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最終章 伝えたい言葉
あの人の名前は
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「まさか……プーアちゃんにも……」
「そう。アナタの大好きなプーアちゃんの方にも、ゴンザが向かってるわ」
――その言葉を聞いた瞬間、扉の前に立っていたノエルに構うことなく、レンガイは駆け出した。手で押されて退けられたノエルは、特に気にすることもせず、またニヤリと笑った。
「さあ、邪魔者は消えたわ。アンナプルナに下された任務は2つ。1つは、神レンガイをプーアの元に向かわせること。もう1つは……神ヒュウガ、ヒナノの抹殺」
「へえ……オイラたちとやり合う気か? いくらオイラのスキルが弱体化されてたとしても、こっちは数の有利があるし、そもそもアンタは戦闘向きのタイプじゃないだろ!」
ヒュウガの言葉に、ヒナノも頷く。この威嚇も全く通じず、むしろ余裕のある顔でノエルは言う。
「アンナプルナは嫌いな男だけど……あの男はなかなか利用できるのよね。あの男には、金も人も物も集まる。その大半は、もちろん恐怖によるものだけど。今回の任務には、その全てを好きなだけ投入していいと言われた」
ノエルは懐からハンドガンを取り出し、銃口をヒナノに向ける。ヒナノはその凶器に見覚えがあった。あれは、この前のゴロツキが使っていた拳銃だ。大きく目を見開くヒナノの顔を見て、ノエルは口元を歪ませる。
「やめろ……! 姉ちゃんじゃなくて、オイラを狙え!」
ヒュウガの必死の懇願をむしろ愉しむかのように、トリガーに力を加え始めるノエル。今からでは、いくら速く走ろうとも間にあわないだろう。
「ほら、これが見たかった光景なのよ」
そう言い終わるか言い終わらないかのタイミングで、乾いた発砲音が、部屋中に木霊した。
「分からない……! アタシが、人間になったとか、どうとか……!」
唐突に衝撃の事実を告げられて混乱するプーア。ゴンザはその様子を面倒くさそうな目で見つめていた。
「今しか聞けないことなんだがな。知ってるか? 神が人間になるとき、神としての記憶は全て消されるんだってよ。神としての知識を、下界で悪用されたら困るからな。……おい、プーア。もしかしたら、もうそれは始まってるんじゃねえのか?」
そんな訳はない……そう思ったプーアは、今までの記憶を思い出せる限り辿っていく。はじめこそ順調だったが、徐々に記憶に綻びが生じてくる。プーアは意識を集中させた。
思い出せる。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない――――――。
「――あっ」
その瞬間、今までのプーアの世界は全て吹き飛んだ。神としての記憶は、ほとんどが失われたのだ。
「もう何もかも忘れたんじゃねえか? 例えば……あの機械オタクの女。名前、分かるか?」
「そ、それくらいは。ヒナ――」
――ヒナ?
――誰?
呆然と立ち尽くすプーアに向かって、ゴンザは次の問いを出す。
「時間切れだ。最終確認といこう……昔から、お前の側にいて、いつもお節介だったバカ野郎。コイツはどうだ」
「知らない……そんな人、知らない……知らない」
知らない、と同じ単語を力なく繰り返すプーア。名前も、顔も、何もかも思い出せないが、とても大切なことなのはどうしてか分かる。だが、どうしても頭に浮かんでこないのだ。そもそも、この目の前にいる男すら誰なのだろう。知らず知らずのうちに、プーアは涙を流していた。ゴンザは、何とも言えない、といった表情で、口を開く。
「もう――お前は、ただの人間なんだ。だから――ん?」
その先を話そうとしたタイミングで、背中に違和感を覚えたゴンザ。後ろに目をやると、はっきりとした敵意の目を持った男が立っていた。
「……おい、レンガイじゃねえか。助けにきたのか? だったら、無駄だ、無駄」
「……僕じゃ、役者不足だっていうのか。そこで怯えているプーアを助けるのに、僕じゃ無理だって言うのか!」
ゴンザは知っていた。このいつもはナヨナヨしていう男が、プーアにちゃん付けをしない時は、激怒している状態であることを。ゴンザは思った。
