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気付かないフリをしたままでいたい【夏】後編
13★
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マリアンヌが王都の外れの別荘で過ごしている頃、兄のウィレイムは毎日王宮にて政務に励んでいた。
ただ本日、彼は王都のとある公園にいる。
陽はまだ高いが、会員制の私有地でもあるここは、小さな噴水が至る所にあるおかげで、とても涼しい風が吹いている。
遊歩道はきちんと整備され、良く育ったイチョウやケヤキの木が日陰を作り、歩いていても汗ばむどころか心地よい涼気を与えてくれている。
「あー……生き返る。なぁクリス、ここに執務机を置けば作業効率もあがると思わないか?」
ウィレイムは上着を肩に引っ掛けながら、少し後ろを歩いている護衛騎士に声を掛けた。
問いかけられた護衛騎士は、すぐに頷いて同意する。ただ彼が着ている真っ黒な騎士服は襟まできちんと留めてある。
そして暑さなど微塵も感じさせることがない飄々とした顔で、口を開いた。
「それはごもっともですが、ウィレイム様が手にする書類は、どれも外に出せるものではございません。ここでお仕事をされることに反対は致しませんが、うっかり書類が風で飛んでしまったら、あなたの首も飛ぶことになるやもしれません」
「そんなことは、わかっているっ。ったく、ちょっと言ってみただけだ。そんな無表情で物騒なことを言うな」
「お言葉を返すようで申し訳ございませんが、そんな物騒なことを言わせないでください」
「あー……はいはい。それにしても、マリーは元気に過ごしているだろうか。毎日届く手紙は元気だと書いてあるが心配だ」
「さようですね。これは同感です。ですが、それを確かめるためにここに……あ、もうご到着されていますね」
「ああ、そのようだな」
少し離れた場所にあるカエデの木の下には、既に客人が到着していた。
高貴な存在らしく光沢のあるライトグリーンのドレスを身にまといパラソルを手にして背を向けているが、これが初対面ではないので後ろ姿だけで確認できる。
ウィレイムは肩に引っ掛けていた上着に慌てて袖を通す。そしてきちんと襟を正して、タイも軽く締め直す。
そして足早にそこに向かった。
「お待たせいたしました。本日はお呼び立てして申し訳ありません。アンジェラさま」
「いいえ。ちっとも待っていませんわ。今日は、素敵な公園に招待していただけてありがとうございます」
真っ白なパラソルを一度くるりと回してから、アンジェラはふわりと笑った。
その笑みは公爵令嬢らしい気品のあるものというよりは、恋する乙女といった感じのそれ。気付く人には気付くというより、目の前の青年にあからさまに向けている。
だが、ウィレイムはまったく気付かない様子で、少し歩きましょうと先を促した。
途端にアンジェラは落胆した顔をするが、これもまたウィレイムは気付かない。
ただ、その後ろにいる護衛騎士はしっかりわかっているので、下を向き笑いを必死に堪える。
そんな護衛騎士をアンジェラは歩きながら一睨みすると、すぐにウィレイムに語り掛けた。
「良いお天気ね。あなたの別荘にいた時も、ずっと晴天だったわ。マリアンヌ様も夏バテなどしてなくて、顔色も良かったわ。でも、猫のルルちゃんには嫌われてしまって、抱かせて貰えなかったのが寂しかったけれど」
「そうですか。ルルはマリーにしか懐いてくれないようで。わたくしも、何度引っかかれたことか。……マリーは、元気でしたか。そうか、良かった」
「ええ。最初に訪問した時よりも打ち解けてくださって、嬉しかったわ。一緒にお散歩もできて、とても楽しかったですの」
「そうですか。マリーは引っ込み思案のところがありますので、失礼がなかったか心配です」
「あら、そんなこと気になさらないで。最初に訪問したとき、あんなことを言ってしまったから嫌われてしまったかと思ったけれど……とっても可愛らしい妹さんで、楽しい時間を過ごすことができましたわ」
「それは良かった」
破顔するウィレイムは、公爵令嬢から妹を褒めてもらって、心底嬉しそうだった。
でもアンジェラは内心、ムッとしている。
まったくもう、人の気も知らないで。誰が好き好んで、悪い噂を本人に伝えるという嫌われ役を買って出たのかと。
そして、わざわざその後、様子を見に行ったのは誰の為かと。こっちだって、嫌われてしまった相手に自分から顔を合わせるのは、なかなか辛いのに、とも。
さて、もう気付いているかもしれないが、アンジェラはウィレイムに想いを寄せている。でも、ウィレイムはアンジェラの気持ちにまったくと言っていい程気付いていない。
こんなにわかりやすく気持ちを伝えているのに……。
アンジェラはひっそりと唇を噛んだ。歯がゆくて仕方がない。
なのに後ろの護衛騎士は、また下を向いて笑いを噛み殺している。
人の恋が上手くいかないのがそんなにも面白いのか。この男、恐ろしいほど性格が悪い。
