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月は夜に溶ける(上) コルテ×ヴァダース
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年下攻め/誘い受け/乳○責め/甘々
Fragment一部作目 第八十節閲覧後推奨
「──報告は以上になります。申し訳ありません、ヴァダース様。今回の任務失敗は僕の力不足が原因です……」
アウスガールズにあるアジトの一つに帰投したコルテは、ヴァダースの執務室にいた。今回彼から請け負った潜入調査の任務の報告のためだ。そして全ての報告をヴァダースに伝えたコルテは小さく俯き、拳を握りしめる。
今回の潜入調査先は、世界巡礼中のミズガルーズ国家防衛軍の軍艦内だった。敵組織のミズガルーズ国家防衛軍のある人物になりすまし、軍艦内に潜入。そこから秘密裏に内部情報を持ち出すという、コルテにとっては特に問題もなくこなせる任務である──はずだった。
今回は事前準備の段階から綿密に計画を立て、問題なく任務を進められていたはずだった。敵の僅かな隙をついて潜入できたのだ、こちらの作戦に綻びなどなかったはず。
それなのにコルテの作戦は、たった一人の男に全て見破られてしまった。己が変装していたことも、同行させた部下の正体が人形だということも、なにもかも。万が一正体を明かされた時に用意した射殺用の銃も、男を貫くことなく弾丸を両断されたのだ。完全な敗北、だった。作戦中止は止むを得ず、むざむざと撤退するしかなかった。
いつもなら問題なくこなせたはずの任務の失敗と、力不足を痛感したこと。その二つがコルテを苛んでいた。カーサの最高幹部とあろう者が、この失態は目に余る。同じ最高幹部であるヴァダースに、その立場の名に汚名をそそぐことになってしまった。それが何より、情けない。
今一度頭を下げ、謝罪の言葉を述べようとしたコルテに優しい声色が届く。
「大丈夫ですよコルテ。今回は、相手が悪かっただけです。貴方の力不足ではありませんよ」
予想外の言葉に思わず顔を上げれば、視界の先のヴァダースは微笑んでいた。糾弾されてもおかしくないのにと表情が物語っていたのか、彼は苦笑してから言葉を続ける。
「奪われた姫の奪還を誓う騎士の強さ、でしょうかね。存外に、頭の切れる人物だったということでしょう」
「はぁ……」
「今回はかなり例外なケースだっただけで、通常通りならば貴方が負けることはありませんよ。私が保証します」
だから元気を出しなさい、と言葉の外に漏れるヴァダースの優しい言葉に、コルテは胸が温かくなる感覚を覚えた。これ以上卑下してしまっては、彼の優しさを踏みにじることになる。それが理解できたコルテは小さく笑ってから、ヴァダースに頷く。
「お心遣い痛み入ります、ヴァダース様」
「ええ、どういたしまして」
満足そうに笑ったヴァダースが、徐に報告書を机に置く。そして彼に質問を投げた。
「ところでコルテ、しばらくはアジトに滞在するのでしょう?」
「はい。今回の任務の途中撤退もあって、次の任務が言い渡されるまで待機することになっているんです」
「でしたら……貴方さえよければ今夜久し振りに、どうです?」
ヴァダースの月明かりの瞳に微かな熱が灯ったのを、コルテは見逃さなかった。その熱は彼が、自分と夜を共に過ごしたいと誘う時にしか宿らないものだということを、コルテは重々理解している。にっこりを微笑んで、コルテも答えた。
「光栄です。実は僕もずっと、ヴァダース様を堪能したいって考えていたんです」
「それは良かった。では今夜、私の仮眠室でよろしいですか?」
「はい、勿論。楽しみにしてますね、ヴァダース様」
「こちらこそですよ、コルテ」
