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買い物
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「マスター!此処が俗に言う商店街なのですね!」
そう言ってアイはルンルン♪と声が出そうなスキップをしながら進んでいった。
『みずみずしい野菜が売ってある八百屋!女性たちをターゲットにした化粧品のお店!どれも前マスターが言っていた通りです!』
「へー」
前のマスターはどうやらアイに、この世界のことなどを教えていたようだった。
アイのキラキラした目を見た限り、とても楽しい会話をしていたのだろう。
『しかし、前マスターの話とは違う所もありますね』
「へーどんな所が?」
僕の村の商店街はこの国の基本的な型だ。
一本道に沿うようにして店が構えられている型だ。
もし、文化が違うならそこの違いでもしかしたら前マスターについて知ることが出来るかもしれない。
『向かいのお店同士で殴り合いをしないのですね!』
「はっ?」
『その他にも、空には空飛ぶ円盤やドラゴン、お客同士の血みどろの戦いもありませんね!』
「……」
ガッツリ騙されている⁉︎
前マスターは何故、そんな無意味な嘘を⁉︎
『それではマスター!早速、洋服屋に向かいましょう!』
「……そうだった!」
今日は、アイの服を買う為に商店街に来たんだった!お金は祖母がくれた、結構な額を貰ったのだが、これでも女性のおめかしだと少ない方らしく。
女性の美に対する熱意がひしひしと伝わってくる。
「え~と……確か……前から三つ目のお店が」
僕は引っ越す前の記憶から、お店の場所わ思い出そうとした。
『マスター……お店の看板で分かりますよ?』
「あっはい」
あっさりアイに止められてた。
『マスター……ボケてきました』
「12億年いれば流石にね」
『哀れなマスター……体は15、頭脳は12億、その名は!』
「やめてアイやめて」
『了解しました』
なんだかこのままでは危ない気がしたので慌てて止める。
「あった!」
その後、直ぐにお店を見つめた“衣服店コトブキ”と看板には書かれていた。
『ここがあの“衣服店”!』
「アイの気迫が凄い!」
まるでこれから戦いが始まるようだ!
『それではマスター!let's goです!』
「なにその言葉⁉︎」
また知らない言葉を言ってるし!
『たのもー!』
そう言ってアイは入っていった。
「ん?どうしたんだい?」
中には眼鏡をかけた老女がカウンターで新聞を読んでいた。
『女性用の服を買いにきました!』
「元気が良いねぇ。女性用の服は右側の所にかけてあるよ」
『わかりました!ありがとうございます』
ペコリとアイは頭を下げて、女性の服コーナーに行った。
……僕も行った方が良いのだろうか?
なんだか気恥ずかしい。
「おや?アークの坊主かい?」
「え?」
カウンターにいた老女はゆっくりとこちらに顔をむける。
「ほほ……やっぱりそうだ。大きくなったねぇ」
そう言って優しく微笑んだ。
「どうして僕の名前を?」
「お客さんの名前を覚えるなんて簡単なことだよ」
「そうなんですか……全く来てないのに」
「ほほ……歳を取ると子どもの名前なんて簡単に覚えるんだよ」
「そうなんですね。ちょっと恥ずかしいな」
「気にしなさんな……お前さんも歳を取るとわかるさ……ところで」
「?」
そう言って老女はアイを見る。
「あそこに居るのはお前さんの彼女かい?えらいめんこいねぇ」
「‼︎いや!違いますよ‼︎」
「ほほ……そうかいそうかい」
嗚呼……楽しそうに微笑んでる。
絶対勘違いされた!
『マスター大変です!何が良いのかわかりません!』
そう言ってアイはこちらに来た。
「う~ん……そうは言ってもなぁ……僕もファッションとかわからないし……どんなのが良いですかね?」
僕は思わず老女さんに聞いてしまった。
衣服店だし、最近のファッションとかを知っていると思っていたからだ。
「わたしゃ知らないよ」
「そんな……」
「アークの坊主……お前さんはこの子に何を着て欲しい……」
「えっ?」
「このめんこい子に何を着て欲しいんだい?」
「えっと……」
「それをこの子に着てもらえば良え」
『あっそれ良いですね!マスター!私のファッションセンスは貴方の手にかかっています!』
重い!責任があまりにも!
「女性の服コーナー何だか行くの恥ずかしいなぁ……」
『ではマスター頑張ってくださいね!』
「全く聞いてない!」
駄目だこりゃ!やるしかない!
ーーーアイside
「アークの坊主は勘が鈍いねぇ」
『‼︎』
マスターが女性の服のコーナーに行った時に、この店の店長は面白そうに言った。
『ななナナnanana なんのことですかね⁉︎私にはさっぱり!』
「ふふ……無理がある無理がある。あんなに熱心に花柄のワンピースをじっと見てただろうに……」
『ぐぬぬ……!』
そう言って笑う店長はとても楽しそうだった。
「乙女だねぇ」
『いや……本当に……』
「頑張りなさい」
『あ~もう……はい!』
「ふふ……それでいいそれでいい」
プシュー……
私の顔は湯気が出そうな熱くなった。
ーアークside
どうしよう!わからん!
