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血
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「ミユ、うすれ病は知ってるよね?」
「もちろん」
ミユはそっと食べていたマフィンを皿に戻した。これは話をしながら食べるには大きすぎる。
さて、何から話すべきか。あまりミユを傷つけたくない気持ちもある。
「とにかく君は、うすれ病になっちゃいけないんだよ」
「そうなんだ、やっぱり」
ミユが考え始める。やっぱりってどういうことだろう。
「兄さんが言っていたんだよ。僕達兄弟は、血が特殊なんだって。
回復魔法の恩恵をあずかれないんだ。そういう一族の末裔らしくてね」
「え?」
僕は驚いた。チヒロさんが回復魔法で回復できないのはミユの呪いのせいじゃなかった?
「加那太、僕たちはこの血を終わりにしないといけないよね」
なんだか既視感を覚える。ミユの決意が怖い。
「待って、ミユ。これを飲んで欲しい」
僕はカプセルの入ったケースを差し出した。
「これは?」
ミユがカプセルを見て呟く。
「彼方姫が作ってくれたんだ」
「彼方が?」
よく考えれば、僕はこの薬がなんなのかすら分かっていない。
毒ではないと思いたいけど。ミユの顔を思い出す。
「わかったよ、加那太」
「飲んでくれるの?」
「交換条件だ」
ミユがにっこり笑う。彼の笑顔は時々、すごく迫力がある。
「え」
「僕に君たちの知っていること、全部話して?」
僕は千尋を見る。
「加那、話そう。いずれ分かるんだ」
「分かった」
僕たちはミユがこれからワクチンによって暴走して、リバーズを壊し始めることを話した。
「なるほど、ワクチンか」
ミユが考えている。その様子は大人びていて、とても僕達と同年代に見えない。
「君達の言う宗教団体は、多分プラチナの会だと思う。前から怪しかったけど、まさかそんなことをしているなんてね。早く取り締まってもらわないとな」
「ねえミユ?君たちの血は特殊なんだよね?
それと、うすれ病は何か関係あるの?」
「僕にもはっきり分かったわけじゃない。ただ、うすれ病は僕たちの血と相性がいいみたいなんだよ」
ますますよくわからない。
ミユはにやりと笑って見せる。
「僕と兄さんの血は、普通の人よりエネルギーが多いんだ。だからよく輸血を頼まれたりする」
「それって?」
「もしもだけど、うすれ病は僕達の血から作られた可能性がある。だから今、彼方がうすれ病のウイルスを研究しているよ」
僕は何も言えなかった。
ミユはなんで平気なんだろう。怖くはないんだろうか。
それとも平気である風を装ってるだけ?
「ミユ、そのカプセルを飲んでくれるよね?」
僕が言うと彼は笑ってカプセルを摘まんで口に放った。
お茶でそれを飲み干す。
「これでいいかな?約束だもんね」
これで大丈夫なんだろうか。まだ不安は消えない。
それに、もう一つ気になっていることがあった。
それはあのミユの言葉。
『僕は兄さんを救いたい』
彼は確かにそう言っていた。
だったらこのもう一つのカプセルは、チヒロさんが飲むべきもの。
彼方姫は何を思ってこの薬を作ったんだろう。
ミユに直接聞きたかった。
でも彼はここにはいない。
「ねえ、ミユ?チヒロさんはまだ帰ってこないの?」
ミユは柱時計を見つめた。こちらの時計も僕たちの世界の時計とよく似ている。
「そろそろ帰ってくるよ。そうだ、今日はここに泊まるよね?
