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第三章 能力の覚醒
ヒュウガの覚醒 ②
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「兄ちゃんはなんかしてんのか? ほら、スキル開発の為にさ」
「うーん。実は僕もまだよく分かってないんだよね。強い動機って言ってもさ、僕なりに持ってるはずなんだけど。覚醒はしそうにもないし」
レンガイの話を聞いて、ヒュウガは少し安心した。悩んでいるのが自分だけではないと知ったからだ。
「ちなみに、ヒュウガくんの『強い動機』って、何?」
何気ない様子でレンガイは聞いてきた。ヒュウガは恥ずかしなりながらボソボソと話す。
「お、オイラは……お姉ちゃんを、守りてえ」
おー、とレンガイは感心した様子を見せる。どうせバカにされると思っていたので、ヒュウガは拍子抜けした。
「笑わねえんだな」
「笑うはずがないよ。僕だって同じようなもんさ」
「へえ。兄ちゃんはどんなこと考えてるんだよ」
「あはは。それは教えるわけにはいかないかな」
「どうせやらしいことのクセに何言ってんのよ」
後ろから声をかけられる。2人が慌てて振り向くと、そこには機嫌が悪そうなプーアがジト目でレンガイを見つめていた。
「僕だっていつもいつも変なこと考えてる訳じゃないよ。それよりプーアちゃん、なんかイラついていない?」
「当たり前でしょ。自分で言っておいてなんだけど、アタシを動かす何か強いモノってのも特には思いつかないし」
そう言ってプーアは窓の外を見始めた。相変わらず太陽の照り過ぎている嫌な日だ、ヒュウガは思う。初めのうちは新鮮で良いと思っていたが、慣れてくるとただただウザいだけだな。過ぎる天気は少しだけでいい。
「そうだ」
プーアは思い出したようにヒュウガに告げる。
「ヒナノさんが、アンタのこと呼んでた。買い出しに付いてこいって」
「え? まじか。じゃ、オイラ行ってくる!」
ヒュウガは光の速さで外に出ていった。実姉のことになるとそれ以外は見えなくなるようだ。プーアとレンガイは顔を見合わせる。その途端、プーアは言い出した。
「じゃ、アタシたちも尾行する」
「はあ!? だ、ダメだよ、そんなこと。兄弟水入らずの時間を邪魔しちゃダメでしょ!」
いつもはアンタがしているクセに、プーアはそう思いながら、レンガイの腕を強引に引っ張り、走り出す。
「それにしても、なんで!? なんか理由があるんだろう!?」
「ある仮説を立てたの! スキルの覚醒のね!」
「なあ、お姉ちゃん。この道どんだけ長いんだよ? 昨日レンガイの兄ちゃんとコンビニ行ったけどよ、余裕で30分かかったぜ」
「……コンビニ、じゃ、ない。スーパーマーケット。予定では、あと、20分」
ヒュウガは目を大きく見開いた。
「あと20分!? もう何十分歩いたと思ってるんだよ! 遠すぎだよ、お姉ちゃん。あと、メチャクチャ暑いしさ」
「……甘える、な。仕方、ない」
ヒナノはヒュウガのワガママを気にせずに、一定のペースでひたすら歩き続ける。ヒュウガもなんだかんだ言いながらヒナノの横をしっかりと歩いていた。
「……ただ単に、弟が姉に甘えているだけじゃないの? コレ。プーアちゃん、やっぱり尾行はやめにしないかい?」
プーアとレンガイは、前を行く2人の目を時々欺きながら、ストーカー行為に興じていた。
「いや……まあ、確かにそうなんだけど……アタシの説が正しければ、絶対にアイツのスキルは覚醒するはず……というか、ヒュウガってあんなにお姉ちゃんに甘える人だったのね」
