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二章 伝説の都市
10話 悪夢の終わり
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老婆にトドメをさすべく食堂へもどる。
だが、そこには彼女の姿はなかった。
大量の血と、人の下半身だけが残されていた。
この下半身は老婆のものだろう。
テーブルにはさまれた衝撃でちぎれたか?
だが、上半身はどこだ?
見渡すと、部屋のすみに横転しているテーブルをみつけた。
あれがはさみこんだテーブル。大男の手をかりて脱出したか。
しかし、この傷では助かるまい。
が、そのとき、奥の暗がりから大男が姿をみせた。
手にはハンマー、肩に老婆の上半身をのせている。
――いや、ちがう!!
のせているのは肩ではない。首の位置にだ。
ほんらい頭部があるべき場所に老婆の上半身がのっているのだ。
これはどういうことだ?
すげ変わった?
まさか、そんなことが可能なのか!?
だが、じっさい老婆が両手にかかえているのは首だ。
口枷をはめて目に包帯を巻いた、大男の首。
コイツはとんだバケモノだな。
やはり人ではない。いや、人どころか生物としても異質だ。
「キヒャー」
バケモノが不快な叫び声を上げた。老婆の上半身に無数の目が浮かぶ。
私は剣をたずさえ走り出す。
あまり時間はない。じきに大男の集団が押し寄せてくるだろうから。
一気に距離をつめる。だが、化け物はハンマーを振り払ってきた。
私は弧を描くように旋回、それをかわすと同時に化け物の片腕を切り落とす。
トドメだ。
背後に周り、老婆の頭部目がけて剣を突き出す。
だが、老婆の方が速かった。
針のように尖った舌を、私の顔目がけて伸ばしてきたのだ。
体をそらし舌をかわす。と、どうじに剣を滑らすように引き戻す。
狙ったのは舌だ。沿うように引かれた剣が、醜い老婆の舌を切り落とした。
老婆は顔をしかめる。だが、体に浮かぶ血走った目玉でこちらをニラむ。
この程度では怯まぬか。ならば、最も効果的な攻撃部位はどこだ?
ムッ!
先ほどまでは老婆の体にのみ浮かびあがっていた目玉が、大男の首から胸にかけて徐々に広がりつつあるのに気が付いた。
融合している過程なのか? もうじき大男の体を完全に取り込むのかも知れない。
急げ。
化け物の残った腕を切り落とす。ゴトンと巨大なハンマーと腕が落ちる。
こんどこそ。
老婆の顔目がけてふたたび剣を突きを入れた。
が、またしても老婆は自らの両腕を交差させ、それを防いでしまう。
――硬い。
か細い腕にしてはなんと頑丈なのだろうか。
まるで鉄を突いたような感触におどろく。
コイツはなかなか骨が折れそうだ。
ならばと無防備の脚を蹴り払う。
化け物は体勢を崩し、そのまま仰向けに倒れた。
こいつならばどうだ?
素早くハンマーを拾うと、渾身の力で振り下ろす。
ゴウと風切り音を立てるハンマー。防ごうとする老婆の両腕もろとも頭部をたたきつぶす。
手ごたえあり。腕がまがり、頭部がひしゃげているのがわかる。
もう一撃、さらに一撃。
何度もハンマーを振り下ろす。
もはや老婆の体は原型を留めていない。
もういいだろう。
ここでやっと手をとめると、周囲の状況を確かめた。
何人もの大男が食堂へ雪崩れ込んでくるところだった。
自分の体を軸に回転しつつ、ハンマーを大男の集団に投げつける。
勢いよくで飛んで行ったハンマーは、大男の一人に命中。周囲を巻き込んで吹き飛んだ。
ど真ん中だな。
落とした剣を拾い、追撃すべく息を吸う。
が、ふと大男たちの様子がおかしいことに気がついた。
鼻をヒクつかせながら、キョロキョロと辺りを見回しているのだ。
こちらの位置を見失った?
なぜだ? 今までまるで見えているかのように追ってきていたはずだが。
……もしや老婆が彼らの目となっていたのだろうか?
