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210話 夏輝サイド・目覚めたら抱きしめたい・5 両親
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昨日は早速家に帰ったらもう父も母も揃っていた。最近は俺が毎晩実家に帰って来るので父も早めに帰って来るらしい。
まあ、他の兄たちは何をしているのか知らないが、いつも帰りが遅いんだよね。ろくに顔を合わせることもないんだ。
で、今日はビッグニュースがあるんだよと俺がいうと、父も母もなあに?ともうそれだけで喜んでいた。
「お兄さんが集中治療室から出て、莉子と二人部屋にしてもらったんだよ!」と言ったんだ。
そしたら、うわ~と二人とも拍手してくれたんだよ。なんか乗りすぎじゃねえ?と俺が言うと、みんなであはははと笑ってしまったよ。はあ~うれしいよねえ。
保険の話もお兄さんの危機管理の話もしっかり話したんだ。そしたらもう父が感心するばかりでさ、母もうわ~すごいと言って、一度会ってみたいなんて言い出したんだよ。
ええ?そしたら父までがお見舞いに行かなくちゃならんなあ~とか勝手なことを言っているから、ええ~?なんで今なんだよと思ったんだ。まだお兄さんは人の認識なんかできないんだよ。
ふう、それで後一か月待ってくれと言ったんだ。その頃なら、なんとかお兄さんももっとわかるかもしれないからさ。でも莉子には一応伝えておいたよ。ふう、もう……。気が早いだろ。
それと、医大のことを言ったんだ。第一希望はお兄さんが出た私立の難関医大。大学病院で川瀬先生や岩城先生と知り合いになれたから一緒に働きたいって言ったんだよね。
もちろんお兄さんをすごく尊敬しているから、少しでも近づきたいんだって言ったら、ふ~んと父が聞いていたよ。あれ?気を悪くしたかなあ?やばっ。
母はニコニコして絶対入れるよ~ともう期待最大だよ。気が早い……。全く。
第二希望は……、逆に迷っているんだ。ワンランク下の国公立にしようかとも思うんだ。
すると、父は、お前の思うようにやってくれだってさ。この前は良い医大に入れなんて言っていたのにさ。ふっ。目標は年末までにA判定になることだ。今はそれだけを考えるよ。
まあ、他の兄たちは何をしているのか知らないが、いつも帰りが遅いんだよね。ろくに顔を合わせることもないんだ。
で、今日はビッグニュースがあるんだよと俺がいうと、父も母もなあに?ともうそれだけで喜んでいた。
「お兄さんが集中治療室から出て、莉子と二人部屋にしてもらったんだよ!」と言ったんだ。
そしたら、うわ~と二人とも拍手してくれたんだよ。なんか乗りすぎじゃねえ?と俺が言うと、みんなであはははと笑ってしまったよ。はあ~うれしいよねえ。
保険の話もお兄さんの危機管理の話もしっかり話したんだ。そしたらもう父が感心するばかりでさ、母もうわ~すごいと言って、一度会ってみたいなんて言い出したんだよ。
ええ?そしたら父までがお見舞いに行かなくちゃならんなあ~とか勝手なことを言っているから、ええ~?なんで今なんだよと思ったんだ。まだお兄さんは人の認識なんかできないんだよ。
ふう、それで後一か月待ってくれと言ったんだ。その頃なら、なんとかお兄さんももっとわかるかもしれないからさ。でも莉子には一応伝えておいたよ。ふう、もう……。気が早いだろ。
それと、医大のことを言ったんだ。第一希望はお兄さんが出た私立の難関医大。大学病院で川瀬先生や岩城先生と知り合いになれたから一緒に働きたいって言ったんだよね。
もちろんお兄さんをすごく尊敬しているから、少しでも近づきたいんだって言ったら、ふ~んと父が聞いていたよ。あれ?気を悪くしたかなあ?やばっ。
母はニコニコして絶対入れるよ~ともう期待最大だよ。気が早い……。全く。
第二希望は……、逆に迷っているんだ。ワンランク下の国公立にしようかとも思うんだ。
すると、父は、お前の思うようにやってくれだってさ。この前は良い医大に入れなんて言っていたのにさ。ふっ。目標は年末までにA判定になることだ。今はそれだけを考えるよ。
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