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終 》幸せの結末 ※
しおりを挟むわぁぁあああああ…ッ
「鈴、顔を見せて?」
「嫌ッ」
ヒートが治って恥ずかしさに悶えてます。顔を両手で覆って隠れてます。全裸で何してるって感じですけど、とにかく恥ずかしいんですッ。
静さんはお困りなようです。そうですよね。分かります。分かりますけど、こればっかりは、どうにもならないんです。
脳裏には亀さんからの接吻をせがむ痴態から…大きな静さんに跨って……腰を振って……お尻を上下に振ってッ。うぅうううう…雄々しいアレを出し挿れしてたのまでが、駆け巡ってるんですぅぅううううう。どうしてあんな事になってたんですか?!
もう悶え死にそうです。
あの眼光で殺して下さいッ!!!!
……ゆっくり指を開いてすこーし隙間を…開けて、指の間からチラッと外を見れば彼が覗き込んでました。
ムリッ!!!!!
身体を丸めてまた悶えてしまいます。
途端、後ろでブチュッと出てしまいました。
うきゃぁぁああああッ!
うあわわわッ、静さんが奥に出すから今頃出てきたじゃないですかッ。徐々にゆっくり降りて来てたんですよ…ぐすん。
掻き出してたのに、出てきちゃうぅぅううううう。あの行為に耐えたのに…。
「お風呂が沸いてる時間ですね。行きましょう?」
静さんが枕元の時計を確認してる様子。
ヒート期間が最短です。ひとりで過ごすのとは全然違いますね。
「このまま連れて行きますね」
縮こまって返事も出来ずにしてると、サッと浴衣で包まれ、ふわっと持ち上げられました。軽々と運ばれてる。
お風呂でずっと胡座の中で降ろしてくれないで、私はされるがままでした。
今は湯船で静さんを眺めてる。
自分を後回しにして私を優先してるから…。頭を洗ってる彼は無防備で、観察し放題です。
大きな身体です。筋肉が張ってます。綺麗ですね。
今は縮んでますが、アレが私の中に入ってたんですね…。
胸板も厚くて、お胸は思いの外柔らかくて…。今度、大兄さまに触らせてもらおうかな…比較対象が自分だけでは分かりませんからね。うん、そうしよう。
手桶がこちらに…私は、ちょいと湯の中を移動して邪魔にならないようにしてます。静さんは私の位置が分かってるようで、目を閉じてるのに迷うなく湯を汲んで被ってます。
短髪の髪がツンツンです。
触ってみたくなりますが、照れ臭くって、見てるだけ。
洗い終わる気配に視線を逸らせます。
湯を掬って顔を洗ってニヤける表情筋をゴシゴシです。身体の方は湯の中だから動けてるけど、たぶんここから出たら、指も動かせないかもです。
「お邪魔しますよ」
笑うを含んだ声が水滴と一緒に降って来ます。
「お邪魔して下さい」
極力澄まし顔と声で了承します。
じゃぶじゃぶ顔を洗ってる私をふわっと後ろから抱き寄せて自分に凭れさせます。顔を覆ったまま大きな彼に全身を預けました。これがとっても落ち着ける場所です。ずっとこうしていたい気分です。
いつものヒート明けとは全然違います。違って当たり前なんですけど…。本当に全然違うんです。身体がとっても軽いんです。実際の物理的には動けない程に重くなってるんですけど。軽いんです。期間が短いからという訳ではないんですけど、なんて言うんでしょうね…気持ちというか、気分的な事かな?
ふわふわしてます。
頸に静さんが接吻してるのを感じてピクンと肩が跳ねてしまった。とっても、そこ、敏感になってます。
「薄皮が張ってます。無心で噛んで、力加減が出来たか自信がなかったので、心配だったんです。良かった…」
ん? 狙ってというか分かって噛んだんじゃないの?
???
「静さん、えーと、ここをどうして噛んだんですか?」
お尻の違和感とか股が広がった感覚とか身体が怠重いとかはあっちに蹴り倒して浮力を使ってグイッて静さんを見上げます。
「えっ? …どうして?」
疑問に思ったら、答えが欲しいです。いつもなら考えるばかりでしたが、質問対象者が目の前です。これはもう訊くのが早いです。訊くしかないじゃないですかッ!
「はい、どうしてですか?」
ん~と唸って考えてくれてます。私をしっかり抱き込んでますけど。
静さんのお胸に頬を寄せてわくわくして答えを待ってます。
トクトクと聞こえてくる心音についウトウトしそうです。
「とっても…そう、とってもいい香りがそこから強くしてて、とっても美味しそうに感じてた気がします。念入りに舐めて、噛まないといけない気がしてましたね」
舐められてました。唾液がべったりな感じで食べられるんだって、あの時は…そう、静さんに食べて貰いたいって思ったんです。
「香りって…今の私はほとんど香ってないって小兄さまが。ガーベラの香りだそうで…」
香りが強くって、私の本来の香りって事だろうか…。
「香りについては聞いてました…。ガーベラ? ああ、俺が贈ったあの赤いのですか。嬉しいなぁ」
すりすりと頬が頭に擦り付けられてる。ちょっとジャリっとしてる。お髭ッ。
兄たちにされてる時は「嫌だ」と言ってもやめてくれないので『虚無』の境地で受け入れてたが、今は夢心地で受け入れていた。
「…アレは…そう、藤の花の香りでした」
藤の花?
