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第三章 能力の覚醒
心眼は邪気眼か?
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「レンガイの兄ちゃん。人の姉ちゃんの手を急に握って、『サイダー買ってきて』ってどういうことだよ?」
その指摘を受けて、慌てて手を放すレンガイ。謎のジェスチャーを加えながら、言い訳を始める。
「べ、別にサイダーは買ってこなくていいから! ……というか、急に頭に浮かんできたんだよ。なんでか分かんないけど」
「……それは、私の、思考、だ。神レンガイ、お前は、『心眼』の、スキルが、覚醒したんだ」
思考を読み取られたらしいヒナノは、レンガイに向かって言い放つ。あまりに突然のことだったので、レンガイは気難しい顔をする。『心眼』の意味をあまり理解できていないヒュウガは、ヒナノに聞いた。
「『心眼』って、どういうスキルなんだ?」
「……私も、文献でしか、知らない。それには、こう書いて、あった……『目に見えない真実を見抜く力』……」
「……世界を、作り出した、能力……」
電灯もほとんどない一本道。心地よい涼しさを味わいながら、プーアは農道を歩く。
暗闇は苦手だが、自然と恐怖は感じない。恐らく、この地球という世界の、穏やかな環境のおかげだろう。
プーアは、その美しい世界を見守り続けていた神――レンガイのことを、頭に思い浮かべた。ここ最近、どうもレンガイと一緒にいると居心地の悪さを感じてしまう。理由は分かる。結果的に失敗に終わってしまったとはいえ、レンガイへの気持ちを直接伝えたからだ。……「好き」と伝えた訳だが、そもそもその気持ちが本物かすらも分からない。一時の感情の昂ぶりだったのではないか……プーアは思った。
「自分の気持ちすら完璧に分からないなんてね」
無意識にプーアは呟く。
体が冷えてきた。そろそろ家に戻ろう。そう思い、来た道を折り返す。プーアはそのまま道なりにのんびりと歩いていく。その時、後ろから突然声をかけられた。
「おい……プーア」
全身が震える程の悪寒をプーアは感じた。何か、ただならない、威圧されるような感覚を覚える。ビクビクしながら、プーアは振り返った。
「……ゴンザ……!」
特徴的な笑い声をあげながら、ニヤリと笑うゴンザ。形容し難い恐怖を感じたプーアは、反射的に一歩後ずさりをした。
「どんな気分なんだ、おい。神プーアが、邪神へ成り下がり、今度は下界の人間になるってのはよ」
「……?」
――何を言っているんだ、コイツは。
プーアは首を傾げた。神の座を剥奪され、邪神になったのは分かる。だが、下界の人間になったというのはどういうことなのだろう。
いまいち理解していないプーアを見て、ゴンザは唖然とした表情をする。ため息をつき、その説明を始めた。
「レンガイの野郎なら、説明していると思ったんだがな。いいか? お前は邪神である以前に、神様議会を追放された身だろう。この意味、分かってねえのか」
――神様議会脱退は、神様の称号を剥奪されることを意味する。しかもだ、そうなると君はただの人。強大な魔力も特殊な能力も何も使えなくなってしまう。下界に落とされ、下界の人間のように生き、下界の人間のように死ぬ。プーアちゃんには耐えられないだろうね――
「――あっ」
プーアは思い出した。神様議会からの通告があったあの日、議会に入る前に、レンガイが言っていたセリフを。あの時は、レンガイのからかいや求婚にウンザリしていて、ほぼ聞き流していたが、まさか……。
「議会のシステムってのはなかなか面倒でな。お前の神様議会脱退の刑が正式に施行されるまでに、ずいぶんと時間がかかったんだ。――だからこそ、今、聞く」
「人間になったってのは、どんな気分なんだ? プーア」
高々と、ゴンザは笑う。その笑い声は、いつまでも鳴り響いていた。
「世界を作り出した能力って言われてもな。で、僕の『心眼』では、具体的に何が出来るのかな。心を読むとか?」
「……心を読む、も、その1つ。ただ、能力は、『真実を見抜く』だから、それに、限定は、されない」
なんだかとても複雑なスキルだ。レンガイは思う。
「よく分かんないけどよ。兄ちゃんのそのスキル、『プーアの心を見たい』って動機で覚醒したんだろ。それって、めちゃくちゃ気持ち悪くないか?」
ヒュウガの呟きは、場の雰囲気を凍らせてしまった。数十秒ほどの沈黙が、部屋中を支配する。
その状況を打開する為、ヒナノは咳払いをし、話し始める。
「……使いように、よっては、戦闘にも、役に立つ。扱いは、難しいが、強力な、スキル、だと、思う」
