強がりな邪神ちゃんのストーカーは僕

おかだしゅうた。

文字の大きさ
28 / 36
最終章 伝えたい言葉

助け合うココロ

しおりを挟む
「さすがはお姉ちゃん……といったところかしら。アナタも大変ね。出来の悪い弟を持って」
ヒュウガへの攻撃を全て受け止め、満身創痍の少女――ヒナノ。いつもは何があっても無表情を貫くクールな少女でも、さすがに今ばかりは顔が苦痛で歪んでいる。ヒナノは倒れてはいないが、踏ん張ってなんとか耐えているような状況だ。
 そして、その様子を見ていたノエルは、嬉しそうな顔をしながらヒナノに近づく。踏ん張りのせいで低姿勢になっているヒナノを、上から見下しながらこう言い放った。
「さて……今のアナタにはもう余力なんてこれっぽっちも残ってないはずよね。もしも、あそこで倒れているヒュウガをまた集団で殴りつけたりしたら……アナタは一体どういう行動を取るのかしら? 自分の命なんて捨てて『護衛』をまた使う? それとも、見てみぬふりをする? ねえ、どっち? ?」
 その問いに答えたのは――当事者であるヒナノではなく――大量の血の上で倒れているヒュウガだった。ヒュウガは叫ぶ。
「姉ちゃん……! いいから……オイラのことなんていいから! 死んじゃ嫌だよ、姉ちゃん! 姉ちゃんの命を犠牲にしてまで、オイラは生きたくない!」
 ヒナノは一瞬困惑した表情をチラつかせた。
 しかし、すぐにそんな表情は止め、首を横に振る。
「……く、……約束した、じゃないか……あ…………お姉ちゃんと、して……お前を、守ると……」
「だからって……!」

 パチパチパチパチ

 謎の心地よい音に、全員がそちらを振り向く。
 そこでは、話を聞いていたノエルが、ニコやかな笑顔で、リズミカルに拍手をしていた。その無邪気さは、ここが今まさに、誰かが死ぬ現場だということを忘れさせるような、異質なものだった。
 「あはははは! いいね、いいわ! 最高の姉弟ね! アナタ達! お姉ちゃんは、弟を守りたい。弟くんは、お姉ちゃんに迷惑を掛けたくない! しかも、そんなやり取りを死の瀬戸際でしているなんて! ここはおとぎ話の世界!?」
「なんなんだよ……なんなんだよお前ぇ!!」
 ヒュウガは力いっぱい叫ぶ。しかし、脚を撃たれて立つことが困難であることをノエルは冷静に推測していたのだろう。お構いなしに、まだ笑い続ける。……かと思いきや、急に真顔になり、先ほどとは打って変わった冷徹な声質で言った。
「……反吐が出る。なに、そんなキレイな心を持ったヤツなんて、下界にも上界にもいるはずがないでしょ。どうせ、誰かの為に自分を犠牲にするなんて……温室育ちのバカ達がおままごととしてやることよ。死を覚悟したこともないような、青二才がね」
「……?」
 話をしながら、ノエルは倒れ込むヒュウガの側を目指して歩く。
「これまで、アタシが関わってきた人たちは、みーんな危機に瀕すると自己の保身に走っていたわ。自分の地位を失いたくなかったり、単純に死にたくなかったり、理由は色々あるけれど……それが当たり前の世界。なのに、アナタ達はしぶとい。今まさに死にそうな時にまで、弟のこと、姉のこと……正直、うざい」
 ノエルは苦虫を噛み潰したような顔をし、ヒュウガの手を、ミシミシと。あまりに咄嗟の出来事だったので、ヒナノは『護衛』スキルを使うことができず、ヒュウガの悲痛な叫び声が部屋中に木霊する。
「私はイレギュラーってのがキライなの。アナタたちも、自分のことしか考えていないような、腐ったヤツらの1人だってこと、証明してあげる」

