8 / 51
1章【我が家に天使がやって来た】
※二人の王子
しおりを挟む
「アクセルさまお帰りなさい」
ヴィヴィがやってきてひと月が過ぎた。
5日に一度騎士団の寮から帰宅する俺を出迎え玄関まで走って来る天使が今は可愛くて堪らない。
息を整えヴィヴィの為に居残った母上の教えの通りスカートを両手で摘み、ちょこんと腰を落とす天使が下半身をプルプルと震わせているのを俺は知っている。そんな彼女を抱き上げ頬にただいまのキスをする。
母上と三人で食事をとり翌日の休みは一日ヴィヴィに付き合う。
手を繋ぎ広い庭を散歩し、時には芝生の上で寝転がり本を読んだりして。
一人っ子の自分は伯父上の息子である王子二人の面倒は見て来たが、叔母上のところの娘二人とは余り接点が無かったから女の子をどう扱って良いか分からなかった。
でもヴィヴィは無条件で可愛いと一目見て思ってしまったのだ。この腕のカに閉じ込めてしまいと思う程に。
それは自分でもどう説明して良いのか分からない感情としか言えない。
そんな訳で一月前まで殆ど使用人だけだった屋敷が天使の降臨で穏やかな空気に包まれている。
しかし婚約してしまえば寄って来る令嬢たちから逃れられるという俺の考えは甘かった。
ヴィヴィが余りにも年少の為、直ぐに婚約は解消するのではないかという噂さが広がり、次は自分と以前にも増して令嬢が寄ってくるようになってしまったのだ。
まだヴィヴィを同伴できないお茶会やパーティーなどの招待状が途切れることなく送られて来てウンザリされられた。
そんな俺の癒しはやはり一緒に暮らすようになった天使の存在だ。
健康を取り戻したヴィヴィに母上は公爵令嬢としての立ち振る舞い礼儀作法も教え始めた。
王女ではないのだから10歳くらいからで良いのではないかと進言するも、いずれは公爵夫人になるのだからそれに相応する教育が必要だという。子供らしさが失われるのではないかと心配すると「アナタが帰って来た時に目一杯甘えさせてあげなさい」と言われてしまった。
それでも自分が留守をしている間の事が気にかかりそれとなくマギーに尋ねれば
「ああは仰って居られますが、奥様は思いの外お嬢さまには甘いのでアクセル様のご心配には及びませんよ」
と笑い、アクセル様は過保護ですねと返って来たので安堵した。
そう、俺は今ヴィヴィに対して異常なほどの庇護欲が芽生え時折それが暴走し、母の手から奪い取ると腕の中に閉じ込めるという行動に出てしまう。
「いくら婚約者が可愛くても溺愛し過ぎは駄目ですわ!アクセル」
そう言いながらい背後から後頭部に母上の扇の鉄拳が落ちて来るのだった。
◇ ◇ ◇
伯父上から王城へヴィヴィと共に呼び出しが来たのは彼女が我が家の生活にも慣れ落ち着いた頃で、母上に着飾らせられた天使をエスコートし向かった先は王の謁見室ではなくやはり伯父上の私室。
「お久しぶりです。伯父上」
「ああ、アクセル。ヴィヴィアンも二月振りになるかな?」
「はい、陛下」
母に習った淑女の礼を取るヴィヴィアン。
「なに、そんなに畏まるな。ヴィヴィアン其方もウィルとマリアの養女となった故、儂は伯父上と呼んで欲しいのだがな」
「陛下にお、おじうえさまなんて……」
しり込みしてしまうヴィヴィに伯父上は目じりを下げる。
「ほら遠慮せずに」
ヴィヴィは緊張しながらやっとのことで言葉に出した。
「おじうえさ……ま?」
「うんうん。それでよい」
ますます甘い顔になる。なんだ?この狸オヤジは、そんな顔俺は子供頃から見た事がないぞ。。
「失礼します」
そこへ二人の王子がやって来た。
「おお、参ったか」
「アクセル兄上お久しぶりです」
王家の髪色を持つ二人の王子は少しくせ毛の兄とサラサラ直毛の弟王子だった。
二人は従弟になるが小さい頃から面倒を見ているので俺の事をそのまま兄上又は兄様と呼んでくる。
「ヴィヴィアン、第一王子のジュリアスと第二王子のカミラだ。従兄妹通し仲良くしておくれ」
ヴィヴィは年の近い子と普段接点がない上に男子という事もあり俺の袖を掴み一歩下がってしまう。
