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28話 結婚・8 初夜*
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プロポーズした日から、幸いなことに莉子の体調が安定していた。
俺はあれからずっと莉子と一緒に寝ている。
やはり、男として告白した以上は、もう兄妹ではいられない。
莉子が承諾していないから、まだ籍は入れられないけれど、俺はあの日から結婚したつもりでいる。
あの時、泣きはらした目と、噛んで傷だらけの唇を見た時から、俺の理性は崩壊しているんだ。
莉子も俺と同じ気持ちでいてくれることが分かった以上は、俺の心は決まった。
莉子にもう何も言わなくても良いよと抱きしめて、今日から嫁さんにする!と宣言した。
莉子に、今夜は抱くからな。もし嫌だったら、今言って欲しい。もし嫌なら絶対に手を出さないから。
そう言うと、嗚咽しながらも、莉子は小さくうなずいたんだ。
なんだか涙が出た。本当に莉子がいとおしくて泣けてきたよ。
風呂に入った後で莉子とワインで乾杯した。
なんだか二人とも無口になったけれど、お互いに緊張しているのはしょうがないよね。
俺はソファで横になって、莉子においでと呼んで身体の上に乗せた。
胸に少し赤くなった顔を押し付けている莉子。
「怖いか?」 「.......うん」
莉子を少し上に引っ張って、初めてキスをした。
今までの口移しの水ではなく、本当に男としてのキスだ。
莉子の柔らかい唇に何回もキスを重ねた。
唇から侵入させた舌で莉子の舌を絡めて吸ったり、歯列をなぞってから上顎を舌でなぞったり...。もう止まらない。
莉子はぎゅっと目をつぶって、「うう...ん..」と小さな声を出して、俺のパジャマを掴んでいた。
唇を離すと、はぁはぁと息が苦しそうにしているから、鼻で呼吸すれば大丈夫だよと言って、また深いキスをした。
俺は莉子と指を絡め合っていて、指に力を入れていた。
「ベッドに行くよ」と言って莉子の手を引いた。寝室は最低限の明かりにしておいた。
莉子を横にして、大丈夫だから俺に任せてねと言うと、莉子はうなずいた。
俺はパジャマを脱いでベッドに入った。
莉子は目をつぶったまま固くなっていた。はぁ~かわいい。
キスをしながら、パジャマのボタンを外して脱がせていく。
首筋や耳たぶにも舌を入れて唇を這わせ、小さな胸にたどり着く。
かわいい乳房だ。見慣れているはずなのに、ピンク色の乳首がたまらなく俺を興奮させる。
乳首を舌で回したり吸ったりすると、莉子が「あっ...んん....」小さな声が漏れて身体をよじらせた。
「恥ずかしいの?」「う、ん……」とうなずく。
莉子がかわいくてたまらないよ。大丈夫だから恥ずかしがらないで。
色白のおなかもキスで撫でていく。たどり着いた秘所に手をやると、少し濡れていた。
「お兄ちゃん、恥ずかしいよ...」と俺の手を外させようとする。
莉子の脚の間に入り、膝を曲げて脚を開かせた。
今まで毎日のように見ていたはずなんだけど、初めて見るような気がする。
手で花びらを左右に開くと赤ちゃんのようにかわいい。
蕾の両側を舌で舐めていき、わざと中心を避けてまわりだけを刺激する。
「あっあっ.....だめ...だめぇ....」と切ない声を出してくる。
眉をひそめて必死なところがかわいくて色っぽい。
もっとかわいい声を聞かせてと言うと、横を向く。ふふふ。
そばのナイトテーブルに置いているローションを手に取った。
手の平で少しローションをあたためてから、莉子の秘所に塗った。
そして、大事な蕾を舌先で小さく少しずつ刺激をした。
敏感すぎる場所だから、やさしくしないとね。