――成長したじゃねえか。
「違うんだ、レンガイ。確かに、お前じゃオレは殺せないだろうな。だが、今回ばかりはそんな意味じゃねえ。いいか? そこにいる小娘は、もうただの人間なんだ」
話など聞かずに、レンガイはゴンザの顔に向かって全力で殴りかかった。しかし、全く効いていないようで、ピクリともゴンザは動かない。むしろ、こっちの手がイカれてしまった。レンガイは諦め、話し始める。
「待て……プーアが、ただの人間ってどういう意味なんだ。一体……」
「くそ、説明が面倒なんだよ。とにかく、もうプーアは邪神ですらねえ。お前の管理するこの地球で、ただ生きている、人間なんだ。もう、何も覚えちゃいねえよ」
ゴンザの説明に納得がいかないレンガイは、向こうで怯えているプーアに近づき、確認をとろうとする。
「やあ、プーア、ちゃん。僕だよ。分かるだろう?」
プーアは目を閉じ、首を横に振った。
「知らない……アナタは、誰? 助けに来たの?」
「…………」
もう、何も話すことができなかった。レンガイは絶望の闇に突き落とされた感覚を覚える。「だから言っただろ」と、ゴンザは打ちひしがれるレンガイに言った。
「おい、レンガイ。オレたちは、一応は幼馴染の仲だ。その立場から考えても、正直、プーアやお前を殺すのには抵抗がある。それに、いくらなんでも、ただの人間を殺すほどの趣味はオレにはねえんだ。だから……コイツは……逃したほうがいいと思う。お前、プーアを連れて、どこか遠い場所に逃げろ」
ゴンザらしく無い提案に、レンガイは目を大きく見開く。だが、ゴンザの真剣な眼差しを見るに、罠や冗談で言っているのではないことが、レンガイにはなんとなく分かった。いくらかの間を置いて、レンガイは話し始める。
「……それがいいとは、思う。だけど、僕らがいくら遠い場所に行方をくらましたとしても……相手は神アンナプルナだ。いずれ特定され、殺される。それに、人間であるプーアを連れて行ける場所なんて、この狭い地球の中にしかないんだ。こんなところで隠れんぼをしていたって……」
「だからって、お前は……あそこの小娘を、神々の戦争に巻き込むのか? もうあれは邪神プーアじゃねえんだ。人間が神の攻撃を受けてみろ。一瞬で死ぬぞ」
ゴンザはため息をついた。レンガイは、俯いたまま話を続ける。
「根本的な解決の為には……アンナプルナを、倒すしかない。でも……僕には」
レンガイは自分の拳を強く握りしめた。足りない。たとえ、後天的スキルが覚醒していたとしても、僕の力では無理だ。レンガイは自分の弱さを呪った。しかし、呪ったところで何かが変わるわけではなかった。
呆然と、ただただ時間が過ぎ去る。満開の星空のもと、暗い気分で立ち尽くす3人。その3人をさらに闇に突き落とす悪魔の声が、どこかから聞こえてきた。
「んもう。ゴンザくんってばー、君は、いっくら僕ちんに恨みがあろうとも、仕事には私情を挟まないっていう誠実さを評価してたのになー。なーに、プーアちゃんが人間になって、記憶が失われたからってどうなるのさ? プーアちゃんはプーアちゃんでしょ? 僕ちんからの任務は『プーアちゃんを攫え!』だったよねー。邪神プーアに限定されてないよー?」
その声は、全ての事件の元凶――神アンナプルナのものだった。だが、その人物がアンナプルナであると判断できたのは、特徴的な口調のおかげで、姿はまるで――
「……僕……?」
アンナプルナの顔に最も驚いたのは、ゴンザだった。いつもの鉄仮面を外し、本来ならば恐ろしいまでのシワが刻まれたフケ顔が見られるはずなのだが。今の顔は、まるでレンガイにそっくりだった。レンガイの顔で、アンナプルナはニヤニヤと笑う。
「にゃははー。どう? 驚いた、驚いたでしょ? すごいよね! 神様のスキルってさー、どんなことでもできちゃうんだよね。これ、僕ちんの部下の能力! プーアちゃんに気にいられる為にー、レンガイくんと全く同じ顔になってみました! キラッ!」
楽しそうな顔で話すアンナプルナ。だが、次の瞬間、急に真面目な顔になり、こう言い放った。
「でも……世界にレンガイくんは2人も要らないんだ……だから、まあ、死ね」