「私はジュリアス15歳だ。宜しくヴィヴィアン」
「はい……」
「僕はカミラ10歳だよ。よろしくね」
「はい……」
15のジュリアスは三年後成人を迎えれば正式に王太子となる。
一方のカミラはやんちゃ盛りで振る舞いもまだまだと言ったところなのだが。
「可愛い妹が出来たみたいで嬉しいな」
カミラが王子スマイルをしながらヴィヴィに近づき手を取った。
驚いたヴィヴィは咄嗟にその手を振り払い俺の後ろに隠れてしまう。
「あれ~もしかして僕嫌われちゃったの?」
冗談ぽく言いながらヴィヴィの事を覗き込もうとしてくるのでそれを制し
「カミラ、ヴィヴィはまだ人に慣れていないのだよ」
と彼の肩に手掛け少し引き離すようにした。
「あまり執拗くすると本当に嫌われちゃうぞカミラ」
兄ジュリアスの言葉に首を竦めるカミラ。
「そうか、ごめんね」
「わ、わたしも手を払ってごめんなさい」
ぺこりと頭を下げるヴィヴィにカミラは嬉しそうに微笑む。
「ねえ、アクセル兄様は君の事ヴィヴィって呼んでるんだね。僕もそう呼んでいい?」
「駄目だ」
ヴィヴィの代わりに即答する俺。
「えー、なんで?こんな可愛い従妹が出来たんだもん。可愛い愛称で呼びたいじゃん」
「ヴィヴィアンと呼べばいい」
こんなやり取りを聞いていた伯父が笑い出す。
「くくく、マリアから聞いていたがお前がこんなに独占欲が強いとは。諦めろカミラ。ヴィヴィアンはアクセルの宝物だからな」
「えー良く分かんないけど、婚約者だからってずるくない?」
ふて腐れるカミラを見て伯父とジュリアスが笑い出した。
いや、何となくだがもしかして笑われているのは俺なのか?
「そう言えばアクセルの所で良い子にしているとマリアから聞いておるぞ」
「はい、お義母さまもトマじいもマギーもみんな優しくして下さいます」
「とまじい?」
俺が思わずぷっと小さく吹き出すと不思議そうにしている伯父。
「執事のトーマスの事ですよ」
「ああ、あのトーマスの事か。ふっ、そうなのか。ヴィヴィアン、トマ爺は好きかい?」
「はい、時々叱られるけど好きです」
「そうか、皆に大切にして貰っているようで良かったな」
伯父上に頭を撫でられ嬉しそうにしているヴィヴィ。
ーーちっ、トーマスの事が好きなのか……
何故かもやっととしてまた心の中で呟く。
狸オヤジに人たらしな末っ子王子。少し離れて含みを持たせ笑うジュリアス。
面白くないな。
二人の王子との挨拶を終え部屋を後にした。
ヴィヴィがやってきてひと月が過ぎた。
5日に一度騎士団の寮から帰宅する俺を出迎え玄関まで走って来る天使が今は可愛くて堪らない。
息を整えヴィヴィの為に居残った母上の教えの通りスカートを両手で摘み、ちょこんと腰を落とす天使が下半身をプルプルと震わせているのを俺は知っている。そんな彼女を抱き上げ頬にただいまのキスをする。
母上と三人で食事をとり翌日の休みは一日ヴィヴィに付き合う。
手を繋ぎ広い庭を散歩し、時には芝生の上で寝転がり本を読んだりして。
一人っ子の自分は伯父上の息子である王子二人の面倒は見て来たが、叔母上のところの娘二人とは余り接点が無かったから女の子をどう扱って良いか分からなかった。
でもヴィヴィは無条件で可愛いと一目見て思ってしまったのだ。この腕のカに閉じ込めてしまいと思う程に。
それは自分でもどう説明して良いのか分からない感情としか言えない。
そんな訳で一月前まで殆ど使用人だけだった屋敷が天使の降臨で穏やかな空気に包まれている。
しかし婚約してしまえば寄って来る令嬢たちから逃れられるという俺の考えは甘かった。
ヴィヴィが余りにも年少の為、直ぐに婚約は解消するのではないかという噂さが広がり、次は自分と以前にも増して令嬢が寄ってくるようになってしまったのだ。
まだヴィヴィを同伴できないお茶会やパーティーなどの招待状が途切れることなく送られて来てウンザリされられた。
そんな俺の癒しはやはり一緒に暮らすようになった天使の存在だ。
