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46話 努力は実を結ぶ
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「何故、エクレーヌはそう思うのだ?」
シューク様が、怪訝な面持ちで私を見た。
「それは・・・、神聖力の流れが、シューク様のときと、違っているからなんです。クリード様に神聖力を流そうとすると、押し返されるって言うか、邪魔されているっていう感じなんです。でも、私の神聖力の方が強いから、無理やりねじ込んでいるって感じです。上手く言えませんが・・・」
「押し返されているが、力ずくでねじ込んでいる?」
「はい。そんな感じです。」
「そ、それは・・・、竜の呪いではない。闇魔法だ!」
「や、闇魔法!?」
シューク様の言葉に、私は衝撃を受けた。
マンガや小説では何度も見聞きした言葉であるけれど、実際に私が遭遇するなんて・・・
でも、いったい闇魔法って・・・何?
私が疑問に思っていると、シューク様は闇魔法について説明してくれた。
私が使っている神聖力とは、治癒魔法の力のことを言い、他の魔法とは異質だから神聖力と名前を付けている。
反対に、闇魔法は相手の命を奪う魔法で、神聖力とは性質は似ているが相反するもの。
両者がぶつかり合うと反発が起こり、押し返されるように感じるが、結局、力が強い方が勝つ。
つまり、クリード様に誰が闇魔法をかけたのかはわからないけれど、私の神聖力の方が強いので、押し勝つことができると言うことらしい。
なるほど・・・それなら、私は普段の方法で、クリード様を救うことができるわ。
「クリード様、上着を脱いでくれますか?」
クリード様が上着を脱ぐと、胸に竜の呪いとそっくりな黒いつる草の文様が浮き出ていた。
けれど、その量はシューク様の比ではなかった。
格段にクリード様の方が少ない。
「では、癒しの治療を始めます。」
私はクリード様の胸に手を当てて、念じた。
確かに反発は感じる。だけれど、私の神聖力の方が強い。
治れ治れ治れ、私の方が上よ!
私は闇魔法に押し勝つイメージを思い浮かべて念じ続けた。
―終ったよ―
「か、勝った・・・」
時間はかかったけれど、私は闇魔法に勝った。
今までの努力が実を結んだ結果だ。
ああ、今まで頑張ってきて良かった・・・。
クリード様の闇魔法を解くことができて、本当に嬉しい・・・。
「ああ、俺の呪いが全部消えた。聖女様、本当にありがとう。」
クリード様が私の手を握って、感激している。
その目には涙が滲んでいる。
「喜んでもらえて、わたしも嬉しいです。お役に立てて何よりです。」
クリード様と私が手を握り、見つめ合っていたら、シューク様がコホンと咳ばらいをした。
「感動のシーンはそれぐらいでいいんじゃないか? それより、誰が何故クリードに闇魔法の呪いをかけたのかを調べることが先決なのでは?」
クリード様は、はっとして私の手を離した。
「すまない、つい・・・」
「クリード、誰か思い当たる人物はいないか?」
「わからない・・・」
「直接闇魔法をかけたのではないのなら、敵は魔道具を使っていると思うのだが・・・」
「俺にはまったく心当たりがないんだ・・・。」
クリード様の困ったような伏し目がちの表情を見て、私は、はっと思い出した。
そうだわ。『竜トワ』!
『竜トワ』の続編の美麗イラストに、闇魔法のことが書かれていたわ!
シューク様が、怪訝な面持ちで私を見た。
「それは・・・、神聖力の流れが、シューク様のときと、違っているからなんです。クリード様に神聖力を流そうとすると、押し返されるって言うか、邪魔されているっていう感じなんです。でも、私の神聖力の方が強いから、無理やりねじ込んでいるって感じです。上手く言えませんが・・・」
「押し返されているが、力ずくでねじ込んでいる?」
「はい。そんな感じです。」
「そ、それは・・・、竜の呪いではない。闇魔法だ!」
「や、闇魔法!?」
シューク様の言葉に、私は衝撃を受けた。
マンガや小説では何度も見聞きした言葉であるけれど、実際に私が遭遇するなんて・・・
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私が疑問に思っていると、シューク様は闇魔法について説明してくれた。
私が使っている神聖力とは、治癒魔法の力のことを言い、他の魔法とは異質だから神聖力と名前を付けている。
反対に、闇魔法は相手の命を奪う魔法で、神聖力とは性質は似ているが相反するもの。
両者がぶつかり合うと反発が起こり、押し返されるように感じるが、結局、力が強い方が勝つ。
つまり、クリード様に誰が闇魔法をかけたのかはわからないけれど、私の神聖力の方が強いので、押し勝つことができると言うことらしい。
なるほど・・・それなら、私は普段の方法で、クリード様を救うことができるわ。
「クリード様、上着を脱いでくれますか?」
クリード様が上着を脱ぐと、胸に竜の呪いとそっくりな黒いつる草の文様が浮き出ていた。
けれど、その量はシューク様の比ではなかった。
格段にクリード様の方が少ない。
「では、癒しの治療を始めます。」
私はクリード様の胸に手を当てて、念じた。
確かに反発は感じる。だけれど、私の神聖力の方が強い。
治れ治れ治れ、私の方が上よ!
私は闇魔法に押し勝つイメージを思い浮かべて念じ続けた。
―終ったよ―
「か、勝った・・・」
時間はかかったけれど、私は闇魔法に勝った。
今までの努力が実を結んだ結果だ。
ああ、今まで頑張ってきて良かった・・・。
クリード様の闇魔法を解くことができて、本当に嬉しい・・・。
「ああ、俺の呪いが全部消えた。聖女様、本当にありがとう。」
クリード様が私の手を握って、感激している。
その目には涙が滲んでいる。
「喜んでもらえて、わたしも嬉しいです。お役に立てて何よりです。」
クリード様と私が手を握り、見つめ合っていたら、シューク様がコホンと咳ばらいをした。
「感動のシーンはそれぐらいでいいんじゃないか? それより、誰が何故クリードに闇魔法の呪いをかけたのかを調べることが先決なのでは?」
クリード様は、はっとして私の手を離した。
「すまない、つい・・・」
「クリード、誰か思い当たる人物はいないか?」
「わからない・・・」
「直接闇魔法をかけたのではないのなら、敵は魔道具を使っていると思うのだが・・・」
「俺にはまったく心当たりがないんだ・・・。」
クリード様の困ったような伏し目がちの表情を見て、私は、はっと思い出した。
そうだわ。『竜トワ』!
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