そしてそんな男のターゲットになってしまったマリアンヌが気の毒だ。自分だったら、こんな男に口説かれるなんて、怖気が立つ。
などと悪態を付いているが、アンジェラは心底クリスのことを嫌っているわけではない。長い付き合いだからこそのそれ。
クリス……もとい、クリストファーにはマリアンヌと同じように2人の親友がいる。
一人はウィレイム。もう一人はアンジェラ。
ただ、ウィレイムはアンジェラとは幼馴染ではない。という点が少し違うけれど。
そして、クリスはアンジェラの恋をそれなりに応援している。
つまり今のクリスとアンジェラの関係は、幼馴染というよりは自分の恋を成就させるため、互いに励まし合う同士のようなもの。
だからアンジェラは、自分がクリスと婚約するという噂を聞いてはいるが、そんなもの真っ赤な嘘だ。絶対にお断りだ。
もしそんなことになるなら、クリスには悪いが男色家になってもらい、ウィレイム以外の男と結婚して駆け落ちしてもらうしかないと固く心に決めている。
……などというアンジェラの想いは、ウィレイムは知らない。
だから、後ろにいる想い人の護衛騎士に殺意の籠った視線をアンジェラが送っていることにも気付いていない。
そして気付かぬまま、口を開いた。
「とても聞きにくいことですが、マリーは例の噂を聞いて何と言っていましたか?」
例の噂とは、レイドリックとエリーゼと関係のこと。
口にすることすら腹が立つといった感じで、ウィレイムの眉間に皺が寄る。
その皺をうっとりと眺めながらも、アンジェラは真実を伝えることにする。
「お伝えした時は、気丈に振る舞ってはいましたが、かなりショックを受けていましたわ。……痛々しいほどに。ですが、次にお会いした時は何か吹っ切れたような印象を持ちましたわ」
「そうですが。では、はっきりと聞きますが、マリアンヌはレイドリック婚約を解消すると言ってましたか?」
「……残念ながら、言葉としては受け取ることができませんでした。でも、きっとそうなると思います」
「そうなれば良いですが……」
「なりますわ」
妙にきっぱりと言い切ったアンジェラに、ウィレイムは不思議そうな顔をする。
そんな顔も素敵だ。
これまたうっとりと目を細めるアンジェラであったが、これにもきちんと答えることにする。
「わたくしも、マリアンヌさんと同じ女性。ですから、わかるんです。ま、端的にお伝えするなら、女の勘というものです」
「……女の勘ですか?」
「ええ。決して侮ることができないものですわよ」
にこりと笑ったアンジェラの言葉が、しっかりとした確信を持ったものに思えて、ウィレイムはそれ以上問いただすのを諦めた。
対してアンジェラは、ここで意味ありげにクリスに視線を送った。
ただ本日、彼は王都のとある公園にいる。
陽はまだ高いが、会員制の私有地でもあるここは、小さな噴水が至る所にあるおかげで、とても涼しい風が吹いている。
遊歩道はきちんと整備され、良く育ったイチョウやケヤキの木が日陰を作り、歩いていても汗ばむどころか心地よい涼気を与えてくれている。
「あー……生き返る。なぁクリス、ここに執務机を置けば作業効率もあがると思わないか?」
ウィレイムは上着を肩に引っ掛けながら、少し後ろを歩いている護衛騎士に声を掛けた。
問いかけられた護衛騎士は、すぐに頷いて同意する。ただ彼が着ている真っ黒な騎士服は襟まできちんと留めてある。
そして暑さなど微塵も感じさせることがない飄々とした顔で、口を開いた。
「それはごもっともですが、ウィレイム様が手にする書類は、どれも外に出せるものではございません。ここでお仕事をされることに反対は致しませんが、うっかり書類が風で飛んでしまったら、あなたの首も飛ぶことになるやもしれません」
「そんなことは、わかっているっ。ったく、ちょっと言ってみただけだ。そんな無表情で物騒なことを言うな」
「お言葉を返すようで申し訳ございませんが、そんな物騒なことを言わせないでください」
「あー……はいはい。それにしても、マリーは元気に過ごしているだろうか。毎日届く手紙は元気だと書いてあるが心配だ」
「さようですね。これは同感です。ですが、それを確かめるためにここに……あ、もうご到着されていますね」
「ああ、そのようだな」
少し離れた場所にあるカエデの木の下には、既に客人が到着していた。
高貴な存在らしく光沢のあるライトグリーンのドレスを身にまといパラソルを手にして背を向けているが、これが初対面ではないので後ろ姿だけで確認できる。
ウィレイムは肩に引っ掛けていた上着に慌てて袖を通す。そしてきちんと襟を正して、タイも軽く締め直す。
そして足早にそこに向かった。
「お待たせいたしました。本日はお呼び立てして申し訳ありません。アンジェラさま」
「いいえ。ちっとも待っていませんわ。今日は、素敵な公園に招待していただけてありがとうございます」
真っ白なパラソルを一度くるりと回してから、アンジェラはふわりと笑った。