どれがアイが喜ぶんだ!
全くわからないぞ⁉︎
僕は女性の服のコーナーを行ったり来たりしながら考える。
はっきり言って自分のセンスには自信がない。
「う~ん……」
老女は「アイに似合うのを選べ」と言っていたけど……。
選んだ物が悪く、それで嫌われたくないなぁ。
「う~……」
僕はゾンビの如く辺りを徘徊する。
「やっぱり……これかなぁ……」
ずっと気になっている一品があった。
けどなぁ……これで良いのかな。
「はぁ」
だけど似合うと思うし。
「これで行くか」
僕はアイたちの元に戻った。
「あれ?アイどうしたの?」
戻るとアイの顔がとても赤かった。
『あ!マスター!これはその平気なやつです!』
「兵器なやつ⁉︎」
『同音異議‼︎しっかり識別してください!』
「ごめん!」
「それで……決まったのかい?」
老女はそう言って、僕が持ってきた物を見る。
「僕はこれが似合うと思ったんだけど」
『あっマスターこれって』
「えっダメだった⁉︎」
『いえいえ!そんなこと無いですよ!』
「嘘だ⁉︎絶対ダメなやつだ‼︎」
「これアークの坊主……女の子の言うことは信じるもんだよ」
「うっ!」
そう言われると、何とも言えない!
けど怖いなぁ!
『えっとお値段は……』
お財布を取り出して、アイは金額を確認するが。
「それは確か……あんまり高く無いし無料で良いや」
「『えっ』」
あまりのことに耳を疑う。
「だからタダでいいよ」
「それは流石に」
『はい!それはまずいですよ!』
「ならそうだね……お嬢ちゃん、ちょっと耳を貸しな」
『えっ?はい』
僕の聞こえない声でコショコショと話が進んでいく。
何なの!凄い気になるんだけど⁉︎
『えっ……それだけで良いのですか?』
「いいよ。それで」
『だけど』
「頑張るんだろう?」
『‼︎』
「わかったかい?」
『はい‼︎ありがとうございます!』
最後は大きい声でお礼をするアイ。
『行きますよ!マスター!』
「えっ⁉︎アイ⁉︎」
アイは僕の手を引っ張ってお店を出る。
『はやく家に帰りましょう!』
「対価は⁉︎」
『はい!何でも!“着替えてマスターからの感想を聞け”との事でした!』
「これまた責任重大!」
『そうでしょマスター!だからはやく着ましょう!』
そう言ってアイは僕が持っている服を見る。
『その花柄のワンピースを!』
そう言ってアイはルンルン♪と声が出そうなスキップをしながら進んでいった。
『みずみずしい野菜が売ってある八百屋!女性たちをターゲットにした化粧品のお店!どれも前マスターが言っていた通りです!』
「へー」
前のマスターはどうやらアイに、この世界のことなどを教えていたようだった。
アイのキラキラした目を見た限り、とても楽しい会話をしていたのだろう。
『しかし、前マスターの話とは違う所もありますね』
「へーどんな所が?」
僕の村の商店街はこの国の基本的な型だ。
一本道に沿うようにして店が構えられている型だ。
もし、文化が違うならそこの違いでもしかしたら前マスターについて知ることが出来るかもしれない。
『向かいのお店同士で殴り合いをしないのですね!』
「はっ?」
『その他にも、空には空飛ぶ円盤やドラゴン、お客同士の血みどろの戦いもありませんね!』
「……」
ガッツリ騙されている⁉︎
前マスターは何故、そんな無意味な嘘を⁉︎
『それではマスター!早速、洋服屋に向かいましょう!』
「……そうだった!」
今日は、アイの服を買う為に商店街に来たんだった!お金は祖母がくれた、結構な額を貰ったのだが、これでも女性のおめかしだと少ない方らしく。
女性の美に対する熱意がひしひしと伝わってくる。
「え~と……確か……前から三つ目のお店が」
僕は引っ越す前の記憶から、お店の場所わ思い出そうとした。
『マスター……お店の看板で分かりますよ?』
「あっはい」
あっさりアイに止められてた。
『マスター……ボケてきました』
「12億年いれば流石にね」
『哀れなマスター……体は15、頭脳は12億、その名は!』
「やめてアイやめて」
『了解しました』
なんだかこのままでは危ない気がしたので慌てて止める。
「あった!」
その後、直ぐにお店を見つめた“衣服店コトブキ”と看板には書かれていた。
『ここがあの“衣服店”!』
「アイの気迫が凄い!」
まるでこれから戦いが始まるようだ!
『それではマスター!let's goです!』
「なにその言葉⁉︎」
また知らない言葉を言ってるし!
『たのもー!』
そう言ってアイは入っていった。
「ん?どうしたんだい?」
中には眼鏡をかけた老女がカウンターで新聞を読んでいた。
『女性用の服を買いにきました!』
「元気が良いねぇ。女性用の服は右側の所にかけてあるよ」
『わかりました!ありがとうございます』
ペコリとアイは頭を下げて、女性の服コーナーに行った。
……僕も行った方が良いのだろうか?