「そう。アナタの大好きなプーアちゃんの方にも、ゴンザが向かってるわ」
――その言葉を聞いた瞬間、扉の前に立っていたノエルに構うことなく、レンガイは駆け出した。手で押されて退けられたノエルは、特に気にすることもせず、またニヤリと笑った。
「さあ、邪魔者は消えたわ。アンナプルナに下された任務は2つ。1つは、神レンガイをプーアの元に向かわせること。もう1つは……神ヒュウガ、ヒナノの抹殺」
「へえ……オイラたちとやり合う気か? いくらオイラのスキルが弱体化されてたとしても、こっちは数の有利があるし、そもそもアンタは戦闘向きのタイプじゃないだろ!」
ヒュウガの言葉に、ヒナノも頷く。この威嚇も全く通じず、むしろ余裕のある顔でノエルは言う。
「アンナプルナは嫌いな男だけど……あの男はなかなか利用できるのよね。あの男には、金も人も物も集まる。その大半は、もちろん恐怖によるものだけど。今回の任務には、その全てを好きなだけ投入していいと言われた」
ノエルは懐からハンドガンを取り出し、銃口をヒナノに向ける。ヒナノはその凶器に見覚えがあった。あれは、この前のゴロツキが使っていた拳銃だ。大きく目を見開くヒナノの顔を見て、ノエルは口元を歪ませる。
「やめろ……! 姉ちゃんじゃなくて、オイラを狙え!」
ヒュウガの必死の懇願をむしろ愉しむかのように、トリガーに力を加え始めるノエル。今からでは、いくら速く走ろうとも間にあわないだろう。
「ほら、これが見たかった光景なのよ」
そう言い終わるか言い終わらないかのタイミングで、乾いた発砲音が、部屋中に木霊した。
「分からない……! アタシが、人間になったとか、どうとか……!」
唐突に衝撃の事実を告げられて混乱するプーア。ゴンザはその様子を面倒くさそうな目で見つめていた。
「今しか聞けないことなんだがな。知ってるか? 神が人間になるとき、神としての記憶は全て消されるんだってよ。神としての知識を、下界で悪用されたら困るからな。……おい、プーア。もしかしたら、もうそれは始まってるんじゃねえのか?」
そんな訳はない……そう思ったプーアは、今までの記憶を思い出せる限り辿っていく。はじめこそ順調だったが、徐々に記憶に綻びが生じてくる。プーアは意識を集中させた。
思い出せる。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せる。思い出せる。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない。思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない思い出せない――――――。
「――あっ」
その瞬間、今までのプーアの世界は全て吹き飛んだ。神としての記憶は、ほとんどが失われたのだ。
「もう何もかも忘れたんじゃねえか? 例えば……あの機械オタクの女。名前、分かるか?」
「そ、それくらいは。ヒナ――」
――ヒナ?
――誰?
呆然と立ち尽くすプーアに向かって、ゴンザは次の問いを出す。
「時間切れだ。最終確認といこう……昔から、お前の側にいて、いつもお節介だったバカ野郎。コイツはどうだ」
「知らない……そんな人、知らない……知らない」
知らない、と同じ単語を力なく繰り返すプーア。名前も、顔も、何もかも思い出せないが、とても大切なことなのはどうしてか分かる。だが、どうしても頭に浮かんでこないのだ。そもそも、この目の前にいる男すら誰なのだろう。知らず知らずのうちに、プーアは涙を流していた。ゴンザは、何とも言えない、といった表情で、口を開く。
「もう――お前は、ただの人間なんだ。だから――ん?」
その先を話そうとしたタイミングで、背中に違和感を覚えたゴンザ。後ろに目をやると、はっきりとした敵意の目を持った男が立っていた。
「……おい、レンガイじゃねえか。助けにきたのか? だったら、無駄だ、無駄」
「……僕じゃ、役者不足だっていうのか。そこで怯えているプーアを助けるのに、僕じゃ無理だって言うのか!」
ゴンザは知っていた。このいつもはナヨナヨしていう男が、プーアにちゃん付けをしない時は、激怒している状態であることを。ゴンザは思った。
――成長したじゃねえか。