その笑みは公爵令嬢らしい気品のあるものというよりは、恋する乙女といった感じのそれ。気付く人には気付くというより、目の前の青年にあからさまに向けている。
だが、ウィレイムはまったく気付かない様子で、少し歩きましょうと先を促した。
途端にアンジェラは落胆した顔をするが、これもまたウィレイムは気付かない。
ただ、その後ろにいる護衛騎士はしっかりわかっているので、下を向き笑いを必死に堪える。
そんな護衛騎士をアンジェラは歩きながら一睨みすると、すぐにウィレイムに語り掛けた。
「良いお天気ね。あなたの別荘にいた時も、ずっと晴天だったわ。マリアンヌ様も夏バテなどしてなくて、顔色も良かったわ。でも、猫のルルちゃんには嫌われてしまって、抱かせて貰えなかったのが寂しかったけれど」
「そうですか。ルルはマリーにしか懐いてくれないようで。わたくしも、何度引っかかれたことか。……マリーは、元気でしたか。そうか、良かった」
「ええ。最初に訪問した時よりも打ち解けてくださって、嬉しかったわ。一緒にお散歩もできて、とても楽しかったですの」
「そうですか。マリーは引っ込み思案のところがありますので、失礼がなかったか心配です」
「あら、そんなこと気になさらないで。最初に訪問したとき、あんなことを言ってしまったから嫌われてしまったかと思ったけれど……とっても可愛らしい妹さんで、楽しい時間を過ごすことができましたわ」
「それは良かった」
破顔するウィレイムは、公爵令嬢から妹を褒めてもらって、心底嬉しそうだった。
でもアンジェラは内心、ムッとしている。
まったくもう、人の気も知らないで。誰が好き好んで、悪い噂を本人に伝えるという嫌われ役を買って出たのかと。
そして、わざわざその後、様子を見に行ったのは誰の為かと。こっちだって、嫌われてしまった相手に自分から顔を合わせるのは、なかなか辛いのに、とも。
さて、もう気付いているかもしれないが、アンジェラはウィレイムに想いを寄せている。でも、ウィレイムはアンジェラの気持ちにまったくと言っていい程気付いていない。
こんなにわかりやすく気持ちを伝えているのに……。
アンジェラはひっそりと唇を噛んだ。歯がゆくて仕方がない。
なのに後ろの護衛騎士は、また下を向いて笑いを噛み殺している。
人の恋が上手くいかないのがそんなにも面白いのか。この男、恐ろしいほど性格が悪い。
そしてそんな男のターゲットになってしまったマリアンヌが気の毒だ。自分だったら、こんな男に口説かれるなんて、怖気が立つ。
などと悪態を付いているが、アンジェラは心底クリスのことを嫌っているわけではない。長い付き合いだからこそのそれ。
クリス……もとい、クリストファーにはマリアンヌと同じように2人の親友がいる。
一人はウィレイム。もう一人はアンジェラ。
ただ、ウィレイムはアンジェラとは幼馴染ではない。という点が少し違うけれど。
そして、クリスはアンジェラの恋をそれなりに応援している。
つまり今のクリスとアンジェラの関係は、幼馴染というよりは自分の恋を成就させるため、互いに励まし合う同士のようなもの。
だからアンジェラは、自分がクリスと婚約するという噂を聞いてはいるが、そんなもの真っ赤な嘘だ。絶対にお断りだ。
もしそんなことになるなら、クリスには悪いが男色家になってもらい、ウィレイム以外の男と結婚して駆け落ちしてもらうしかないと固く心に決めている。
……などというアンジェラの想いは、ウィレイムは知らない。
だから、後ろにいる想い人の護衛騎士に殺意の籠った視線をアンジェラが送っていることにも気付いていない。
そして気付かぬまま、口を開いた。
「とても聞きにくいことですが、マリーは例の噂を聞いて何と言っていましたか?」
例の噂とは、レイドリックとエリーゼと関係のこと。
口にすることすら腹が立つといった感じで、ウィレイムの眉間に皺が寄る。
その皺をうっとりと眺めながらも、アンジェラは真実を伝えることにする。
「お伝えした時は、気丈に振る舞ってはいましたが、かなりショックを受けていましたわ。……痛々しいほどに。ですが、次にお会いした時は何か吹っ切れたような印象を持ちましたわ」
「そうですが。では、はっきりと聞きますが、マリアンヌはレイドリック婚約を解消すると言ってましたか?」
「……残念ながら、言葉としては受け取ることができませんでした。でも、きっとそうなると思います」
「そうなれば良いですが……」
「なりますわ」
妙にきっぱりと言い切ったアンジェラに、ウィレイムは不思議そうな顔をする。
そんな顔も素敵だ。
これまたうっとりと目を細めるアンジェラであったが、これにもきちんと答えることにする。
「わたくしも、マリアンヌさんと同じ女性。ですから、わかるんです。ま、端的にお伝えするなら、女の勘というものです」
「……女の勘ですか?」
「ええ。決して侮ることができないものですわよ」
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