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◇
前提として、俺は男が好きなわけじゃない。
女の柔らかい曲線美や、独特の匂い。ふわふわとした胸や、ハリのある尻が好きだ。
けれど、俺は周りの女たちに全く興味を抱けなかった。
理由は単純だ。
幼馴染であるシルリルの顔が良すぎた。
ずっと近くにいた幼馴染のせいで、俺の目が肥え、理想があまりにも高くなってしまった。
良いと思った相手を見つけても、いつも隣にいる幼馴染と比較してしまう。
シルリルの出来の良すぎる顔を見るたびに「こいつが女だったら……」と数えきれないほど頭を悩ませた。
彼が女なら、無理にでも孕ませ、他の男に取られぬように束縛するだろう。
しかし、残念ながら悲しいほどにシルリルは男だった。
シルリルは俺の抱いた歪な感情を知る由もなく、友人として接し続けている。
話しかければ屈託のない笑みを見せるし、服を脱いで無防備に肌を晒す。
俺は、男が好きなわけじゃない。
けれど、シルリルを見るたびに何度気が狂いそうになったか分からない。
近頃は眠っている彼に、口付けをしようかとさえ思ってしまったほどだ。
そこまで、俺は追い詰められていた。
俺のこの感情を知れば、シルリルは離れていくだろう。そうなれば最後、彼は美しい顔を俺に見せることはなくなる。
故に、変な行動を起こすことを避けるようにした。
だが、そんな俺の元に舞い込んだある魔法────「魅了」。
ほんの出来心だった。失敗したらしたで、俺は潔く身を引く予定だった。
しかし、何の因果か「魅了」でシルリルを惑わせる計画は成功した。
前提として、俺は男が好きなわけじゃない。
女の柔らかい曲線美や、独特の匂い。ふわふわとした胸や、ハリのある尻が好きだ。
けれど、俺は周りの女たちに全く興味を抱けなかった。
理由は単純だ。
幼馴染であるシルリルの顔が良すぎた。
ずっと近くにいた幼馴染のせいで、俺の目が肥え、理想があまりにも高くなってしまった。
良いと思った相手を見つけても、いつも隣にいる幼馴染と比較してしまう。
シルリルの出来の良すぎる顔を見るたびに「こいつが女だったら……」と数えきれないほど頭を悩ませた。
彼が女なら、無理にでも孕ませ、他の男に取られぬように束縛するだろう。
しかし、残念ながら悲しいほどにシルリルは男だった。
シルリルは俺の抱いた歪な感情を知る由もなく、友人として接し続けている。
話しかければ屈託のない笑みを見せるし、服を脱いで無防備に肌を晒す。
俺は、男が好きなわけじゃない。
けれど、シルリルを見るたびに何度気が狂いそうになったか分からない。
近頃は眠っている彼に、口付けをしようかとさえ思ってしまったほどだ。
そこまで、俺は追い詰められていた。
俺のこの感情を知れば、シルリルは離れていくだろう。そうなれば最後、彼は美しい顔を俺に見せることはなくなる。
故に、変な行動を起こすことを避けるようにした。
だが、そんな俺の元に舞い込んだある魔法────「魅了」。
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しかし、何の因果か「魅了」でシルリルを惑わせる計画は成功した。
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