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戦略的結婚(上) レイ
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モブレ/強姦/キモモブ/無理矢理/ねっとり/シリアス
Fragment一部作目 第百節閲覧後推奨
アウスガールズでの事件も収束し、いよいよ本格的にエイリークの仲間が捕らえられているカーサのアジトの捜索が始まった。しかし彼らは中々に用意周到で、そんなすぐに当たりを見つけることが出来ずにいた。
レイはエイリークと共に、自分たちも何か情報を探したいとヤクとスグリに志願する。最初こそ一般人がそこまでしなくてもいいとは言われたが、そこはレイたちの粘り強さか。最終的にはわかった、と二人が折れてくれて無理のない範囲でならと許可をもらえることになった。行動を認められた二人は、軍艦が街に停泊するたび情報収集のために駆け回っていたのだ。
その日も同じように街に駆け出し、情報収集を開始。何か小さなことでもと歩き回るがやはり一筋縄ではいかず、これといった情報がないままに今日も時間だけがすぎていった。このままではいけないと焦りが積もる中、一度落ち着くためにと二人は街の広場で休憩を取ることにした。ベンチに腰掛け、ふう、とため息を吐く。
「分かっていたけど、そんな簡単に見つかるわけないよねぇ……」
落胆するエイリークに、レイもそうだなぁと同意する。空を仰ぎながら、呟くように言葉を零した。
「まぁ、軍の人たちが必死に探しても中々有力な情報が得られないって聞くし。一般人の俺たちが見つけるのに苦労するってのは、当たり前だよなぁ……」
「そっかー。それもそうだよねぇ」
「でも、諦めるわけじゃないよな?」
「当然!絶対に奴らの情報を見つけてやるんだから!」
ぐっ、と立ち上がるエイリークを見て、レイも笑ってから体を伸ばす。気合いを入れ直し、頑張るかと声をかけた直後に広場で悲鳴が上がる。何事かと声が聞こえた方角を振り向いてみれば、そこでは女性が男性に突き飛ばされ、手にしていた荷物をひったくられる光景が広がった。
「ど、泥棒ーーっ!」
女性から荷物を奪った男性が、人混みの中へ走り去ろうとしている。レイもエイリークも、咄嗟に体が動く。
「俺、追ってくるよ!レイはあの人のことお願い!」
「わかった!頼んだぜエイリーク!」
「任せて!」
行動に移った二人は早かった。エイリークが即座に窃盗犯の背中を追いかけ、レイは男に荷物を奪われた女性を介抱するために駆け寄った。
「大丈夫か?」
「ええ……すみません、ありがとうございます」
「今、俺の仲間が窃盗犯を追いかけてったから。もう大丈夫だぜ」
「嗚呼、ありがとうございます。助かります。大事な荷物だったので……」
「そっか。きっと仲間が犯人捕まえてくれるよ。立てるか?」
レイは女性に手を差し出す。その手を取った女性は立ち上がろうとして、握った手を引き寄せる。ぐいっと引っ張られる形になり思わずレイは身を屈め──直後に、腹部に強烈な一撃を受けた。一瞬息が止まり何事かと見下ろせば、助けたはずの女性の拳がレイの腹部にめり込むように叩き込まれている。
「なん、で……」
「いけませんね……簡単に知らない人を信じちゃうなんて」
「っ……」
ずる、ともたれかかるようにレイの体が崩れる。優しく抱きとめられたものの、手足は思うように動かせない。
罠に嵌められたのか。混濁する意識の中で最後に理解できたのは、それだけだった。
******
次に眼が覚めると、何処か薄暗い景色が目の前に広がった。ここはどこだろうかと状況を確認しようとして、己の状態に仰天することになる。
「なんだよ、これっ……!?」