とりあえず先にマフィン食べよ」
そう言って、ミユはまたマフィンを頬張り始めた。
すっかり暗くなっている。
僕は窓の外を見つめていた。
「加那太、どうしたの?」
ミユはそのまま夕飯づくりを始めていた。千尋も一緒に手伝ってくれている。戦力外の僕はここでご飯ができるのを待っているのだった。
ミユはエプロン姿のまま僕の隣に座る。
「加那太、君がそんなに心配しなくていいんだよ」
そっと彼の手が僕の手に重なる。僕はミユを見つめた。
「でも僕はミユのこと、すごく大事なんだよ」
「加那太」
ぎゅうと抱きしめられて驚いた。
「加那太って本当いいこだなあ」
むにむにと頬ずりされる。
「ミユ、頼むから火から離れないでくれ」
台所にいる千尋が刺のある声で言う。
「そうだった」
ミユは走って台所に戻っていった。千尋が言う。
「加那、お前なんか顔色悪いぞ。少し寝てろ」
「・・・うん」
僕はそうさせてもらうことにした。
確かにずっと気分が悪い。
自分の血液のせいで、誰かが病気で苦しむことになるなんて、僕だったら耐えられない。
横になってぼうっとしていたら、ミユが毛布をかけてくれた。
「ありがとう」
なんで僕はこんなに弱いんだろう。
こういう時こそ、自分を鼓舞するべきなのに。
悲しくなって涙がこぼれてくる。
きゅ、と目を閉じると、僕はそのまま眠ってしまったらしかった。
(ここは)
「起きたのか?」
目の前にはチヒロさんがいる。カタカタ、と誰かがパソコンのキーボード叩く音。千尋もいる。
「お前が良く眠ってたから、姫のラボに抱えて連れてきたんだ」
「それよりチヒロさん?ミユは?」
気になって聞くとチヒロさんは首を振る。
「ミユはここにはいない。今手を尽くして探しているところだ。千尋に嘘を言って抜け出したようだ」
僕は慌てて跳ね起きた。なんで眠っちゃったんだ、僕のバカ。
大変だ。ミユはきっとあそこにいる。早く止めないと。
「チヒロさん!ミユはきっとプラチナの会に行っちゃったんだと思います!
僕達が話しちゃったから」
「なんだって?」
きっとミユは自分で事を終わらせに行ってしまったんだ。
なんでそんな危ないこと。
「チヒロ、ミユを見つけた。その子の言う通り、プラチナの会の本拠地にいる」
パソコンを操っていたのは彼方姫だった。
素顔を晒している彼女を見るのは、なんだか不思議だった。
「よし、これから行こう」
「僕達も行きます」
「体調が悪いのに無理をするな」
「大丈夫です。連れていってください」
「しかし」
チヒロさんはしばらく悩んで、仕方ないと頷いてくれた。
ミユ、どうか無事で。
「もちろん」
ミユはそっと食べていたマフィンを皿に戻した。これは話をしながら食べるには大きすぎる。
さて、何から話すべきか。あまりミユを傷つけたくない気持ちもある。
「とにかく君は、うすれ病になっちゃいけないんだよ」
「そうなんだ、やっぱり」
ミユが考え始める。やっぱりってどういうことだろう。
「兄さんが言っていたんだよ。僕達兄弟は、血が特殊なんだって。
回復魔法の恩恵をあずかれないんだ。そういう一族の末裔らしくてね」
「え?」
僕は驚いた。チヒロさんが回復魔法で回復できないのはミユの呪いのせいじゃなかった?
「加那太、僕たちはこの血を終わりにしないといけないよね」
なんだか既視感を覚える。ミユの決意が怖い。
「待って、ミユ。これを飲んで欲しい」
僕はカプセルの入ったケースを差し出した。
「これは?」
ミユがカプセルを見て呟く。
「彼方姫が作ってくれたんだ」
「彼方が?」
よく考えれば、僕はこの薬がなんなのかすら分かっていない。
毒ではないと思いたいけど。ミユの顔を思い出す。
「わかったよ、加那太」
「飲んでくれるの?」
「交換条件だ」
ミユがにっこり笑う。彼の笑顔は時々、すごく迫力がある。
「え」
「僕に君たちの知っていること、全部話して?」
僕は千尋を見る。
「加那、話そう。いずれ分かるんだ」
「分かった」
僕たちはミユがこれからワクチンによって暴走して、リバーズを壊し始めることを話した。
「なるほど、ワクチンか」
ミユが考えている。その様子は大人びていて、とても僕達と同年代に見えない。
「君達の言う宗教団体は、多分プラチナの会だと思う。前から怪しかったけど、まさかそんなことをしているなんてね。早く取り締まってもらわないとな」
「ねえミユ?君たちの血は特殊なんだよね?
