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いつもの日常
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「そうそう!いいよー、二人共!」
あれから元の世界に戻った僕達はあっさり真理部長に見つかって、カレンダーの写真を撮られていた。僕の衣装は当然、あの赤いスカートだったし、千尋もメイクされて何枚も撮られていた。
もうすでにこのカレンダーは予約でいっぱいだというから恐ろしい。
しかも千尋の写真も公的に手に入るとあって、聞きつけた女子生徒から増刷のお願いもあったという。
それなら僕だって欲しい。千尋の写真なんてなかなかレアだ。
「はい、終わり。じゃ、二人とも帰っていいわよ」
夕方五時半、ようやく撮影が終わった。
一体どんなカレンダーになるんだろう。
部長に聞いても秘密の一点張りだった。もうこうなったら買うしかない。
「加那、帰りにコンビニ行こうぜ」
「賛成。お腹すいた」
学校の近くにあるコンビニに寄って肉まんとあんまんを一つずつ買う。
中にあるイートインで半分ずつ分けて食べた。やっぱり熱々は美味しい。
「なあ加那、俺達ずっと夢を見てたのか?」
「それがさあ」
僕は椅子を引きずって千尋に近寄った。胸元にはあの赤いペンダントが光っている。僕がそれを持ちあげると更にきらめく。
千尋が息を呑んだ。間違いなくこれは現実だった。
「きっとまた行けるよね、ヴァーズに」
「だな。にしても大変だった」
「本当にそうだよね」
二人で笑いあう。
コンビニを出て歩いていると千尋が急に僕の手を掴んだ。
そのまま引っ張られて抱きしめられる。強くぎゅってされると少し苦しい。
「千尋?」
「俺もミユに負けないから」
「何言ってるんだよ。僕は千尋が一番だよ」
千尋が真っ赤になる。僕の顔も同じくらい赤いんだと思う。
とても顔が熱い。鼓動まで千尋に伝わりそうだ。恥ずかしいけど、僕はいい加減、素直に言おう。
「千尋、大好きだよ」
「知ってる」
むうと千尋がむくれてみせる。
それに、千尋が僕にやきもちを焼いてくれるなんてすごく嬉しい。
「あのさ、加那?」
「どうしたの?」
「ずっと我慢してたから、そろそろ触っていいか?」
「千尋のスケベ」
「うるさい」
千尋にものすごく強くデコピンされる。
ああ、帰って来たんだな、僕達。
千尋の手を握る。
「帰ろうか」
「ああ」
僕はそっと隣の彼にキスをした。
おわり
あれから元の世界に戻った僕達はあっさり真理部長に見つかって、カレンダーの写真を撮られていた。僕の衣装は当然、あの赤いスカートだったし、千尋もメイクされて何枚も撮られていた。
もうすでにこのカレンダーは予約でいっぱいだというから恐ろしい。
しかも千尋の写真も公的に手に入るとあって、聞きつけた女子生徒から増刷のお願いもあったという。
それなら僕だって欲しい。千尋の写真なんてなかなかレアだ。
「はい、終わり。じゃ、二人とも帰っていいわよ」
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僕は椅子を引きずって千尋に近寄った。胸元にはあの赤いペンダントが光っている。僕がそれを持ちあげると更にきらめく。
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二人で笑いあう。
コンビニを出て歩いていると千尋が急に僕の手を掴んだ。
そのまま引っ張られて抱きしめられる。強くぎゅってされると少し苦しい。
「千尋?」
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とても顔が熱い。鼓動まで千尋に伝わりそうだ。恥ずかしいけど、僕はいい加減、素直に言おう。
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「知ってる」
むうと千尋がむくれてみせる。
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「あのさ、加那?」
「どうしたの?」
「ずっと我慢してたから、そろそろ触っていいか?」
「千尋のスケベ」
「うるさい」
千尋にものすごく強くデコピンされる。
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