レンガイは、自分の手をまじまじと見つめた。正直なところ、このスキルを有効活用する方法がいまいち思い浮かばなかった。そもそも、今はプーアによってスキルの使用が禁止されているので、使用することができないが。
「とにかくこれで、オイラ、姉ちゃん、レンガイの兄ちゃんが後天的スキルを開発したんだな。じゃあ、あとはプーアだけか」
「……ああ、後は、邪神プーア、だけ……」
「あら。もうあの子は邪神ですらないわよ」
透き通った声が、部屋中を支配する。部屋にいた全員は、声がした方向に目を向けた。いつの間に入ってきたのだろうか。扉の前に、堂々と立つ女性が1人いた。全員の注目を集めた女性は、気品のある声で話し始める。
「アンナプルナの思いつきにはうんざりするわ。2週間くらい前はプーアに手を出すなって言ってたくせに、今日になって急に、皆殺しにしろ、だってさ」
「……! 邪神ノエル……!」
「あら、裏切り者のヒナノさん。その横にはヒュウガくんも……そこのちょっとカッコいい男は――ああ、レンガイさんだっけ? アナタ達も残念ね。プーアの味方をしたばっかりに、死ぬ運命にあるなんて」
ノエルは、気の毒そうな表情をしながら、手に持っていた扇をあおいだ。
「……お前は、1番、許せない。あらゆる、悪事を、実行した、お前は……」
感情をあまり表に出さないヒナノが、珍しく顔をしかめている。手を強く握り締め、ノエルへの憎しみをあらわにしている。ノエルはその様子を見ていたが、全く気にはせず、言った。
「仮にも同じ四将軍だったのに。アナタも同じでしょ? 何が違うのかしら。……それよりも、私には視えるの。アナタとヒュウガくんが、最悪な死に方をする未来がね」
「……どういう、意味だ」
「ああ、いくら物知りで情報通なヒナノさんでも、私のスキルを正確に把握していないのね。いいわ、教えてあげる」
「私のスキルは2つ……『予言』と『上書き』……予言はそのままの意味。未来を視ることができるの。上書きは、趣旨が変わらない程度に、人のスキルを変えることができるスキル」
上書き、というワードに見に覚えのあったヒュウガは、声を荒げて聞いた。
「お、おい! オイラの『最高速』を変えやがったのは、やっぱりアンタだったんだな!」
「ふふ、そうよ。裏切る未来が視えたからね……。ほぼ役立たずも同然でしょう?」
「クソっ! お、オイラのスキルを元通りにしやがれ!」
ヒナノもヒュウガも、今にでも襲いかかりそうな勢いだった。ニヤリ、とノエルは笑う。その表情を保ったまま、ノエルはレンガイに向けて、言い放った。
「さて、今、プーアちゃんはどうなってるんでしょうね」
その指摘を受けて、慌てて手を放すレンガイ。謎のジェスチャーを加えながら、言い訳を始める。
「べ、別にサイダーは買ってこなくていいから! ……というか、急に頭に浮かんできたんだよ。なんでか分かんないけど」
「……それは、私の、思考、だ。神レンガイ、お前は、『心眼』の、スキルが、覚醒したんだ」
思考を読み取られたらしいヒナノは、レンガイに向かって言い放つ。あまりに突然のことだったので、レンガイは気難しい顔をする。『心眼』の意味をあまり理解できていないヒュウガは、ヒナノに聞いた。
「『心眼』って、どういうスキルなんだ?」
「……私も、文献でしか、知らない。それには、こう書いて、あった……『目に見えない真実を見抜く力』……」
「……世界を、作り出した、能力……」
電灯もほとんどない一本道。心地よい涼しさを味わいながら、プーアは農道を歩く。
暗闇は苦手だが、自然と恐怖は感じない。恐らく、この地球という世界の、穏やかな環境のおかげだろう。
プーアは、その美しい世界を見守り続けていた神――レンガイのことを、頭に思い浮かべた。ここ最近、どうもレンガイと一緒にいると居心地の悪さを感じてしまう。理由は分かる。結果的に失敗に終わってしまったとはいえ、レンガイへの気持ちを直接伝えたからだ。……「好き」と伝えた訳だが、そもそもその気持ちが本物かすらも分からない。一時の感情の昂ぶりだったのではないか……プーアは思った。
「自分の気持ちすら完璧に分からないなんてね」
無意識にプーアは呟く。
体が冷えてきた。そろそろ家に戻ろう。そう思い、来た道を折り返す。プーアはそのまま道なりにのんびりと歩いていく。その時、後ろから突然声をかけられた。
「おい……プーア」
全身が震える程の悪寒をプーアは感じた。何か、ただならない、威圧されるような感覚を覚える。ビクビクしながら、プーアは振り返った。
「……ゴンザ……!」
特徴的な笑い声をあげながら、ニヤリと笑うゴンザ。形容し難い恐怖を感じたプーアは、反射的に一歩後ずさりをした。
「どんな気分なんだ、おい。神プーアが、邪神へ成り下がり、今度は下界の人間になるってのはよ」
「……?」
――何を言っているんだ、コイツは。
