった。彼の口元には、予想通りの、歪んだ、勝利の笑みが浮かんでいる。
「久我さん。もう少し早く見つけてくれなかったら、本当に死ぬところでしたよ」
ユウキはそう言って、にこやかに笑った。この言葉は、リナに刺される危機と、ガスで命を絶つ危機という、二重の危機からの脱出を意味していた。
リナは、ユウキの姿を見て、「ユウキ!」と悲鳴のような声を上げ、感情のままに泣き崩れた。「ごめんなさい…刺すつもりは…なかったの…! 私、あなたの浮気に、頭がおかしくなって…」
ユウキは、泣きじゃくるリナを、優しく、しかしどこか芝居がかった動作で抱きしめた。「わかってるよ、リナ。君の気持ちも。僕も悪かった」
俺は、呆然と立ち尽くした。ユウキは、自分が刺された後も、この「ゲーム」を続け、俺の能力がリナの真実を暴き、自分を救うまで、木箱の影で待っていたのだ。
俺は、ユウキのこの徹底した「物語」への執着に、怒りよりも深い虚無感を覚えた。しかし、この狂信的な探偵のゲームには、まだ最後のピースが欠けていた。それは、警察の介入だ。
俺は、木箱の影に残された血痕の近くに、小さな衛星電話が隠されているのに気づいた。それは、外部との連絡手段のないこの山荘で、確実に警察を呼ぶため――ユウキが、俺のために用意した、ゲームクリアの報酬だった。
「これでいいのか、ユウキくん!」
俺は憎悪を込めて受話器を取り上げ、その場で警察に通報した。ユウキの計画の終幕を、彼の用意した道具で飾ることに、屈辱的な敗北を感じながら。
その時、遠くからパトカーのサイレンが、雨音を切り裂くように聞こえてきた。警察は、俺の通報を受ける前から、すでに近郊まで来ていたのだろうか? ユウキの計画は、俺の想像以上に深く、早く進行していたのかもしれない。
これで、ユウキが仕掛けた密室の謎は解かれた。しかし、この狂信的な探偵の挑戦は、俺の心に、拭い難い、最後の傷跡を残した。
「あいつは、地下のワインセラーの隠し部屋で、自殺するつもりなんだ!」 タケルの告白を聞いた俺は、一刻の猶予もないと判断した。俺はリナ、アオイ、そして慟哭から立ち直れないタケルを連れて、肺が張り裂けそうなほどの勢いで冷たいコンクリートの階段を駆け下りた。
地下室は、空気が重く、湿気に満ちていた。カビと土の匂いが鼻腔を突き、冷気が肌を刺す。奥には、古い木製の扉で閉ざされた、俺が特注したワインセラーがあった。タケルが震える手で鍵を開け、錆びた蝶番がきしむ音と共に重い扉が開く。内部は湿度管理された冷たい空気で満ちていたが、ワインの芳醇な香りよりも、異様な緊張感と鉄の匂いが優っていた。 だが、そこにユウキの姿はなかった。
「な、なんでだ…ユウキ!」タケルは、隠し部屋の中を覗き込み、心底驚いたように絶望の声を上げた。部屋の隅には、運び込まれたはずの高濃度のガスボンベが無造作に転がっている。 俺は強烈な違和感に襲われた。ユウキのゲームは、単なる隠蔽で終わるはずがない。俺は足元の異変に気づいた。冷たいコンクリートの床に、黒ずんで乾き始めている血痕が、点々と残っていた。それは、出血からごく短時間しか経っていない、生々しい証拠だった。そして、鼻の奥を刺激する、ごく微かにガスの匂いが漂っていた。
(考える奏太)――この乾き始めている血痕は、タケルが俺と対決していた直近の数分間に起きた出来事を示している。タケルの告白(ガスボンベ)に嘘はない、事実だ。ユウキはここにいたが、何者かに刺されたのだろう。致命傷を免れ、どこかへ潜んでいる。 前のサイコメトリーに「刺した事実」が出てこなかったのは当然だ。それはさっき起きたこと。 アオイに能動的な暴力はない。しかし、最も激しい愛憎の渦中にいたリナには、裏切りへの激しい怒り、つまり刺す動機が強烈にある。彼女の尋常でない動揺は、血痕への直接的な関与、すなわちユウキの行方と計画変更の決定的な真実を示している。 俺は、ユウキの次の居場所を知るため、この状況を打破する最後の鍵であるリナの深層の真実を、今、ここで暴く。俺は、リナに向き直った。
リナの様子は尋常ではなかった。彼女は、血痕と、微かに漂うガスの匂いを交互に見つめ、顔を青ざめさせていた。その身体は、まるで電流が走ったように小刻みに震え、何か言いようのない重圧に憑りつかれたように、唇を震わせていた。 「違う…違うのよ…あれは…事故…私が…私がユウキを…」 その狂乱の中で、彼女はポケットに忍ばせていた小型のナイフを、自らの胸に向けた。その刃先は、彼女の命を断とうとするかのように、僅かに震えながら彼女の豊満な胸の谷間に触れている。 「やめろ!」 俺は、推理を確信した瞬間、反射的に叫び、一歩で距離を詰める。彼女の体を背後から抱きしめるようにして、ナイフを持つ両手を必死に抑え込んだ。リナは、憎悪と絶望が入り混じった顔で抵抗し、狂ったように体を捩らせる。その肌からは、熱い体温と、精神的な錯乱が混じった酸っぱい汗の匂いがした。 その激しい組み合いの中で、俺の右手が、彼女の体を抑えつけるようにして、彼女の豊満な胸に、強く、そして乱暴に叩きつけられた。