ならば彼女がいなくなった今、大男など単なる障害物でしかないな。
気配を殺し、そっと忍び寄る。
そのとき、ふと脚に違和感を覚えた。
下を見ると触手のようなものが伸び、私の脚に巻き付いていた。
触手の先を目で追う。いきついたのは床に転がっていた老婆の下半身。
チッ、なんて生命力だ。
頭部など必要としない、まるでミミズ。
老婆の下半身がビクリビクリと痙攣しだした。そして表面がうねり、いくつものシワが出来る。
何だ? このシワ、人の閉じたマブタにそっくりだ。
そう思った瞬間、いっせいにシワが開き、中から人の目玉が姿を現す。
それから数回、瞬きすると私を見た。
マズイ! 慌てて周囲を確認すると、先程までバラバラの方向を向いていた大男達が、全員こちらを向いていた。
触手は更に伸び、シュルリシュルリと体に巻き付いてくる。それから凄い力で、私の体を引っ張りだした。
どうする? 周囲には巨大なハンマーを持って迫る大男共。
優先すべきは……
私は触手との引っ張り合いには付き合わず、逆に間合いを詰めた。
腕にまで絡みついている触手を、引っ張るようにして更に加速したのだ。
そうして老婆の下半身まで到達すると、足で踏みつける。
ゴキリ。
骨が砕ける音がした。更に踏む。
ハンマーで叩くとまではいかないものの、こうして何度も踏んでいると老婆の下半身は挽肉のように潰れ、動かなくなった。
ミンチとなった老婆の体はドロリと溶けると床に染み込む様にして消えていく。
周りを見ると大男達も同様に溶け始めていた。
やがて老婆は黄色の宝石を、大男達は青い宝石とハンマーをその場に残して、あとかたもなく消え失せる。
ふう、倒したか。この宝石は確かジェムと言って通貨だったな。
大きく息を吐くと、足元に転がるジェムを拾いだす。
金は持っていて損はない。つかうかどうかは別として、あえて見過ごす意味もないだろう。
ん? なんだ、視界が歪む。
ふいに周りの壁が歪んで見えた。毒か?
いや、違う、溶けているのだ。建物全体が。
床に落ちていたハンマーがズブズブと沈んでいく。
巨大なテーブルもだ。そして、私の足も。
いかん、飲み込まれる!
出口に向かって走り出す。
途中、可能な限りの宝石と、ハンマーを一振り拾い、猛スピードで走り続ける。
速度を落とすと足が沈む。前へ前へと足を動かすのだ。
やがて外へ続く大きな扉が見えた。
こちらもやはりドロドロと溶け始めているが、いまだ原型をとどめている。
まるでヘドロだな。悠長に待っている訳にはいくまい。扉より先に、床の方が溶けてしまうであろう。
スピードを保ったまま、ハンマーを投げる。
ボコリ。
ハンマーは見事命中、ヘドロを撒き散らし扉をつき抜ける。
扉に大きな穴があいた。
が、すぐに溶け行くヘドロがそれをふさいでいく。
クソ、ムリか?
――いや、行く。
私は渾身の力で踏み込むと、ふさがりかかった穴めがけて突進した。
ドプンという音と共に体がめり込む。
押し返す強い抵抗を感じたが、それもすぐになくなり、空中に体が投げ出された。
抜けた!
地面に到達すると、衝撃を逃がすようにゴロゴロと転がる。
フー、間一髪だった。
振り返ると館は、おのれの重みに耐え切れずベチャリと潰れ、やがて、ヘドロのように地面へと染み込んでいった。
人食いの館か。あぶなかったな。もうすこしで私も餌食になるところであった。
……そうだ、馬小屋はどうなった? 私のロバは?
ここまで旅を共にした相棒の存在を思い出し、馬小屋があった方を見た。
すると、ドロドロと溶けだした馬小屋らしきものが目に映る。間に合わなかったか!
その時、動物の鳴き声が聞こえた。
「ブバァーッ」
私のロバだ。
見ると沈みゆく馬小屋の影に紛れる様に、遠ざかる姿が見えた。
だが、ロバだけではない。
その手綱を引く男の姿もある。
あれは……セオドア!! 酒場で出会い、この場所を教えた男だ。
だが、そこには彼女の姿はなかった。
大量の血と、人の下半身だけが残されていた。
この下半身は老婆のものだろう。
テーブルにはさまれた衝撃でちぎれたか?