衣服は全て剥ぎ取られ、足首には枷が嵌められている。鎖で繋がったそれは多少弛みがあるものの、ベッドの支柱に括り付けられていた。誰がこんなことを、と考える前に厚ぼったい声が聞こえていた。
「ああ~、やっと起きてくれたねぇ。おはよぉレイたそ、気分はどうだぁい?」
声の方に振り向くと、そこには己と同じように一糸纏わない男がレイを見下ろしていた。厚い肉に覆われ、腹の辺りは張りがあるのに重力に従って弛みを見せている。そんな男の舐め回すような視線が気持ち悪い。
「誰だよ、てめぇ!」
「ウフッ、元気いっぱいみたいだね!ぼくはね、キミの旦那さんになる男だよぉ」
吐き気を催すような男の言い回しに、レイの肌は産毛まで粟立つ。そんなレイの様子を知ってか知らずか、男はさらに語りを続ける。
「ぼく、ノーアトゥンの街でキミの姿を見てからキミのことが大好きになったんだぁ」
「は、はぁ……!?」
「元気で明るくて、その上とっても可愛いから、キミをぼくのお嫁さんにしたくなっちゃったんだっ。それでね、ずっとね、レイたそのこと追いかけてたんだよぉ?」
「何言ってんだよ、てめぇ……!?」
「告白もプロポーズもしたかったけど、でもずっと勇気がなくてね。それで、どうしようかなってぼくなりに考えてたんだ」
恍惚な笑みを浮かべながら近付く男に恐怖を覚え、思わず後ずさった。しかしベッドの端までは簡単に追い詰められ、ギシ、と音を立てながら男はベッドに乗り上がる。
「正義感の強いキミと、どうやったら近付けるかなって考えた。それでね、思い付いたんだなぁ。窃盗犯に荷物を奪われた被害者になりきれば、キミは絶対に近くに来てくれるってね!」
「じ、じゃあ……さっきの窃盗って……!」
「そう!僕がお金を払って、知らない人にお願いしたんだよぉ。ぼくが変化の術を使って女の人になって、荷物を盗ってもらう作戦を立てたの」
「なっ……!」
「それで厄介者を追い払えば、キミと二人っきりになれるって!そしたら本当にレイたそは近くに来てくれた!ぼくね、すっごく嬉しかったんだよぉ~?」
「や、やめろ!近付くな!」
いよいよ目の前に迫った男を前に、レイは牽制の攻撃を発動させようとした。しかしどうにも体内の中で魔力がうまく結合できず、集束できない。どうして、と混乱するレイに男は説明する。
「レイたそはぼくのお嫁さんになるから、結婚指輪をつけてあげたの!面白い指輪でね、魔力を抑える効果のある指輪なんだって!やっぱりセックスの時はセックスに集中したいもんね!」
「ふざけんな!こんなの外してやる!」
「あぁあダメだよぉ?レイたそはぼくのお嫁さんなんだから、その指輪は外しちゃだぁめ」
不意に男に両手首を掴まれると、ぐいっと力強く体を動かされる。そのままベッドの上に、男を見上げる形で押し倒された。握っている男の力は存外に強く、固定されてしまったかのようにまったく動かせない。離せともがくレイを、やはりうっそりと見つめる男に嫌悪感が迫り上がる。
このままでは、何をされるか分かったものではない。予想したくない現実が、刻一刻とレイに迫っている。
「ウフフッ!告白もプロポーズも、結婚式もしてないけど、ぼくたちはもう夫婦だよ!夫婦になってすることといえば、やっぱり初夜を迎えることだよね!」
「やめろ!離せよ、この……!」
「ああでも、やっぱり誓いのキスはしなくちゃね。大好きだよ、ぼくの可愛い可愛いレイたそっ」
「ンむぅッ!?」
男はレイが反論する前に、肢体と同じように厚ぼったく膨れた唇でレイのそれを塞ぐ。呼吸すら丸呑みされそうな暑苦しい口付けに、レイは抵抗よりも動揺が優ってしまう。混乱する頭では男の唇から逃れることはできず、男の舌の口腔への侵入を許してしまった。
「むぁ……ぅ、ンふぅ、ぁ……!」
好きでもなんでもない男に蹂躙される感覚に、怖気が走る。頬の裏側を舐め回され、男の舌は逃げ惑うレイの舌に絡みつく。
