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4章【隠せぬ欲望】

大人の階段

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※注・この回辺りから少しずつR指定に。なんとヴィヴィの手で・・・
 ランチタイムですのでご注意くださいませ。
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 十六の誕生日には俺の瞳の色のペンダントを贈った。一緒に選んだそれをヴィヴィは嬉しそうに毎日身につけてくれている。

 噴火予知からまた復活した週一の添い寝。
 十六の少女と添い寝など世間からは不埒だと言われる行いにモントレー公爵家の中にそれを咎める者がいないのはヴィヴィのことを俺の嫁と認識していたからだ。

 日に日に女らしさを増していくヴィヴィの身体に・・・添い寝だけでは止まらなくなってきているのは確かだ。
 深い口づけには随分と慣れて来たのかその最中に俺の胸に手を忍ばせ細い指でそっと触れるようになってきた。
 大人の階段をとは言ってはみたもののどうしたものか。
 誕生日の夜、母上が買ってくれたと言うナイティという代物をガウンの下に着て来た時には完全に俺の理性がぶっ飛んでしまうのではないかと思った程だ。
 可愛いデザインで透けている訳ではないのだが丈は短く触れてみると生地がめちゃくちゃ薄い。
 どれだけ俺は試されていると言うのか。
 母のほくそ笑む顔がちらつく。

 しかしその夜とうとう我慢しきれずに少しだけ先に進んでしまった。
 彼女の胸は豊かに成長し横になるとその谷間が視界に入って来る。
 薄い布の上から胸に優しく手を這わせ布の上からでも分かる頂きにある飾りを刺激した時のヴィヴィの口から漏れた小さな声が可愛すぎて思わず指に力が入ってしまう。
 口づけに集中し落ち着きを取り戻した手でそのまま身体の線を腰までなぞるともどかしそうに腰をくねらせるの見て、これ以上はと手を上半身へと戻した。
 俺の手がその太腿の間に下りて行くのはまだ先にしなくてならない。

 胸のリボンを一つだけ解き膨らみの上部に口づける。
 吸い付くような透き通る肌に赤く散る俺だけの印をつけたいが唇を這わせるだけで我慢をする。
 少し前につい首の後に印をつけてしまい母上から「見えるところに付けてるんじゃない!」と久しぶりに扇の鉄拳を受けてしまったからだ。まだ学生あるヴィヴィにそれはまずかったと反省をした。

 そしてヴィヴィが眠りについたのを確認し浴室に行く。
 シャワーを浴びながら、早くヴィヴィの中に入り打ち付け己を解放したいという欲望を慰め熱を放つのだった。

 少しずつ、少しずつヴィヴィの身体を開拓していく喜びに俺は浸っていた。
 ある夜、ヴィヴィがずっと気になっていたであろう俺のモノに寝着の上から触れて来た。
 そういった閨教育はもう既にされているので興味が沸いたのだろうと思う。
 布越しではあるがいきなりの刺激に興味の元であるそれが徐々に形を変えていくのを感じて驚き慌てて手をどけた。
 俺はその手を取り「驚かなくていい」と言いもう一度布の上からはっきりと分かる膨らみの上に手を導き体積を増したそれをなぞらせると刺激を受けビクリと動く。横に向かい合っていたヴィヴィは何とも言えぬ顔をして俺の事を見ていた。
 その手を今度は下履きの中へと持っていき直に触れさせた。
 下履きを脱いでしまおうかと思ったが、それを直接目にするのにはまだ刺激が強すぎるかも知れないと思いとどまる。
 ヴィヴィは固く熱くなったモノに触れ指を引っ込めようとしたがそれを許さず握らせると「あっ」とヴィヴィが声を上げる。
 先端からは既にぬるりとした液が滲み出ていた。
 俺はヴィヴィに口づけをしてから耳元で囁く。

「ヴィーが可愛いからこうなっているんだ。そのまま優しく握って欲しい」

 俺の言葉に小さく頷き恐々手を伸ばし握って来た。
 己自身の大きさが増したのが分かる。

「アクセル様はここを触ると気持ちいいの?」
 伺うように上目使いで聞いてくる様は熱くなったモノを刺激し思わず腰を動かしてしまう。

「ああ、ヴィーに触ってもらうと気持ちが良いよ。幸せな気分になる」
「ホントに?」
「嘘なんかつかない。もう少し気持ち良くなっても良いか?」
「うん」
「少し強く握ってそのままでいて」
 彼女が握る手を少しだけ強める。
「このくらい?」
「ああいいよ、そのままで」

 ヴィヴィの握る手の上に自分の手を添えゆっくりと上下に動かすと小さな手の中で熱く芯を持ったモノが行き来し先端から滲み出た汁でくちゅくという音が響く。
 ヴィヴィは身動きできないまま頬を染め一心に俺の顔を見ている。
 次第に俺の手の動きは早くなり俺が耐えるように眉を顰め目を閉じると心配になったのか、
「大丈夫?痛いの?」と聞いて来た。

「痛くないよ、気持ち良くて辛いんだ。ヴィヴィ好きだ、愛してる」

 更に動きを早くして俺は快楽の頂点を目指した。

「アクセル様?」

「ヴィーごめん・・・うっ」

 欲望は下履きの中で果てた。

 空いている手で彼女を抱きしめ肩口に顔を埋めて荒くなった息を整える。

「すまない。俺一人だけ気持ち良くなって」
「ううん、アクセル様が気持ちいいならヴィヴィも嬉しい」

 俺はヴィヴィに何度も口づけた。

 白濁で汚れた彼女の手を態とヴィヴィに見せるように持ち上げた。
「これが俺の気持ち良かった証拠だ。この中に子種が入ってる」
「うん、習ったわ」
「ああ、いつかこれをヴィヴィの中に放つんだ」
「そしたら赤ちゃんが直ぐに出来る?」
「直ぐかどうかは分からないけどいつかは」
「そうなのね。ヴィヴィもキスされて触ってもらうと気持ちいけどアクセル様のようにもっと気持ちよくなれる?」
「ああ、俺がいくらでも気持ち良くしてやる」

 十六の少女がその期待に胸を膨らませ頬を染めているのだと分かり嬉しくなる。

「待ってろよ」
「うん」

 ヴィヴィの身体を起こし欲望まみれになった手を丁寧に拭ってやり俺も着替えてくるからとその手に口づけをしてシャワーを浴びにいく。

 肌にへばり付いた下履きを脱ぎながらはぁーと溜息が洩れる。
 頭から湯を浴びながら握られた手とヴィヴィの顔を思い出し再度勃ち上がる熱を自分で処理をする。
 あのまま傍に居たら我慢できずにヴィヴィの中を犯していたかもしれない。

 冷たい水に切り替えヴィヴィの手の中で得た解放感と成人まではと思う自制心との狭間で揺れる俺だった。

 
 
★ヴィヴィの成人まであと1年と7カ月★



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※アクセル様かなり危うくなってきました。

※昨日の投稿ではクラリネスがクラリスとなっている部分が多々ありご迷惑をお掛け致しました。舞台の裾表記も「裾」ではなく「袖」でございましたね。後ほど訂正致します。
 
 週末少し多忙ため次の投稿は日曜日になると思われますのでよろしくお願いいたしますm(__)m


 

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