約束を取り決めたコルテは一礼して、ヴァダースの執務室を後にする。ふっと湧いたヴァダースとの夜を楽しむために、彼は残っていて仕事を驚異的なスピードで片付けるのであった。
******
そして夜の帳が下りた頃。約束の場所に到着したコルテが、ヴァダースがいるであろう部屋の扉をノックする。いつもなら返ってくる返事が聞こえず、首をかしげる。執務室に姿がなかったことから、この部屋にいるものとばかり考えていたのだが。
もう一言だけ名前を呼び、やはり聞こえない返事に不躾なことは承知で、ゆっくりと扉を開けた。
「ヴァダース様……?」
扉を開けて中に入ればそこには窓際に腰掛け、窓の外を眺めているヴァダースの姿が目に入った。月光に照らされている、すらりとした手足や長い宵闇の髪。そして品のある佇まい。彼の全てが彫像のように美しく、思わず息を飲むほど。
しばらく眺めていたい気持ちもあったが、それよりも先にヴァダースがコルテの存在に気付く。いつも彼が身に纏っている気高さは和らぎ、人間味のある優しい笑みを浮かべたヴァダースはコルテに声をかけた。
「おや、来ていたのですね」
「すみません、勝手に入ってきて。返事が聞こえなかったので、何かあったのかと」
「ああ、それは失礼しました。月を眺めていたら、すっかり夢中になってしまっていたようです」
「月、ですか?」
「今晩は満月なうえに、雲ひとつない空でしたから。つい、見入っていたのですよ」
気付けずに申し訳ありません、と謝罪を述べたヴァダースは窓際から離れ、衣服を脱ぎ始める。彼の謝罪の言葉に「大丈夫です」と返事を返してから、コルテも同じように素肌を晒す準備に取り掛かった。
「月、好きなんですか?」
「どうでしょうね……。特段好いている、というわけではないと思います。ただ夜空を見上げた先にそれがあると、どうも心が落ち着くんですよ」
「僕は好きですよ。実際の月夜も、そしてヴァダース様……貴方も」
全裸を晒したコルテが、同じく身に纏う全てを取り払ったヴァダースを見上げる。陶磁器のように美しい彼の頬に手を伸ばし微笑みかければ、ヴァダースの月の瞳に暖かな恍惚の光が灯った。
「ふふ……口説き文句が上手くなりましたね、コルテ」
「これでも真剣に口説いているんですよ?」
「ええ、承知しています。だから──」
コルテの手の上にヴァダースがそれを包み込むように、彼自身の手を重ねる。もう片方の手はコルテの腰に回され、そのまま寝台の上まで導かれる。そしてヴァダースは仰向けになるよう倒れ、コルテは彼を見下ろす形で横になった。
「私を、満たしてくれますか?」
その言葉の後、自分を見つめる視線に艶のある光が宿る。小さな月の瞳の蠱惑に誘われたコルテは、湧き上がる情欲を隠さずに頷く。
「もちろんです、ヴァダース様。どうか僕に、溺れてください」
ヴァダースの誘いを受け、コルテは彼の薄紅色の唇に己のそれを重ねる。小鳥が餌を啄むように唇を食めば、入れて、とヴァダースが己の舌でコルテの唇を舐める。答えるようにヴァダースの咥内に舌を滑り込ませ彼のそれに絡めれば、待っていたと言わんばかりにヴァダースが唾液を塗りつける。
呼吸すら丸呑みするような濃厚な口付けに、お互い興奮しないわけがなく。唇が離れても、名残惜しそうに粘着質な銀の糸が二人を繋いだ。恍惚に溶けていく視線すら艶めかしく絡み合い、空間が淫蕩な雰囲気を醸し出し始めた。
ほろほろと崩れていく理性を感じながら、ヴァダースの肌に鬱血の痕を残していく。首筋から喉の付け根、肩口に鎖骨周りとあらゆる場所に刻印をつけていくたび、ヴァダースの体がしっとりとした熱を孕み始めた。
「あっ……今夜は、随分とたくさん……キスをしてくれるの、ですね……ンッ……」
「そうですか?……でも確かに、そうかもしれません。もうずっと、貴方に触れていなかったんですから」