だが、上半身はどこだ?
見渡すと、部屋のすみに横転しているテーブルをみつけた。
あれがはさみこんだテーブル。大男の手をかりて脱出したか。
しかし、この傷では助かるまい。
が、そのとき、奥の暗がりから大男が姿をみせた。
手にはハンマー、肩に老婆の上半身をのせている。
――いや、ちがう!!
のせているのは肩ではない。首の位置にだ。
ほんらい頭部があるべき場所に老婆の上半身がのっているのだ。
これはどういうことだ?
すげ変わった?
まさか、そんなことが可能なのか!?
だが、じっさい老婆が両手にかかえているのは首だ。
口枷をはめて目に包帯を巻いた、大男の首。
コイツはとんだバケモノだな。
やはり人ではない。いや、人どころか生物としても異質だ。
「キヒャー」
バケモノが不快な叫び声を上げた。老婆の上半身に無数の目が浮かぶ。
私は剣をたずさえ走り出す。
あまり時間はない。じきに大男の集団が押し寄せてくるだろうから。
一気に距離をつめる。だが、化け物はハンマーを振り払ってきた。
私は弧を描くように旋回、それをかわすと同時に化け物の片腕を切り落とす。
トドメだ。
背後に周り、老婆の頭部目がけて剣を突き出す。
だが、老婆の方が速かった。
針のように尖った舌を、私の顔目がけて伸ばしてきたのだ。
体をそらし舌をかわす。と、どうじに剣を滑らすように引き戻す。
狙ったのは舌だ。沿うように引かれた剣が、醜い老婆の舌を切り落とした。
老婆は顔をしかめる。だが、体に浮かぶ血走った目玉でこちらをニラむ。
この程度では怯まぬか。ならば、最も効果的な攻撃部位はどこだ?
ムッ!
先ほどまでは老婆の体にのみ浮かびあがっていた目玉が、大男の首から胸にかけて徐々に広がりつつあるのに気が付いた。
融合している過程なのか? もうじき大男の体を完全に取り込むのかも知れない。
急げ。
化け物の残った腕を切り落とす。ゴトンと巨大なハンマーと腕が落ちる。
こんどこそ。
老婆の顔目がけてふたたび剣を突きを入れた。
が、またしても老婆は自らの両腕を交差させ、それを防いでしまう。
――硬い。
か細い腕にしてはなんと頑丈なのだろうか。
まるで鉄を突いたような感触におどろく。
コイツはなかなか骨が折れそうだ。
ならばと無防備の脚を蹴り払う。
化け物は体勢を崩し、そのまま仰向けに倒れた。
こいつならばどうだ?
素早くハンマーを拾うと、渾身の力で振り下ろす。
ゴウと風切り音を立てるハンマー。防ごうとする老婆の両腕もろとも頭部をたたきつぶす。
手ごたえあり。腕がまがり、頭部がひしゃげているのがわかる。
もう一撃、さらに一撃。
何度もハンマーを振り下ろす。
もはや老婆の体は原型を留めていない。
もういいだろう。
ここでやっと手をとめると、周囲の状況を確かめた。
何人もの大男が食堂へ雪崩れ込んでくるところだった。
自分の体を軸に回転しつつ、ハンマーを大男の集団に投げつける。
勢いよくで飛んで行ったハンマーは、大男の一人に命中。周囲を巻き込んで吹き飛んだ。
ど真ん中だな。
落とした剣を拾い、追撃すべく息を吸う。
が、ふと大男たちの様子がおかしいことに気がついた。
鼻をヒクつかせながら、キョロキョロと辺りを見回しているのだ。
こちらの位置を見失った?
なぜだ? 今までまるで見えているかのように追ってきていたはずだが。
……もしや老婆が彼らの目となっていたのだろうか?