すると、莉子は「あーーっ」と嬌声が出た。
「気持ちいい?」と聞くと、恥ずかしそうにうなずいた。
それにしても、俺の背中は腕を回した莉子の爪に引っかかれたり、刺されたりするのはうれしい。
男としては我慢だな。爪痕は勲章だ。傷だらけにしてくれていいんだけど、まだ無理だね。
俺の指は莉子の指と絡み合っていた。
「これからすることはちょっと頑張って欲しい」
「今から指を入れていくから少し我慢ね」といって、中指を膣に入れていった。
やっぱりすごく狭い。抵抗がすごいな。
入れてすぐに「あ~っ、痛いよぅ~....」と莉子が泣きそうになっている。
「少しずつ慣らしていくから大丈夫だよ」指を出し入れしたり回したりする。
「ああ、う・うん....うう」と俺にしがみついている。
ローションを足しながら、指1本だけはなんとか入るようになった。
「莉子、俺のが入るよ。ちょっとだけ痛いかもしれないけど我慢してね」
俺は限界になっている分身にゴムを付けて、ローションを塗り秘所に当てた。
こじ開けるように無理やり入れていくのはちょっと辛い。
莉子が「痛い痛い、もう嫌だよ」と泣いて、俺をはねのけるように手で胸を押してくる。
先端を入れようとしたけど、やはり一度では無理だよね。
「うん、じゃあ今日はもうやめようね。少しずつ慣らしていけば良いから。いつか結ばれようね」と言って、莉子を抱きしめて頭を撫でた。
結局、その後は三度目の夜でなんとか結ばれた。
ローマへの道は遠いなあ……。でもいつかは通じる。
すごくうれしい。本当に夫婦になれたんだ。
時間はかかったけど俺は大満足だ。
これで莉子の内診の準備ができるんだ。上出来ではないか?
まあ、そんなことは莉子には内緒なんだけどね。
この調子で1か月もあれば、十分に検査器具にも耐えられるような下地ができるだろう。
莉子、ごめんな。勘弁してくれ。
ちょっと愛だけじゃない不純な動機があったんだけど、でも莉子の健康のためだから、いつかは許してね。
俺はあれからずっと莉子と一緒に寝ている。
やはり、男として告白した以上は、もう兄妹ではいられない。
莉子が承諾していないから、まだ籍は入れられないけれど、俺はあの日から結婚したつもりでいる。
あの時、泣きはらした目と、噛んで傷だらけの唇を見た時から、俺の理性は崩壊しているんだ。
莉子も俺と同じ気持ちでいてくれることが分かった以上は、俺の心は決まった。
莉子にもう何も言わなくても良いよと抱きしめて、今日から嫁さんにする!と宣言した。
莉子に、今夜は抱くからな。もし嫌だったら、今言って欲しい。もし嫌なら絶対に手を出さないから。
そう言うと、嗚咽しながらも、莉子は小さくうなずいたんだ。
なんだか涙が出た。本当に莉子がいとおしくて泣けてきたよ。
風呂に入った後で莉子とワインで乾杯した。
なんだか二人とも無口になったけれど、お互いに緊張しているのはしょうがないよね。
俺はソファで横になって、莉子においでと呼んで身体の上に乗せた。
胸に少し赤くなった顔を押し付けている莉子。
「怖いか?」 「.......うん」
莉子を少し上に引っ張って、初めてキスをした。
今までの口移しの水ではなく、本当に男としてのキスだ。
莉子の柔らかい唇に何回もキスを重ねた。
唇から侵入させた舌で莉子の舌を絡めて吸ったり、歯列をなぞってから上顎を舌でなぞったり...。もう止まらない。
莉子はぎゅっと目をつぶって、「うう...ん..」と小さな声を出して、俺のパジャマを掴んでいた。
唇を離すと、はぁはぁと息が苦しそうにしているから、鼻で呼吸すれば大丈夫だよと言って、また深いキスをした。
俺は莉子と指を絡め合っていて、指に力を入れていた。
「ベッドに行くよ」と言って莉子の手を引いた。寝室は最低限の明かりにしておいた。