「それは、私も同じです……は、ぁ……遠慮しないでくだ、さいね……?」
「もちろんです。寧ろ遠慮なんて、出来るわけがありません」
「ァあっ……!」
上半身のあちこちに刻印を施した唇が、赤く色付き始めた乳首にもキスを落とす。そのまま飴玉を転がすように舌の先で擽ると、喜悦に震える吐息がヴァダースから漏れる。男であるために母乳は出ないが、赤子が母親の乳を飲む時のように吸い上げれば、求められるように名前を呼ばれた。
「あン……ッは、ぁん……コル、テ……」
ヴァダースは恐らく、もう片方の放置されている乳首の愛撫を求めているのだろう。一度口に含んだ乳首から離れた時に彼の目が、ちら、と外気に触れているだけの乳首を一瞥したことを、コルテは見抜いていた。「お願いです」と熱を帯びた声でそんな風に切なく呼ばれては、敵わない。
「ご安心ください。こっちを忘れてなんていませんよ」
微笑みを崩さず、指の腹で乳輪をじっくりとなぞる。乳首からじんわりと快感が全身に回るように、と時間をかけながらの愛撫にヴァダースの喉が震える。
「はぅ、ぅ……いじわる、ですね……。遠慮しないでって、言ったのに……」
「とんでもない。僕は遠慮なんてしませんって申し上げましたよ。だからこうして、貴方を堪能しているんですから」
「ンッ……だめ、です……。直接、お願いします……足りな、いっ……」
「欲張りですね、ヴァダース様。そんな貴方も、僕は大好きです」
もう一度片方の乳首を口に含み、もう片方は指先で、先端をやはりじっくりとこねくり回す。乳首がさらに硬さを増したことを指の先で感じ取り、立て続けに指の腹で今度は速度を付けて擦る。手は止めず、ちゅうちゅうと吸い上げる乳首に甘噛みを施せば、ヴァダースの吐息がやがて嬌声に変わった。
「あぁア……ァんっ、い、いいです、こる……はァう……」
「凄い……ヴァダース様。貴方のここ、もうこんなに膨らんでます」
「あッ……!」
突然、ヴァダースが腰を引いて小さく悲鳴をあげた。
Fragment一部作目 第八十節閲覧後推奨
「──報告は以上になります。申し訳ありません、ヴァダース様。今回の任務失敗は僕の力不足が原因です……」
アウスガールズにあるアジトの一つに帰投したコルテは、ヴァダースの執務室にいた。今回彼から請け負った潜入調査の任務の報告のためだ。そして全ての報告をヴァダースに伝えたコルテは小さく俯き、拳を握りしめる。
今回の潜入調査先は、世界巡礼中のミズガルーズ国家防衛軍の軍艦内だった。敵組織のミズガルーズ国家防衛軍のある人物になりすまし、軍艦内に潜入。そこから秘密裏に内部情報を持ち出すという、コルテにとっては特に問題もなくこなせる任務である──はずだった。
今回は事前準備の段階から綿密に計画を立て、問題なく任務を進められていたはずだった。敵の僅かな隙をついて潜入できたのだ、こちらの作戦に綻びなどなかったはず。
それなのにコルテの作戦は、たった一人の男に全て見破られてしまった。己が変装していたことも、同行させた部下の正体が人形だということも、なにもかも。万が一正体を明かされた時に用意した射殺用の銃も、男を貫くことなく弾丸を両断されたのだ。完全な敗北、だった。作戦中止は止むを得ず、むざむざと撤退するしかなかった。
いつもなら問題なくこなせたはずの任務の失敗と、力不足を痛感したこと。その二つがコルテを苛んでいた。カーサの最高幹部とあろう者が、この失態は目に余る。同じ最高幹部であるヴァダースに、その立場の名に汚名をそそぐことになってしまった。それが何より、情けない。
今一度頭を下げ、謝罪の言葉を述べようとしたコルテに優しい声色が届く。
「大丈夫ですよコルテ。今回は、相手が悪かっただけです。貴方の力不足ではありませんよ」