―――ズンッ!!! その瞬間、手のひらに伝わるのは、豊満な胸の柔らかな弾力ではない。それは、罪の重さと、血の生温かい感触だった。俺の脳裏に、第二の真実が、圧倒的な痛覚と羞恥と共にフラッシュバックした。 場面1(地下室への急行): タケルと俺が言い合っている最中、リナが慌ててリビングを飛び出す。ユウキが地下にいることを察していたリナは、ユウキの自殺を止めるつもりで急いだ。しかし、隠し部屋でユウキを見た瞬間、浮気の記憶がフラッシュバックし、彼女の優しさは憎悪に変わった。
場面2(流血の瞬間): ユウキはガスボンベのバルブを微かに開け、リナの動揺と怒りを見つめていた。リナは、ユウキの冷酷な笑みに逆上し、「私だけを見てくれるって言ったのに、どうして浮気なんか!」と叫びながら、持っていた小型のナイフで、衝動的にユウキの左肩を深く刺す。刃が肉を裂き、骨を掠める「ブチッ」という生々しい音。そして、熱い血潮が飛び散り、一瞬にして手が粘つく感覚。
場面3(衝動と消失): リナは殺すつもりはなかった。ただユウキを傷つけ、裏切りの痛みをわからせたかっただけだ。ユウキは激痛に顔を歪ませるが、口元は歪んだ歓喜に満ちていた。「これでいい、リナ。君は僕の物語の重要な素材(マテリアル)になった」ユウキはリナを突き飛ばし、血を流しながらも、隠し部屋の隅にある木箱の山の影へと逃げ込む。リナは刺したショックで呆然と立ち尽くし、数秒後に急いで地下室の階段を上り、リビングへと逃げるように戻った。 俺は激しい鼓動の波から解放され、荒い息を吐き出しながら、目の前のリナをまっすぐに見つめる。
リナは、ユウキの行方と、刺してしまった事実を、リビングで俺たちに告げようと口を開いた。だが、その瞬間、タケルがユウキの自殺計画を告白した。タケルの言葉は、リナの告白の機会を奪い、リナは罪の意識と、自分が刺したことで計画が狂ったという新たな恐怖から、真実を告げることができず、ただ沈黙を選んだのだ。
「ユウキくんは、最初からお前が自分を刺すことを待っていたんだ。その流血を、彼の狂信的な物語の小道具として利用するために」
俺は静かに言った。「そして、お前が彼を刺したことで、皮肉にもガス自殺を阻止した。だが、彼はまだ近くにいる」
リナはナイフを落とし、魂が抜けたように呆然としていた。
その沈黙の中、久我の背後の古い木箱の山の奥から、「ゴホッ」と、湿った空気を震わせる非常に微かな咳が聞こえた。それは、傷を負い、長時間潜んでいたことを示す、生々しい音だった。
タケルとアオイの顔色が、一瞬で真っ白になる。
俺は、すべての推理が、今、証明されることを悟り、ゆっくりと、木箱の影に近づいていく。そして、久我が木箱の影を覗き込んだその瞬間。
血の滲んだ包帯を巻き、肩を深く刺されたはずのユウキが、冷ややかな視線を久我に向けながら、静かに、ゆっくりと立ち上がった。彼の口元には、予想通りの、歪んだ、勝利の笑みが浮かんでいる。
「久我さん。もう少し早く見つけてくれなかったら、本当に死ぬところでしたよ」
ユウキはそう言って、にこやかに笑った。この言葉は、リナに刺される危機と、ガスで命を絶つ危機という、二重の危機からの脱出を意味していた。
リナは、ユウキの姿を見て、「ユウキ!」と悲鳴のような声を上げ、感情のままに泣き崩れた。「ごめんなさい…刺すつもりは…なかったの…! 私、あなたの浮気に、頭がおかしくなって…」
ユウキは、泣きじゃくるリナを、優しく、しかしどこか芝居がかった動作で抱きしめた。「わかってるよ、リナ。君の気持ちも。僕も悪かった」
俺は、呆然と立ち尽くした。ユウキは、自分が刺された後も、この「ゲーム」を続け、俺の能力がリナの真実を暴き、自分を救うまで、木箱の影で待っていたのだ。
俺は、ユウキのこの徹底した「物語」への執着に、怒りよりも深い虚無感を覚えた。しかし、この狂信的な探偵のゲームには、まだ最後のピースが欠けていた。それは、警察の介入だ。
俺は、木箱の影に残された血痕の近くに、小さな衛星電話が隠されているのに気づいた。それは、外部との連絡手段のないこの山荘で、確実に警察を呼ぶため――ユウキが、俺のために用意した、ゲームクリアの報酬だった。
「これでいいのか、ユウキくん!」
俺は憎悪を込めて受話器を取り上げ、その場で警察に通報した。ユウキの計画の終幕を、彼の用意した道具で飾ることに、屈辱的な敗北を感じながら。
その時、遠くからパトカーのサイレンが、雨音を切り裂くように聞こえてきた。警察は、俺の通報を受ける前から、すでに近郊まで来ていたのだろうか? ユウキの計画は、俺の想像以上に深く、早く進行していたのかもしれない。
これで、ユウキが仕掛けた密室の謎は解かれた。しかし、この狂信的な探偵の挑戦は、俺の心に、拭い難い、最後の傷跡を残した。
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