「違うんだ、レンガイ。確かに、お前じゃオレは殺せないだろうな。だが、今回ばかりはそんな意味じゃねえ。いいか? そこにいる小娘は、もうただの人間なんだ」
話など聞かずに、レンガイはゴンザの顔に向かって全力で殴りかかった。しかし、全く効いていないようで、ピクリともゴンザは動かない。むしろ、こっちの手がイカれてしまった。レンガイは諦め、話し始める。
「待て……プーアが、ただの人間ってどういう意味なんだ。一体……」
「くそ、説明が面倒なんだよ。とにかく、もうプーアは邪神ですらねえ。お前の管理するこの地球で、ただ生きている、人間なんだ。もう、何も覚えちゃいねえよ」
ゴンザの説明に納得がいかないレンガイは、向こうで怯えているプーアに近づき、確認をとろうとする。
「やあ、プーア、ちゃん。僕だよ。分かるだろう?」
プーアは目を閉じ、首を横に振った。
「知らない……アナタは、誰? 助けに来たの?」
「…………」
もう、何も話すことができなかった。レンガイは絶望の闇に突き落とされた感覚を覚える。「だから言っただろ」と、ゴンザは打ちひしがれるレンガイに言った。
「おい、レンガイ。オレたちは、一応は幼馴染の仲だ。その立場から考えても、正直、プーアやお前を殺すのには抵抗がある。それに、いくらなんでも、ただの人間を殺すほどの趣味はオレにはねえんだ。だから……コイツは……逃したほうがいいと思う。お前、プーアを連れて、どこか遠い場所に逃げろ」
ゴンザらしく無い提案に、レンガイは目を大きく見開く。だが、ゴンザの真剣な眼差しを見るに、罠や冗談で言っているのではないことが、レンガイにはなんとなく分かった。いくらかの間を置いて、レンガイは話し始める。
「……それがいいとは、思う。だけど、僕らがいくら遠い場所に行方をくらましたとしても……相手は神アンナプルナだ。いずれ特定され、殺される。それに、人間であるプーアを連れて行ける場所なんて、この狭い地球の中にしかないんだ。こんなところで隠れんぼをしていたって……」
「だからって、お前は……あそこの小娘を、神々の戦争に巻き込むのか? もうあれは邪神プーアじゃねえんだ。人間が神の攻撃を受けてみろ。一瞬で死ぬぞ」
ゴンザはため息をついた。レンガイは、俯いたまま話を続ける。
「根本的な解決の為には……アンナプルナを、倒すしかない。でも……僕には」
レンガイは自分の拳を強く握りしめた。足りない。たとえ、後天的スキルが覚醒していたとしても、僕の力では無理だ。レンガイは自分の弱さを呪った。しかし、呪ったところで何かが変わるわけではなかった。
呆然と、ただただ時間が過ぎ去る。満開の星空のもと、暗い気分で立ち尽くす3人。その3人をさらに闇に突き落とす悪魔の声が、どこかから聞こえてきた。
「んもう。ゴンザくんってばー、君は、いっくら僕ちんに恨みがあろうとも、仕事には私情を挟まないっていう誠実さを評価してたのになー。なーに、プーアちゃんが人間になって、記憶が失われたからってどうなるのさ? プーアちゃんはプーアちゃんでしょ? 僕ちんからの任務は『プーアちゃんを攫え!』だったよねー。邪神プーアに限定されてないよー?」
その声は、全ての事件の元凶――神アンナプルナのものだった。だが、その人物がアンナプルナであると判断できたのは、特徴的な口調のおかげで、姿はまるで――
「……僕……?」
アンナプルナの顔に最も驚いたのは、ゴンザだった。いつもの鉄仮面を外し、本来ならば恐ろしいまでのシワが刻まれたフケ顔が見られるはずなのだが。今の顔は、まるでレンガイにそっくりだった。レンガイの顔で、アンナプルナはニヤニヤと笑う。
「にゃははー。どう? 驚いた、驚いたでしょ? すごいよね! 神様のスキルってさー、どんなことでもできちゃうんだよね。これ、僕ちんの部下の能力! プーアちゃんに気にいられる為にー、レンガイくんと全く同じ顔になってみました! キラッ!」
楽しそうな顔で話すアンナプルナ。だが、次の瞬間、急に真面目な顔になり、こう言い放った。
「でも……世界にレンガイくんは2人も要らないんだ……だから、まあ、死ね」
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