なんだか気恥ずかしい。
「おや?アークの坊主かい?」
「え?」
カウンターにいた老女はゆっくりとこちらに顔をむける。
「ほほ……やっぱりそうだ。大きくなったねぇ」
そう言って優しく微笑んだ。
「どうして僕の名前を?」
「お客さんの名前を覚えるなんて簡単なことだよ」
「そうなんですか……全く来てないのに」
「ほほ……歳を取ると子どもの名前なんて簡単に覚えるんだよ」
「そうなんですね。ちょっと恥ずかしいな」
「気にしなさんな……お前さんも歳を取るとわかるさ……ところで」
「?」
そう言って老女はアイを見る。
「あそこに居るのはお前さんの彼女かい?えらいめんこいねぇ」
「‼︎いや!違いますよ‼︎」
「ほほ……そうかいそうかい」
嗚呼……楽しそうに微笑んでる。
絶対勘違いされた!
『マスター大変です!何が良いのかわかりません!』
そう言ってアイはこちらに来た。
「う~ん……そうは言ってもなぁ……僕もファッションとかわからないし……どんなのが良いですかね?」
僕は思わず老女さんに聞いてしまった。
衣服店だし、最近のファッションとかを知っていると思っていたからだ。
「わたしゃ知らないよ」
「そんな……」
「アークの坊主……お前さんはこの子に何を着て欲しい……」
「えっ?」
「このめんこい子に何を着て欲しいんだい?」
「えっと……」
「それをこの子に着てもらえば良え」
『あっそれ良いですね!マスター!私のファッションセンスは貴方の手にかかっています!』
重い!責任があまりにも!
「女性の服コーナー何だか行くの恥ずかしいなぁ……」
『ではマスター頑張ってくださいね!』
「全く聞いてない!」
駄目だこりゃ!やるしかない!
ーーーアイside
「アークの坊主は勘が鈍いねぇ」
『‼︎』
マスターが女性の服のコーナーに行った時に、この店の店長は面白そうに言った。
『ななナナnanana なんのことですかね⁉︎私にはさっぱり!』
「ふふ……無理がある無理がある。あんなに熱心に花柄のワンピースをじっと見てただろうに……」
『ぐぬぬ……!』
そう言って笑う店長はとても楽しそうだった。
「乙女だねぇ」
『いや……本当に……』
「頑張りなさい」
『あ~もう……はい!』
「ふふ……それでいいそれでいい」
プシュー……
私の顔は湯気が出そうな熱くなった。
ーアークside
どうしよう!わからん!
どれがアイが喜ぶんだ!
全くわからないぞ⁉︎
僕は女性の服のコーナーを行ったり来たりしながら考える。
はっきり言って自分のセンスには自信がない。
「う~ん……」
老女は「アイに似合うのを選べ」と言っていたけど……。
選んだ物が悪く、それで嫌われたくないなぁ。
「う~……」
僕はゾンビの如く辺りを徘徊する。
「やっぱり……これかなぁ……」
ずっと気になっている一品があった。
けどなぁ……これで良いのかな。
「はぁ」
だけど似合うと思うし。
「これで行くか」
僕はアイたちの元に戻った。
「あれ?アイどうしたの?」
戻るとアイの顔がとても赤かった。
『あ!マスター!これはその平気なやつです!』
「兵器なやつ⁉︎」
『同音異議‼︎しっかり識別してください!』
「ごめん!」
「それで……決まったのかい?」
老女はそう言って、僕が持ってきた物を見る。
「僕はこれが似合うと思ったんだけど」
『あっマスターこれって』
「えっダメだった⁉︎」
『いえいえ!そんなこと無いですよ!』
「嘘だ⁉︎絶対ダメなやつだ‼︎」
「これアークの坊主……女の子の言うことは信じるもんだよ」
「うっ!」
そう言われると、何とも言えない!
けど怖いなぁ!
『えっとお値段は……』
お財布を取り出して、アイは金額を確認するが。
「それは確か……あんまり高く無いし無料で良いや」
「『えっ』」
あまりのことに耳を疑う。
「だからタダでいいよ」
「それは流石に」
『はい!それはまずいですよ!』
「ならそうだね……お嬢ちゃん、ちょっと耳を貸しな」
『えっ?はい』
僕の聞こえない声でコショコショと話が進んでいく。
何なの!凄い気になるんだけど⁉︎
『えっ……それだけで良いのですか?』
「いいよ。それで」
『だけど』
「頑張るんだろう?」
『‼︎』
「わかったかい?」
『はい‼︎ありがとうございます!』
最後は大きい声でお礼をするアイ。
『行きますよ!マスター!』
「えっ⁉︎アイ⁉︎」
アイは僕の手を引っ張ってお店を出る。
『はやく家に帰りましょう!』
「対価は⁉︎」
『はい!何でも!“着替えてマスターからの感想を聞け”との事でした!』
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