「可哀想な……ヤツだな……お前」

 その声は、ノエルの下にいるヒュウガのもの。ノエルは手を踏みつぶしていた足を上げ、ヒュウガから少し離れた所に場所を移動する。そして、可哀想なヤツと言われた彼女は、少し興奮気味に問う。
「……何の話かしら?」
「……頭がよくねえオイラは……上手く説明できねえ……だから、何がとは言わねえ……ただ、オイラは、アンタの言うとおりにはならねえよ」
 そう言ったヒュウガは、ゆっくりと、ゆっくりと立ち上がった。さすがにフラついてはいるが、その場にいたほとんどが目を疑った。
 なぜなら、だ。
 なのに、少年は立ち上がった。

「もう……『護衛』の我慢勝負はオシマイだ。オイラが、邪神ノエル、アンタを殺す」

 その時、ヒュウガの姿は2倍程に大きくなった。もちろん、それはノエルが勝手に錯覚しただけに過ぎないのだが――文字通り、ヒュウガの迫力に気圧されたノエルは、じゃっかん後退りをする。それまでの位置もずいぶんと離れていたのだが、それだけでは足りないと思った。そこにいたら、本当に殺されるかと思った。この、手負いの獣によって。
「護り方は1つじゃないよな……オイラへの攻撃で姉ちゃんが傷付くんだったら、オイラが攻撃を受けなければいい……オイラに攻撃してくるやつを、全員ぶっ飛ばせばいい!」
 ヒュウガは一歩一歩、確実に踏みしめる。一直線に、ノエルの元へ向かう。その何とも形容しがたいオーラに、洗脳された神たちは近づくことさえできなかった。何もされていないのに、明確な殺意を持った少年を前にしたノエルは、恐れを抱き、思わず叫ぶ。
「なんで立てるのよ……なんで歩けるのよ……なんで、なんで、なんで、なんでアナタは、そこまで姉を想えるのよ!!」
 ヒュウガは何の恥ずかしげもなく、即答する。
「それは――オレが」

「姉ちゃんのこと、好きだからに決まってんだろぉがぁぁ!!」

 ヒュウガは全力の拳を、ノエルに喰らわせようとする。しかし、ノエルはそれをギリギリのところで躱し、ヒュウガの体を両手で。ヒュウガは、あっけなく倒れてしまった。
「へ……?」
 その事実に最も驚きを見せたのは、ヒュウガを倒した本人、ノエルだった。信じられないノエルは、何度か蹴ったりしてヒュウガのことを確認する。しかし、ピクリとも動かなくなってしまったようだ。どうやら、疲れやダメージやら色々で、もう限界だったらしい。
 それを知ったノエルは、調子を取り戻す。
「あは、あはは、あはははははははは!! なに、なによ。び、ビックリした……残念ね……あと一歩だったのに……。……が1番楽しいって言ってたかしら。上げてから落とすっていうの? 確かに快感ね……ふふ、ふふふ、あははははははははは――――」

 
「いいのか? 姉ちゃん」
「……問題ない。倒して、縛り付けろ」
 その会話をするのは、ノエルの後ろ側にいる
「それにしても凄えなあ、姉ちゃん。さすがは参謀役……」
 ヒュウガは感心した様子で言う。



 神ヒナノの先天的スキル『ハッカー』。
 対象の相手の視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を惑わせる能力。自分が触れている人にはスキルが無効になるという欠点を除けば、かなり強力なスキルだ。
 事実、ヒナノはこのスキルを駆使し、四将軍だった頃はあらゆる隠密作戦を成功させていた。
 今回の邪神ノエルの襲撃の際、彼女はこのスキルを使い、をノエルとその下僕たちに見せていたのだ。つまり、ノエルはヒナノが創り出した空想上のヒュウガ達を蹂躙していたことになる。
 リアリティを追求する為に五感をフル活用したり、長時間に渡るスキル使用だったせいで、ヒナノは重度の疲労状態に陥っていたが――実の弟を『守る』為には、容易いことだった。

「それにしても、どんな幻を見せてたんだ? 姉ちゃん。オイラの腕をぎゅうっと握ってたせいで、オイラの世界は正常だったから……」
 説明を要求するヒュウガを無視して、早くしろ、と急かす。
 どんな幻を見せていたか。それは、ヒナノは絶対に言うわけにはいかなかった。