今まさに、またヒュウガがヒナノにワガママを言っている途中だった。
「確かに、それは意外だったな。彼の強い動機っていうのは、『姉を守りたい』ことなんだ。でも、あの様子じゃあ、完全にお姉ちゃんに守られてるよね」
「そこなのよ……」
プーアは、最後にボソリと呟いた。
「やっと着いたなあ。スーパーマッケットってトコに。お姉ちゃん、もしかしてココ、何でも売ってるのか?」
「……生活用品、なら、大体は」
町の建物にしては大きめのスーパーを前に、ヒナノは頷いた。
「へえ! なら、お菓子とサイダー買ってくれよ、サイダー!」
「…………」
ヒナノは財布の中の残高を確かめる。今日、プーアに頼まれていた品物分のお金しか持ってきていなかった。それ以外の商品を買えるお金も余裕もない。ヒナノは首を振った。
「まじかよ、お姉ちゃん。てか、そもそもおかしい話だと思わねえ? オイラたちって神だろ。なのに何で下界のルールに合わせて、下界の通貨で売買してるんだよ?」
「……盗め、と、言うのか」
「そうだよ! どうせ分かんねえって」
「……ヒュウガ、見損なった。見ないうちに、変わった、な」
ヒナノは真剣な眼差しでヒュウガを見つめた。姉として、弟の発言を咎める必要があった。ヒュウガは縮こまり、謝罪の言葉を述べる。それを見届けると、ヒナノはいつもの無表情に戻り、スーパーの中へ入っていった。
「見ないうちに変わったって、どういうことか分かる? プーアちゃん」
一部始終を隠れて見ていたレンガイはプーアに問う。
「ああ、そのこと? 同じ四将軍でも、仕事が全く違ったんだって。だから、組織にいる時は全く関わりがなかったみたい」
「なるほどなあ。というか、ヒナノさんはさすがお姉さんだね。ちゃんと弟の面倒を見ている」
「なあー、お姉ちゃん、荷物が重すぎるぜ。ちょっと持ってくれよー」
力がプーアと同等になったせいか、スーパーで購入した品物を全て持つヒュウガはかなり辛そうだ。顔を真っ赤にしながら、なんとかヒナノに懇願する。
「……お前が、自分で、持つと、言った。だから、甘えるな。それでも、辛いと、言うなら……ん」
弟を注意しながらも、ヒナノは優しさを発揮してレジ袋をいくつか持った。ヒュウガは嬉しさの笑顔をヒナノに見せる。そのまましばらく道を歩いていた時、ヒナノは掲示板の前で不意に立ち止まった。
「……どうしたんだ、お姉ちゃん?」
ヒュウガの問いが耳に届く前に、ヒナノは掲示物を指差していた。ヒュウガは指の先にあるものを読み上げる。
「夏祭り……花火大会? 来週じゃん。花火ってアレだろ? ドーンってなってキレイなヤツ。オイラたち、上からは見たことあるけど、下からはないよな」
ヒュウガとヒナノは小さい頃に、上界から下界の花火を見たことがある。その時はまさに見下ろす形で花火を鑑賞していた。ヒュウガはボンヤリと当時の様子を思い浮かべる。ヒナノは呟いた。
「……見て、みたい。」
「そうか? だったらさ、来週――」
「そうは行かねえ」
ヒュウガの言葉を遮るようにして、乱暴に言葉が投げかけられる。声の主を見てみると、ゴンザほどではないものの筋肉隆々の男だった。その男の取り巻きに、2人ほど後ろに付いているのが見える。ヒュウガは身構えた。
「お前らに、夏祭りなんて来やしねえよ」
「……誰、だ。アンナプルナの、回し者、か」
ヒナノの質問に、男たちは笑って答えた。
「そんなわけねえよ。逆だよ、逆。俺たちはアンナプルナに――そして、主に神ヒナノ、お前に捻り潰された、惨めな下級神だ。まさかエノキダケを抜けているとは思ってなかったがよ、好都合だ。これで心ゆくまでブチのめすことができる」
