[ＢＬ]王の独占、騎士の憂鬱

毒と縄

グッジョブ大臣「どうじゃ？オレオ」


グッジョブ大臣「行く気になったのか？」


オレオ「…私…は…」


グッジョブ大臣「…私は…？」


オレオ「…私は…行きません、ギル殿下のハレムには行きません」


グッジョブ大臣「…ふう…腰抜けめ」


グッジョブ大臣「お前の忠誠心はその程度じゃったのか」


オレオ「…大臣、私はアレク殿下を心からお慕いしています…」


オレオ「だからこそ、弟君を騙すような事もしたくはないのです…」


グッジョブ大臣「どこまでもぬるいやつめ…」


グッジョブ大臣「アレク王が討たれる事になっても良いのか？」


オレオ「いえ、その時こそ私が王をお守りします！」


グッジョブ大臣「…気に入らん！」


オレオ「…！」


グッジョブ大臣「素直にいうことを聞いていればいいものを……ったく、わずらわせおって」


オレオ「……？」


グッジョブ「まあいい、ギル様は身体一つよこせば良いと言っていたからな」


オレオ「ギル様？……大臣…話が読めません…」


グッジョブ大臣「お前はスパイでも何でもない！ギル様へのただの貢ぎものじゃ」


グッジョブ大臣「ほいほーい！仕事じゃ」


オレオ「…？」


オレオ「………うっ！………（…痛っ）」