健康を取り戻したヴィヴィに母上は公爵令嬢としての立ち振る舞い礼儀作法も教え始めた。
王女ではないのだから10歳くらいからで良いのではないかと進言するも、いずれは公爵夫人になるのだからそれに相応する教育が必要だという。子供らしさが失われるのではないかと心配すると「アナタが帰って来た時に目一杯甘えさせてあげなさい」と言われてしまった。
それでも自分が留守をしている間の事が気にかかりそれとなくマギーに尋ねれば
「ああは仰って居られますが、奥様は思いの外お嬢さまには甘いのでアクセル様のご心配には及びませんよ」
と笑い、アクセル様は過保護ですねと返って来たので安堵した。
そう、俺は今ヴィヴィに対して異常なほどの庇護欲が芽生え時折それが暴走し、母の手から奪い取ると腕の中に閉じ込めるという行動に出てしまう。
「いくら婚約者が可愛くても溺愛し過ぎは駄目ですわ!アクセル」
そう言いながらい背後から後頭部に母上の扇の鉄拳が落ちて来るのだった。
◇ ◇ ◇
伯父上から王城へヴィヴィと共に呼び出しが来たのは彼女が我が家の生活にも慣れ落ち着いた頃で、母上に着飾らせられた天使をエスコートし向かった先は王の謁見室ではなくやはり伯父上の私室。
「お久しぶりです。伯父上」
「ああ、アクセル。ヴィヴィアンも二月振りになるかな?」
「はい、陛下」
母に習った淑女の礼を取るヴィヴィアン。
「なに、そんなに畏まるな。ヴィヴィアン其方もウィルとマリアの養女となった故、儂は伯父上と呼んで欲しいのだがな」
「陛下にお、おじうえさまなんて……」
しり込みしてしまうヴィヴィに伯父上は目じりを下げる。
「ほら遠慮せずに」
ヴィヴィは緊張しながらやっとのことで言葉に出した。
「おじうえさ……ま?」
「うんうん。それでよい」
ますます甘い顔になる。なんだ?この狸オヤジは、そんな顔俺は子供頃から見た事がないぞ。。
「失礼します」
そこへ二人の王子がやって来た。
「おお、参ったか」
「アクセル兄上お久しぶりです」
王家の髪色を持つ二人の王子は少しくせ毛の兄とサラサラ直毛の弟王子だった。
二人は従弟になるが小さい頃から面倒を見ているので俺の事をそのまま兄上又は兄様と呼んでくる。
「ヴィヴィアン、第一王子のジュリアスと第二王子のカミラだ。従兄妹通し仲良くしておくれ」
ヴィヴィは年の近い子と普段接点がない上に男子という事もあり俺の袖を掴み一歩下がってしまう。
「私はジュリアス15歳だ。宜しくヴィヴィアン」
「はい……」
「僕はカミラ10歳だよ。よろしくね」
「はい……」
15のジュリアスは三年後成人を迎えれば正式に王太子となる。
一方のカミラはやんちゃ盛りで振る舞いもまだまだと言ったところなのだが。
「可愛い妹が出来たみたいで嬉しいな」
カミラが王子スマイルをしながらヴィヴィに近づき手を取った。
驚いたヴィヴィは咄嗟にその手を振り払い俺の後ろに隠れてしまう。
「あれ~もしかして僕嫌われちゃったの?」
冗談ぽく言いながらヴィヴィの事を覗き込もうとしてくるのでそれを制し
「カミラ、ヴィヴィはまだ人に慣れていないのだよ」
と彼の肩に手掛け少し引き離すようにした。
「あまり執拗くすると本当に嫌われちゃうぞカミラ」
兄ジュリアスの言葉に首を竦めるカミラ。
「そうか、ごめんね」
「わ、わたしも手を払ってごめんなさい」
ぺこりと頭を下げるヴィヴィにカミラは嬉しそうに微笑む。
「ねえ、アクセル兄様は君の事ヴィヴィって呼んでるんだね。僕もそう呼んでいい?」
「駄目だ」
ヴィヴィの代わりに即答する俺。
「えー、なんで?こんな可愛い従妹が出来たんだもん。可愛い愛称で呼びたいじゃん」
「ヴィヴィアンと呼べばいい」
こんなやり取りを聞いていた伯父が笑い出す。
「くくく、マリアから聞いていたがお前がこんなに独占欲が強いとは。諦めろカミラ。ヴィヴィアンはアクセルの宝物だからな」
「えー良く分かんないけど、婚約者だからってずるくない?」
ふて腐れるカミラを見て伯父とジュリアスが笑い出した。
いや、何となくだがもしかして笑われているのは俺なのか?