予想外の言葉に思わず顔を上げれば、視界の先のヴァダースは微笑んでいた。糾弾されてもおかしくないのにと表情が物語っていたのか、彼は苦笑してから言葉を続ける。
「奪われた姫の奪還を誓う騎士の強さ、でしょうかね。存外に、頭の切れる人物だったということでしょう」
「はぁ……」
「今回はかなり例外なケースだっただけで、通常通りならば貴方が負けることはありませんよ。私が保証します」
だから元気を出しなさい、と言葉の外に漏れるヴァダースの優しい言葉に、コルテは胸が温かくなる感覚を覚えた。これ以上卑下してしまっては、彼の優しさを踏みにじることになる。それが理解できたコルテは小さく笑ってから、ヴァダースに頷く。
「お心遣い痛み入ります、ヴァダース様」
「ええ、どういたしまして」
満足そうに笑ったヴァダースが、徐に報告書を机に置く。そして彼に質問を投げた。
「ところでコルテ、しばらくはアジトに滞在するのでしょう?」
「はい。今回の任務の途中撤退もあって、次の任務が言い渡されるまで待機することになっているんです」
「でしたら……貴方さえよければ今夜久し振りに、どうです?」
ヴァダースの月明かりの瞳に微かな熱が灯ったのを、コルテは見逃さなかった。その熱は彼が、自分と夜を共に過ごしたいと誘う時にしか宿らないものだということを、コルテは重々理解している。にっこりを微笑んで、コルテも答えた。
「光栄です。実は僕もずっと、ヴァダース様を堪能したいって考えていたんです」
「それは良かった。では今夜、私の仮眠室でよろしいですか?」
「はい、勿論。楽しみにしてますね、ヴァダース様」
「こちらこそですよ、コルテ」
約束を取り決めたコルテは一礼して、ヴァダースの執務室を後にする。ふっと湧いたヴァダースとの夜を楽しむために、彼は残っていて仕事を驚異的なスピードで片付けるのであった。
******
そして夜の帳が下りた頃。約束の場所に到着したコルテが、ヴァダースがいるであろう部屋の扉をノックする。いつもなら返ってくる返事が聞こえず、首をかしげる。執務室に姿がなかったことから、この部屋にいるものとばかり考えていたのだが。
もう一言だけ名前を呼び、やはり聞こえない返事に不躾なことは承知で、ゆっくりと扉を開けた。
「ヴァダース様……?」
扉を開けて中に入ればそこには窓際に腰掛け、窓の外を眺めているヴァダースの姿が目に入った。月光に照らされている、すらりとした手足や長い宵闇の髪。そして品のある佇まい。彼の全てが彫像のように美しく、思わず息を飲むほど。
しばらく眺めていたい気持ちもあったが、それよりも先にヴァダースがコルテの存在に気付く。いつも彼が身に纏っている気高さは和らぎ、人間味のある優しい笑みを浮かべたヴァダースはコルテに声をかけた。
「おや、来ていたのですね」
「すみません、勝手に入ってきて。返事が聞こえなかったので、何かあったのかと」
「ああ、それは失礼しました。月を眺めていたら、すっかり夢中になってしまっていたようです」
「月、ですか?」
「今晩は満月なうえに、雲ひとつない空でしたから。つい、見入っていたのですよ」
気付けずに申し訳ありません、と謝罪を述べたヴァダースは窓際から離れ、衣服を脱ぎ始める。彼の謝罪の言葉に「大丈夫です」と返事を返してから、コルテも同じように素肌を晒す準備に取り掛かった。
「月、好きなんですか?」
「どうでしょうね……。特段好いている、というわけではないと思います。ただ夜空を見上げた先にそれがあると、どうも心が落ち着くんですよ」
「僕は好きですよ。実際の月夜も、そしてヴァダース様……貴方も」
全裸を晒したコルテが、同じく身に纏う全てを取り払ったヴァダースを見上げる。陶磁器のように美しい彼の頬に手を伸ばし微笑みかければ、ヴァダースの月の瞳に暖かな恍惚の光が灯った。