プーアは首を傾げた。神の座を剥奪され、邪神になったのは分かる。だが、下界の人間になったというのはどういうことなのだろう。
いまいち理解していないプーアを見て、ゴンザは唖然とした表情をする。ため息をつき、その説明を始めた。
「レンガイの野郎なら、説明していると思ったんだがな。いいか? お前は邪神である以前に、神様議会を追放された身だろう。この意味、分かってねえのか」
――神様議会脱退は、神様の称号を剥奪されることを意味する。しかもだ、そうなると君はただの人。強大な魔力も特殊な能力も何も使えなくなってしまう。下界に落とされ、下界の人間のように生き、下界の人間のように死ぬ。プーアちゃんには耐えられないだろうね――
「――あっ」
プーアは思い出した。神様議会からの通告があったあの日、議会に入る前に、レンガイが言っていたセリフを。あの時は、レンガイのからかいや求婚にウンザリしていて、ほぼ聞き流していたが、まさか……。
「議会のシステムってのはなかなか面倒でな。お前の神様議会脱退の刑が正式に施行されるまでに、ずいぶんと時間がかかったんだ。――だからこそ、今、聞く」
「人間になったってのは、どんな気分なんだ? プーア」
高々と、ゴンザは笑う。その笑い声は、いつまでも鳴り響いていた。
「世界を作り出した能力って言われてもな。で、僕の『心眼』では、具体的に何が出来るのかな。心を読むとか?」
「……心を読む、も、その1つ。ただ、能力は、『真実を見抜く』だから、それに、限定は、されない」
なんだかとても複雑なスキルだ。レンガイは思う。
「よく分かんないけどよ。兄ちゃんのそのスキル、『プーアの心を見たい』って動機で覚醒したんだろ。それって、めちゃくちゃ気持ち悪くないか?」
ヒュウガの呟きは、場の雰囲気を凍らせてしまった。数十秒ほどの沈黙が、部屋中を支配する。
その状況を打開する為、ヒナノは咳払いをし、話し始める。
「……使いように、よっては、戦闘にも、役に立つ。扱いは、難しいが、強力な、スキル、だと、思う」
レンガイは、自分の手をまじまじと見つめた。正直なところ、このスキルを有効活用する方法がいまいち思い浮かばなかった。そもそも、今はプーアによってスキルの使用が禁止されているので、使用することができないが。
「とにかくこれで、オイラ、姉ちゃん、レンガイの兄ちゃんが後天的スキルを開発したんだな。じゃあ、あとはプーアだけか」
「……ああ、後は、邪神プーア、だけ……」
「あら。もうあの子は邪神ですらないわよ」
透き通った声が、部屋中を支配する。部屋にいた全員は、声がした方向に目を向けた。いつの間に入ってきたのだろうか。扉の前に、堂々と立つ女性が1人いた。全員の注目を集めた女性は、気品のある声で話し始める。
「アンナプルナの思いつきにはうんざりするわ。2週間くらい前はプーアに手を出すなって言ってたくせに、今日になって急に、皆殺しにしろ、だってさ」
「……! 邪神ノエル……!」
「あら、裏切り者のヒナノさん。その横にはヒュウガくんも……そこのちょっとカッコいい男は――ああ、レンガイさんだっけ? アナタ達も残念ね。プーアの味方をしたばっかりに、死ぬ運命にあるなんて」
ノエルは、気の毒そうな表情をしながら、手に持っていた扇をあおいだ。
「……お前は、1番、許せない。あらゆる、悪事を、実行した、お前は……」
感情をあまり表に出さないヒナノが、珍しく顔をしかめている。手を強く握り締め、ノエルへの憎しみをあらわにしている。ノエルはその様子を見ていたが、全く気にはせず、言った。
「仮にも同じ四将軍だったのに。アナタも同じでしょ? 何が違うのかしら。……それよりも、私には視えるの。アナタとヒュウガくんが、最悪な死に方をする未来がね」
「……どういう、意味だ」
「ああ、いくら物知りで情報通なヒナノさんでも、私のスキルを正確に把握していないのね。いいわ、教えてあげる」
「私のスキルは2つ……『予言』と『上書き』……予言はそのままの意味。未来を視ることができるの。上書きは、趣旨が変わらない程度に、人のスキルを変えることができるスキル」
上書き、というワードに見に覚えのあったヒュウガは、声を荒げて聞いた。
「お、おい! オイラの『最高速』を変えやがったのは、やっぱりアンタだったんだな!」
「ふふ、そうよ。裏切る未来が視えたからね……。ほぼ役立たずも同然でしょう?」
「クソっ! お、オイラのスキルを元通りにしやがれ!」
ヒナノもヒュウガも、今にでも襲いかかりそうな勢いだった。ニヤリ、とノエルは笑う。その表情を保ったまま、ノエルはレンガイに向けて、言い放った。
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