「そう言えばアクセルの所で良い子にしているとマリアから聞いておるぞ」
「はい、お義母さまもトマじいもマギーもみんな優しくして下さいます」
「とまじい?」
俺が思わずぷっと小さく吹き出すと不思議そうにしている伯父。
「執事のトーマスの事ですよ」
「ああ、あのトーマスの事か。ふっ、そうなのか。ヴィヴィアン、トマ爺は好きかい?」
「はい、時々叱られるけど好きです」
「そうか、皆に大切にして貰っているようで良かったな」
伯父上に頭を撫でられ嬉しそうにしているヴィヴィ。
ーーちっ、トーマスの事が好きなのか……
何故かもやっととしてまた心の中で呟く。
狸オヤジに人たらしな末っ子王子。少し離れて含みを持たせ笑うジュリアス。
面白くないな。
二人の王子との挨拶を終え部屋を後にした。
12
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
唯一の味方だった婚約者に裏切られ失意の底で顔も知らぬ相手に身を任せた結果溺愛されました
ララ
恋愛
侯爵家の嫡女として生まれた私は恵まれていた。優しい両親や信頼できる使用人、領民たちに囲まれて。
けれどその幸せは唐突に終わる。
両親が死んでから何もかもが変わってしまった。
叔父を名乗る家族に騙され、奪われた。
今では使用人以下の生活を強いられている。そんな中で唯一の味方だった婚約者にまで裏切られる。
どうして?ーーどうしてこんなことに‥‥??
もう嫌ーー
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
むにゃむにゃしてたら私にだけ冷たい幼馴染と結婚してました~お飾り妻のはずですが溺愛しすぎじゃないですか⁉~
景華
恋愛
「シリウス・カルバン……むにゃむにゃ……私と結婚、してぇ……むにゃむにゃ」
「……は?」
そんな寝言のせいで、すれ違っていた二人が結婚することに!?
精霊が作りし国ローザニア王国。
セレンシア・ピエラ伯爵令嬢には、国家機密扱いとなるほどの秘密があった。
【寝言の強制実行】。
彼女の寝言で発せられた言葉は絶対だ。
精霊の加護を持つ王太子ですらパシリに使ってしまうほどの強制力。
そしてそんな【寝言の強制実行】のせいで結婚してしまった相手は、彼女の幼馴染で公爵令息にして副騎士団長のシリウス・カルバン。
セレンシアを元々愛してしまったがゆえに彼女の前でだけクールに装ってしまうようになっていたシリウスは、この結婚を機に自分の本当の思いを素直に出していくことを決意し自分の思うがままに溺愛しはじめるが、セレンシアはそれを寝言のせいでおかしくなっているのだと勘違いをしたまま。
それどころか、自分の寝言のせいで結婚してしまっては申し訳ないからと、3年間白い結婚をして離縁しようとまで言い出す始末。
自分の思いを信じてもらえないシリウスは、彼女の【寝言の強制実行】の力を消し去るため、どこかにいるであろう魔法使いを探し出す──!!
大人になるにつれて離れてしまった心と身体の距離が少しずつ縮まって、絡まった糸が解けていく。
すれ違っていた二人の両片思い勘違い恋愛ファンタジー!!
行き遅れ王女、重すぎる軍団長に肉で釣られる
春月もも
恋愛
25歳、独身、第四王女システィーナ。
夜会でも放置されがちな行き遅れ王女の前に、ある夜突然現れたのは、ローストビーフを差し出す重すぎる第三軍団長だった。
形のない愛は信じない。
でも、出来立ての肉は信じてしまう。
肉に釣られ、距離を詰められ、気づけば下賜され、そして初夜へ。
これは、行き遅れ王女が重たい愛で満たされるまでの、ちょっとおかしなお話。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる