安キャバ嬢のオラ営録

芋っ子キャバ嬢、デビューするも…… ＊１

なんやかんやオニ店の口車に乗せられ、パレスに入店した響子。待っていた日々は想像よりもはるかに体育会系でした…。



体育会系と書く大抵のかたは【嬢同士の熾烈な上下関係】的なものだと思いますよね？響子が入店前に恐れていたのももちろんそれです。



しかしパレスは女の子同士の仲が信じられないほど良くて派閥も上下関係も皆無でした(･∀･)「ほんとに君たち仲良いの～！？」とモーニング娘なみに聞かれていましたが本当に仲良かったです。少なくともモーニング娘よりは←



理由としてはプロ感のある子が少なかったこと。（当たり前ですよね。プロ感があれば辞めていく）



もう一つはきっとみんな戦友のような気持ちになっていたからだと思います。【吊り橋効果】ってありますよね？ピンチを共にした男女はピンチでのドキドキを恋愛のもの勘違いしてしまい恋に落ちやすくなるというものです。



まーさーーに！！その効果が働いていました。そのピンチとは勿論








【オニ店からの鬼のような詰め！！】




('A`)




入ってからわかったことはオニ店は顔が鬼なだけではなく本物の鬼でした。それも桃太郎も鬼ヶ島から仲間たちそっちのけで逃げ出すレベルのです。



何が鬼ってもう何をしてても詰めてきます。隙あらば、なんなら何もなくても←よく２ちゃ○ねるとかで【安キャバほどドリンク攻撃がえぐい】と言われているようにオニ店は一席ついたら一ドリンク飲むことをを命じてきていました。



それはヘルプの席でも例外はありません！指名の嬢がよそへいってしまってただでさえしゅんとしているお客さんに「わたしも一杯いただいていいですか？」と必ず聞けと命じられていました←



自分の地位がある程度確立してからはもらえそうな時や、仲のいいお客様にしか頼みませんでしたが最初は空気悪くなろうがまったく盛り上がっていなかろうが絶対に聞いていました('A`)聞かずには生きて戻れなかったのです…お客さんからしたらいい迷惑ですね！芋っ娘席につけられた上にがっつかれて！！！



そしてたいして盛り上がってないうえにただの芋っ娘に1500円のドリンクを気前よく奢ってくださるような神様のようなかたはなかなかいらっしゃいません。そりゃ安キャバですもの。そんな客層ですよ。当然の結果ですよね。



しかしヘルプでドリンクが出せなかった後。女の子は皆(((゜д゜;)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙの状態で待機席に速やかに戻ります。




はい、地獄への扉が開きます。