「ふふ……口説き文句が上手くなりましたね、コルテ」
「これでも真剣に口説いているんですよ?」
「ええ、承知しています。だから──」
コルテの手の上にヴァダースがそれを包み込むように、彼自身の手を重ねる。もう片方の手はコルテの腰に回され、そのまま寝台の上まで導かれる。そしてヴァダースは仰向けになるよう倒れ、コルテは彼を見下ろす形で横になった。
「私を、満たしてくれますか?」
その言葉の後、自分を見つめる視線に艶のある光が宿る。小さな月の瞳の蠱惑に誘われたコルテは、湧き上がる情欲を隠さずに頷く。
「もちろんです、ヴァダース様。どうか僕に、溺れてください」
ヴァダースの誘いを受け、コルテは彼の薄紅色の唇に己のそれを重ねる。小鳥が餌を啄むように唇を食めば、入れて、とヴァダースが己の舌でコルテの唇を舐める。答えるようにヴァダースの咥内に舌を滑り込ませ彼のそれに絡めれば、待っていたと言わんばかりにヴァダースが唾液を塗りつける。
呼吸すら丸呑みするような濃厚な口付けに、お互い興奮しないわけがなく。唇が離れても、名残惜しそうに粘着質な銀の糸が二人を繋いだ。恍惚に溶けていく視線すら艶めかしく絡み合い、空間が淫蕩な雰囲気を醸し出し始めた。
ほろほろと崩れていく理性を感じながら、ヴァダースの肌に鬱血の痕を残していく。首筋から喉の付け根、肩口に鎖骨周りとあらゆる場所に刻印をつけていくたび、ヴァダースの体がしっとりとした熱を孕み始めた。
「あっ……今夜は、随分とたくさん……キスをしてくれるの、ですね……ンッ……」
「そうですか?……でも確かに、そうかもしれません。もうずっと、貴方に触れていなかったんですから」
「それは、私も同じです……は、ぁ……遠慮しないでくだ、さいね……?」
「もちろんです。寧ろ遠慮なんて、出来るわけがありません」
「ァあっ……!」
上半身のあちこちに刻印を施した唇が、赤く色付き始めた乳首にもキスを落とす。そのまま飴玉を転がすように舌の先で擽ると、喜悦に震える吐息がヴァダースから漏れる。男であるために母乳は出ないが、赤子が母親の乳を飲む時のように吸い上げれば、求められるように名前を呼ばれた。
「あン……ッは、ぁん……コル、テ……」
ヴァダースは恐らく、もう片方の放置されている乳首の愛撫を求めているのだろう。一度口に含んだ乳首から離れた時に彼の目が、ちら、と外気に触れているだけの乳首を一瞥したことを、コルテは見抜いていた。「お願いです」と熱を帯びた声でそんな風に切なく呼ばれては、敵わない。
「ご安心ください。こっちを忘れてなんていませんよ」
微笑みを崩さず、指の腹で乳輪をじっくりとなぞる。乳首からじんわりと快感が全身に回るように、と時間をかけながらの愛撫にヴァダースの喉が震える。
「はぅ、ぅ……いじわる、ですね……。遠慮しないでって、言ったのに……」
「とんでもない。僕は遠慮なんてしませんって申し上げましたよ。だからこうして、貴方を堪能しているんですから」
「ンッ……だめ、です……。直接、お願いします……足りな、いっ……」
「欲張りですね、ヴァダース様。そんな貴方も、僕は大好きです」
もう一度片方の乳首を口に含み、もう片方は指先で、先端をやはりじっくりとこねくり回す。乳首がさらに硬さを増したことを指の先で感じ取り、立て続けに指の腹で今度は速度を付けて擦る。手は止めず、ちゅうちゅうと吸い上げる乳首に甘噛みを施せば、ヴァダースの吐息がやがて嬌声に変わった。
「あぁア……ァんっ、い、いいです、こる……はァう……」
「凄い……ヴァダース様。貴方のここ、もうこんなに膨らんでます」
「あッ……!」
突然、ヴァダースが腰を引いて小さく悲鳴をあげた。
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