マッサージ天国

アキノナツ

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ほぐれる施術(1) ※

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前回に引き続き、スカ表現あります。


=========

 
「うぐぅ…ぐぅ、ぅん、ぐふぅ…ゔ…」

 嘔吐く。
 下からは腹を押されて断続的に汚物が垂れ流される。

 腹から何もかもを排泄した衝撃に、身体が反り返ろうしていたが、押さえ込まれていて、頭をジャリジャリと男の肩口に擦り付けて喉を反らせられただけだった。

 口の中で暴れる物体が、舌や上顎、喉の手前を蠢きながら撫で押さえてつけてくる。ともすれば喉奥へ向かって入ってくる。
 上を向いて脱力してしまってるからだろう。

 腹の中が空っぽになった気分。
 下からもう出てくる気配はない。
 脱力に思考も追いつかない。

 嘔吐き、生理的に流れる涙で天井がぼやけてる。鼻水も垂れていよいよ息もままならなくなって来た時、ゴボッと喉を塞ぎ掛けてた異物が引き上げられた。
 ズルズルと舌と上顎を擦る撫でながら引き摺り出されていく。
 唇裏の肉が、でこぼことした凹凸を感じ、抜け切る手前のブリンとした出っ張りに唇が捲れ上がり、異物は取り除かれた。

 コトリとどこかに置かれる音がする。
 吸えるようになった空気を苦しい息遣いで吸い込んでいく。

 ケホケホ…と空咳しながら、自分が移動してる事に気づいた。
 前方にシャワーホースとソープ系のボトルが見える。
 そして、自分は暖かい肉の椅子に抱き抱えられるように支えられていた。

 男の肌と直に接触してるのに嫌悪も感じない。むしろ、気持ちよくて、いつまでも接触していたくなっていた。

 荒い息遣いでぐったりと彼に凭れ、前方の壁をぼんやり見る。
 鏡がある。肌色の影が映っているが、元々暗い照明に、はっきりとした判別が出来ないが位置関係から自分と先生だろう。

 それより気になるのはシャワーホースが2本ある。ヘッドは見慣れたシャワーとメタリックな器具が付いている。

「コレから洗います。外も中も綺麗にしてから施術に入りますね」

 ボディソープの柑橘系の匂いがする。その匂いとは別に甘ったるい匂いがさっきからまとわりついている。霧状の白い湯気が辺りを包んでる。それが妙に甘ったるく感じる。

 オイルが洗い流され、再び泡に塗れ、肛門を撫でられ、中に指が差し込まれた。外側は洗われたが中は汚れてる。
 慌てて泡塗れで滑る身体を捩ると、耳元で、中を洗いますと囁かれる。
 声が身体を熱くさせる。
 どうなったんだ?

「前立腺マッサージもたくさんしてあげれますから、綺麗にしましょうね」

「は、い…」

 指がほぐれてるのを確認するようにぐるりと内部をひと回りすると、出ていく。思わず窄まりを締めて指を掴んでしまったので、チュポッと音がしてしまった。

 狭いシャワー室に密やかに反響して耳に届き、顔が熱くなって、鏡に映ってそうで、顔を背けて、ふるると震えていた。

「可愛い…」
 小さく囁かれる。
 後ろの先生を見ようとすると、身体が固定され、窄まりに何か差し込まれた。

 驚いて前を見ると、器具の付いたシャワーホースがなくなっていた。
 下から、排泄する穴に何かが挿し込まれ、直腸に何かが入ってくる。
 腹に内側から圧力がかかる。

 温かい液体。お湯だという事が、ぼんやりと分かった。
 腹が膨れてくる。自分の意思に反する状態に慄くが、泡塗れの身体をるゆるゆると撫でる手に適度に脱力して安心していつしか任せていた。

 耳元で囁かれる指示通り、注入される液体の圧に耐えて、窄まりを解放して排出する行為を数度続ける。
 その行為すら気持ちよくて、注入されるのを待ち侘びてる自分がいた。

 鼻から抜けるような声が出てくる。
 くらくらする幸福感にも似た状態で、内も外も綺麗に洗われ、いつしか先生の身体に自ら肌を擦り付けいた。

 遠くで音楽が流れてる。

「準備が出来たようですよ。前立腺やお口の中も、もっとマッサージしてあげますよ」

 タオルに包まれて、横抱きに運ばれてる。

 甘ったるい香りとゆったりしたエスニックな音楽がゆったりと施術室を満たしていた。

 綺麗になってる施術台に座らされる。
 顎下をくすぐられて、上向くと先生がうっそりと笑ってる。

「私好み。後ろも新品。快楽に弱くて、綺麗な肌にお顔…」

 ぼやっと耳に心地よく声が届くが、何を言ってるか理解が出来ない。

 分からなくて、小首を傾げる。

「分からなくていいんですよ。気持ち良くなりましょ?」

 気持ち良くはよく分かる。もっと気持ち良くなりたい。
 先生の顔が近づいてくる。
 唇が合わさる。プニっとして柔らかくて、何度も押し付けられ、啄まれる。湿った舌が這わされても嫌な気分にならない。

 もっとこの舌を感じたくて、先生の唇を唇で喰みながら、舌で唇を舐めて、出てきた舌を舐める。
 舌同士で舐め合って、互いの口に招き入れて吸い付く。

 ジュル、チュパ、チュッ、ジュッと音を立てて口を合わせる。角度を変えながら、より深く合わせる。
 遅ればせながら、コレはキスじゃないだろうかと思って、絡んでいた舌の動きが止まってしまった。

「お口のマッサージはこの辺ですかね。またしましょうね?」

 濡れた唇を肉厚な舌で舐めながら、心地いい声が告げる。

 ああ、『お口のマッサージ』だったんだ。勘違いした自分が恥ずかしい。





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