莉子を横にして、大丈夫だから俺に任せてねと言うと、莉子はうなずいた。
俺はパジャマを脱いでベッドに入った。
莉子は目をつぶったまま固くなっていた。はぁ~かわいい。
キスをしながら、パジャマのボタンを外して脱がせていく。
首筋や耳たぶにも舌を入れて唇を這わせ、小さな胸にたどり着く。
かわいい乳房だ。見慣れているはずなのに、ピンク色の乳首がたまらなく俺を興奮させる。
乳首を舌で回したり吸ったりすると、莉子が「あっ...んん....」小さな声が漏れて身体をよじらせた。
「恥ずかしいの?」「う、ん……」とうなずく。
莉子がかわいくてたまらないよ。大丈夫だから恥ずかしがらないで。
色白のおなかもキスで撫でていく。たどり着いた秘所に手をやると、少し濡れていた。
「お兄ちゃん、恥ずかしいよ...」と俺の手を外させようとする。
莉子の脚の間に入り、膝を曲げて脚を開かせた。
今まで毎日のように見ていたはずなんだけど、初めて見るような気がする。
手で花びらを左右に開くと赤ちゃんのようにかわいい。
蕾の両側を舌で舐めていき、わざと中心を避けてまわりだけを刺激する。
「あっあっ.....だめ...だめぇ....」と切ない声を出してくる。
眉をひそめて必死なところがかわいくて色っぽい。
もっとかわいい声を聞かせてと言うと、横を向く。ふふふ。
そばのナイトテーブルに置いているローションを手に取った。
手の平で少しローションをあたためてから、莉子の秘所に塗った。
そして、大事な蕾を舌先で小さく少しずつ刺激をした。
敏感すぎる場所だから、やさしくしないとね。
すると、莉子は「あーーっ」と嬌声が出た。
「気持ちいい?」と聞くと、恥ずかしそうにうなずいた。
それにしても、俺の背中は腕を回した莉子の爪に引っかかれたり、刺されたりするのはうれしい。
男としては我慢だな。爪痕は勲章だ。傷だらけにしてくれていいんだけど、まだ無理だね。
俺の指は莉子の指と絡み合っていた。
「これからすることはちょっと頑張って欲しい」
「今から指を入れていくから少し我慢ね」といって、中指を膣に入れていった。
やっぱりすごく狭い。抵抗がすごいな。
入れてすぐに「あ~っ、痛いよぅ~....」と莉子が泣きそうになっている。
「少しずつ慣らしていくから大丈夫だよ」指を出し入れしたり回したりする。
「ああ、う・うん....うう」と俺にしがみついている。
ローションを足しながら、指1本だけはなんとか入るようになった。
「莉子、俺のが入るよ。ちょっとだけ痛いかもしれないけど我慢してね」
俺は限界になっている分身にゴムを付けて、ローションを塗り秘所に当てた。
こじ開けるように無理やり入れていくのはちょっと辛い。
莉子が「痛い痛い、もう嫌だよ」と泣いて、俺をはねのけるように手で胸を押してくる。
先端を入れようとしたけど、やはり一度では無理だよね。
「うん、じゃあ今日はもうやめようね。少しずつ慣らしていけば良いから。いつか結ばれようね」と言って、莉子を抱きしめて頭を撫でた。
結局、その後は三度目の夜でなんとか結ばれた。
ローマへの道は遠いなあ……。でもいつかは通じる。
すごくうれしい。本当に夫婦になれたんだ。
時間はかかったけど俺は大満足だ。
これで莉子の内診の準備ができるんだ。上出来ではないか?
まあ、そんなことは莉子には内緒なんだけどね。
この調子で1か月もあれば、十分に検査器具にも耐えられるような下地ができるだろう。
莉子、ごめんな。勘弁してくれ。
ちょっと愛だけじゃない不純な動機があったんだけど、でも莉子の健康のためだから、いつかは許してね。
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