「「あっ」」
二人で同時に思い出したようです。
見詰め合って、ふふふと笑ってました。
自然と顔が近づき合って唇が合わさります。
チュッチュと軽い接吻が深くなっていくのは時間の問題でした。
「ん、んふぅ…ん…」
いつか行った藤棚。
私が見上げ過ぎて倒れそうになったのを静さんが後ろから抱き支えてくれたのです。
お出掛けの日も浅くて、アレはなんとなく距離が縮まった気がして、気恥ずかしくて、でもあの時の紫の藤の花房が風に揺れる景色がとても綺麗で…。
チュッと互いの舌を名残惜しく触れ合わせながら離れる。煌めく糸が繋いでいたが唇を繋いでいたが、ぷつりと切れた。
彼よりも上に持ち上げられて、私は彼の首に緩く腕を回していた。
「また行きましょう」
彼の静かな問いかけに静かに頷き私から唇を寄せた。長い接吻はいつまでも続けたかったが、私がぷるっと震えた事で中断してしまった。
身体の芯はぽかぽかでもお湯から出ていた私は冷えてしまったようです。
お部屋に戻って来て、お座布団にチントンさせられた私は、お口の入れられたキャラメルを右のほっぺから左のほっぺとカラカラさせながらお庭を眺めてます。
動けないですけど、静さんがお部屋を整えてる間、私が役立たずです。
浴衣に羽織を羽織って膝掛けでポカポカし過ぎです。動けるようになったら抗議も吝かではないですね。今は何も出来ないので致し方ありません。諦めが肝心です。
とにかく体力です。頭だけでなく身体も動かしましょう。
体操でも始めましょうか…。肋木の代わりになりそうなのありますかね。
体力もないので整えられたお布団で静さんに抱っこされてます。この体力差はムカつくレベルです。静さんが以前に増して逞しくなってる気がします。絶倫さんですか? お風呂でもっと触りっこすれば良かったのでしょうか。
ヒートも終わりましたのでこうもベタベタする必要もないような気もするのですが…新婚ですし…いいですよねぇとひとり納得してお胸がにピトッとくっついてます。
「でも…忘れてしまう前に書き残して置きたいです」
ぽつりと呟いてました。
そうです。あの頸に感じたアレは何か、匂い袋のような臓器があるんです。唾液というか体液と何かが融合したような変化する感じがありました。お腹の中も…フェロモンの同調が関係あるような気がします。
艶々な色々はありますが、記憶が桃色なのは致し方ないとしても記憶というか感覚がが鮮明な内に書き留めて置かなければ…。
先生たちも言われてたんですよ。
女性は、曖昧な言葉でしか話して貰えないし、あまり記憶がなくてとなっていたと。
…分かります。私も終始ふわふわの多幸感に包まれてうっとりでしたからね。
証言は無理です。
睦事を話すにはご令嬢たちには難しい事だったでしょう。しかもαの旦那さまから証言なんて無理です。証言が取れただけでも凄いのだと今なら断言できます。
ムフフ…私の登場です。ここは書き残すのが良いのです。
私は稀有な存在ですが、昔は知りませんが、現代で解剖なんて事はできないですから、この証言は貴重かも知れないです。
「あ? あれ? 起き上がれません…」
静さんの腕の中でジタバタではなく(気持ちはジタバタです)モソモソしてしまいました。あちこち身体が痛いんです。筋肉痛です。情けない。絶対、鍛えますッ。
でも今は、書き留めるのです。紙とペンをッ!
んー、どうしたものか……。
「あっ、静さん、そこの引き出しに書き損じの紙があります。その下にノートが。ちょっと取って下さい。それから万年筆か鉛筆を…」
立ってる者は親でもです。
静さんの逸物さんは緩く勃ってるのは私の身体に触れてるので分かってるのですが、その勃ってるではないですからねッ。って、誰に言い訳してるんだか…。
伸び上がって取ってくれました。
ありがとうです。
寝たままだと書きにくいだろうと起き上がって支えてくれます。他にも気になった事を聞き取りしながらカキカキです。子宮から追い出されるように子宮口に押し出されたのとか…。確かにそのあと見つけられませんでしたね。
「ふむふむ…興味深いです」
「そうですね…。これも…ふふふ…」
私が真剣に書いてる横でカサカサと音がしてます。笑い? 笑いを堪えるような…。
なんですか?とチラッと見れば、書き損じの紙を静さんが…あぁあああああっ!
「ああ、見ないで下さい。あうぅうう、書付したい、見ないで、読まないでぇぇ…ッ」
相合傘やLOVEなどの英単語がぁぁああああッ!
書き物もしたいけど、恥ずかしい物を見て欲しくないッ!
