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45話 儚い夢
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仕事を終え、私が自室でくつろいでいたら、何やら家の中が騒がしくなった。
いったい何事かしら・・・? なんて思っていたら、侍女のショコラが、すっごく慌てた顔で部屋に入って来た。
「お、お嬢様、た、たいへんです。王太子殿下が・・・」
ショコラが言いかけている最中に、シューク様が部屋に入って来た。
「シュ、シューク様!?」
「エクレーヌ、緊急事態だ。マントを持って今すぐ俺の部屋に来て欲しい。クリードの命がかかっている!」
「えっ? クリード様が? いったいどうして?」
「話は後で。急いで馬車に乗って欲しい。」
いつも冷静なシューク様が、こんなに慌てるなんて・・・。
よっぽど、クリード様は大変なことになっているのだわ。
私はマントを掴んで、シューク様と一緒に家を出た。
馬車の中で、シューク様はとても辛そうな顔をしている。
こんなシューク様の顔は、初めて見る。
やはり、クリード様のことが心配でたまらないのね。
クリード様は今、シューク様の部屋にいる。
噂の中のクリード様は私のことで、夜にシューク様の部屋に入ったのも私だけなのだと思っていたけれど・・・
本当は違ったのだわ。クリード様も夜に・・・。
だから噂は、毎晩夜な夜なって囁かれるようになっていたのね。
原作からずいぶんと変わってしまったから、もしかしたらシューク様も私のことを・・・なんて思ったこともあったけれど・・・
それは儚い夢だった・・・。
王太子という身分でありながら、自ら私を呼びに来るなんて・・・
それだけ、クリード様への愛が深いと言うことなのね。
ああ、クリード様、シューク様、ごめんなさい。
こんな緊急事態なのに、私は自己中なことを考えてしまいました。
私の心がチクリと痛んだ。
馬車を降りたら、私は見えない場所でクリード様に変装し、シューク様と一緒に彼の部屋に急いだ。
寝室の中に入ると・・・
ベッドの上で、胸を押さえて苦しんいるクリード様がいた。
手の甲には、つる草の文様が浮き出ている。
「クリード、エクレーヌを連れてきた。今から治療を始めてもらうぞ。」
シューク様の必死の思いが伝わって来る。
「クリード様、しっかりしてください。今から治療を始めます。」
竜の呪いは、手には手を、口には口を・・・。
それはシューク様を治療する際に学んだ。
だから私は、クリード様の手を握った。
治れ治れ治れ・・・私は念じて、強い神聖力をクリード様の手に流した。
「ん?」
シューク様の時と違う・・・これは・・・?
クリード様の鼻血を治したときと、同じ感覚。
神聖力を注ぎ込もうとしても、押し返されて、流れを邪魔されている感じ。
でも、私の神聖力の力の方が強いから、押し返してねじ込んだ。
―終りました―
私の身体が終りを告げた。
「終わりました。」
クリード様の手の甲の文様は消え、それと同時に苦痛も消えた。
いつもの爽やかなイケメンの顔に戻った。
「聖女様、ありがとう。あなたが来てくれて本当に良かった。」
「いえ、私はやれることをしたまでです。クリード様が助かって本当に良かったです。でも・・・、これって本当に竜の呪いですか? シューク様のときとは違うのですが・・・」
私の言葉を聞いて、二人とも目を丸くして驚いていた。
いったい何事かしら・・・? なんて思っていたら、侍女のショコラが、すっごく慌てた顔で部屋に入って来た。
「お、お嬢様、た、たいへんです。王太子殿下が・・・」
ショコラが言いかけている最中に、シューク様が部屋に入って来た。
「シュ、シューク様!?」
「エクレーヌ、緊急事態だ。マントを持って今すぐ俺の部屋に来て欲しい。クリードの命がかかっている!」
「えっ? クリード様が? いったいどうして?」
「話は後で。急いで馬車に乗って欲しい。」
いつも冷静なシューク様が、こんなに慌てるなんて・・・。
よっぽど、クリード様は大変なことになっているのだわ。
私はマントを掴んで、シューク様と一緒に家を出た。
馬車の中で、シューク様はとても辛そうな顔をしている。
こんなシューク様の顔は、初めて見る。
やはり、クリード様のことが心配でたまらないのね。
クリード様は今、シューク様の部屋にいる。
噂の中のクリード様は私のことで、夜にシューク様の部屋に入ったのも私だけなのだと思っていたけれど・・・
本当は違ったのだわ。クリード様も夜に・・・。
だから噂は、毎晩夜な夜なって囁かれるようになっていたのね。
原作からずいぶんと変わってしまったから、もしかしたらシューク様も私のことを・・・なんて思ったこともあったけれど・・・
それは儚い夢だった・・・。
王太子という身分でありながら、自ら私を呼びに来るなんて・・・
それだけ、クリード様への愛が深いと言うことなのね。
ああ、クリード様、シューク様、ごめんなさい。
こんな緊急事態なのに、私は自己中なことを考えてしまいました。
私の心がチクリと痛んだ。
馬車を降りたら、私は見えない場所でクリード様に変装し、シューク様と一緒に彼の部屋に急いだ。
寝室の中に入ると・・・
ベッドの上で、胸を押さえて苦しんいるクリード様がいた。
手の甲には、つる草の文様が浮き出ている。
「クリード、エクレーヌを連れてきた。今から治療を始めてもらうぞ。」
シューク様の必死の思いが伝わって来る。
「クリード様、しっかりしてください。今から治療を始めます。」
竜の呪いは、手には手を、口には口を・・・。
それはシューク様を治療する際に学んだ。
だから私は、クリード様の手を握った。
治れ治れ治れ・・・私は念じて、強い神聖力をクリード様の手に流した。
「ん?」
シューク様の時と違う・・・これは・・・?
クリード様の鼻血を治したときと、同じ感覚。
神聖力を注ぎ込もうとしても、押し返されて、流れを邪魔されている感じ。
でも、私の神聖力の力の方が強いから、押し返してねじ込んだ。
―終りました―
私の身体が終りを告げた。
「終わりました。」
クリード様の手の甲の文様は消え、それと同時に苦痛も消えた。
いつもの爽やかなイケメンの顔に戻った。
「聖女様、ありがとう。あなたが来てくれて本当に良かった。」
「いえ、私はやれることをしたまでです。クリード様が助かって本当に良かったです。でも・・・、これって本当に竜の呪いですか? シューク様のときとは違うのですが・・・」
私の言葉を聞いて、二人とも目を丸くして驚いていた。
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