そう言って男たちはそれぞれ鋭利な凶器を取り出す。ヒュウガが止めに入ろうとした瞬間に、男たちの魔の手はヒナノに届いていた。
「うーん。実は僕もまだよく分かってないんだよね。強い動機って言ってもさ、僕なりに持ってるはずなんだけど。覚醒はしそうにもないし」
レンガイの話を聞いて、ヒュウガは少し安心した。悩んでいるのが自分だけではないと知ったからだ。
「ちなみに、ヒュウガくんの『強い動機』って、何?」
何気ない様子でレンガイは聞いてきた。ヒュウガは恥ずかしなりながらボソボソと話す。
「お、オイラは……お姉ちゃんを、守りてえ」
おー、とレンガイは感心した様子を見せる。どうせバカにされると思っていたので、ヒュウガは拍子抜けした。
「笑わねえんだな」
「笑うはずがないよ。僕だって同じようなもんさ」
「へえ。兄ちゃんはどんなこと考えてるんだよ」
「あはは。それは教えるわけにはいかないかな」
「どうせやらしいことのクセに何言ってんのよ」
後ろから声をかけられる。2人が慌てて振り向くと、そこには機嫌が悪そうなプーアがジト目でレンガイを見つめていた。
「僕だっていつもいつも変なこと考えてる訳じゃないよ。それよりプーアちゃん、なんかイラついていない?」
「当たり前でしょ。自分で言っておいてなんだけど、アタシを動かす何か強いモノってのも特には思いつかないし」
そう言ってプーアは窓の外を見始めた。相変わらず太陽の照り過ぎている嫌な日だ、ヒュウガは思う。初めのうちは新鮮で良いと思っていたが、慣れてくるとただただウザいだけだな。過ぎる天気は少しだけでいい。
「そうだ」
プーアは思い出したようにヒュウガに告げる。
「ヒナノさんが、アンタのこと呼んでた。買い出しに付いてこいって」
「え? まじか。じゃ、オイラ行ってくる!」
ヒュウガは光の速さで外に出ていった。実姉のことになるとそれ以外は見えなくなるようだ。プーアとレンガイは顔を見合わせる。その途端、プーアは言い出した。
「じゃ、アタシたちも尾行する」
「はあ!? だ、ダメだよ、そんなこと。兄弟水入らずの時間を邪魔しちゃダメでしょ!」
いつもはアンタがしているクセに、プーアはそう思いながら、レンガイの腕を強引に引っ張り、走り出す。
「それにしても、なんで!? なんか理由があるんだろう!?」
「ある仮説を立てたの! スキルの覚醒のね!」
「なあ、お姉ちゃん。この道どんだけ長いんだよ? 昨日レンガイの兄ちゃんとコンビニ行ったけどよ、余裕で30分かかったぜ」
「……コンビニ、じゃ、ない。スーパーマーケット。予定では、あと、20分」
ヒュウガは目を大きく見開いた。
「あと20分!? もう何十分歩いたと思ってるんだよ! 遠すぎだよ、お姉ちゃん。あと、メチャクチャ暑いしさ」
「……甘える、な。仕方、ない」
ヒナノはヒュウガのワガママを気にせずに、一定のペースでひたすら歩き続ける。ヒュウガもなんだかんだ言いながらヒナノの横をしっかりと歩いていた。
「……ただ単に、弟が姉に甘えているだけじゃないの? コレ。プーアちゃん、やっぱり尾行はやめにしないかい?」
プーアとレンガイは、前を行く2人の目を時々欺きながら、ストーカー行為に興じていた。
「いや……まあ、確かにそうなんだけど……アタシの説が正しければ、絶対にアイツのスキルは覚醒するはず……というか、ヒュウガってあんなにお姉ちゃんに甘える人だったのね」
今まさに、またヒュウガがヒナノにワガママを言っている途中だった。