手を伸ばしても空を切って取れません。あぅッ!燃やしておけば良かったぁぁああああ。
「これ、俺に、下さい」
静さんは楽しそうに紙を数枚掴んで、私の手をひょいひょい避けてひらひら…。楽しそうで腹が立ちます。手が届かない。手を伸ばすのが辛くて…。
全身筋肉痛の私は辛くて、変な声も出てしまって、息を詰めて手を伸ばして、息を吐いてるだけなんですが、何だか、変な、感じに、なって…。
「鈴、自覚してます?」
「…静さんのイジワル」
私のお尻が動くから静さんのを大きくしてしまってるのも分かってます。声だって…。真っ赤です。赤面ですよッ!
「とても良い香りです。香りの方が饒舌ですね。こっちの舌はどうでしょう…」
顎をちょいと持ち上げられれば、唇を塞がれて、彼の舌がチロチロと誘うように舐めてきます。そっと出すしかないじゃないですかッ。
舌先が触れ合えば、もう止まりません。
ノートも鉛筆も…紙束もどっか行ってしまいました。
ハフハフと息も奪い合いながら舌をペチョクチュと絡めて指も絡めていました。
指と指の間が擦れると太ももも擦り合わせていました。絡められた手が触れたい雄芯が切なく勃ってしまってます。触れなくて、胸を彼に擦り付けてどうにか熱を発散出来ないかとしてるとツンと尖ってしまってる乳首が擦れて、身体が震えてしまいます。
「静、さぁん…」
唇が離れた瞬間、切なくて彼を呼んでしまいます。
「鈴…」
浴衣の裾がはだかれて太ももがあらわに。繋いだままの手がその隙間に入って行って、窄まりに触れたが、ヒートも終わって粘液は出ていない…。
お腹は切ないけど、やり方がよく分からない。知識はあるはずなんだけど、知識の引き出しが開いても探せない。
その先の静さんの力強く漲る怒張に触れた。ビクビクしてるそれは入りたくて堪らなそうだ。
唇が触れ合わられる。舌に舐められると自然と舌を差し出していた。
絡めながらも申し訳なく思ってると、私のお尻が外気に晒される。手が解かれて、彼の手が私の膝を抱えて彼の屹立に上に合わされて…太ももの隙間に彼のが挿入された。
熱い…。
太ももがヌルつく。先走りが溢れてる…。
数度往復すれば、ヌチュヌチュと音を立てながら会陰を刺激して私の雄芯までも刺激してくる。彼の胸に縋りつくと「触って…先っぽ」と唇を触れ合わせながら囁かれる。
太ももからひょこひょこと出てくる先っぽに手を添えると、太ももの間の肉竿が硬く熱くなった。
膝下の手が離されると太ももを固定されて、下から激しく抽挿された。
お腹の中やお尻の中や後孔が熱くなってくる。手にヌチョヌチョと先っぽが当たる。まるでお腹の奥に当たってる錯覚を起こして恍惚となって舌を吸われていた。
私の浴衣が再び白濁に汚れてしまった。
そう言えば、私の白濁は、静さんのに比べたら色が薄い。どうして?
後で知ったが、私のには子種が無かった。
これについて私の中に卵子があるんだと力説する私に彼を呆れさせたのは別の話。
「静司、αのサガがそうさせるのは分かるんだが、父の前ではやめた方がいいと思うよ」
大兄さまが溜め息混じりに言っておられます。ごもっともです。恥ずかしくて下を向いてしまう。お腹周りに腕が回ってて動けません。両親が帰って来るまでには改善を要求しよう。頑張るッ。
巣篭もり明けに応接間で、新居への引越しなどを話すのに兄たちと会ってるんだけど、私は静さんのお膝の上から降ろして貰えない。衣服はキチンとしてるのは救いですが…。
ソファに座れますが…。
「うわぁ、頸もえぐいよ、コレ」
小兄さまが後ろから覗いてます。見ないでぇぇええええ。静さんの温もりが覆い被さってきてる。隠してるのね。
髪が伸びてきてるから隠れると思うんだけど、治るまでスカーフでもしようかな…。
机の上に女中の着物と黒いカツラが置いてある…。
ここに出入りする時はこので変装してとの事でした。
この後、母の趣味が爆裂した事は言うまでもないでしょう。
紆余曲折ある新婚生活は、始まるのでしたが、変装も要らなくなるのはすぐでした。助かった…。
それも、私と番になった事で静さんのαの圧が誰よりも強くなって誰も何も出来なくなったからなのですが、愛の巣 (きゃぁッ)には関係ない話です。邪魔者は近づけない圧で平和が守られたのですから関係なくはないですかね。
うふふ、幸せっていいですね。
===========
最後長くなってしまいましたが、これにて終了で御座います。
お付き合い頂きありがとうございました。
書き忘れがあるかもですが、思いつきでここまで書けたのは、「いいね」やptで読んでいただいてるんだなぁという嬉しい気持ちだけでした。ありがとうございます。
小兄の恋人の事とか新居での事とか書いてみたいけど需要もないだろうから、そっとしておきます(⌒-⌒; )
ありがとうございます。
感想やいいねを頂けたら、さらに嬉しいです。
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