医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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230話 春樹と莉子・赤ちゃんも一緒に抱きしめて

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  お昼寝から目が覚めたらもう6時になっていた。こんなにいっぱい寝るなんて、寝癖がついたのかなあ?

これで仕事に復帰できるかな?自分でも自信がない。

莉子は起きているかな?部屋を覗くと起きていて、絵を描いていた。

「莉子はもう起きていたの?いっぱい寝ちゃってごめんね」 

「ん?いいよ。退院したばかりだから、よく休んだ方がいいよ。お腹が空いた? 夏君が作ってくれたおかずがいっぱいあるから、すぐに食べられるよ」

「そうだな、でもなんだかお昼にいっぱい食べたから、あんまりお腹が空いていないんだよね。莉子はお腹が空いた?何か食べたい?」

「う~ん、それが私もあまりお腹が空いていない。お昼に食べ過ぎちゃったよ」

「どうしようか? なんか食べないと寝る頃にまたお腹がすくだろう?」

よし、ポタージュスープでも飲もうよ。あとクラッカーでいいかな?まるでお茶の時間みたいだけどさ。

そういうと、莉子が「OK!」と元気よく言った。結局、インスタントのポタージュスープとクラッカーを食べた。

「夏はさあ、受験勉強があるのに、家事をいっぱいやってもらったから、厳しい状況にいるんじゃないかと思うんだよね。なんかその辺の話を聞いている? 
だって俺の面会で時間を使っただろうし、塾だって全部の授業を受けていないみたいだからさ。それだと希望の医大は無理なんじゃないかって思うんだよね。
本当は試験までもうすぐだから、今は最後の追い込みだと思うんだよね。だから心配なんだよ。悪かったと思ってさ」俺がそう言うと、

莉子が「なんで医者になりたいと思ったのかなあ?大学を辞めてまで受験をし直すって大変なのに、文系から理系に行くなんて一番難しいことに挑戦しているでしょう?なんでそんなに無理をするのか私には分かんないよ。国語の先生だっていい仕事だと私は思うけどね」

まあ、明日午前中に来ると言っていたから、ちゃんと聞いてみよう。

俺が帰ってきたから、もう勉強に専念した方がいいからさ。 さて、もう寝ようか?

莉子、歯磨きして寝ようよ。俺のベッドで寝るだろう? 

「うん、そうする。ようやく春ちゃんと一緒に寝られるね」 ふふふ、そうだね。

でも莉子は妊娠7か月だからね。あんまり乱暴なことは出来ないよ。

その辺は分かってる?また川瀬から怒られちゃうよ。

「うん、いいよ。一緒に寝られるのが私はうれしいから」

じゃあ、おいで、一緒に寝よう。危ないことはしないよ。

莉子がまたお腹でも痛くなったら、怖いからさ。でもちょっとだけ触らせてね。  

「春ちゃん、後ろから抱っこはOKだからそうしてね。だってお腹が邪魔になるんだもん。じゃあお休みなさい」
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