「確かに、それは意外だったな。彼の強い動機っていうのは、『姉を守りたい』ことなんだ。でも、あの様子じゃあ、完全にお姉ちゃんに守られてるよね」
「そこなのよ……」
プーアは、最後にボソリと呟いた。
「やっと着いたなあ。スーパーマッケットってトコに。お姉ちゃん、もしかしてココ、何でも売ってるのか?」
「……生活用品、なら、大体は」
町の建物にしては大きめのスーパーを前に、ヒナノは頷いた。
「へえ! なら、お菓子とサイダー買ってくれよ、サイダー!」
「…………」
ヒナノは財布の中の残高を確かめる。今日、プーアに頼まれていた品物分のお金しか持ってきていなかった。それ以外の商品を買えるお金も余裕もない。ヒナノは首を振った。
「まじかよ、お姉ちゃん。てか、そもそもおかしい話だと思わねえ? オイラたちって神だろ。なのに何で下界のルールに合わせて、下界の通貨で売買してるんだよ?」
「……盗め、と、言うのか」
「そうだよ! どうせ分かんねえって」
「……ヒュウガ、見損なった。見ないうちに、変わった、な」
ヒナノは真剣な眼差しでヒュウガを見つめた。姉として、弟の発言を咎める必要があった。ヒュウガは縮こまり、謝罪の言葉を述べる。それを見届けると、ヒナノはいつもの無表情に戻り、スーパーの中へ入っていった。
「見ないうちに変わったって、どういうことか分かる? プーアちゃん」
一部始終を隠れて見ていたレンガイはプーアに問う。
「ああ、そのこと? 同じ四将軍でも、仕事が全く違ったんだって。だから、組織にいる時は全く関わりがなかったみたい」
「なるほどなあ。というか、ヒナノさんはさすがお姉さんだね。ちゃんと弟の面倒を見ている」
「なあー、お姉ちゃん、荷物が重すぎるぜ。ちょっと持ってくれよー」
力がプーアと同等になったせいか、スーパーで購入した品物を全て持つヒュウガはかなり辛そうだ。顔を真っ赤にしながら、なんとかヒナノに懇願する。
「……お前が、自分で、持つと、言った。だから、甘えるな。それでも、辛いと、言うなら……ん」
弟を注意しながらも、ヒナノは優しさを発揮してレジ袋をいくつか持った。ヒュウガは嬉しさの笑顔をヒナノに見せる。そのまましばらく道を歩いていた時、ヒナノは掲示板の前で不意に立ち止まった。
「……どうしたんだ、お姉ちゃん?」
ヒュウガの問いが耳に届く前に、ヒナノは掲示物を指差していた。ヒュウガは指の先にあるものを読み上げる。
「夏祭り……花火大会? 来週じゃん。花火ってアレだろ? ドーンってなってキレイなヤツ。オイラたち、上からは見たことあるけど、下からはないよな」
ヒュウガとヒナノは小さい頃に、上界から下界の花火を見たことがある。その時はまさに見下ろす形で花火を鑑賞していた。ヒュウガはボンヤリと当時の様子を思い浮かべる。ヒナノは呟いた。
「……見て、みたい。」
「そうか? だったらさ、来週――」
「そうは行かねえ」
ヒュウガの言葉を遮るようにして、乱暴に言葉が投げかけられる。声の主を見てみると、ゴンザほどではないものの筋肉隆々の男だった。その男の取り巻きに、2人ほど後ろに付いているのが見える。ヒュウガは身構えた。
「お前らに、夏祭りなんて来やしねえよ」
「……誰、だ。アンナプルナの、回し者、か」
ヒナノの質問に、男たちは笑って答えた。
「そんなわけねえよ。逆だよ、逆。俺たちはアンナプルナに――そして、主に神ヒナノ、お前に捻り潰された、惨めな下級神だ。まさかエノキダケを抜けているとは思ってなかったがよ、好都合だ。これで心ゆくまでブチのめすことができる」
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