 なぜなら、達なのだから。
 実は少しだけ美化していたり、本来ならば言うか怪しいセリフも喋らせていた。
 そんな心の中を知られては、ヒナノはいつものクールな状態を維持することができないだろう。



「よっと……とりあえず眠らせて倒したけど、本当に縛っていいのか?」
 的確な位置に打撃を入れられ、倒れたノエル。彼女に馬乗りになる形で抑えつけていたヒュウガは、恐る恐るヒナノに聞く。
「……んー……大丈夫、だ。もしも、何かあったとき、は、神レンガイの、せいに、しろ」
「そういえばあの兄ちゃん、監禁と拘束が好きとかなんとか……」
 2人はレンガイのことを頭に思い浮かべた。2人がアンナプルナの組織を裏切り、プーアたちと共に復讐を誓ったあの日、レンガイがヒナノのことを縄で縛り付けていたからだ。
 事情を聞き出す為に、ヒュウガがプーアに聞くと、「レンガイは監禁と拘束が大好きな変態だから」という言葉が返ってきた。もっとも、本来はしっかりとした理由があったのだが、プーアの言うことを鵜呑みにした2人はそれを事実として受け止めている。
 ……よって、レンガイのことを冷ややかな目で見ている節もある。

 どこからともなく縄を取り出したヒュウガは、ノエルが身動きを取れなくする為に、しっかり固く縛る。
「よし、終わった。とりあえずはこれでオッケーだな。……そういえば、レンガイの兄ちゃんは――」
 その瞬間、誰のものとも判別することのできない怒声が隠れ家中に響き渡る。何かの拍子で洗脳が解かれた神たちが、一斉に声を荒げ始めたのだ。
「お、俺たちを利用しまくったノエルコイツを、ぶっ殺してやる!」
「覚悟しやがれ!」「じ、自由になった!」「そんなことどうでもいいだろ」
「邪神ノエルの首は俺がとる!」「オレのスキルを勝手に」「死ね!」「殺せ!」……
 その様子を見たヒュウガが、ぼそりと呟いた。
「ノエルってのは、ずいぶんと嫌われていたみたいだな」
 元下僕たちは、一斉にノエル目掛けて走り出した。ヒュウガは止めようともしなかった。ヒナノが問う。
「……いいのか」
 ヒュウガはキョトンとした表情で聞き返した。
「いいって、なにがだよ?」
「……気絶、している、ノエルを、集団の、男たちが、袋叩きに、するんだぞ」
「いや……そりゃ、オイラとしては気後れするけどよ……ノエルがしてきたことを考えれば仕方がないっていうか……そもそも、あの人はオイラ達を殺しにきたんだぜ?」
 ヤケにノエルを庇おうとするヒナノを前に、困った顔をするヒュウガ。
 ――いつもの姉ちゃんなら、危害を加えてきたヤツをただで済ませるなんてしないと思うけど。

 ヒナノは、ヒュウガにとって信じられないことを言い出した。
「……
「は? 倒せって、誰を」
「……あの、男たち、だ。頼む、

 実姉であるヒナノに頼られることを生き甲斐にしている部分もあるヒュウガは、自分が今まで考えていたことを全て覆し――『最高速』で、敵陣へと向かう。そして、隠れ家の中で、凄まじいハイスピード乱闘が繰り広げられることとなった。
 それを横目に、ヒナノはまだ気絶しているノエルに近づき――で、ノエルの目を覚ます。
 状況を飲み込めていないノエルは錯乱状態に陥ったが、これもヒナノが何らかの手段で、精神状態を正常に戻した。
「……私は、ハッカーだから」
 どこか自分への言い訳じみたことを呟くヒナノ。深呼吸をした彼女は次に、ノエルの胸ぐらを掴みながらこう言った。
「……お前には、協力してもらう」
「何の話よ」
 不快だという表情を滲ませながら、ノエルは言う。
「……したく、ないのか」
「だから、何の話よ!」


「……神アンナプルナに、復讐したく、ないのか」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました

小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。 しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!? 助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、 「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。 幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。 ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく! ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~

灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...