「ぅあ、あむぅ……ンッ……」
男は執拗にレイの舌の形を確認するかのように舐め上げ、吸い上げる。あまりの気持ち悪さに、閉じた瞳からは生理的な雫が零れ落ちた。
ようやく解放されるが酸素の足りない体はうまく血流が流れず、脳は思考する機能が落ちていく。次第にぼやけて、輪郭を失いつつあった。己を見下ろす男は、レイの顔を見てさらに昂ぶったようだ。一段と笑みを深くして、歓喜に震える声で語りかけてきた。
「レイたそ、すっごいえっちなお顔になってきてる!いいよいいよ、もっと気持ちよくしてあげるね!ぼくは旦那さんだもの!」
そう言うなり、男は今度はレイの首筋に唇を落とし、きつめに吸い上げる。首筋だけでは終わらず、喉元や鎖骨のあたりにも同じように吸引され、鬱血の痕をつけられていく。
「ぃやっ……や、めろ、へんたいっ……!」
「ひどいなぁ。ぼくはレイたそを気持ちよくさせたいだけなんだよぉ?」
「こん、なの……気持ち悪いだ、けッ……!」
「うーん、そっかぁ。あ、じゃあこれを飲めば気持ちよくなるよ!万事解決だね!」
男は一度レイから離れ、ベッドの脇にあったチェストに手を伸ばす。卓上に置いてあった小瓶を開けると一度、中の液体を口に含みそのまま口移しを施された。
頭を押さえつけられるような口付けに抗うことができず、レイはされるがまま口腔に侵入してきた液体を飲み込んでいく。甘い果実の味わいが広がるが、何を飲まされているのだろうか。顔を離した男が、楽しそうに語る。
「気持ちよくなるオクスリだよぉ。美味しかったでしょ~?ぼくも飲んだから、これで一緒に気持ちよくなれるね!」
「く、すり……?」
「うん!効き目が早く届くから、レイたそもきっと気に入ってくれるはずさぁ」
男はそれだけ言うと、またレイの全身を舐め回し始める。素肌を舌で舐められていく感覚に最初は不快感しか感じなかったが、やがて腹の底からじんわりとしたものが広がる感覚を覚えた。
Fragment一部作目 第百節閲覧後推奨
アウスガールズでの事件も収束し、いよいよ本格的にエイリークの仲間が捕らえられているカーサのアジトの捜索が始まった。しかし彼らは中々に用意周到で、そんなすぐに当たりを見つけることが出来ずにいた。
レイはエイリークと共に、自分たちも何か情報を探したいとヤクとスグリに志願する。最初こそ一般人がそこまでしなくてもいいとは言われたが、そこはレイたちの粘り強さか。最終的にはわかった、と二人が折れてくれて無理のない範囲でならと許可をもらえることになった。行動を認められた二人は、軍艦が街に停泊するたび情報収集のために駆け回っていたのだ。
その日も同じように街に駆け出し、情報収集を開始。何か小さなことでもと歩き回るがやはり一筋縄ではいかず、これといった情報がないままに今日も時間だけがすぎていった。このままではいけないと焦りが積もる中、一度落ち着くためにと二人は街の広場で休憩を取ることにした。ベンチに腰掛け、ふう、とため息を吐く。
「分かっていたけど、そんな簡単に見つかるわけないよねぇ……」
落胆するエイリークに、レイもそうだなぁと同意する。空を仰ぎながら、呟くように言葉を零した。
「まぁ、軍の人たちが必死に探しても中々有力な情報が得られないって聞くし。一般人の俺たちが見つけるのに苦労するってのは、当たり前だよなぁ……」
「そっかー。それもそうだよねぇ」
「でも、諦めるわけじゃないよな?」
「当然!絶対に奴らの情報を見つけてやるんだから!」
ぐっ、と立ち上がるエイリークを見て、レイも笑ってから体を伸ばす。気合いを入れ直し、頑張るかと声をかけた直後に広場で悲鳴が上がる。何事かと声が聞こえた方角を振り向いてみれば、そこでは女性が男性に突き飛ばされ、手にしていた荷物をひったくられる光景が広がった。