ならば彼女がいなくなった今、大男など単なる障害物でしかないな。
気配を殺し、そっと忍び寄る。
そのとき、ふと脚に違和感を覚えた。
下を見ると触手のようなものが伸び、私の脚に巻き付いていた。
触手の先を目で追う。いきついたのは床に転がっていた老婆の下半身。
チッ、なんて生命力だ。
頭部など必要としない、まるでミミズ。
老婆の下半身がビクリビクリと痙攣しだした。そして表面がうねり、いくつものシワが出来る。
何だ? このシワ、人の閉じたマブタにそっくりだ。
そう思った瞬間、いっせいにシワが開き、中から人の目玉が姿を現す。
それから数回、瞬きすると私を見た。
マズイ! 慌てて周囲を確認すると、先程までバラバラの方向を向いていた大男達が、全員こちらを向いていた。
触手は更に伸び、シュルリシュルリと体に巻き付いてくる。それから凄い力で、私の体を引っ張りだした。
どうする? 周囲には巨大なハンマーを持って迫る大男共。
優先すべきは……
私は触手との引っ張り合いには付き合わず、逆に間合いを詰めた。
腕にまで絡みついている触手を、引っ張るようにして更に加速したのだ。
そうして老婆の下半身まで到達すると、足で踏みつける。
ゴキリ。
骨が砕ける音がした。更に踏む。
ハンマーで叩くとまではいかないものの、こうして何度も踏んでいると老婆の下半身は挽肉のように潰れ、動かなくなった。
ミンチとなった老婆の体はドロリと溶けると床に染み込む様にして消えていく。
周りを見ると大男達も同様に溶け始めていた。
やがて老婆は黄色の宝石を、大男達は青い宝石とハンマーをその場に残して、あとかたもなく消え失せる。
ふう、倒したか。この宝石は確かジェムと言って通貨だったな。
大きく息を吐くと、足元に転がるジェムを拾いだす。
金は持っていて損はない。つかうかどうかは別として、あえて見過ごす意味もないだろう。
ん? なんだ、視界が歪む。
ふいに周りの壁が歪んで見えた。毒か?
いや、違う、溶けているのだ。建物全体が。
床に落ちていたハンマーがズブズブと沈んでいく。
巨大なテーブルもだ。そして、私の足も。
いかん、飲み込まれる!
出口に向かって走り出す。
途中、可能な限りの宝石と、ハンマーを一振り拾い、猛スピードで走り続ける。
速度を落とすと足が沈む。前へ前へと足を動かすのだ。
やがて外へ続く大きな扉が見えた。
こちらもやはりドロドロと溶け始めているが、いまだ原型をとどめている。
まるでヘドロだな。悠長に待っている訳にはいくまい。扉より先に、床の方が溶けてしまうであろう。
スピードを保ったまま、ハンマーを投げる。
ボコリ。
ハンマーは見事命中、ヘドロを撒き散らし扉をつき抜ける。
扉に大きな穴があいた。
が、すぐに溶け行くヘドロがそれをふさいでいく。
クソ、ムリか?
――いや、行く。
私は渾身の力で踏み込むと、ふさがりかかった穴めがけて突進した。
ドプンという音と共に体がめり込む。
押し返す強い抵抗を感じたが、それもすぐになくなり、空中に体が投げ出された。
抜けた!
地面に到達すると、衝撃を逃がすようにゴロゴロと転がる。
フー、間一髪だった。
振り返ると館は、おのれの重みに耐え切れずベチャリと潰れ、やがて、ヘドロのように地面へと染み込んでいった。
人食いの館か。あぶなかったな。もうすこしで私も餌食になるところであった。
……そうだ、馬小屋はどうなった? 私のロバは?
ここまで旅を共にした相棒の存在を思い出し、馬小屋があった方を見た。
すると、ドロドロと溶けだした馬小屋らしきものが目に映る。間に合わなかったか!
その時、動物の鳴き声が聞こえた。
「ブバァーッ」
私のロバだ。
見ると沈みゆく馬小屋の影に紛れる様に、遠ざかる姿が見えた。
だが、ロバだけではない。
その手綱を引く男の姿もある。
あれは……セオドア!! 酒場で出会い、この場所を教えた男だ。
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