魅了と君と

なかあたま

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「んっ、はぁ……ッ、はッ」

 唇を離すと、唾液の糸が引いた。ぷつりときれたそれは、シルリルの顎を伝う。その唇を親指で拭った。

「わっ!」

 おもむろに、シルリルが俺の親指を咥えた。滑らかな粘膜に、思わず悲鳴を上げる。

「シルリル……?」

 虚な目のシルリルが、口を離して俺を見つめた。
 今まで見たことのない幼馴染の姿に、魔法が効いているということを自覚し、胸がさらに高鳴った。

「ま、マジか……マジか……すげぇ……」

 こんなシルリルの姿は、見たことがない。いつもは気高く、そして高飛車な彼からは想像もできないほどの茹だった表情だ。

「し、シルリル……服を脱いでくれ」

 俺は彼に命じてみる。シルリルはぽやんとした表情のまま、唯一着ていた軽装を脱ごうとした。

「うわ、ッ、ま、待て、待て……」

 彼の手首を掴み、静止する。どうやら「魅了」は俺の思い通りに動いてくれるらしい。

「……シルリル。ひざまずいてくれ」

 シルリルは素直に従った。地面へひざまずき、俺を見上げている。
 俺は震える手でベルトを外し、下着ごとズボンをずり下ろした。
 出てきた性器はびくびくと震え、血管が浮き上がるほど勃っていた。
 先走りが垂れ、それがゆっくりと滴る。
 自分でも苦笑いを漏らすほど、俺は興奮していた。
 性器が目の前に現れても、シルリルは嫌な顔ひとつしなかった。

「シルリル、舐めて?」

 硬い亀頭をシルリルの唇に押し付ける。歪んだそこに、先走りが付いた。
 その光景だけで、俺は達しそうになる。
 グッと堪え、彼の頭を撫でた。柔らかな髪を手のひらで感じながら、静かに腰を動かす。

「口に、入れて」

 シルリルが唇をゆっくりと開いた。そして、弾力のある唇で亀頭を挟む。
 はむはむと何度も唇で挟み、やがて口内へ招き入れた。

「おぅ゛……ッ」

 俺は腰を跳ねさせた。射精しそうになるのを必死に堪える。
 その間も、シルリルは口内で亀頭を包み込んでいた。
 俺は今日、水浴びをしていない。きっと蒸れた下半身は、易々と口に入れるのは難しいだろう。
 けれど彼は酸いた臭いなど気にすることなく、性器を咥え込んでいる。
 ────あの、シルリルが、俺のものを……。
 綺麗な顔をした彼が、男の性器を咥えている姿(しかも、咥えているのは俺のものだ)を見て、酸欠に陥る。眩暈がして倒れそうになり、それを踏ん張った。

「ッ、ん、……んッ」

 シルリルは戸惑うことなく、喉の奥まで性器を招き入れた。
 亀頭が喉の粘膜に触れ、全身に鳥肌が立つ。
 脳の奥がチリチリと痛み、息が乱れた。唾液が溢れ、口の端から垂れそうになる。
 じゅぶじゅぶという音と、頭を動かすシルリル。
 全てが、夢のように感じた。
 彼の唾液と俺の先走りが混じり、それが彼の口から垂れている。
 シルリルの額に滲んだ汗を拭ってやると、熱を帯びた視線を俺へ向けた。
 口を窄めたシルリルは、ひどく下品だ。しかし、そんな表情が無性に俺を興奮させる。

 無意識に、彼の後頭部へ手を伸ばした。そのまま、シルリルの喉奥へ腰を押し付ける。
「ごぷッ」と醜い音がシルリルから漏れる。苦しそうに眉を歪めた彼は、けれど拒絶するような仕草は見せなかった。
 俺の亀頭が彼の喉奥へ入り込んでいる事実が、全身を駆け巡る。呼吸が乱れ、シルリルの頭を掴んでいた手に力が籠る。
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