それと、うすれ病は何か関係あるの?」
「僕にもはっきり分かったわけじゃない。ただ、うすれ病は僕たちの血と相性がいいみたいなんだよ」
ますますよくわからない。
ミユはにやりと笑って見せる。
「僕と兄さんの血は、普通の人よりエネルギーが多いんだ。だからよく輸血を頼まれたりする」
「それって?」
「もしもだけど、うすれ病は僕達の血から作られた可能性がある。だから今、彼方がうすれ病のウイルスを研究しているよ」
僕は何も言えなかった。
ミユはなんで平気なんだろう。怖くはないんだろうか。
それとも平気である風を装ってるだけ?
「ミユ、そのカプセルを飲んでくれるよね?」
僕が言うと彼は笑ってカプセルを摘まんで口に放った。
お茶でそれを飲み干す。
「これでいいかな?約束だもんね」
これで大丈夫なんだろうか。まだ不安は消えない。
それに、もう一つ気になっていることがあった。
それはあのミユの言葉。
『僕は兄さんを救いたい』
彼は確かにそう言っていた。
だったらこのもう一つのカプセルは、チヒロさんが飲むべきもの。
彼方姫は何を思ってこの薬を作ったんだろう。
ミユに直接聞きたかった。
でも彼はここにはいない。
「ねえ、ミユ?チヒロさんはまだ帰ってこないの?」
ミユは柱時計を見つめた。こちらの時計も僕たちの世界の時計とよく似ている。
「そろそろ帰ってくるよ。そうだ、今日はここに泊まるよね?
とりあえず先にマフィン食べよ」
そう言って、ミユはまたマフィンを頬張り始めた。
すっかり暗くなっている。
僕は窓の外を見つめていた。
「加那太、どうしたの?」
ミユはそのまま夕飯づくりを始めていた。千尋も一緒に手伝ってくれている。戦力外の僕はここでご飯ができるのを待っているのだった。
ミユはエプロン姿のまま僕の隣に座る。
「加那太、君がそんなに心配しなくていいんだよ」
そっと彼の手が僕の手に重なる。僕はミユを見つめた。
「でも僕はミユのこと、すごく大事なんだよ」
「加那太」
ぎゅうと抱きしめられて驚いた。
「加那太って本当いいこだなあ」
むにむにと頬ずりされる。
「ミユ、頼むから火から離れないでくれ」
台所にいる千尋が刺のある声で言う。
「そうだった」
ミユは走って台所に戻っていった。千尋が言う。
「加那、お前なんか顔色悪いぞ。少し寝てろ」
「・・・うん」
僕はそうさせてもらうことにした。
確かにずっと気分が悪い。
自分の血液のせいで、誰かが病気で苦しむことになるなんて、僕だったら耐えられない。
横になってぼうっとしていたら、ミユが毛布をかけてくれた。
「ありがとう」
なんで僕はこんなに弱いんだろう。
こういう時こそ、自分を鼓舞するべきなのに。
悲しくなって涙がこぼれてくる。
きゅ、と目を閉じると、僕はそのまま眠ってしまったらしかった。
(ここは)
「起きたのか?」
目の前にはチヒロさんがいる。カタカタ、と誰かがパソコンのキーボード叩く音。千尋もいる。
「お前が良く眠ってたから、姫のラボに抱えて連れてきたんだ」
「それよりチヒロさん?ミユは?」
気になって聞くとチヒロさんは首を振る。
「ミユはここにはいない。今手を尽くして探しているところだ。千尋に嘘を言って抜け出したようだ」
僕は慌てて跳ね起きた。なんで眠っちゃったんだ、僕のバカ。
大変だ。ミユはきっとあそこにいる。早く止めないと。
「チヒロさん!ミユはきっとプラチナの会に行っちゃったんだと思います!
僕達が話しちゃったから」
「なんだって?」
きっとミユは自分で事を終わらせに行ってしまったんだ。
なんでそんな危ないこと。
「チヒロ、ミユを見つけた。その子の言う通り、プラチナの会の本拠地にいる」
パソコンを操っていたのは彼方姫だった。
素顔を晒している彼女を見るのは、なんだか不思議だった。
「よし、これから行こう」
「僕達も行きます」
「体調が悪いのに無理をするな」
「大丈夫です。連れていってください」
「しかし」
チヒロさんはしばらく悩んで、仕方ないと頷いてくれた。
ミユ、どうか無事で。
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