「ど、泥棒ーーっ!」
女性から荷物を奪った男性が、人混みの中へ走り去ろうとしている。レイもエイリークも、咄嗟に体が動く。
「俺、追ってくるよ!レイはあの人のことお願い!」
「わかった!頼んだぜエイリーク!」
「任せて!」
行動に移った二人は早かった。エイリークが即座に窃盗犯の背中を追いかけ、レイは男に荷物を奪われた女性を介抱するために駆け寄った。
「大丈夫か?」
「ええ……すみません、ありがとうございます」
「今、俺の仲間が窃盗犯を追いかけてったから。もう大丈夫だぜ」
「嗚呼、ありがとうございます。助かります。大事な荷物だったので……」
「そっか。きっと仲間が犯人捕まえてくれるよ。立てるか?」
レイは女性に手を差し出す。その手を取った女性は立ち上がろうとして、握った手を引き寄せる。ぐいっと引っ張られる形になり思わずレイは身を屈め──直後に、腹部に強烈な一撃を受けた。一瞬息が止まり何事かと見下ろせば、助けたはずの女性の拳がレイの腹部にめり込むように叩き込まれている。
「なん、で……」
「いけませんね……簡単に知らない人を信じちゃうなんて」
「っ……」
ずる、ともたれかかるようにレイの体が崩れる。優しく抱きとめられたものの、手足は思うように動かせない。
罠に嵌められたのか。混濁する意識の中で最後に理解できたのは、それだけだった。
******
次に眼が覚めると、何処か薄暗い景色が目の前に広がった。ここはどこだろうかと状況を確認しようとして、己の状態に仰天することになる。
「なんだよ、これっ……!?」
衣服は全て剥ぎ取られ、足首には枷が嵌められている。鎖で繋がったそれは多少弛みがあるものの、ベッドの支柱に括り付けられていた。誰がこんなことを、と考える前に厚ぼったい声が聞こえていた。
「ああ~、やっと起きてくれたねぇ。おはよぉレイたそ、気分はどうだぁい?」
声の方に振り向くと、そこには己と同じように一糸纏わない男がレイを見下ろしていた。厚い肉に覆われ、腹の辺りは張りがあるのに重力に従って弛みを見せている。そんな男の舐め回すような視線が気持ち悪い。
「誰だよ、てめぇ!」
「ウフッ、元気いっぱいみたいだね!ぼくはね、キミの旦那さんになる男だよぉ」
吐き気を催すような男の言い回しに、レイの肌は産毛まで粟立つ。そんなレイの様子を知ってか知らずか、男はさらに語りを続ける。
「ぼく、ノーアトゥンの街でキミの姿を見てからキミのことが大好きになったんだぁ」
「は、はぁ……!?」
「元気で明るくて、その上とっても可愛いから、キミをぼくのお嫁さんにしたくなっちゃったんだっ。それでね、ずっとね、レイたそのこと追いかけてたんだよぉ?」
「何言ってんだよ、てめぇ……!?」
「告白もプロポーズもしたかったけど、でもずっと勇気がなくてね。それで、どうしようかなってぼくなりに考えてたんだ」
恍惚な笑みを浮かべながら近付く男に恐怖を覚え、思わず後ずさった。しかしベッドの端までは簡単に追い詰められ、ギシ、と音を立てながら男はベッドに乗り上がる。
「正義感の強いキミと、どうやったら近付けるかなって考えた。それでね、思い付いたんだなぁ。窃盗犯に荷物を奪われた被害者になりきれば、キミは絶対に近くに来てくれるってね!」
「じ、じゃあ……さっきの窃盗って……!」
「そう!僕がお金を払って、知らない人にお願いしたんだよぉ。ぼくが変化の術を使って女の人になって、荷物を盗ってもらう作戦を立てたの」
「なっ……!」
「それで厄介者を追い払えば、キミと二人っきりになれるって!そしたら本当にレイたそは近くに来てくれた!ぼくね、すっごく嬉しかったんだよぉ~?」
「や、やめろ!近付くな!」
いよいよ目の前に迫った男を前に、レイは牽制の攻撃を発動させようとした。しかしどうにも体内の中で魔力がうまく結合できず、集束できない。どうして、と混乱するレイに男は説明する。
「レイたそはぼくのお嫁さんになるから、結婚指輪をつけてあげたの!面白い指輪でね、魔力を抑える効果のある指輪なんだって!やっぱりセックスの時はセックスに集中したいもんね!」
「ふざけんな!こんなの外してやる!」
「あぁあダメだよぉ?レイたそはぼくのお嫁さんなんだから、その指輪は外しちゃだぁめ」
不意に男に両手首を掴まれると、ぐいっと力強く体を動かされる。そのままベッドの上に、男を見上げる形で押し倒された。握っている男の力は存外に強く、固定されてしまったかのようにまったく動かせない。離せともがくレイを、やはりうっそりと見つめる男に嫌悪感が迫り上がる。
このままでは、何をされるか分かったものではない。予想したくない現実が、刻一刻とレイに迫っている。
「ウフフッ!告白もプロポーズも、結婚式もしてないけど、ぼくたちはもう夫婦だよ!夫婦になってすることといえば、やっぱり初夜を迎えることだよね!」
「やめろ!離せよ、この……!」
「ああでも、やっぱり誓いのキスはしなくちゃね。大好きだよ、ぼくの可愛い可愛いレイたそっ」
「ンむぅッ!?」
男はレイが反論する前に、肢体と同じように厚ぼったく膨れた唇でレイのそれを塞ぐ。呼吸すら丸呑みされそうな暑苦しい口付けに、レイは抵抗よりも動揺が優ってしまう。混乱する頭では男の唇から逃れることはできず、男の舌の口腔への侵入を許してしまった。
「むぁ……ぅ、ンふぅ、ぁ……!」
好きでもなんでもない男に蹂躙される感覚に、怖気が走る。頬の裏側を舐め回され、男の舌は逃げ惑うレイの舌に絡みつく。
「ぅあ、あむぅ……ンッ……」
男は執拗にレイの舌の形を確認するかのように舐め上げ、吸い上げる。あまりの気持ち悪さに、閉じた瞳からは生理的な雫が零れ落ちた。
ようやく解放されるが酸素の足りない体はうまく血流が流れず、脳は思考する機能が落ちていく。次第にぼやけて、輪郭を失いつつあった。己を見下ろす男は、レイの顔を見てさらに昂ぶったようだ。一段と笑みを深くして、歓喜に震える声で語りかけてきた。
「レイたそ、すっごいえっちなお顔になってきてる!いいよいいよ、もっと気持ちよくしてあげるね!ぼくは旦那さんだもの!」
そう言うなり、男は今度はレイの首筋に唇を落とし、きつめに吸い上げる。首筋だけでは終わらず、喉元や鎖骨のあたりにも同じように吸引され、鬱血の痕をつけられていく。
「ぃやっ……や、めろ、へんたいっ……!」
「ひどいなぁ。ぼくはレイたそを気持ちよくさせたいだけなんだよぉ?」
「こん、なの……気持ち悪いだ、けッ……!」
「うーん、そっかぁ。あ、じゃあこれを飲めば気持ちよくなるよ!万事解決だね!」
男は一度レイから離れ、ベッドの脇にあったチェストに手を伸ばす。卓上に置いてあった小瓶を開けると一度、中の液体を口に含みそのまま口移しを施された。
頭を押さえつけられるような口付けに抗うことができず、レイはされるがまま口腔に侵入してきた液体を飲み込んでいく。甘い果実の味わいが広がるが、何を飲まされているのだろうか。顔を離した男が、楽しそうに語る。
「気持ちよくなるオクスリだよぉ。美味しかったでしょ~?ぼくも飲んだから、これで一緒に気持ちよくなれるね!」
「く、すり……?」
「うん!効き目が早く届くから、レイたそもきっと気に入ってくれるはずさぁ」
男はそれだけ言うと、またレイの全身を舐め回し始める。素肌を舌で舐められていく感覚に最初は不快感しか感じなかったが、やがて腹の底からじんわりとしたものが広がる感覚を覚えた。
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